あらすじ
罪滅ぼし
ジェイはジムという偽名を使い、アンジェラ・ネルソン親子と知り合いになっていた。
夫のマーカスは、ジェイが誤認逮捕をしてしまった挙句、郡拘置所で殺されていた。
そのせめてもの罪滅ぼしをしたい、という罪悪感からで誰にも言っていなかった。
ある日、息子のボビーがデトロイトのいとこの家に行くと言われる。
生活に困っていたはずの母親はジェイの援助を断り、何か当てを見つけたようだった。
気になったアプトンがジェイを尾行し、親子との関係を知るとジェイに忠告をした。
「正体がバレたら私達が困る。もう止めて」
「分かった」
拷問殺人事件
ホゼ・サンティアゴという男が拷問されて殺された。
ところがジェイは急な呼び出しがあった、と早々に現場を抜けてしまった。
不審に思ったボイトは相棒のアプトンに確認したが、個人的な問題だと思うが自分の口からは言えないと言われる。
気にするボイトに、アプトンが今のところは大丈夫、と返すとボイトは信用し、それ以上追及しなかった。
ジェイ失踪
だがそのままジェイは特捜班に姿を現さなくなる。
ジェイの車の位置情報から停車していた家に特捜班全員で押し入った。
すると誰もおらず、血痕と薬莢が見つかる。
アプトンは親子のところだろうと薄々思っていたが、冷蔵庫に貼ってあった写真を見て確信した。
アプトンはボイトだけに、住民のアンジェラがマーカス・ウエストの妻だと教え、ジェイが関わっていた事を伝えた。
ボイトは仲間だけに真実を伝え、内密に捜査をする事を決め、ジェイの捜索を最優先した。
ジェイとアンジェラ
ジェイは、アンジェラの仲間だと思われ一緒に拉致されていた。
どうやらヘロインを盗んだと疑われているようだった。
アンジェラは見張りの２人には認めなかったが、実は盗んだとジェイには打ち明けた。
カルロスという男に1万ドルで手伝わないか、と持ち掛けられたのが始まりだった。
アンジェラは運転手をして、サットン通りの家に行った。
だが金はもらえないまま、カルロスとは音信不通に。
「騙されたのかどうかも分からない」
ジェイを呼んだのは不安になったから、だと言う。黒幕は知らない。
「ただ夫が死んでから地獄だったからお金が欲しかっただけ。
ごめんね、ジム。巻き込むつもりはなかったの」
アンジェラから人生の選択肢を奪った、という自覚のあるジェイには責められなかった。
防犯カメラ
防犯カメラから2日前、アンジェラがサットン通りにいる映像を入手した。
同時刻に発砲の通報もあった。
アンジェラの他、薬物を運ぶ男も映っていた。
その付近の隠れ家からは身元不明のラテン系の男の遺体も発見されていた。
男はカルロス・ディアス。逮捕歴有りで、住所はホゼが拷問された場所になっていた。
ホゼはカルロスの代わりに、盗まれた側に殺されていたようだった。
だから拷問されていたのだった。
カルロス
カルロスの携帯を追跡して、滞在しているモーテルにルゼックとアプトンが突入した。
するとカルロスは過剰摂取で死んでいた。
盗んだ薬物は天井裏に隠してあった。
ジェイが、この薬物盗難事件に巻き込まれたのは明らかになった。
誘拐の黒幕
薬物の残留指紋から、ペドロ・シルバという犯罪者が浮上した。
妻を殺された後、男手1つで３人兄弟を育て、上の息子2人と仕事をしている。
長男のヘクターは長い服役歴あり。次男も逮捕歴があったが、３男のエミリオだけは優等生のようだった。
発砲時の目撃情報と上の兄弟が一致した。
2人の捜索に、ボイトはルゼックからダリウスの名前を出され、ダリウスを使う事に。
「ペドロの保釈金をダリウスが支払っていました」
ボイドは、ペドロとの仲をこじらせたくないと渋るダリウスに強制的に協力させた。
ダリウスはペドロの不動産を狙って、時間をかけて信頼関係を築いていたという。
取引き
ダリウスが間に入り、ペドロを呼びださせ、アンジェラとジムの仲間に扮したアトウォーターに紹介して取引きをさせた。
アトウォーターは仲間の過ちを詫び、色をつけてブツを返すから仲間と交換しよう、と持ち掛けた。
「2人はカルロスに踊らされただけなんだ」
だが、隠れ家で殺されていたのはペドロのいとこだったようで、ペドロの怒りは相当だった。
アトウォーターは信頼を得る為、カルロスを殺したと嘘をつき遺体の写真を見せるが、それでも反応はいまいちだった。
考えておく、と言うだけのペドロに、アトウォーターも焦り、ジェイの声を聞かせろと頼む。
ジェイ
拉致されながらも電話を向けられたジェイは、アトウォーターからの呼びかけに瞬時に話を合わせた。
ペドロは取引きを明日の4時に指定した。
