ネタバレあらすじまとめ 後編(6話~10話)
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6話 愛の闇
ケイトの手配でジョーはすぐに釈放された。だがそれは決して愛ではなく、家名のため。
聴取を受けたブロンテは、ジョーに接触した目的は友人のベックの死の真相を明かすためだったと告白する。
ティックトッカー達とはネットで知り合い、ジョーの悪事の証拠をつかむという同じ目的を持っていた。
だが、自ら囮に志願したブロンテはジョーと接するうちに考えを変えていた。
「私はジョーが犯人だと思えず、この計画を中止にしたの。そうしたらクレイトンが暴走して……」
ジョーは正当防衛だったと言ったため、起訴にはならなかった。
ブロンテのフォローを知らず、自宅に戻ったジョーはケイトからきっぱりと決別を言い渡される。ケイトはレーガンの事を含めて全てを知った。
「もう近づかないで」
大人しくしていれば生活費は使える、とヘンリーの親権を取り上げられる。
ジョーの居場所はムーニーズだけになった。
7話 ジョーゴールドバーグ
ヘンリーを取り戻すことに躍起になるが、隠れ家を突き止めたところでヘンリーの目の前でSPに追い出されてしまう。
ジョーと離れたままのブロンテは、ティクトッカー達と決別した。
するとティックトッカー達はジョーについての動画を配信してバズらせる。
いよいよジョーの過去の悪事がSNS上に流れ出す。
あっという間にシリアルキラー扱いされることにジョーは憤慨する。
このままではヘンリーの親権を取り戻すこともできない、とジョーは苦肉の策でマディを頼る。
「イメージ回復したい」
マディの指示でインフルエンサー、キムのインタビューを受けることに。
早速、ブロンテへの感情を聞かれると、騙されたと思っているジョーは「人生最大の過ち」と言う。
配信を見ていたブロンテはその場でジョーに「正当防衛だと言った」と打って、オハイオ行きのバスチケットの手配をした。
配信の中でジョーは地下の檻も見せた。
「時々ここに閉じ込められていました」
トラウマの告白で取り乱し、配信は中断する。
その際に、ジョーはブロンテからのメールを見て、裏切られていなかったことを知る。
配信が再開すると、そう状態になったジョーはブロンテへの愛を打ち明けた。
「さっきは嘘を言いました。でも騙されてしまった。恋をしていたから」
改めてブロンテを守るためだった、とクレイトンの死を事故だと言うと世間の女性に受けた。
ジョーの評判は取り戻すどころか、上昇した。
ジョーの告白を知らないブロンテは、連絡が取れないままだった。
ジョーがSNSでブロンテの行方を探ると、ブロンテのアンチアカウントが存在することがわかった。その中のストーカー・アカウントのおかげでジョーはブロンテを見つけるが、その時ブロンテはアンチに襲われるところだった。
再びジョーはブロンテを助けた。
8話 伝染する妄想
ムーニーズの部屋でブロンテは目覚めた。
襲われた時に足に怪我をしている。
改めてジョーと向き合うと、これまでの経緯を打ち明け2人は改めてお互いを必要な存在だと認め合った。
「あなたを知るうちに怪物には思えなくなった。あなたへの想いは初めは違ったけど、真実になった」
ジョーにとって求めていた言葉が得られた。
だがまだ信用はできない。
ジョーは地下の檻に入れていた男をブロンテに見せた。
「君を襲った男だ。君のために。僕はもう自分を隠したくない。これは僕からの贈り物だ。僕といれば誰も君を傷つけない」
君の思い通りにするよ、と処理をブロンテにゆだねる。
そんな大事な時に、ジョーはマディに呼び出された。
ハリソンといい雰囲気になった時に思わず「ベイビー」と言ってしまい、ハリソンにマディだとバレてしまったと言う。
拘束したハリソンをジョーが脅して、なんとか仲間に引き入れた。
1か月もしたらレーガンの事故死を演出して、世間を納得させたらマディとハリソンは堂々と幸せに暮らせる。
