レジデント 型破りな天才研修医/The Resident シーズン2 20話「偏見がもたらすもの/If Not Now, When?」

2019/11/13

ジェーン洞 レジデント 型破りな天才研修医 レジデント 型破りな天才研修医 シーズン2 医療

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あらすじ

Devon Doesn't Think Lea Is Getting Proper Care | Season 2 Ep. 20 | THE RESIDENT


2019年5月7日(火)~7月(前半9話まで) FOX 日本初放送 
10話~最終話(2019年9月~)

(アメリカ放送:2018年9月~) 全23話

・前回 シーズン2 19話「雪の日の決意/Snowed In」

コンラッドとニック

約束通り、通勤前にニックの家で話し合いの時間を持ったコンラッドとニック。
久しぶりの団らんのはずが、極端な結果になってしまった。

ニックとの将来を考えるコンラッドは、それを望まないニックとの方向性の違いに合鍵を返した。
「俺と一緒に前に進みたくないならもう止めよう」

コンラッドは病院では変わらず、友人、同僚として接すると言ってニックの家を出た。

発砲事件

1人車で出勤していたニックの目の前で発砲事件が発生した。

コンラッドとの事がショックで、途中で車を停めていたおかげでニックは巻き込まれずに済んでいた。
まるで自分の代わりのように銃弾に撃たれたのは、親子が乗る車だった。
被害者は妻と14歳の息子ダニー。単なる巻き沿いだったが、2人は重傷だった。
ニックはすぐに駆け寄って救助を手伝った。

チャスティンに搬送されると、母親はオースティンとオカフォー、息子はヴォスとベルがオペの担当となった。

母親は、心臓に弾が当たるという大事故にもかかわらず、いつもの2人のチームワークで難なく窮地を救われていた。

だがヴォスは、ダニーに自分の息子のように感情移入をしてしまったせいで、珍しくナーバスになって、オペ中に手が震えていた。
そんなヴォスをベルが側で励まし、オペは無事終了していた。

助からないと思われた2人は無事助かって、家族がまた再会できた。

ジェシー

ジェシーの肝臓は回復不可能な状態になっていた事が判明した。
一生透析を続けなくてはならない。

唯一の手立ては腎臓移植だったが、リハビリ施設の入居者にその権利は与えられなかった。
クリーンになって最低半年は経過しないと、待機リストに載せる事はできなかった。
ジェシーは絶望し、大きなショックを受ける。

リストに載ったとしても3年~5年はかかる。
ニックは当然、父親を頼らず、適合すれば提供する決心をつけた。

デヴォンの怒り

デヴォンは、リア・デイビスという妊婦の帝王切開のオペに初めて参加していた。
担当医のスチュアートは優し気だったが、いきなりデヴォンにアメリカに来て何年? と聞いていた。
デヴォンはアメリカ生まれなのに。

赤ん坊は無事産まれた。
ところが、術後母親に血尿が出ていたのでデヴォンはスチュアートに診て欲しいと頼んでいた。
だがスチュアートは、自分はベテランだし帝王切開の後にはよくある事、と取り扱わなかった。

しかし母親の具合がだんだん悪くなっていっていた。
夫がナースコールをしても、産科のナースのコルビーにも「術後にはよくあること」とスルーされてしまう。
困った夫がデヴォンに連絡をした時には、母親の状態も血尿も酷くなっていた。
コルビーは、デヴォンに忙しくて手が回らなかった、とトボけた。

デヴォンは明らかに、デイビス夫妻は2人にないがしろにされていると感じた。
2人は白人で、夫妻は黒人だったから。

デヴォンがやっとリアの様子を見た時には、異常に出血していた。
すぐにスチュアートに連絡を入れたが、出血の悪化を伝えても軽く検査をして済まそうとした。
デヴォンがCTが必要だと言っても聞いてもらえないので、つい人種差別をしているのか? と言ってしまう。
スチュアートは侮辱だと怒り、デヴォンの好きにすればいい、と許可だけ出した。

コルビーにCT検査の指示を出した後、いつまで経っても連絡がないのでデヴォンがコルビーに聞きに行くと、まだ検査すらしていなかった。
適当な言い訳を聞いたデヴォンは完全にキレ、コルビーを怒鳴りつけているとリアの容体が急変した。

やっとスチュアートを呼び出すと、リアの様子がおかしいのは一目瞭然でスチュアートも驚いていた。
内出血した血が腹に溜まって出産前のように腹が膨らんでいたのだった。

すぐにオペをするが、スチュアートでは対応できずオースティンとオカフォーが呼ばれた。
その様子に、切れた血管を放置していたんだろうと推測できたが、手術から6時間も経っていたと聞いて2人は驚いた。
「後回しにされたんです」
そのデヴォンの言葉で2人にも通じていた。

術後、さすがにスチュアートは茫然としていた。
「どうしてですか? リアが黒人だったから?」
デヴォンはこらえ切れずスチュアートに詰め寄った。

「肌の色に関係なく怒る事だ」
オースティンは一応フォローをしたが、オカフォーはでも黒人の確率は4倍も高い、とデヴォンの味方をした。
「それが事実です」

リアの夫にはオースティンが説明した。
リアの死の理由を。

デヴォンは、今回の件をうやむやにさせまい、とベルに新たな体制の提案をした。
審査員会を発足し、過去の出産時の事故を調べる。
問題点を特定し、すぐに標準治療が受けられるようにする。
偏見や差別を防ぐ為、必ずスタッフ全員に徹底させて。


リアのエピソードは、キラ・D・ジョンソンという実在の人物のストーリーがベースになっているという説明がありました。

作中のベルの台詞に「アメリカは先進国の中で一番出産のリスクが高い」とありました。

このエピソードについては、単なるTVショウではなくメッセージ性に拘っているようです。

ドラマの最後は、このキラ本人の生前の映像と夫のスピーチで終わりました。

ドラマで見ても、リア達の扱いは酷くイライラしましたがこんな事が現実にあるなんて。
しかも信頼から成り立つ病院で。
病院も信用できないとなったら、何を信用すればいいのか。
考えただけでも怖いです。


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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