モダン・ファミリー/Modern Family シーズン9 20話「モンスターマザー/Mother!」

2018/11/12

コメディ ジェーン洞 モダンファミリー モダンファミリー シーズン9

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あらすじ

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2018年6月17日(日)~ FOXスポーツ&エンターテイメント シーズン9 日本初放送
(アメリカ放送:2017年9月~) 全22話


登場人物はこちら



MOM


1年と9日、居座ったパムがやっと故郷に帰る事に。
ミッチェルには3年に感じた。

故郷はちょうどブタの出産シーズンで、リリーも一緒について行っていた。
「名づけ親になれる。
リリーの13歳の誕生日に解体するけどね」

ミッチェルとキャメロンは、2人きりの朝食を裸エプロンで楽しんでいた。

ところがそこへミッチェルのママ、ディーディーがジェリーと喧嘩をしたといって突然やってきてしまった。

「鍵をかけておきなさい。
サイコパスが来たらどうするの」
息子がお尻丸出しで踊っている事には驚かなかった。
「ハグしたいから服を着て」

2人はお尻とお尻を合わせて、エプロンで隠れている以外の肌を隠して移動した。


ミッチェルはディーディーの登場に動揺した。
キャメロンは失恋救急箱を渡せばすぐに追い出せる、と余裕だった。

中身はワインに自己啓発本、マッチョな裸体が腕枕してくれる抱き枕、「ドナ・サマー・オリンピック」というドナ・サマーと男性アスリートが楽しめるDVD等が入っていた。

ディーディーは女性の気持ちがよく分かるのね、と喜んだ。
が、そのままジェリーの愚痴を言い始めた。

「結婚生活には我慢も必要。
僕もパムとの同居に戸惑った」
とミッチェルはディーディーを慰めるのかと思いきや、思い出したようにパムの愚痴を言い始めた。
キャメロンが止めても止まらなく、ミッチェルがディーディーに宥められる側になっていた。

そのディーディーの宥めるしぐさがキャメロンと同じだったので、ミッチェルは2人は友達なのか? と怪しんだ。
「そうよ。電話やメールやレシピの交換……」
急にスーパーフードを取り入れたのもディーディーの影響だった。


ミッチェルはキャメロンと2人きりになると、知らぬ間にディーディーと親密になっていた事を責めた。

自己中じゃないか、というキャメロンはまさにディーディーそのもののように思えた。
「ママが君に乗り移り、僕を操ろうとしてる」
「利用されてたら分かる。
僕にもママはいる」
「都会のママをナメるな」

居心地の悪くなったディーディーは家を出て行き、再び2人きりになるが言い争いは終わらなかった。

ディーディーの呪縛に苦しみ、やっと解放されたと思ったらキャメロンが操られていたなんて、とミッチェルは嘆き続けた。
だがキャメロンはそうは思っておらず、疑うならメールを読め、とディーディーからの743通のメールを見せた。
長い間やりとりをしていたのだった。

内容を確認すると、お薦めめのキッチン用品、コンロ、タイル、壁の「HOME COOCKED MEALS」のサイン等々……。
すべてキャメロンのアイデアではなかった事に驚いた。
「知らぬ間にママに洗脳されたんだ!」

その後、リリーを養子にしたのも12年前のママの影響だと判明した。
アジア人の赤ちゃんの写真が届いていた。
「アメリカはベトナムを苦しめた」
ミッチェルは反心理学を使われ子供まで奪った。

2人が同棲したのもディーディーの差し金だと分かった。
キャメロンが足を怪我した時、1人暮らしは寂しいわねといい、ミッチェルには同棲は早いから反対よ、と。
ミッチェルはまんまと反抗して同棲を始めていた。

2人は至る所にママの影を感じて怖くなり、壁のサインをなんとなく隠した。
その隙間から浮かび上がったのは「MOM」(HOMEのM、COOCKEDのO、MEALSのM)だった。

ウィンドウ


フィルとルークは、クレアの留守中にガレージでおもちゃを広げて遊んでいた。

カメラをつけたドローンを家の中に飛ばすと、クレアの肖像画に突っ込んでしまった。
会社に飾る為に描いてもらったものだった。

ドローンはクレアのニカっと笑った歯を、歯抜け状態にした後ヘイリーの髪に絡まっていた。
「寝てたのに……」

フィルは本にあったルーズベルト大統領の歯を切り抜いてクレアの歯を修正した。
糊付けをドライヤーで乾かしていると、絵の具が溶けて流れ出し、より酷くなってしまった。

クレアは月に一度のエステで留守だった。
機嫌のいい間(ウィンドウ)に、悪い知らせを伝えて誤魔化そうと思った。
「送金詐欺に遭ったことより、こっちのほうが大事だ」

そこへアレックスが花束を持って顔を出したので慌てて絵を隠した。
ヘイリーもワインを片手にやってきて、2人ともクレアを探していた。

クレアの機嫌が良い日である事を皆分かっているのだ。

アレックスは、フィル達がダメにした絵を見た。
「だから男はいずれ絶滅する運命なのよ」

女子2人は母の日の旅行に行けない事を、ウィンドウのチャンスを狙って話すつもりだった。
ヘイリーは、セラピー犬の代わりにボスのメットガラに同行したいから。
アレックスはビルと旅行に行きたいから。
「母の日に私と過ごしてくれる彼氏は初めてなの」

