二十五、二十一(第１４話)

明るい未来を夢見ることが難しい時代。必死で夢を追いかける若きフェンシング選手は、どん底からはいあがり、人生を立て直そうと懸命に働く青年と出会う。
── Netflix

２０２２年２月１２日からNetfixで同日配信開始。

韓国tvNで放送、毎週土＆日曜日、２１時１０分より(全１６話)。

スタジオドラゴン(製作会社)

登場人物紹介

さすがに終盤。今回は大きな展開が２つありました～。
Simoom的にはガッカリ～～な。
大どんでん返しがあることを期待！！！

２００９年。一気に９年後。
ヒドは世界大会で金メダルを３つも獲ったビッグな選手になっていました。
そこで思ったのが、じゃあユリムはどうなってんの？ってこと。

テレビニュースの中継インタビューに出るヒド。
対するスタジオのキャスターはイジン！ジェギョンと同じように記者からキャスターになったんだね。
でも２人とも何だかぎこちない。よそよそしい。他人行儀。
付き合ってるから何となく面映ゆい感じなの？それとも別れちゃっててバツが悪い方？
しかしヒド、落ち着いた女性風に見せてるけど...ちょっと無理がある感じ～。２９には見えないわ～。
イジンキャスターに、今までで大変だった試合は？と聞かれたヒドは答えます。
「一番印象的な試合は最初に金メダルを獲ったマドリードです」

２００１年マドリード。相手はロシアの妖精”ユリア・コ”！！
ユリア・コ？え？え？ユリム？？どうしてーーーーーーっ？？？
最初のビックリがこれでしたん。

しかし...ロシアかぁ...ロシア...。

ヒドと戦うために移籍した？強いから海外に引き抜かれた？サッカーとかみたいに。
わたしはそんな風にいい方に考えちゃったんだけど...全く違った！

ヒドパパ事故った！！このドラマではやんないと思ったのにぃーー。
救いはヒドパパは大丈夫だったこと。でも相手の青年（？）が重傷。
運転も出来なくなり収入も途絶え、相手の治療費も払わなければいけないし、示談金も（相手は応じる気ないみたいだけど）...。
...ユリム家詰みました。

ユリムの決断は早かった！ビックリするくらい早かった。
自分が家族を守る！！実業団を辞退して待遇のいい海外のチームに行く！
それがロシアだったんです。それはつまり韓国籍を捨ててロシアに帰化するということ。

ユリムはわざわざヒドの家訪ねて言いますよ。「約束は守った」って。
何のこと？プールでダイブのことでした。
またツラくて堪らない状況になったけど、耐えたんだね。
あの時のヒドの言葉が支えてくれたんだね。
泣ける～。
ヒドは何があったのかわからないままユリムを抱き締めます。
う～ん。ジウンじゃなくてヒドなんだね。やっぱ。

スンワンの件と同じで、今回もやっぱりホワイトナイトが現れて窮地を救ってくれるなんて展開にはなりません。

イジンは今回もヘタレ？っていうか...ヘタレ？
ヒドパパの事故を知るのも遅いし、ユリムの帰化話を知るのも遅い。
本人が話してくれないんだから仕方ないっちゃー仕方ないけど。仕事も忙しいし。

そう言えばヒドたちみんなと飲み会するんだけどことごとくゲームで負けてたね～。

ユリムの帰化話を聞いてユリムを訪ねたイジンに、ユリムは自ら取材を受けるね。
ペク記者って言うのよ～。
わかるよ。わかる。どうせどこかの記者に報道されるのならイジンが報道してくれた方がいい。
これは、ヤンコーチとジェギョンの時も思ったなー。

スンワン家でお別れ会。みんながプレゼントに用意したのはロシア語辞典とロシア語の自己紹介文。
みんなで文章考えたって。ちょっと趣向を変えた寄せ書きって感じだね。
”私にはジウンという彼氏がいます”の一文が効いてるね。

ユリムはみんなと一緒で幸せだったと言うよ。
メダルを獲って稼ぐのが幸せだと思ってたけど、こういう幸せを教えてくれて感謝してるって。
ユリムはホントに家族第一でやってきたんだね。
そしてテレビから流れるイジン記者によるユリム帰化報道。

