ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン3 11話 「ウソ/Liars」【TheHandmaid'sTale】

2019/11/29

SF Simoom ハンドメイズテイル侍女の物語 ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン3 近未来

t f B! P L
警告海外ドラマクイーンズ(http://fdramaqueens.blogspot.com/)のイラスト・テキストの無断転載、無断利用、無断引用および画像への直リンクは堅く禁じます。

あらすじ




2019年9月13日(金)~Huluでシーズン3 日本初配信 (全13話)
(アメリカ配信 2019年6月5日~)

(2019年9月13日(金)、毎週金曜日に1話ずつ追加配信予定)

シーズン1登場人物の紹介はこちら
シーズン2登場人物の紹介はこちら
シーズン3登場人物の紹介はこちら 
シーズン4登場人物の紹介はこちら 
シーズン5登場人物の紹介はこちら 

前話、シーズン3(10話)はこちら

第11話 ウソ

沢山のマフィンを目の前にジューンは考える。

マルタと侍女が脱出させると申し出た子供の数は52。
しかし座席の数は10。

ジョセフとエレノアの言い争う声が聞こえてきた。
書斎に急ぐとエレノアがジョセフの額に銃を突きつけていた。
完全に興奮しているエレノアはジョセフの言葉など耳に入らない状態だ。

ジューンはゆっくりとエレノアに歩み寄る。
感情に飲まれてはダメ、正す為の行動をすべきだと諭す。
そして、その行動の為にはジョセフの助けが必要。だから撃たないで欲しいと。
「今までの全てが報われないとおかしい。意味があるはず」

「意味を持たせるの」と言うと銃を取り上げ、エレノアを抱き締めた。



セリーナはマーク・トゥエロと約束を取り付ける。
フレッドが車を出した。



ベスがジューンを呼びに来た。
ジューンは誰が待っているのか訊くが、ベスはそれには答えずに言う。
「ただ質問に答えるの。余計な事は言わないで」

地下室で待っていたのは4人のマルタだった。
ジューンの計画を中止させる為に来たのだと言う。
ジューンの計画は、長年かけてようやく実現しようとしている自分たちの計画に支障をきたすと言うのだ。

「来週、飛行機で荷が届く。ビリーが手配する」
と自分たちの計画の話を進める4人のマルタにベスは、
その計画が終わってからジューンの計画を実行すると約束した。

「成功する確率も低いし自殺行為でもある。協力したマルタの血が流れたらあなたの責任よ」とマルタがジューンに告げた。


ジューンがジョセフの書斎へ行くと、裁断された書類が床中に散らばっていた。
デスクの上のメモがあった。
”すまない”
そう書かれていた。
ジョセフはエレノアを連れて逃げたのだった。



セリーナとフレッドは、ある屋敷で一泊する。
その家族は子沢山の敬虔なクリスチャンで、フレッドたちを歓迎した。



逃げたはずのジョセフが屋敷へ戻って来る。
”検問の通過で新たな許可が必要となり通れなかった”
しかし事務方の手落ちとは思えない、目を付けられているとジョセフは言う。
この状態では到底、車の手配もムリだと話し、
逮捕は時間の問題だが、ジューンが最悪の状態にならない様にするとジョセフは言った。
つまり、コロニーやイザベルの店へ行かせないような寛大な司令官を探すと言うのだ。

ジューンはジョセフの運転でイザベルの店に行く。
イザベルの店でバーテンダーをしている「ビリ―」に会う為だ。
店に着くとジューンは一人でバーのカウンターに座った。
ビリーが酒を出す。
ジューンは、ベスの友達だと言い貨物機の話をした。
司令官夫妻とベスと子供52人を助けたい、報酬は絵画で、と説明するとビリーは、
ローレンス司令官かと言う。
24時間出発を遅らせるようジューンは頼むが、出来てせいぜい20分だと返された。
計画に乗るのかどうかと詰め寄るも、ビリーは「気が向けば」と素っ気なかった。