フィルはできるだけクレアの機嫌を長く保たねば、と思った。
「窓はすぐ閉じる」

すると突然、ディーディーがやって来た。
「ミッチェルの家は居心地が悪くて。
料理の音も掃除の音もしないから、クレアいるんでしょ」

フィルはミッチェルが連れて来たんだろうと、玄関を開けて空に叫んだ。
「ひきょう者!」


ヘイリーはディーディーにお茶を飲ませて眠らせた。
今日はクレアの機嫌を悪くしたくない。
そこへクレアが帰宅してきたので、4人は順番決めのクジを引くことにした。

ソファで寝ているディーディーは、洗濯物で覆いつくした。

皆の期待通り、クレアは上機嫌だった。
散乱した洗濯物にも時間がなくて、と言い訳をすると後でいいわよ、と気にしなかった。

4人はディーディーに気づかないよう、ピクニックをしようと、クレアを庭に連れ出そうとするが、クレアはテーブルに座った。
「人生はピクニックよ。ここで幸せ」

寝返りをうって洗濯物から顔を出したディーディーをフィルが隠している間に、1番目のアレックスが話し始めた。

バイクでビルとグランドキャニオンに行きたいから旅行にはいけないというアレックスに、思わずフィルが反応した。
「何だって!?」
クレアはそれを制して、機嫌良く認めた。

次はビリのはずのヘイリーが割り込んで話し始めた。
窓が閉じる、とルークは慌てて絵を取りに行った。
「窓って?」
クレアの疑問をごまかすように、フィルとヘイリーが慌てて告白を始めた。

クレアが、また首が凝ってきたと不調を訴えだすと、絵を持ったルークも合流して3人同時に打ち明けた。
「旅行は中止」
「ドローンでこうなった」
「口座番号を盗まれた」
アレックスはもう行くね、と1人だけ帰ろうとした。

クレアは、机をたたいて4人を座らせた。
「私の機嫌のいいときに、悪い知らせを言う必要がある?」
誰も返答しないでいるとクレアは気づいた。
「窓は、私が人間らしくいられる時間?」

クレアは後ろにディーディーがいるとは知らず、愚痴りだした。
「あなたたちは恵まれてるわよ!
私が育った環境はもっとひどかった。
モンスターが家にいたんだから。
罪悪感や恥を植え付けられた」

ディーディーはすでに起き上がって聞いていた。
「育て方を間違った」
クレアとディーディーはハモった。

クレアは慌てて謝った。
「やめて、迷惑なんでしょ。
でも罪悪感を植え付ける気なんてない。
結婚生活が崩壊してそれどころじゃないのよ」
ディーディーは家を出て行った。

マニーのプレミア試写会


グロリアはマニーの短編映画のプレミア試写会の準備をしていた。
ダンス発表会の失敗を取り返したい一心だった。

作日は、「1313 DEVIL'S LANE」という、現代の苦悩を描いたホラー映画。

頼みはしなかったが、ジェイは出資だけではなく手伝いもしていた。
初めてマニーがAを取れた作品だった。
「2人で取った」
ジェイは自慢げだった。

試写してみるからと、完成したデータのコピーをグロリアに渡すと、ジョーが作品のモンスターがママの声だと言い出した。

2人は改めてデータを確認すると、ノイズのように編集されているが確かにグロリアが「殺してやる!」と言っているようにも聞こえた。
データを停止すると庭からグロリアの声が聞こえて来た。
「ステラこら、殺してやる!」

モンスターの音声には時間をかけ、いろんな不快音を合成していた。
2人はそれがグロリアに似ているなんてまったく気づいていなかった。

「映画を見ても気づかないよ」
「だといいが」
2人はハモった。
「ジェイの映画だ」
「お前の映画だ」
責任を擦り付け合った。


ジェイとマニーも正装に着替え、いよいよ試写会本番が始まろうとしていた。
マニーはジェイに、うなり声をステラだと言おうと提案した。
「ステラが傷つくだろ」

そこへ「子供達に嫌われた」とディーディーがやってきた。
イベントの様子を見ると帰ろうとしたが、ジェイが引き留めた。

ジェイはディーディー爆弾でグロリアを動揺させ、映画に集中させないよう利用することを思いついていた。

ミッチェルとキャメロンも到着した。
2人はディーディーにはもう洗脳されない、と息巻いていた。

クレアはトレーニングウエアのまま登場して、グロリアを怒らせた。
「ごめんなさい、家を飛び出してきたの。
家族全員と絶縁できる?」
すぐ後から、フィル達が来たのでクレアは奥に逃げた。

