ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン2 11話 「ホリー/Holly」【TheHandmaid'sTale】

2018/11/10

SF Simoom ハンドメイズテイル侍女の物語 ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン2 近未来

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あらすじ




2018年8月29日(水)~Huluでシーズン2 日本初配信 (全13話)
(アメリカ配信 2018年4月25日~)

(2018年8月29日(水)、毎週水曜日に1話ずつ追加配信予定)
 
 

シーズン1登場人物の紹介はこちら
シーズン2登場人物の紹介はこちら
シーズン3登場人物の紹介はこちら 
シーズン4登場人物の紹介はこちら 
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前話、シーズン2(10話)はこちら 

第11話  ホリー

取り残されたジューンは、まだ遠くに見えている車を追いかけた。
しかし、すぐにお腹を押さえて立ち止まる。
追いつけるわけがない。身重なのだ。

諦めて後ろを振り返ると、
屋敷の隣に倉庫のような建物があった。
走り寄り必死に開けようとしたが、扉は全てカギがかかっていた。
窓から中を覗いてみる。車らしきものがシートで覆われている。
ガレージだった。
ふと後ろを見ると、少し離れたところに黒い狼がいた。
にらみ合うジューンと狼。

家捜し

しばしにらみ合った末、ジューンは屋敷に走った。
狼が追ってくることはなかった。
屋敷に入ると、覆い被せてある白い布を捲り上げキャビネットの引き出しを探る。

手あたり次第、扉や引き出しを開ける。
缶詰や瓶がきれいに陳列された棚があった。
書斎にはドールハウスが置かれていた。
一瞬にしてハンナを連想し涙が出そうになる。
部屋の奥に写真立てを見つけた。
新しい母であろうと思われる女とハンナが笑っている写真だった。
ハンナが描いたのだろう小さな絵も飾られていた。
ジューンはその絵を手に取りイスへ腰を下ろす。



ハンナがまだ保育園へ通い立ての頃。
ジューンとの別れをハンナはぐずっていた。

ハグしても諭しても一向におさまらない。
見兼ねた先生が来て、
「別れ際だけよ、すぐ笑顔になる」とジューンを勇気づけた。
ジューンはイヤがるハンナを放すと、先生に預けその場を後にした。
ハンナの呼ぶ声に後ろ髪引かれながら。



現実へと引き戻されたジューンは再び引き出しの中を探し出した。
デスクの引き出しをいくつか開け、とうとう見つけ出した。
カギの束だ。


カーラジオ

屋敷の外を見渡す。
先ほどの狼は見当たらない。
カギの束から扉に合うカギを見つけ倉庫の中へ入る。

白いシートを取り去り車に乗り込むとカギを回した。
すんなり動き出したエンジンに笑みがこぼれた。

「”ラジオ アメリカ””北の白い大地より お届けします”
”ニュースです””アンカレジのアメリカ政府にインドと中国が経済支援を約束”
”イギリスはギレアドに追加制裁を発動し”
”カナダへ逃れた難民の受け入れ拡大も計画中です”
”アメリカを愛する全ての人に 思いを込めてこの曲を”
”私たちは屈しない””星条旗は永遠よ”」

ラジオからブルーススプリングスティーンのハングリーハートが流れる。

ボルティモアに妻と子供がいる♪
俺はある日家を出たきり戻ってない♪
流れ着く先を知らぬ川のように...♪

ジューンは、自分のお腹に手を置き話し掛けた。
「どう思う?」


誰もが満たされぬ心を抱えてる♪

ジューンは、決意し車から出た。


MUSIC:Hungry Heart/Bruce Springsteen


                      (YOUTUBE/Bruce Springsteen - Hungry Heart (Audio))


旅支度

屋敷へ戻ったジューンは先ほど見つけた缶詰やらを
両手に抱えられる分取りキッチンの台へ並べた。
見つけた空き瓶に水を入れる。
ブランケット、救急箱もあった。
カバンに全てを入れて、背負うと車へ向かった。
トランクへ荷物をしまい込んだとき、車の窓に映る自分の姿に気づいた。

再び屋敷へ戻り、着替えを探す。
ケープを脱ぎ捨て、見つけた黒いコートを羽織り、鏡を見る。
隠しきれず出っ張ったお腹をさすりながら、ルークを思い出すのだった。



ジューンの会社の出版記念パーティへ出掛ける準備をしていた。

支度が終わりジューンはルークが自分を見ていることに気づいた。
黒いミニのワンピース姿のジューンを、「君らしい」とルークは言った。
ジューンは腰に手を置き、
出っ張ったお腹を摩りながらポーズを決めた。
「こんな感じ?」とジューンが訊くと、
ルークは、お腹を見て「それがイイ」と言った。
お腹に向かって声を掛ける。
「待ってるぞ」
「待ってるからね」



我に返ると、
ジューンの耳に車のエンジン音が聞こえてくる。


招かねざる訪問者

ジューンは窓から外を見ると、
すごい勢いで黒い車が走って来るのが見えた。
降り立ったのは、セリーナとフレッドだった。


勢いよく屋敷のドアを開けたセリーナは張り裂けんばかりの声で叫ぶ。
「オブフレーーッド!!!」
「マッケンジー司令官!マッケンジー夫人!」続けて、フレッドの声もする。
ニックとジューンの名も呼ばれるが...

