Simoomのクイーンズ・ギャラリー【ノ・スンヘ@SKYキャッスル~上流階級の妻たち】第26話~第28話(最終回)

2020/05/15

Simoom SKYキャッスル ギャラリー 韓流

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SKYキャッスル~上流階級の妻たち (第26話~第28話)

選ばれた人々しか住めない高級住宅街、『SKYキャッスル』。
そこに住むセレブな家族達の受験戦争を描く、
本場韓国では私の大好きな『トッケビ』の視聴率を抜いたという話題作。
韓国の過剰な教育の現状、親子の確執、子供たちの心の闇がスリリングにそしてシニカルに語られます。

(2020年4月1日(水)~BSフジにて絶賛放送中(全28話))
登場人物紹介は、こちら。
あらすじ(1話~3話)は、こちら
あらすじ(4話~6話)は、こちら。
あらすじ(7話~8話)は、こちら
あらすじ(9話~12話)は、こちら。
あらすじ(13話~15話)は、こちら。
あらすじ(16話~18話)は、こちら。
あらすじ(19話~22話)は、こちら。
あらすじ(23~25話)は、こちら。

※話数を重複する場合があります。




ソジンはジュヨンが差し出した封書(中間テストの問題だよね?)を持ち帰った。
流出の犯人は理事長の甥である「オ先生」でした!
やっぱりね~あいつだってみんな思ったよねぇ。


時間が全てを解決する、と言うユン女史の言葉を思い出す。
イェソが受験に受かったら全ては上手く行くのだと、ソジンも心の中で自分に言い聞かせます。

やつれ切ったスイムがまたソジンを訪ねてきます。
そして、高校時代一緒に観た映画の話をします。

”いまを生きる”って映画。おハイソなご子息たちが通う全寮制の学校のお話でしたね。
赴任して来た教師の破天荒な授業に刺激を受けて、
親の意向に囚われるばかりだった子供たちを生まれ変わらせる...ってそんな感じの。
ん~、このドラマと共通点が多いですね。

そんなある夜、ソジンはイェソの様子に異変を感じます。
実妹のイェビンにも、塾に行かなくても問題貰えるから大丈夫でしょう?
ってイヤミを言われっちゃってるしねイェソ。
壊れそうな我が子の姿に、ついに、遂に、ソジンは決心するのでした。

たくさん背負わせ過ぎてきたことを謝るソジンにイェソは、自分の力で何とか頑張ると約束します。
そーだ、そーだ!イェソはできる子なんだから。
それでいいのだ!

イェソは、自主退学となりました。
ロッカーの中の物を持ち帰ろうとすると、
ウジュのロッカーに励ましのメッセージがたくさん貼られていて、
イェソもそこに謝罪のメッセージを貼るのでした。

緊急出動するたくさんの警官たちの後から警察署を出るソジン。
事件の証拠を持ち込んだのです。
ジュンサンが迎えソジンを抱き締めます。

これでウジュも無実が証明され釈放されることになりました。

通報の知らせを受けたチョ先生はジュヨンに逃げるよう促します。
チョ先生に先生一同への退職金を委ねて最後の使命だと伝えるジュヨン。、
しかしチョ先生はジュヨンと一緒に出頭すると返すのです。
ハイ!ここで新事実。
チョ先生はその昔、ナント!!!!!!!ジャンキーだったのです。
...ん~~、なんかちょっと弱い...かな。
そこから救い上げてくれたジュヨンに恩義があるんだって。

でジュヨンの過去といえば!
大学時代のライバルだった「ソン・ヒジュ」が、数学のノーベル賞(フィールズ賞)をもらうネットニュースに
うぐぐぐ...ってしてる場面があったよね。
ケイの勉強へ執着していたのもライバルに対抗してのことだったのかねぇ。
で、うぐぐってなってるジュヨンに、
チョ先生が、教え子を壊して家族を破滅させても心は満たせないと言われちゃって、
ついホンネが...、
医師三代を目標に合格して家族円満に過ごすなんて許せないって...。
彼らだけ全て手に入れるのはイヤだって~
悲しい人だねぇ。
つーか、真相それ?何のひねりもなくて肩透かしだなー。
もっと何かちょうだいな!