子供達はクレアを追って謝ったが、クレアは突っぱねていた。

全員が席につくと、クレアとミッチェルはまさかディーディーが来ているとは知らず、母親の愚痴を言い合った。
「お決まりの文句で僕らを操ってきた」
そこへ、背後から登場したディーディーも加わって3人でハモった。
「愛しているから言うのよ」

グロリアがディーディーの登場に動揺を見せ、クレアやミッチェル達が話があると立ち上がったのを好機とみて、ジェイは試写は中止だと言い出した。

だが、グロリアはそれを認めなかった。
「話はあとにして」

そして上映が始まった。

ジェイは映画もグロリアも、狙い通りの反応に自信満々だった。
マニーも認めざるを得なかった。

保安官役で出演していたフィルはショックを受けた。
大幅に出番がカットされていたから。

上映が終わると、ディーディーがジェイとマニーに駆け寄って褒めた。
「とても感動したわ。
怪物がリアルで」
ジェイはフィクションだ、とだけ返事して食事にしよう、と誤魔化したがクレアも「うなり声に聞き覚えが」と言い出した。

その時、食べ物を盗み食いしようとするステラを、グロリアが見つけた。
「ステラこら! 殺してやる!!」
その声と追いかける姿を見て、全員気づいた。

その反応にグロリアも気づいてしまった。
「私を怪物にしたの?」
マニーは説明をした。
「違うよ、いろんな不快音を合成した」
「もっとひどい!」

フィルはそれでも「出番があるだけマシだ」と落ち込んでいた。

ミッチェルは混乱のついでだ、とディーディーに文句を言いだした。
「もう反心理学は通用しない」
ディーディーは落ち着いて言った。
「聞きたいことがあるなら、今聞いて」
ミッチェルは操られたままだった。
「いや後にする」

クレアは、急に自分はママの味方だと言い出した。
「ママを責めるどころか感謝すべきよ」
するとグロリアはクレアをフォローした。
「クレアは立派よ。家庭と仕事を両立させてる。
少しは感謝をしなさい」
そして、ジェイとマニーが組むように仕込んだ事を暴露した。
「2人を組ませたのに、私を怪物にするなんて」
駄作にしない為の作戦だった。
「マニーの変わったセンスと、カウチトマト族の感性が必要だった」
ディーディーはそんなグロリアを褒めた。
「うまくいったわね。ジェイと結婚してたから苦労は分かる」

3人の母親はお互いを褒め合った。
「よく耐えてるわね」
「もっといい男を選べるのに」
ディーディーが言った。
「悲しいけど家族は残酷ね。
母親を怪物にする」

すると全員がそんなことはないと訴え始めた。
フィルは、叫んだ。
「皆目を覚ませ!
こんなに美しい生き物を何故恐れる。
己の内面の醜さから目を反らしているのでは?」

その言葉には全員が納得し、ハグをし合った。

マニーとジェイは、2人だけで話した。
「今みたいにうまく言えてたら……」
「カットしなかった」

フィルはNG連発をしていた。



かんそう

アレックスが激太りしているのに驚きました。

今回は母の日が近い放送だったのかな?
母の日ネタで、ディーディーをパイプ役に、三家族がリンクする群像劇のような構成になっていました。
面白かった!

結局、どの家庭でも母は強い、って感じでした。

クレアのエピソードで「Window(窓)」の意味が、いわゆる窓と好機みたいな時間的な使われ方をしているのが、難しかったです。
最初は、何かのダジャレ的なもので、別の単語が絡んでいるのかな、とか思ったのですが、Windowそのものに別の意味があるんですね。初めて知りました。
そして、じゃあ使ってみろと言われてもまったく理解できていませんw

とにかく、クレアが機嫌がよくていいタイミング(Window)だから窓が開いているうちに、許しを得ようというような意味合いで使っていました。

なので、窓が閉じてしまうともうクレアのご機嫌タイムは終了、という意味なんですね。

翻訳にも丁寧に「間」にウィンドーとルビが降ってあったので、今回のエピソードに「窓」が重要という事は分かるようにはなっていましたけど、理解するのはスムーズではなかったです。

それでも十分面白かったですけど!
特に、ミッチェルとキャメロンまでもが、ディーディーに無意識に長年操られていたとかw
なかなかのサイコ・サスペンスじゃんw
壁のプレートにMOMのメッセージが隠されているのも、大うけしましたw

そうそう、マニーの映画モノクロなんですけど結構ちゃんとしていましたw
自宅でのプレミアでも家族ぐるみでドレスアップするっていうのが、素敵でした。


21話「大脱走/The Escape」へつづく

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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