静まり返る屋敷の中。
フレッドは、「来ていない」と判断するが、セリーナは断固として否定する。
「来てるわ、タイヤの跡があった」
「焦るのは良くない。帰って考えよう」
「赤ちゃんを連れて帰る」
そう言うと、セリーナは屋敷の中を探し出した。
フレッドは、「車を見られたらマズイ」と言いセリーナの後を着いて回った。
「きっと、ニックから連絡がある」
フレッドはすぐさまここから立ち去りたいようだった。

「2人は来てる。まだ居るかも」
セリーナは開けっ放しの食庫棚を見て確信した。
フレッドも頷き、「分かった、探そう」と言うのだった。
「だが、急げ。居なければ時間の無駄だ」

セリーナは、再び張り叫んだ。
「オブフレッド!!!」

二階へ上がったセリーナは、ジューンが脱ぎ捨てた赤いケープを見つける。

セリーナは、フレッドの名前を叫びながら一階へ舞い戻り、
ケープを見せつけながら一気に責めた。
「”来てない”ですって??来てるわ」

セリーナは思い切りケープをフレッドへ投げつけた。
「逃げたのよ、あなたの所為で」


エントランスで繰り広げられるセリーナとフレッドの言い合いを
ジューンは、2階の渡り廊下の窓から覗き見ていた。


フレッドは、ニックは忠実だから逃げる筈はない、
オブフレッドは娘に会えて感謝しているはずだから大丈夫だ、という。

「なんて愚かな人なの?
解ってない。彼女はあなたを憎んでる」
「私を?!辛く当たったのは君だろ!」
ケープを今度はセリーナ向かって叩きつけるフレッド。

「昨日、彼女をレイプしたのは誰?」
「あれは君の考えだ。
これは、その償いだった」
「ニックはお腹の子の父親よ。
どうなると思ったの?彼女が感謝して戻ると思った?
なんてバカな人なの」
「いつからそんなクソ女になった?」
セリーナの物言いに腹を立てたフレッドは声を荒げた。


ジューンは、廊下に置かれた衣装ケースの上にライフルの弾が入っていた空き箱を見つける。
階下に音がしないよう、衣装ケースの蓋を慎重に開いてみた。
ライフルがあった。


「どうするの?どう説明すれば?
報告もできない。侍女が2度も姿を消すなんて。怪しまれる」
「何とかする」
「何とかならないわ。私たちは縛り首よ」
「2人並べて吊るしてくれるさ」
「こんな時にふざけないで」


ジューンは、ゆっくりと音を立てないようにライフルを取り出した。


「あなたの為に諦めた。何もかも。
代わりに望んだのは一つだけ。赤ちゃんよ」
「イヤ、君はもっと欲張りだった」
「望んだのは赤ちゃんだけよ」


「あなたはあの子にのぼせ上った。バカみたいに彼女に――夢中に...」
言いかけたセリーナの襟首を持ちフレッドは壁へ押し当て、
「それ以上言うな!!!」と怒りを爆発させた。


ジューンはライフルを持ちゆっくりと音を立てないように、
窓のロックを外した。
そして、銃口を一階へ向ける。


「私には、何もない。あなたが悪いのよ。
あなたの所為で。もう、何もない。私には...私には、何もない。
もう赤ちゃんを抱けない」
泣き出すセリーナのおでこにフレッドは自分のおでこを当てる。
「止めて、放してよ」

「どいて!!!」とフレッドを突き飛ばし、2人は離れてしまった。


ジューンの緊張も一気に解ける。


「いいか、訊け。心配要らない。地元の部隊に捜させる。まだ、2人は近くに居る。とにかく帰るぞ」
そう言うと、2人は出て行った。

静まり返る屋敷の中。
車のエンジン音が遠のいていく。


恐る恐る、ジューンは階下へ降りた。
手には、ライフルと弾の入った箱がある。
窓から誰も居ないことを確認すると、やっと安心して大きく深呼吸した。
次の瞬間、お腹に激痛が走りその場に倒れ込んだ。


ホリー(回想)

