ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン10 第5話「ドッカリー事件」THE DOCKERY AFFAIR【ファイナル・シーズン】

2023/08/23

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン10

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あらすじ

©2022 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月25日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送
(アメリカ放送:2020年11月~)

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判事殺人事件

フレミング刑事が、ドッカリー判事からの電話で「事件のことで話がある。怖いの」と連絡を受ける。
すぐに判事の家に行くと、判事はデスクに座った状態で殺されていた。

デスクのノートパソコンを開くと「BRUNO」というダイイングメッセージが残されていた。
判事は死の直前、ギャングのボス、ポール・ブルーノを終身刑にしている。
息子のジュニアが容疑者で間違いない。

レッドはこの事件をハービーから「アドバイスが欲しい」と聞かされた。
殺害現場の写真を見て、レッドはブルーノの報復スタイルと違う、と即答する。
ハービーも同感で、ブルーノ家の弁護団から依頼を受けていた。
だが、警察はこの機会にファミリーを潰す機会だと息巻いている。
警察を敵に回し、ブルーノ家を擁護したいが一人では……というハービーにレッドが手を貸す。

レッドはクーパーにブルーノではない真犯人がいることを伝え、チームが捜査を始めるが、ハービーにはFBIと直接やりとりしていることは秘密だった。

シーヤがレッドの友人としてハービーの自宅まで資料を届けた。

判事が関わった裁判から、怪しい人物を聴取する。
当時ラスベガスで式を挙げていた者、冤罪の危機を判事に救われていて、判決後にも友好的に交流していた者、判決を受けても恨むのは判事ではなく夫だという女性、医療過誤で病院を失っているが判事に恨みはなく、むしろ悪事を止められたと感謝している者など、11人を聴取したがそれぞれアリバイがあったり、気になる存在はいなかった。

やはり犯人はブルーノ・ジュニアなのではないかと思っていると、シーヤにハービーから連絡が入る。

新証拠

シーヤがハービーの家で話を聞いた。
「判事にキーボード入力は無理だった。脊髄を切断されていたんだから」
警察が出した死因は絞殺だったが、刃物での脊髄切断は珍しいから見過ごされていた、という。
ブルーノに罪を着せている真犯人がいるのが確定したと、電話でクーパーに伝える。

刑務所にいるブルーノに恨みを持つ者の思い当たりがないか聴取するが、特にいなかった。
そもそも息子に頼むこともなければ、「殺すならムショに入る前にやるだろ」と今更殺す意味がないという。
そして裁判の前、判事の弱みを握ろうと調査をしていたことを打ち明けた。
「問題はなかったが判事には秘密があった。愛人に夢中だったよ」

手がかり

判事の自宅を捜査するが、フレミング刑事いわく恋人の存在も知らず何もでてきていないという。
すると財務書類の中から1通の手紙を発見する。
「殺した犯人を野に放った。あなたのせいで事件は解明されない。責任を取ってもらう。覚悟しろ」
判事を脅すような内容で、殺害されたエマ・ムーディーの父親の署名が入っていた。

被告人アントン・ジョンストンは聴取もしていた、冤罪になりかけたという男だった。
だがフレミング刑事はそんな脅しは判事には日常茶飯事だと、取り上げようとしなかった。

レスラーとシーヤがムーディーに会いにいった。
両親は揃って、いまでも判事への怒りを隠さず、娘を殺したのはジョンストンだと信じている。
母の首にはEMMAのネームのネックレスがかかっている。娘とお揃いで、裁判中もつけていたと娘を思い出して泣き出す。

そこでレスラーが、額に飾ってある1枚の花びらに気づく。判事の殺害現場で似た花を見ていた。
それはエマの部屋にあったものだという。

借りて調べるとカラーという花だった。
法医学の知識に優れているハービーに写真を送って見てもらうとすぐに判事の家にあったものと同様だとわかった。
だがハービーは妙だという。
「写真にフィルタをかけた?」
どちらも一般的に入手できるカラーと色が違っていることから、生産者が同じなのは間違いない。
ハービーに現物を届けた後、脅迫状を受け取っている可能性があるジョンストンの自宅を訪ねた。

