ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン3 9話 「決意/Heroic」【TheHandmaid'sTale】

2019/11/14

SF Simoom ハンドメイズテイル侍女の物語 ハンドメイズテイル侍女の物語 シーズン3 近未来

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あらすじ




2019年9月13日(金)~Huluでシーズン3 日本初配信 (全13話)
(アメリカ配信 2019年6月5日~)

(2019年9月13日(金)、毎週金曜日に1話ずつ追加配信予定)

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第9話 決意

真っ白い病室のベッドに横たわるオブマシュー。
彼女は出血多量で脳死した。
今はただ赤子を生かすための器だ。”摘出”するまでの。
ジューンは傍でずっと跪いていた。
32日目である。

病室には、入れ替わり人が来ては帰る。
夫人、侍女、医師、看護師、用務員、技師。
だが、ジューンは帰れない。
赤子が産まれるまでパートナーの傍に居なければならないのだ。

オブマシューが発作を起こした。
医師が来て処置を施す。
オブマシューの脚にメスを入れた。
大腿静脈にチューブを通し輸液する。
これで発作が防げる、と医師は言った。
最後に残った看護師が残りの処置をし出て行った。
その時、看護師がメスを病室の小さな箱へ入れるのをジューンは見ていた。

夜、ジューンはベッドから起き出すとメスが入った箱を探った。
モノを手に入れ、オブマシューに近づく。
「騙されない。もう死んでるんでしょ」話し掛け、オブマシューの首元を狙う。
と、人の気配がしてメスを後ろ手に隠した。
現れたのは、ジャニーンだった。
膿んだ傷の手術をしに来ているのだと言う。
そして、オブマシューの発作に責任を感じているのだと。
ちゃんと祈らなかった自分の所為。
ジューンは、だったらやれる事があるとジャニーンにメスを差し出す。
しかしジャニーンはそれを拒否し、ジューンの手からメスを取り上げようとする。
ジューンは渡さない。
ジャニーンはジューンを批判した。
自分のことしか考えてない、変わってしまったと。
キライとまで言われてしまうのだった。


翌日、見舞いに来たのはオブマシューの司令官夫婦だった。
ジューンは、跪きながら後ろ手にメスを握りしめていた。
誰を刺してやろう...。
そこへ、セリーナが入ってきた。
...ジューンの心は決まった。

しかし、セリーナ襲撃は失敗し、ジューンは自分の手に傷を負ってしまう。

ジューンの手当てを始めた医師に、
報告するなら(処刑されてしまうだろうから)手当てなどムダになると言う。
医師はジューンの意見に同意しながら、初めに”害を与えない”と宣誓したはずだと言い、
自分自身への害も含めると説明した。

患者はオブマシューではなく赤子だと言う医師に、
ジューンは、医師だった自分の母は母体を優先したと話すと、医師は時代は変わったと返した。
ジューンが母親の名前を打ち明けると、医師は夫人(セリーナ)を襲ったのも納得だと言った。
医師はジューンの母を知っていた。
ジューンは、殺すつもりだったと打ち明ける。
オブマシューもあなたたちも、と。

医師はそもそも警告しておいたのだと言う。
ジューンを病室に何か月も閉じ込めて祈らせることに反対したと。
「一人でいると脳が委縮して、自暴自棄になる」
自殺願望はいつからか訊かれて、これは殺人願望だと返すジューンに、
縛り首になると分かっていて実行するのは自殺願望なのだと医師は説いた。
ジューンはいつからかは覚えていないと言う。
「もう娘と会えないと悟った時からかもしれない」

オブマシューもまた誰かの子だとジューンが言うと、
医師は、赤子を救うことでオブマシューの役に立ちたいと返す。
そして「君は、娘たちの為に何をする?」との言葉に、ジューンはハッとするのだった。


夜、ジューンが目を開けベッドに横たわっていると、オブマシューが急変する。
緊急手術が行われ、赤子が取り上げられた。


オブマシューの命もあとわずかになりジューンは、病室を出ることになった。
重いトランクを持ちたどたどしく歩くジューンが廊下を歩いていると、
初潮の検査にきている一人の少女に出会う。
少女はジューンの様子を見て荷物を運ぶ手伝いを買って出た。
その少女は、結婚したらもう授かれるとジューンに打ち明ける。
それが望み?と問うジューンに少女は待ち遠しいと返す。