さて、スンヘさんちというかミニョクさんはどうなったかな?
スンヘは毎日まいにち離婚届を送り続けてます。
何故なら、ミニョクはきっと破り捨てるだろうから。
見抜いちゃってるよね。見抜かれちゃってるよね。
電話の電源も切っとけばいいのに、言い分を聞いてあげる扉は開けておくスンヘ。
これはミニョク改心して女神スンヘの軍門に下るエンドくるか?

ミニョクは学校帰りの双子を食事に連れ出します。
「受験生時代これを食べて頑張ったんだ」ってミニョク、
ガツガツと物凄い勢いでクッパを食べるんですよ~。
双子ひいてます。
これって、育ちが出ちゃってる!恥ずかしいぃぃ~みたいなこと??
調べてみると”韓国でのクッパとは低価格で満腹感が得られる庶民派料理の代表格”
なんですってぇ~!
おセレブ育ちのお坊ちゃま、双子にとってあまり馴染みのない食べモノだったんでしょうね。
クッパおいしいのにー。でもあんな食べ方されるとね~。
小栗旬とか竹内涼真とだったらかっこいい~って感じなんだろうけど。残念!

ミニョク、4家族の”父飲み”にも参加します。
前向きな会話の他3人に対して、話に乗れない蚊帳の外なミニョクも可笑しかった。
知り合いの話って感じで家族に阻害される父親の話をしますが、
バレてますからね。ジニに見られちゃってたのよ。みんなが出てったとこ。
もはやミニョクは...ドラマ始まった頃のコワイ父親キャラからコミカル部門になった感じですね。
反省するかな~。許されるかな~。

スイム、チヨン、ウジュの元を訪れ、ソジンとジュンサン土下座ー。
ヘナの死の原因がジュヨンの不正だったと知りウジュくん憤慨っす。
でもソジンとイェソは知らなかったのだからと不問にしてくれますよ。
あとにはイェソに証言のお礼を言ってるし。

そのイェソですが、高卒認定を受けて来年大学受験するそうです。
自分の力だけで大学へ進学すると前向きー。

ひとり考えを変えられないのがユン女史。
ソジン家に来てまたがなり立てます。やっかいだねぇ。
でもまあ仕方ないよね。「医者三代」の考えでこの齢まで生きて来たんだもの。
でも...うざい。なので遂に子供たちが口を開きます。
イェソ「行きたい大学は自分で選ぶ!」
イェビン「おばあちゃんがソウル医大に行けば良い!」
世代交代?老いては子(孫?)に従えですよ。受け入れましょう。

はてさてラス前の27話...あれ、番組間違った?
なんかお料理番組始まったぞ!?
野菜をオシャレに切って、素敵に盛り付けて、
ってどこの料理研究家かと思ったらジュヨンじゃないですかー。
出来てきたのはカレーライスですね。
小瓶から白いモノ出しましたね~。隠し味?何ていう香辛料かしらン?
2人分のカレーを食卓に持って行くと、ゆりやん・ケイが喜び勇んでスプーンを握ります。
カレーはケイの好きな黄色に因んでるのか薄黄色です。
いよいよケイがスプーンを口に運ぼうとすると、ジュヨンが猛然とケイに飛びかかりました!
そんなに食べたきゃ、ジュヨンも自分の分食べればいいじゃーん。
猛烈に抗って意地でも食べようとするケイ。必死に食べさせまいとするジュヨン。
大激闘!!!仲良く食べなよ~...隠し味じゃないや~ん!香辛料じゃないや~ん!
毒や~ん!!!
殺す気か!いや殺す気だ!いや殺す気だった!
そこに警察とチョ先生が雪崩れ込んできます。
助かった!でも、タイ~ホです!

大激闘中の回想によると、
やっぱり、ライバルの存在がジュヨンをケイに固執させたみたいですね。
それが原因でケイはパニック障害になっちゃって、
止めさせたい夫とケンカになって...って何のひねりもなかったようです!
あとね、あと。
ジュヨンの夫の車に細工したのはチョ先生。この頃からそうなのね。
わかってたけど結局ヤッてたんじゃんジュヨン。
しかしこのドラマの警察ダメすぎない?