真犯人

レスラーとシーヤが訪ねると、ジョンストンはムーディには直接被害を受けていたと打ち明ける。
ジョンストンは思わず「彼がアリーを?」とこぼし、判事をあだ名で呼ぶほど親しかったことを仄めかした。
そして庭にはカラーの花が見える。レスラーが庭に出るとカラーの花だらけだった。

シーヤに判事との関係を探られると、ジョンストンは実は交際していたと言い出す。
「判事と元被告人だぞ。名誉ある判事職を汚しかねないから黙っていた」
すると他の部屋から物音がして、シーヤはジョンストンと向かう。
「誰もいないと言っていたわよね?」

その間にハービーはレスラーに電話をしていた。
「シーヤが出ないから。花のことが分かった」
珍しい発色の原因は、遺体の側で育っているからだった。その時、レスラーはカラーに囲まれた何もない空間を見つけていた。

その頃シーヤはジョンストンが連れ込んで殺そうとしていた女性を発見していた。
銃を向けるも隙をつかれとり逃がしてしまう。
だがレスラーが間に合い、ジョンストンを連行した。

庭からは3人の女性の遺体が発見された。
エマ、8か月前失踪していた女性、そしてジョンストンの母親。
「肥料になるくらいしか役に立たない女だ」
母親を殺した後も怒りが収まらず、母親に似た女性を殺し続けていたのだった。

だが判事は違うという。
「僕を初めて無条件に愛してくれた」
冤罪だと信じていたからこそつきあっていたのだが、判事はジョンストンの家で見つけてしまっていた。
「エマ」のネックレスを。
そして自宅に戻り、エマの資料と見比べて同じものだと確信して、フレミング刑事に連絡していたのだった。
「一度失われた信頼は取り戻せない。殺すしかなかった」

ヴェスコとウージン

ウージンはほぼ拉致という、強引な手段をとってヴェスコと対面していた。
だが伝説の男であるヴェスコに対するリスペクトは持っている。
いろいろ教わりたいと言いつつ、レッドとFBIの密接な関係を伝えた。
ヴェスコは大抵の悪党は警察やFBIのツテはある、と驚かない。
リズの存在、デンベが現FBIであることも知っている。
だがウージンはそんなものじゃない、とヴェスコの逮捕にかかわったのもレッドと結びつきのあるチームだと警告をした。
そしてレッドに裏切られたブラックリスターたちのチームに加わって欲しいと伝える。
「参加してくれるのなら損はさせませんよ」

解放されたヴェスコはウージンとの会談内容を正直にレッドに伝えた。
ウージンの目的は、レッドと政府が交わした契約の証拠をつかむこと。
「それを入手したら報復に来る。お前がFBIに献上した犯罪者たちと徒党を組んでな」
イカれた話だろ? と付け加えて。


その後ヴェスコはウージンの元に戻っていた。
「あんたの言った通りだ。レッドに確認したらごまかすどころか実はな、とすべて打ち明けてきたよ」
そしてレッドに騙されていた、とウージンに言う。
「仲間を騙す者は罰を受けるべきでは?」
一度はがっかりした素振りを見せるがヴェスコは、それが演技でしたと言わんばかりに態度を一変させて身を乗り出した。
「で、いつから始める?」


かんそう

デンベは作中で病欠でしたw
何かの伏線なのか、単なるお休みなのかはまだわかりません。

ウージンとヴェスコが手を組みましたが、これは完全にトロイの木馬的なアレですよね?
ウージン(敵)の動きを掴むためのレッドのスパイ!
って素人でもすぐに気づくんだからどうなんだろう……? とも考えてしまいます。
むしろウージンがレッドの動きを掴むためにヴェスコを利用しようとしている??
ややこしいな!

それにしても今更ですがレッドとFBIの免責関係に気づかれないようにしよう、って言いだしていてなんかもうバレバレじゃなかったっけ? みたいな気になっていたことに気づきました。

急にハービーが持ち上げられていますが、まさかのアラムの後釜になったりしませんよね?
ハービーとその妻(ポスト・パンク・クレズーマーのボーカル)のキャラ設定はブラックリストらしくて楽しいので歓迎ですが!


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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