ジューンとモイラに、自然分娩施設の部屋を案内するホリー。
「やっぱり...病院のほうが安心かも」とジューンは不安を口にする。
「ここのスタッフは、ちゃんと資格も持ってるし信頼できる。院長は同級生だったの」
自分は、医者がいて、クスリがないと不安だと言うジューンに
「あなたの身体はあなたが思ってる以上に強いの」
と、ガンとして自分の主張を譲らないホリー。
「立ち会わない人は黙っててよ」
とうとうジューンは言う。
するとホリーは、
「立ち会うに決まってるでしょう」と返した。
その言葉にモイラはヤレヤレと頭を掻く。
「守れない約束は止めて。いい?特に今回は」と言い放つジューンに
「ジューン、本気?」とホリーも真顔になる。
いつもの感じになってきたと察したモイラは、
「友達は森で出産した。小川でね。その映像をネットで流した」
と話を逸らすのだった。


ガレージの扉

ジューンは、ようやく床から立ち上がると、ガレージへ急いだ。
ガレージの扉を開けるスイッチは反応しなかった。
手動で開けようとしたが駄目だった。
しばし考えた挙句、車に乗り込みエンジンを掛けた。
何度か、車ごと体当たりを試みる。
後退しては、ぶつかっていき、また後退する。
埒があかず、アクセルを踏み続けてみた。
車輪はその場でフル回転するばかりで、ガレージは砂埃で真っ白になった。
結局、扉が壊れることはなかった。

ジューンは、スコップを持って外に回ってみることにした。
扉の下に積もった雪をどかす作戦だ。
しかし、氷状となった雪の塊を取り除くのは力の要る作業だった。
スコップを放り投げ、扉を力任せに持ち上げようと踏ん張り、
とうとうジューンは足を滑らせ、転倒してしまった。

起き上がろうとして、違和感を感じたジューンは服を手繰り寄せた。
破水したのだった。

「クソッ...ダメよ...
ちょっと、待って...お願い。まだ、出てこないで...そんな」

視線を感じたジューンが目を顔を上げると、あの狼がこっちを見ていた。

ジューンは、目を離さずお腹を抱え立ち上がると、
狼が遠吠えをする。
ジューンは、決意した。


準備

暖炉には炎が燃え盛る。
電気の点かない屋敷は、暖炉の周辺以外は真っ暗だった。
暖炉の周りには布を敷き詰め出産用に寝床をこしらえていた。

ジューンは、暖炉の前で立ちながら陣痛の痛みに耐えていた。

再び襲ってきた陣痛で敷いていた布の中へ倒れ込む。
仰向けになって目を閉じるのだった。


陣痛(回想)

「子宮口は4センチね。展退度は80%。順調よ」
ジューンはベッドに寝て、すぐ横にはルークとモイラが付き添っている。
しかし、ホリーの姿はない。

「もう麻酔を?」とジューンが女医に訊いた。
「まだよ、陣痛を妨げたくない」と返され、「妨げてもいい」と吐いた。

モイラも一緒だ。
ルークが曲をかけるとモイラが文句を言った。

「私がかけるあんたは趣味が悪い」
「彼の趣味好きよ」ジューンはルークへ賛同した。

ホリーから連絡があったか訊くジューン。
モイラは、メールしてみると返した。

再び陣痛が襲ってくると、たまらず流れている曲へ八つ当たりするのだった。
「この曲、最悪!」


私はここ

ジューンが目を覚ますと、股間のあたりが濡れていた。
寝ていた白い布は真っ赤な血で染まっている。

ジューンは、お腹を抱え起き上がりその場に座ると、
「約束は覚えてる。大丈夫よ」と話し掛けた。


ライフルを持ったジューンが外へ出て来る。
積もった雪の中を歩いて行くが、途中陣痛が来て倒れ込んでしまう。
気配を感じ見るとあの狼がこっちを見ていた。

ジューンは空へ向けて引き金を2回引いた。
狼は姿を消していた。
再び、弾を込め引き金を引く。
空高く。

「私はここ。早く来て」


出産 

一糸まとわない姿になったジューンは、呻き声を上げる。
ソファを背に膝を立て、座り息んだ。
今度は、逆の体勢になりソファへ手を当て四つん這いになる。
「行くわよ」呟くと、再び息んだ。

ジューンは、出産に纏わる記憶を走馬灯の様に思い出す。



ハンナの出産時、ルークとモイラに付き添われ息んだこと。


次に侍女育成所での練習風景。
出産用のイスに2人一組で前後に座り、周りには侍女たちが取り囲む。
「では、息んで」とリディアが声掛けすると、続けて侍女が
「息んで、息んで」「吸って、吸って」と一緒に声を出し息んだ。
その中には侍女姿のモイラもいる。