ジューンが帰ろうと席を立つと、背後から「オブジョセフ」と呼ばれる。
ジョージ・ウィンズロウ上級司令官だった。

「話をしよう」とジューンを部屋へ連れて行く。
どうしてジョセフと一緒じゃないのか、と訊かれジューンは、
ここでは一人で自由にさせてもらっている、ジョセフはジューンから話を聞くのがスキなのだとウソをついた。
すると、ジョージはネタを作ろうと言うとジューンをベッドへ誘った。
こんな事、今までにもあったから大丈夫と言い聞かせながら...。
ジューンは仕方なく従った。
ジョージは下着を脱げ、ハイヒールは履いたまま、うつ伏せになれと命令した。
ジューンは終始自分に言い聞かせた...。
ジューンは両足をジョージに捕まれると、急に身体を翻して蹴った。
蹴られたジョージは反撃に出る。
ジューンの両足を掴むと引き摺り寄せて殴った。
尚も抵抗するジューンはもう一度、強烈なキックを浴びせる。
ジョージは床に倒れ込んだ。
逃げようとするジューンの脚をジョージは掴むと、ジューンを床に押さえつけた。
床に落ちたペンを手にしたジューンは、両手で握りしめ、ジョージを何度も刺した。
立ち上がったジューンは、キャビネットの上から置物を取ると、ジョージの頭めがけて振り落ろす。
ジョージは動かなくなった。

その場にへたり込むジューン。
清掃です、とマルタが入って来た。
マルタはジューンの顔を確認すると、シカゴで命を救ってもらったと言う。

「廊下の突き当りにエレベーターがある」と言われ、カードキーを手にジューンはその場を後にした。



セリーナとフレッドは、人気のないガソリンスタンドで車を止め待っていた。
遠くから一台の車がやって来るのが見えた。
マーク・トゥエロだ。
ついて来いと言うマークに従いしばらく走ると森の中に入って行き、そして前方の車が停まった。

ここは何処だ?と言うフレッドにマークはカナダだと言う。
その直後、何台もの車がやって来る。
「車に戻れ!」フレッドがセリーナに言うも時すでに遅く、あっと言う間にフレッドたちは拘束された。

マークは、逮捕状を読み上げた。
”戦争犯罪と侵略行為、人権諸条約並びに国際法違反で逮捕する”
「不当な拘束だ!妻を放せ!」
フレッドが騒ぐがマークは逮捕状を読み続ける。
”一旦、カナダで拘留されますが...”
”国際刑事裁判所への移送もありえます。”
”戦争犯罪と人権侵害で...”
”不法行為の為に権力を利用し、国の機関を動かした”
”市民への虐待と拷問、非人道的な行い、並びにレイプの疑いがある”

フレッドとセリーナは別々の車に乗せられた。


本日の名曲

助手席にフレッド、車を運転するセリーナ
               (YOUTUBE/Let's Twist Again - Chubby Checker(日本語歌詞付き))


 イザベルの店に潜入するジューン

                 (YOUTUBE/Portishead - Only You)


 エンディング
         (YOUTUBE/Kate Bush - Cloudbusting - Official Music Video)


かんそう

「やちーまいな!」と言うルーシー・リュー(また?)の声が頭に響いたのかどうかはわかりませんが、
とうとう自らの手で殺人を犯してしまったジューン。
そして戦犯容疑で捕まったフレッド。
怒涛の展開、修羅場で終わった今回です。
ちなみにヒップホップの『やっちーまいな』は「あっこゴリラ」の曲ね。
あっこゴリラって言ってもあの大御所じゃないからね。ましてや歳の差婚のモノマネさんでもないよ。

シカゴで助けた人物がここで登場するとは!
なんてご都合...運が良いですねジューンさん。
情けは人の為ならずですよ。はい。
でも、死体どうするのよ~と思ったら...
お見事ですね~、
死体をシーツごと焼却炉で燃やして!
丸めてポイですよ。はい。
部屋もキレイキレイにクリーニング。
やりますなぁ~!