ジョーがムーニーズに戻ると、ブロンテは男のIDを奪って解放していた。
その後二人はお互い、交代で檻に入り嘘のない会話をした。
だがブロンテはジョーの「殺しが好きなんだ」という告白にも、「楽しんでるなんて嘘」とトラウマと結び付けて正当化して、勝手に理想に当てはめた。
ジョーはブロンテに内緒で、逃がした男を殺しに行った。
ケイト
ジョーを潰そうとナディアを釈放させたが、いざ動き出すと証拠集めなどで何年もかかる、と言われてしまう。
ナディアからジョーがセレブキラーだとも教えられ、その上ブロンテと上手くいって調子に乗ったジョーの挑発の電話もかかってきた。
「待ってられないわ。私たちがジョーを殺す」
9話 女神たちの審判
愛される幸せを感じるジョー。
ここにヘンリーがいれば完璧だったが、それにはロックウッドが邪魔だった。
まずは裏切る可能のあるハリソンから処理をした。
レーガンの歯を荷物に入れて、レーガン殺しの犯人に仕立てた。
同時にマディも正体がバレて、殺人ほう助で逮捕される。
この騒ぎにNYを離れていたケイトも戻る、とジョーは待ち受ける。
ひとつだけ位置情報を切っていないアプリがあるのを見つけていたが、それはケイトの罠だった。
ところが、ケイトにとってはハリソンとマディの疑いを晴らすためにジョーをただ殺すわけにはいかなくなった。
「自白させないと!」
ケイトはジョーをおびき出すために、資産を差し押さえた。
するとケイトの強引な手段にジョーは切れる。
「ケイトには死んでもらう」
だがケイトの方が上手で、ケイトを尾行したジョーはそのまま捕まり、地下の檻で目覚めた。
ケイトとナディアが一緒にいるのを見て驚くが、それだけではない。
檻の前にマリアンヌまでやってきた。
「あんたは白馬の騎士なんかじゃない。虐待野郎よ!」
だがジョーの認識ではマリアンヌを更生させたのは自分、だった。
その後ナディアが銃を取り出して、ジョーを撃ち殺そうとする。
計画では自殺に見せかけるはずで、ケイトはナディアを止め、仲間割れを始める。
その間、放置されたジョーは腕の中に仕込んでいた檻の鍵を取り出して、脱出していた。
結局、ケイトが自分の責任だと1人でジョーの始末をすることにした。
ジョーの予定外の出来事は続く。
ケイトの手配でマディは釈放されたが、ハリソンはレーガン殺しの自供を始めていた。
ハリソンを愛するマディは全部ジョーのせいだと、ムーニーズを燃やすことにする。
一人で地下に戻ったケイトはジョーともみ合い、銃弾を受けて気絶した。
そこへマディがやってきて、鍵のかかったドア越しに地下にいるジョーを見てウォッカをまき出す。
「ケイトがいるんだ!」
「あんたなんか信じなーい!」
そして一階に火をつけて出て行く。
地下に戻ったジョーは、目覚めたケイトに倒される。
「僕を殺すために自分が犠牲になるのか」
意識を失いかけながらジョーはケイトにケイトの父親を殺したと伝える。
「知ってる。死んで当然よ」
死の前の会話だと思い、ラブを殺した時の話もするとケイトはそれを録音していた。
「そうか、僕を捕まえたな。君は幸せに死ねる」
ブロンテ
地下から出ていたマリアンヌに、ムーニーズの前にいたブロンテが気づく。
動画で有名なブロンテのことはマリアンヌも知っていて、ジョーについて注意をする。
「信じちゃダメよ」
同じような体験をしたマリアンヌの言葉は重く、その間もジョーと連絡が取れなかったブロンテは次第に熱を冷ましていく。
そして疎遠になっていたティックトッカーに連絡をして、目が覚めたことを伝える。
「ジョーに夢中になりすぎてた。償いはするから……」
ジョーとケイトは死を覚悟するが、火災に気づいたブロンテが助けに入った。
何も知らないジョーは、朦朧としながら自分を助けに来たと思い、ブロンテはそれに話を合わせた。
ムーニーズの外に出ると、ジョーはブロンテにプロポーズした。
ブロンテは、一瞬ジョーを助けたことを後悔するが、思い直す。
物語の主人公はジョーではなく、自分だった、と。
このまま正義を埋もれさせない。