また、ジャニーンのお産。
「息んで、息んで」「吸って、吸って」
この時のジューンはジャニーンを見守る側だった。



最後の唸り声を上げると同時に、片手で赤ん坊を受け止めたジューンは、
そのまま一緒に横になる。

近くにあったブランケットを被ると、
「こんにちは。よろしく」と頬にキスをし優しく抱きしめた。



ハンナを初めて抱きかかえたときのことを思い出す。
産んですぐハンナを胸に抱いているとホリーが遅れて現れた。

「ジューン、やったわね」とホリーは言った。
「やったわ」と返し、名前を教える。

「ハンナよ」
「こんにちは。かわいいハンナ」
「ハンナ。おばあちゃんよ。
ホリー」



ジューンはたった今産まれたばかりの赤ん坊に向かって、
「ホリー」と呟く。
「あなたの名前よ」と。

「お姉ちゃんがいるの。名前はハンナ。いつか会える日が来る」


(私はこの断片的な物語を語り続ける。
あなたに聞かせたいから。あなたの物語も聞かせてほしい。
もし、いつか会えたなら。未来か天国で。
語ることで、あなたを信じられる。あなたの存在を。
この物語があればあなたを存在させられる。
私が語るから――あなたがいる)

ヘッドライトの突き刺すような光が窓を通し、
部屋の中を照らす。

ジューンは静かに呟いた。
「やったわ、ホリー」


MUSIC:Hungry Heart (Live)/Bruce Springsteen & The E Street Band


(YOUTUBE/Bruce Springsteen and The E Street Band - Hungry Heart. (Audio Only) Live 1980.)


かんそう

今回は、まったく前回の続き。取り残された屋敷が舞台でした。
イマイチ話が進んだ感じはなく、時間的にも短く感じた割に、
目が離せず、緊張感満載の回でした。
何故なら、出産の回だったから!
感情移入し過ぎて、息止めちゃったり...
一緒に息んで、息んで、吸って、吸ってしちゃったからね。
本当に毎回やってくれますよ!


今回の副題は「ホリー」。
こりゃあ何かいいことが起きるんだな、って思ってたら...
すっかり忘れてました~。ジューン母の名前だ~。
ンで最後の最後でね~
なるほどねー!
産まれた赤子は、女の子でした。
Simoomちゃん、大ハズレ!

う~ん、なんだ。
独りきりのお産ってとっても原始的で動物的な行いですね。
狼の登場が、ジューンと重なって感慨深かったです。
あの狼の姿、存在がジューンを奮い立たせたんでしょうね。
あれはジューンを餌にしようと狙ってたって感じ?
弱ってきたところを狙ってた?!
まさか、あそこが出産の現場になろうとは!
壮絶な出産風景でした。
姐さんお疲れ様です!!

お屋敷はハンナが育った所だったようでした。
いろいろ残したまま引っ越したっぽい?
ということはS1に出てきたシーンはこのお屋敷だったってことなのかな。

カギの束を残していっちゃうってのはちょっとどうなのかな...。
ご都合っぽい気がしないでもなかったけどさ。
それほど、切羽詰まって引っ越したってことなのかな。
何かあるよね。


セリーナ&フレッド夫妻の登場は緊迫感ありましたね~。
鬼畜夫婦~
とうとうセリーナ爆発でフレッドと言い合いしましたよね。
でも、まだ死ぬキャラじゃないけどな。

やーれ!やーれ!って観てたけど...。
銃口を向けるジューンの必死な顔が脳裏から離れません。
いっそ、撃ち殺してしまえば良かったのに~ぃ。
でも、殺してたらその後どうなっちゃってたんだ?
車で逃げられなかったし、、破水しちゃったし、、
結局、ライフルで助けを呼んで。
(ライフルの使い道っていろいろなのね。やるじゃんジューン。
ホリーも認めてくれるゾ)

そういえば、とうとうセリーナの口からも事実が告げられました。
「お腹の子の父親はニック」だと。
でも、フレッド的には分かってたみたいだね、やっぱす。
むしろ、ジューンにのぼせ上っちゃってさ!発言で激おこってか。

全てフレッドの計画かと思ってたら、
ただジューンにいいとこ見せたかっただけっぽい。
じゃあ、あのニック拉致事件はほんとに想定外なのか?

迎えに来たのは誰かなぁ~

ニック復活?
と期待させといてどうせ鬼畜夫婦だよね。

また、ウォーターフォード家に戻ることになる?
セリーナとフレッドにはどう言い訳するんだろう。
逃げようとしてたっていうことはバレてるよねぇ。
戻ってもどうせ引き離されちゃうし。

どうなる?どうなる?
残すところ2エピソード。
収拾つくの?
やっぱ来シーズンへ?
次回が楽しみ。

(イラスト&文:Simoom)
 
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