ソジンは早速ジュヨンの面会に行きます。
ジュヨンに、後悔しませんか?と聞かれるソジン。
後悔する、でも合格したらもっと後悔したでしょうと答えたソジンに、
自分が関わっていなかったとしても、ソジンとイェソは破滅に向かっていたと話すジュヨン。

ヘナの死の原因がソジンにもあると語るジュヨン。
イェソをソウル医大に合格させるなという条件を出してこなければ、
痛ましいヘナを殺すことはなかったと言います。
その条件の裏には、父親に認められたい思いと、ソジンへの反感があったと。
ヘナの自尊心を踏みにじり、父親の愛を求めるまだ幼いあの子を家族を破壊する略奪者扱いしたでしょう?
この鬼母め!と。

ヘナとミョンジョンを殺し、ヨンジェを壊し、ソジン一家を破滅に向かわせた悪魔と自分を一緒にするな、
と憤るソジンは、我が子を守る為なら何でもすると言います。
ハイそれ!そこ!あたしがそう!そうなの!と我が意を得たりのジュヨンです。
結局透かされっぱなしですよソジンさん。

他人の子の人生なんかどうでもいいと、
ケイが障害を負った時心の中で喜んだ母親どもと同じ、
他人の子が優秀なのが許せない、我が子だけの成功を願う女たちと。
ウジュを助けたのは、イェソが揺れ始めたせいで、決してウジュの為じゃなかった。
悲劇が起きても受け入れると応えたのは、自分の身には起こらないと舐めてたから、
娘を成功させる欲に目がくらんだせい。だ~ろぉ~~?


結局、ヘナを突き落したのはジュヨンってことに。
実行犯のチョ先生を庇って罪を背負った?っておもってるんだけど、
物語の重要なファクターみたいにしてた割にアッサリ流されました。
さっさと最終回になっちゃって、もうどうでもよくなっちゃった?

ジュンサンは宣言通り病院を辞め(院長ごねたねー)、一家はSKYキャッスルを離れることに。
イェソは初めての、友達(双子のジュンジュン)とのお勉強。
ウジュも高校を辞めて自分探しの旅に出るんだと。

ミニョクが二日酔いの朝目覚めると、あれ?目の前にスンヘが立っている。
ミニョクが酔った勢いで送ったメールを読んで来たみたい。

”スンヘ 君がいないから”
”私はシベリアで孤独に立つ 白樺のようだ”
”私が愚かだった””美しいスンヘ””私の胸を君のぬくもりで満たしてくれ”
”追伸 君の条件はのもう”

世に言う”ロミオメール”ですな。
最初は否定したミニョクですが、徐々に本心を漏らし出し、遂にスンヘの軍門に下るのでした。
スンヘは、ミニョクのことをとても心配してたみたい~。
だって、息子にお父さんが居なくて愉しいなんて言われて、気の毒過ぎ~って。
スンヘやっぱ女神。尊すぎ~。
予想通りだったけど期待通り。パチパチパチ。


生まれ変わったミニョクはセリにダンスを習ったり、お料理のお手伝いしたり。
ああ、セリもお父さんと仲良くしたかったんだな~。認めて欲しかったんだな~。大好きなんだな~。
セリは友達と一緒に3年以内にクラブをオープンさせるんだって。
たまに悪ミニョクが顔を出しそうになりますが、スンヘの一言で引っ込みます。
「アジト(に皆で出て行くわよ)」
スンヘ家安泰です。


ユン女史もちょっと変化がありましたよ。
ソジンとカウンターで寿司会食。
ジュンサンが医者まで辞めちゃうんじゃないかと不安を口にするユン女史に、
ソジンが安心してくださいって優しく。
ユン女史が自分のサーモンをソジンのお皿にのせてあげます。
ソジンはさっそくパクりんこ。長かった嫁姑の和解ってとこかしら。

ソジン一家はヘナのお墓参りに。ガラスケースの中に家族写真を飾ります。
それぞれが、ケースの中のヘナに向かって謝罪&報告。
受験がなければ、みんなで和やかに向き合えたのかなあ。
悔やんでも悔やみきれない場面ですね。

と、柱の陰に何者かが!
ユン女史ですね~。お花を持ってますねえ。うん、うん。


スイムの小説が完成します。
題名は、”さようなら、SKYキャッスル”。
最初に見てもらいたいスチャンの病院を訪れるとヨンジェもいました。
スチャンは、取材で心の内を吐き出すと反省にもなり慰めにもなったと言います。
そしてヨンジェは、自分も盗まれた問題集で1位が取れてたと思う、ソウル医大を蹴って後悔していたが、
自分の実力ではなかったから行かなくて良かったと思えるようになったと話すのです。


