【最終回】ハンドメイズテイル侍女の物語　シーズン5　10話 「安全のため/Safe」【TheHandmaid'sTale】

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通販で買った防弾チョッキを試着するジューン。


トロントでの銃撃事件のことで、ジューンは標的じゃないと言うニックに、
「ギレアド政府は国外にいる者は処刑対象としない」と話すジョセフ。
ジューンは子供ために戦っているとニックが言うと、ジョセフは戦いに血は付き物だと言う。

銃撃犯は逮捕されたがギレアドとの関連はまだわかっていない。

引っ越しや売り家が目に付くようになった通りを歩いていたジューンは、
背後から近づいてきたトラックにはねられる。トラックは引き返して更にジューンを轢く。
更にもう一度というところでルークに助けられた。
殴り倒された男は銃を持っていた。

ニックは病院で眠るジューンを見舞う。
そして”国境検問所”でニックはアメリカ政府と協力するという契約書にサインした。
ジューンと家族の安全をトゥエロに託す。
「ギレアドは決して手を緩めない。だから約束して欲しい。彼女が安全だと」
トゥエロが、ウォーターフォード家の運転手で”目”だった頃どうしてジューンと一緒に逃げなかったのかと聞く。
ニックは「彼女には皆がいる。俺は余計だ。何者でもない」と答えたが、トゥエロはそれを否定した。

ジャニーンを受け入れたらバカみたいだと主張するナオミをリディアは必死に説得する。
新しい家族像、女性像の模範になるのだと言って。

ジャニーンはローレンス家にお試し期間として迎え入れられた。
しかしアンジェラは親戚の家に預けているという。
本配属が決まってもアンジェラと接するのはナオミの監視下でのみだと言い渡された。
ジャニーンはマルタから、トロントでジューンが殺さそうになったことを聞く。
その日はナオミとジョセフの結婚式であり、ナオミの計らいで使用人も全て家族写真に納まった。
ナオミはジャニーンを親し気にオブジョセフと呼ぶ。
血相を変えてその呼び方を否定するジャニーン。
「わたしにとってあなたは今まで会った中で最低の人間だわ。友達じゃない。言われなきゃわからない？」
ジャニーンの豹変ぶりにナオミは驚き恐怖で涙ぐんだ。

ジョセフの結婚式に現れたニックはジョセフを殴って逮捕され。ジャニーンも”目”に連行される。

収監されたニックの元にローズが現れる。
彼女を忘れることが出来ないのね？と言うローズにニックは忘れようと努力したと言うが、
「わたしたちの幸せをあなたが台無しにした」と言い出て行くのだった。


ジューンを轢いた男が死亡したことでルークに逮捕状が出るという。
カナダでカナダ人を殺したことで状況はかなり厳しい。
ジューンは逃げる決断をする。
この国は変わっていく。もう変わり始めているとジューン。
ギレアドとは違うと言うルークにジューンは、初めはアメリカもそうだったと言う。
「でも、気づいた時はギレアドになってた。同じ過ちは犯さない。逃げなきゃ。今すぐ！」

家を出たルークとジューンの前にトゥエロが現れる。
飛行場はすでに警察が張っている。ジューンも逃亡幇助で捕まりニコールとも引き離されることになると言う。

トゥエロは言う。
「逃亡を望むアメリカ人がこの国に来るが、カナダはもう彼らを受け入れる気がない。だから皆西へ行く列車に乗せられる。それに乗るんだ」

多くの人でごった返す駅は、銃を片手に軍服を着た男の監視の元に検閲されていた。
ルークは、一緒だと捕まってしまうとジューンとニコールを先に行かせた。
ジューンはルークが自分たちを守るため元々乗る気はなかったのだと悟った。
「俺たちの子を頼む。お願いだ」というルークにジューンは、最後にまた見つけてねと言うのだった。

ルークはその場で逮捕される中、列車は出発した。


ジューンが車内を歩いて行くと赤ん坊の泣き声がした。
赤ん坊を抱いた女性が振り向く。
セリーナだった。

「ハイ、ジューン」
「ハイ、セリーナ」
「オムツあるかしら？」