アンジェラはジェイに電話があったのを見て不思議に思う。
「仲間がブツを返しに来るから俺達は助かる」
ジェイに説明されても、アンジェラには何故そんな事になっているのか分からない。
ジェイは気にするな、逃げる事が先だ、と誤魔化した。
取引き
翌日、取引きの時間になるが、ペドロは遅れてバンで登場した。
手下と共に車を降りると、先にブツを見せろと言ってきた。
2人の様子を尋ねても、ブツが先だと頑なだった。
仕方なくアトウォーターがブツを見せると、2人は突然銃を向け発砲した。
すぐに監視していた特捜班も応戦し、逃げだしたペドロは待ち受けていたボイトに足を撃たれた。
倒れたペドロに興奮したアプトンは、つい暴力的な行動に出ていた。
すると近くにいた建設業者がその様子にスマホを向けていたので、ボイトは壁になり、アプトンを止めた。
バンの中には2人は乗っていなかった。
ゲージ
ボイトはペドロをゲージに入れた。
だが、どれだけ殴りつけてもペドロはジェイ達の居場所を言わなかった。
するとアプトンは末っ子を利用しようと提案した。
ボイトも仕方ない、と認める。
ジェイの告白
アンジェラは傷を負っていて、時間との戦いでもあった。
気弱になったのか、あと少しと言う所でアンジェラは弱音を吐き始める。
マーカスの悪い部分に気づかなかった、と自分を責め出した。
するとジェイには聞いていられず、ついマーカスは無実だ、と言ってしまう。
「俺は警官だ。マーカスを知ってる。俺が逮捕した」
アンジェラはジェイの告白で、夫の無実を知りほっとしたと同時に、真実を知ってさらに傷ついた。
「夫のお墓であったわよね。いい人だと思ってた。でも私とボビーをずっと騙していたのね」
ジェイの謝罪はもう耳に入らない。
これまでの関係も、罪を消す事にはならない。
アンジェラは強くジェイを拒絶し、ジェイの正体をバラしたら助かるかも、とも言い出した。
「あなたは死ぬべきよ」
「君は違う。話せば君も殺されるかも」
そこへ見張りの男がやってきて、取引きは成立しなかったと告げた。
アンジェラは見張りの男に話し掛けたが、息子に会いたい、とだけ言ってジェイの事は言わなかった。
救出
アプトン達は、連行したエミリオに難癖をつけて逮捕した。
もちろんエミリオに何の罪もないことが分かっているから、苦渋の選択だった。
ジェイを助ける為には手段は選んでいられない。
そしてケージにいる父親の前に連れ出す。
父親はボロボロだったが、エミリオは僕は無実だ、と助けを求めた。
するとペドロは息子を案じ、あっさりとジェイ達の居場所を吐いた。
その頃、ジェイも繋がれていたパイプから逃れようと画策していた。
アンジェラは、アンジェラに気がある見張りから応急処置を受けていた。
その見張りは、隙を見てジェイがパイプで殴って気絶させた。
自由になったジェイは、もう1人の男も倒そうと襲っているとアプトンが到着した。
ジェイは地下に残したままのアンジェラの元に戻るが、アンジェラは銃を構えていた。
「もう大丈夫だ。安心しろ。終わったよ」
アンジェラは一度は銃を下したが、その後また構え、ジェイを撃った……。
かんそう
↓マーカスとジェイのエピソードはこちらです。
マーカスのエピソードは、あのまま終わるような内容ではないよなぁと思っていたので来たか～という感じでした。
最後、ジェイはアンジェラに撃たれてしまいましたけど……。
最初に想ったのは、罪滅ぼしって相手の為ではなく自分（ジェイ自身）の為の行為なんだな～という事でした。
このエピソードに限った事ではないんでしょうが。
大抵の場合、謝罪ってその相手よりも自分が楽になる為にする意味の方が強いのかも。
もちろん、謝罪された側が救われる事もありますけど、でも場合によっては今回のアンジェラのように謝られても……、ってなるのは凄い分かる。
真実を知ったところで、何も状況は変わらないし、むしろ打ち明けて楽になるのはジェイだけで、アンジェラは苦しみが増しただけのように思いました。
だからジェイが撃たれてもいいっていう訳ではないけど……。
このストーリーはまだ終わっていので、どこまでのメッセージ性が込められているのかはまだ分かりませんが、私は漠然とそんな事を想ってしまいました。
ジェイが罪を抱えたままでいるのがつらかったのも分かるけど、あのタイミングでアンジェラに真実を言わなくても～と、ドラマの中に引き込まれていました。
ボイトがさり気にアプトンを盗撮？ から守った姿が萌えでしたｗ
最近バイオレンス少な目？ って思っていたけど、ゲージで悪人ボコボコにするボイト様の健在っぷりも確認できましたｗ
0 件のコメント:
コメントを投稿