激激怒のヒド。
ヒドをずっと苦しめてきた報道のカタチ。
でもこの報道はイジンの決意なんだと思うよ。
前回、ヒドたちの集大成を素敵な言葉で讃えたように。ツライことも伝えなければいけない。
清濁併せ呑んで大人になるって言うけれども。
イジンは先輩に言ったんだよね。
「親しい人を裏切って傷つけること。失望させて不快にさせること。僕はできます」って。
そしてヒドにも言うよ。
「こんな俺と付き合えるか？お前の悲劇を利用するかもしれない」

イジンも苦しんでる。もがいてる。

一方ユリムは決断し続けます。
ジウンに、自分はもう何も約束できない。他の人と付き合ってもいい、自分の人生を楽しんでって。
ジウンは、帰化話を聞いてすぐバイトを探したって。貯金すれば年に３回は会いに行けるとか考えてたって。
言ってくれるじゃないか、ジウン。
でもユリムの決意は固いの。大人すぎる。

報道を受けて練習場のユリムの元に記者たちが殺到。ヒドに助けを求めます。
まんまと逃げだした２人はお腹が空いたと中華料理屋に。
ジャージャー麺を食べよう！
でも帰化報道で客も店主もヒドい対応。
非国民に食わせるタンメン...じゃなくてジャージャー麺はねえ！なんてぬかしますよ！
ユリムはハッキリ言い返します。
自分がロシアに行っただけで韓国は売られない。大切なお金のために自分自身を売ったんだ。家族のためにロシアへ行くだけだ、って。
そしてヒドにも言いますね。こんなことをハッキリ言えるようになったのもヒドのお陰だって。

ヒドはユリムを自分の家へ連れて帰ります。また記者に追われるかもしれないからね。
ヒドは言うよ。誰とフェンシングの話をすればいい？悩み事は？あなたの居なくなった選手村でどう耐えればいい？
ユリムも言うよ。本当はロシアに行きたくない。一緒に韓国の代表として戦って行きたい。
泣きながら抱き合う２人にわたしも涙なみだの涙ですよぉ。

空港で、旅だつユリムを送る一同。
ジウンとイジンがいないね。
イジンはまあ仕方ないとしてもジウンは？
拗ねるような人間じゃないでしょと思ったら、ユリム教えてないっぽ。
ていうかヒドもスンワンも連絡取り合って動かないんかい！
ジウン連絡受けて車をかっ飛ばして空港に駆けつけます。
しかしすごいドラテク！前回の運転ぶりからは想像もつかない。愛は偉大だ。

ユリムに、自分は自分の意志でユリムを待ち続けるって宣言します。でブチューです。
よかったよかったよかったよ。

覚悟を決めた報道だったけど、やっぱり苦しいイジンさん。
トンネルの壁に”ユリムは売国奴”と書かれてるのを見て泣き崩れます。
そこに現れたのは、清掃用具を抱えたヒドでした！
オォ！なんと頼もしい姿かしら！
イジンを見つめるヒドの表情が味わい深い。やっぱりヒドはイジンを導いてくれる人なんだな。

最後、２００９年のインタビューに戻ります。
「ずっと変わらない気持ちでナ・ヒド選手を応援しています」と言うイジンに、
「わたしもです。どこへいても変わらずキャスターさんを応援しています」と返すヒド。

”何処に居ても届けてあげる。わたしが行くから。待ってて”

そしてイジンが最後に締めます。
「遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます」

...って、ええええええええーーーーーーーー！！！！！！！？？？？？

今回はちょっとツラかったなー。ユリム大人だなー。でももうユリムいじめはやめてー。
ってもヒドに負けちゃうみたいだし...。んーー。

みんな大人とこどもが入り混じってるね。青春群像劇って感じ。

つづき(第１５話)はこちら。

（イラスト＆文：Simoom/海外ドラマクイーンズ）

Simoomのクイーンズ・ギャラリー【ナ・ヒド＆コ・ユリム＠二十五、二十一】第１４話

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