ソジンの引っ越し前、今度は4家族の”母飲み”です。
みんなでイェビンちゃんアゲしてます。ソジンも見る目が変わったらしい。
ソウル医大行けちゃうかもよ、なーんちてな。
ジニもうちのスハンだってって。”勉強以外は”何でもデキる子だと言います。
スイムの小説は売れてないんだって。
そういえば執筆中止活動とかやったね~、なんて笑い合っちゃってますよ。
ソジンは、高校の時精肉店の娘だとバラしたのはスイムじゃなかったと和解。
ん~ちょっと気持ち悪い。

ジュヨンの面会に訪れたスイム。傍らにケイを連れていました!
母が経営してた施設の近くに良い療養院があって、ケイはそこで元気に過ごしていると言います。
スイムの行いを訝しむジュヨン。自分は敵なのになんで?
ケイには助けの手がいるからって、なんという菩薩!
養老院でお友達が出来ましたとスイムが言うんですが、このお友達って、ガウルなんですよ~。
ぐーぜーん。
最終回はいろいろまとめてきますね~。

あと以前、自分を悪魔と罵ったスイムに「お前も呪われる」的なことをジュヨンが言ってましたよね。
きっと何かの伏線だゾ、って思ってたんですけどね~。
あたしあんな事言ったのに...、で終わっちゃったヨ。
ウジュに冤罪仕掛けただけだったってことかねぇ。

そしてソジン家にかわって新たな家族が引っ越してきますよ。やっぱりお医者家族。
いつもの3人がだべってる所にちょうど挨拶に来ます。
子供の受験の為に仕事辞めて受験に強いSKYキャッスルに越して来たってさ...。
それを聞いて目配せし合う3人。あたしたち勉強は子供に任せてるのよ~って。
それを聞いて新人さんガックシ。”天然記念物ね”て呟くの。
それを聞いた、スイム、スンヘ&ジニが笑い合うんだよね~。
なんだか趣味悪いゾ~。新人さんいい気がしないでしょ。
ちゃんと事の顛末を教えてあげてね。
しかし”天然記念物ね”って、う~ん、なんか聞き覚えのあるような......、
そうだ!
スイムが引っ越ししてすぐのソジン、スンヘ、ジニを招いてのランチ。
そこでウジュがイェソと同じく主席合格していたと知るんですね~。しかも自力で。
そうと分かったソジンが言い放った言葉でした!

歴史は繰り返すって感じで終わるんですね~。
入試コーデと優良顧客を繋ぐセミナーの場面で〆たね。
最後にジュヨンの顔バーン!て。
再び惨劇は始まりますってこと?
世の中そうそう変わるもんでもありませんて?


なんだか、みんな丸っと収まって良い人になっちゃった。
最終回がイマイチみたいな評判は耳にしてたけど、
あまりにアッサリ収め過ぎて気持ち悪いなぁ。不完全燃焼って感じ。
ありがちというか定番の〆方だったしなー。
せっかくの極秘ネタも毎回あっさり感情爆発で漏らしちゃって、さらには盗み聞きされるパターン。
イェビンに重要な秘密を握らせたり、ヘナ殺しに謎を持たせたりしといて、
ソジンの告発一発で全て終了って...あんまりだよ。


教育ママのお話と思わせといて、実は家庭における父親の在り方を説いたお話だったのかな。
口だけ出して子供の教育に親身に寄り添わない父親を否定した。
皮肉なことに親身に寄り添ったケイの父親は殺されてしまったけど。
思い返してみると実際父親たちの”狂騒”曲って感じだったよな~。
夫のように子供の為に親身にならない、くせに自分のように地位を求めようとする父親たちへの逆復讐みたいなのもあったのかも。
ジュヨンは自分の亡霊と夫の亡霊に憑りつかれていたんだなー。


全編通して、スンヘさん家の話とか、噂好きのジニの話とかコメディーっぽい部分は面白かった。
けど、シリアスな部分が重厚に見せかけて薄かったかな。
主役のソジンを好きになれる所がなかったのもなー。
ジュヨンの動機と目的も、申し訳ないけど安かったなー。
あんな風に大袈裟な見せ方するんだったら、
”自分の幸せを奪った受験競争社会を変革するために、優秀な子を育て政治組織を作ろうとしている”
くらいの壮大なのがないとダメだったんじゃないかなー。
でも、世の中の全ては”虚飾”だって言いたかったのなら、あれでいいのかな。

(イラスト&文:Simoom/海外ドラマクイーンズ


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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