久しぶりに外の空気に触れたジューンは、目を瞑って立ち止まり空気を吸った。
その横を夫人に連れられた少女たちが横切り、病院へ入っていく。

ジューンはリディアにオブマシューはまだ生きてるから、
傍に居たいと病室へ戻った。

ジューンは、目を瞑るオブマシューの横に座り謝罪し、
決意を語った。
皆が早産したオブマシューの赤子が育つか心配して祈っているが、
ジューンはあなたの子だから心配ないきっと闘うはずだと言い、
あの子はここで育つべきじゃない、自由になるべき。他の子たちも同じだと続けた。
「脱出させる。できるだけ多くの子を。まだ方法は分からないけど」
ナタリーに誓った。


本日の名曲


ジューンが病室で口ずさんでる

      (YOUTUBE/Belinda Carlisle - Heaven Is A Place On Earth (Official Music Video))



かんそう

終始真っ白な病室という回でした。
一緒に病室の中にいるような息が詰まる思いがしました。
医師も言いましたね、病室に1人で居続けると脳が委縮してしまうって。

真っ白い病室の中に侍女の洋服の色だけが際立っていて、
窓から差す光が動いたり。
気付くと辺りが急に暗くなっていたり...。
単調になりがちな場面がウマイ具合に演出されていて、
ジューンの気持ちの変化や移り変わり、
最後に病院から一歩外へ出たタイミングでの決意と流れが良かったです。

今回は特に名曲とストーリーがリンクしていました。
最後、決意をオブマシューに話し掛けてる場面では、
”天国で一番大切なのは愛””地上に天国を作ってみせる”
”夕闇が迫る頃””待ちわびる私の前にあなたは現れる””そして世界は息づく””外の通りに響く子供たちの声”
口ずさむジューンの頬を涙がつたいながらのエンディングへ。
今回のエンディングに曲はかかりませんでした。
さすがにフリオ・イグレシアスは掛からないか~。
病室の環境音だけが静かに。
こういう演出も響きますね~。



早く良くなってとオブマシューに声掛けするジャニーンにジューンが、もう良くはならないと言います。
すると、ジャニーンは「もう苦しまないで」と言い変えるんですよね。
ジャニーン!
またまた、優しい無邪気な一面が...。
リディアおばに眼帯をプレゼントされた時も海賊みたいと言って喜びます。
なんだか......なんだかなぁ~。
可愛いな~!!


そしてゲスト出演?の医師......なんだか、見たことあるぞ!って思ったら「ギル・ベローズ」でした!
ギル・ベローズといえば!「アリー・my love」!!!
夢中で観たドラマの一つです~。
懐かしいっ。
ダンシングベイビーとか!トイレシーンがあったよねぇ~。
中でもネルがカッコ良くて、キレイで好きでした。
のちのち、「エレンの部屋」で有名なエレンと同性婚した時はビックリしたもんですわ。
そうそう、まだピッチピチのルーシー・リュ―も出てましたね~。
あとは、「ショーシャンクの空に」かなぁ。
めちゃめちゃ若かったんだね!!
老けましたなぁ~。


そのギル・ベローズ演じる医師の言葉でジューンはハッとして...。
決意したって感じかな。
最後のあたりの子供との触れ合いも拍車をかけたよね。

静かな回のようではありましたが、大変重要なエピソードでした。
残り4話となりました。

ハロウィンも終わりまして、世の中は一気にクリスマスに向かってますね。
このドラマが終わる頃は師走中旬...。
一年って早いものですね。

年末に向けていろいろと済ませておきたいことが山積みです!
毎年計画的にやろうと思うんですが、12月入った途端、
全てが駆け足に過ぎていきますからね~。
今から順番にやっとかないと!
ま、取りあえず踊りますか。
ウーガチャカ♪ウーガ♪ウーガ♪ウーガチャカ♪

(イラスト&文:Simoom)

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