ターミネーター2、T-1000との最後の戦いでのシュワちゃんのように、
必死に縋りつくジョージがまたまたおぞましすぎて寒気がしましたけど、
ジューンの反撃が気持ち良かった!
いや、シュワちゃん(元カリフォルニア州知事)はおぞましくないよ。
新作「ターミネーター:ニュー・フェイト」はどうなんでしょう?
面白いのかな?ちゃんと続編になってるのかな?
しかし頑張ってるねー、シュワちゃんもリンダ・ハミルトンも。
エドワード・ファーロングは...まあ...。
そんなターミーネーターに負けない格闘シーンでした。
迫力アリアリ、モハメド・アリ。
ジューンのどすこいな体型からのキックはキョーレツでしたね。
アントニオ猪木(元参議院議員)がモハメド・アリ戦で使った寝転がってのキックですね。
痛ったそう...と思っていたら...殺しちゃったよ、おい、って。
わたしだったら、あのペンでチクチクチクチクチクチクチクチク刺し続けるくらいしかできません。

今回のジョセフはいいとこなかったですね。
エレノアと逃げるなんてちょっとガッカリしました。
んでもって準備不足で帰って来ちゃうって...。
たぶん、エレノアだけを助けようとしたんでしょうけどね。

「君は何でもできる。氷の女王だな」とジューンを皮肉った後、感謝の言葉を口にします。
そのあと、本当の皮肉をジューンが返すんですけどね。
子供を助けて英雄になるなんて皮肉ねって...。
まぁ、そう簡単にはいかないと思うんですけどね~。
ジョセフの車が手配出来なくなって...ビリーは貨物機の手配ちゃんとやってくれるのかなぁ。


今回のエピソードのタイトルについてちょっと考えてみました。
「ウソ/Liars」
原題はLiarsだからホントは”ウソつき”ですね。
あいつもこいつもウソつきでしたが、一番のウソはどれだったのか?

エレノアと一緒に逃げたはずのジョセフが屋敷へ戻った際、
ジューンに何故戻ったか問われて”良心に目覚めた”と言いますが、
ジューンが「ウソよ」と言います。
(これは原語では”Bullshit”だからちょっと違いますね。”ざけんなよ”って感じ?)
それからも、ジューンはジョセフが助けてくれるとウソをついたと責めます。
あと、ジューンがジョージ・ウィンズロウについたウソもありますね。
でも、やっぱりマーク・トゥエロがついたウソ?
ウソというのか...罠と言ったほうが良さそうですがね。

まんまと引っかかったセリーナたち。
捕まって引き裂かれてしまった訳ですが、
今回は珍しく本音で語り合うシーンがありました。
ベーカリーの2階に住んで、本を書いたというセリーナ。
そのベーカリーでチョコクロワッサンを買ってセリーナに届けたと言うフレッド。
セリーナは、太らせるつもりで?と訊くと、
フレッドが他の男がセリーナを見ない様にねと返します。
フレッドは今の地位を捨ててもいいから、
セリーナとニコールと幸せになりたい的なこと言ってましたね。
ここ最近で一番愛を感じるやり取りでした。
セリーナもそう感じた模様~。
やっと確認し合えたのにね...。
遅かったね~。

あれ?これがウソ?セリーナがフレッドをハメた?
ん~~?

いやあ、マーク・トゥエロエロやりまんなぁ~。
つまりあれだ、桜を見たり見なかったりする会ですよ。
政治家はウソつきだって話でしょ。
いや、シュワちゃん、アントンは違う..よ?

さすがに終盤の展開。
すごい楽しみになってきたっぞーい。


(イラスト&文:Simoom)
 
 つづき、シーズン3(12話)はこちら

シーズン1登場人物の紹介はこちら
シーズン2登場人物の紹介はこちら
シーズン3登場人物の紹介はこちら 
シーズン4登場人物の紹介はこちら 
シーズン5登場人物の紹介はこちら 

シーズン1はこちらから
シーズン2はこちらから
シーズン3はこちらから
シーズン4はこちらから
シーズン5はこちらから 

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

更新中の番組


不定期更新
アメリカンホラーストーリーズ シーズン3

ネットフリックス/Netflixはこちら

新番組まとめはこちら ニュース

過去記事は「番組別記事リンク」「タグ別記事リンク」等をご利用ください。

更新をお知らせします



@fdramaqueens

このエントリーをはてなブックマークに追加

follow us in feedly

rssを購読する

ランキング

このブログを検索

ページビューの合計

QooQ