ブロンテは嬉しそうにプロポーズを受けた。
10話 フィナーレ
ジョーはブロンテを連れてカナダに逃げるつもりだった。
だが完全にジョーへの想いが冷めたブロンテはキスすらも苦痛になっている。
ジョーにバレるのも時間の問題なので、今夜終わらせると決心する。
そして空き家のベッドの上で、ジョーに銃をつきつけた。
「ベックをどうやって殺したの?」
「誰に洗脳された?」
「洗脳を解いてもらったの!」
いつものようにブロンテを丸め込もうとするが、途中でヘンリーと電話がつながり、いよいよヘンリーにも怪物扱いを受ける。
「ママに何をしたの?」
ジョーが被害者のごとく取り乱すと、ブロンテは通報を切り出す。
同時にジョーもブロンテを見限った。
「許さない」
ジョーはブロンテを殺そうと襲い掛かるが、ブロンテも抵抗する。
銃の取り合いになり、ブロンテは腹を撃たれるが家から逃げ出した。
やっとブロンテを湖に沈めた後、警察が到着した。
するとジョーは警察にも攻撃して逃げようとする。
沈めたはずのブロンテがジョーに銃を向けた。
「殺してくれ」
捕まるくらいなら死にたいというが、ブロンテは「私はルイーズ」と名乗る。
「あなたは死なない。残りの人生を1人で生きていくの」
ジョーは逮捕され、裁判にかけられた。
多くの有罪が決まり、二度と外には出られない。
ケイトは火傷を負ったものの、生きていた。
ジョー以外の関係者にはそれぞれ明るい未来があった。
ジョーは今日も檻の中でファンからの手紙を受け取り、思う。
「問題があるのは僕じゃない。君だ」
おわり
かんそう
あくまで個人的な感想ですけど、このところコンパクトで面白い作品が続いていたタイミングもあって、10話ながってなりました。
前編の感想にも書きましたが、前編で終わっててもよかったくらい。
勝手な印象ですけど、6話目が特にダルかった。
なんていうか、ブロンテが突然主役? みたいな感じも私には刺さらなかったですね。
ブロンテの過去に時間かけすぎ。
急にドラマの趣旨変えようとしてる?? みたいな……。
このドラマの個性でもあり面白いところってやっぱり主役のジョーだと思うんですよね。
ヒーローでもアンチヒーローでもないけど、ギリギリのところで社会に溶け込んでいる。
それこそが物事のリアルさで、物事って多面だからどこを見るか、どこを重要視するかで印象が変わる。
ジョーはそれを体現?していて、どう考えても犯罪者なんだけど、「君のため」と言われたら「なら仕方ない」って思わされてしまう。
もちろん、ブロンテと出会った時のジョーはセレブであって、ルックスやお金などブロンテから見たら優良物件というそもそもの好条件があってこそ、ですが。
ジョーが最後にしっかり罰を受けるのはいいんですけど、ブロンテが途中で「これは私の物語だったんだわ」って言い出したのは、なんかちょっと「え?」ってなりましたw
あくまで主観なんですけどね。
あんまりブロンテが好きなキャラではなかったので。
止めを刺すならケイトが良かったな~なんですけど、ケイトはしっかり生きていてヘンリーと幸せになれると思うので良かった!
あとナディア釈放したことはいいとして、ナディアを仲間? に入れたことはあんまり影響なかったような。
ケイト一人でできたじゃんっていう。
ケイトはなんだかんだ、「ジョーを殺す」って発想をしちゃうんだから、ジョーとお似合いだったんだと思います。
ケイトもなかなかの闇なのに、あくまでジョーが主役で、ジョーを檻に入れることでドラマを〆るしかないんでしょうけど、やばいのってジョーだけじゃないですよねw
その辺が、ジョーだけを悪者として結末にしておけばOK、みたいな感じは個人的に残念ではありました。
またこういった個性的なストーリー、キャラのドラマに出会えますよに!
(ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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