あらすじ
脱出
レッド達がシェルターから出ると、周囲は黒焦げになっていた。
デンベは端末で遺体の指紋がタウンゼントのものであることを確認した。
リズはレッドのジェットで医療チームの治療を受け、一命を取り留めた。
機内でデンベに祝杯を勧められるも、レッドは浮かない表情のままだった。
「犯罪の世界では空白はすぐに埋まる」
そしてクーパーへのアポとクレモンズ先生に治療を止める旨の連絡をデンベに頼んだ。
次の戦いの為には自分は消えるしかない、というのがレッドの考えのようだった。
その決心がついた時、レッドはやっと酒を飲む気分になっていた。
頼み
FBIのクーパーのオフィスを訪ねたレッドは、バルーンのヘリウムガスを吸って変声して挨拶をし、クーパーを呆れさせた。
勧めたのはアラムで、レスラーの回復祝いの準備をしていたからだった。
まさかデンベはそんな子供じみたことをしないだろうというと、デンベも変声していた。
和やかにスタートしたもののレッドの伝える事態は深刻だった。
タウンゼントの死で後継者不在となり、帝国争奪戦になる事が目に見えている。
レッドはそのレース参加者のリストを差し出し、自分にはその結果がもう関係ないと仄めかした。
そして自分がいなくなった後もリズの面倒を見続けるよう頼み、その返事を確認すると帰っていった。
「ありがとう、良き友よ」
クーパーに打ち明けたのもすべてはリズの為だった。
クーパーは勝手に余命が短いのだろうと思ったが、レッドは訂正しなかった。
本当は病気で死ぬのではない。検査の結果は良好で治療の効果は出ている。
だが死を決めていた。
話の続き
レッドは療養しているリズに会いに行き、タウンゼントに遮られた話の続きをした。
レッドの正体と何故現れたのか。
それについてはすでにカタリーナからの手紙を預かっている、と封筒を見せた。
「彼女はこの瞬間を予見していた」
それを何故レッドが持っているのか、とリズは驚く。
「しかるべき時に君に真実を知らせる為だ」
リズにとってみればもうその時は過ぎている。
だがレッドは更に条件をつけた。
それはリズがレッドを殺して闇社会に力を誇示する事だった。
どのみち余命は少ない。死ぬのならばリズの安全を確信したいという考えだった。
リズは帝国を引き継ぐつもりはなかったが、レッドも引き継がせたい訳ではなかった。
だがタウンゼントがレッドの秘密を知ってしまった今、他に伝わっていると考える。
「残念ながら君を狙う者は後を絶たない」
レッドは手紙の内容を知っているかのように加えた。
「凄い内容だぞ。野心と希望。愛と喪失だ。結末は自分で読めばいい」
リズの決心
リズはレッドの説得を受けてもその提案には乗らず、このまま身を隠す生活を選んだ。
アグネスと二人でどこか遠くへ行く。
クーパーにも直接会い、別れの挨拶をした。
帝国は継がないとはっきり伝えて。
クーパーは、今や指名手配犯のリズはブラックリストを引き継いだ方が免責を得られ安全かもしれないと引き留めた。
「レッドの後を継ぐのはリスクがある。だが継がないリスクの方がもっと心配だ」
その後は回復したというレスラーの病室を訪ねた。
レスラーはクーパーの意見には反対だった。
帽子を被り人目につかぬようにしていたリズが駅にいると、1人の少女に名指しで声を掛けられ戸惑った。
少女はベス・ライカ―で父親がダニエル将軍だと名乗ると、リズはすぐに思い出した。
アカデミーを卒業したばかりでプロファイラーになった初日に、レッドからの指名を受けザマーニの事件を担当した。
その時助けていた被害者だった。
ベスはいつも命の恩人を思い出していたとリズに伝えた。
リズがもうFBIは辞めたというとベスは最後に父親の言葉を伝えた。
「あなたのお陰で数千人が助かった。大抵の人はただ普通に生きてるけどあなたは世界をよくした。今後何をするにせよ、それは続けてください」
リズはすぐにレッドに電話をし、アグネスと共にレッドのいるNYへ行く事にした。
段取り
レッドの提案を受ける覚悟を決めたリズは段取りを確認した。
明日の夜、NYの知人パスカルのレストランが身内に向けた新装開店パーティーを開く。
レッドとデンベも出席するので、リズは外で待機する。
深夜、レッドが1人で店を出た所を撃つ。
警察が来る頃にはリズは消えている。
だが、パスカルが提出した防犯カメラの映像にはしっかりとリズの姿を残して。
そしてその映像はリークされ、数時間以内にリズがレッドの遺体を見下ろす姿は新聞の一面を飾り世界中へのアピールとなる。
「ずっとあなたを殺したかった。だけど撃てそうにない」
二人はそのまま昼間のセントラルパークを手を繋いで散歩した。
デンベにアグネスとミセスフレンチも合流して、最後の穏やかなひと時を過ごした。
その途中、リズは改めてカタリーナとレッドの関係を尋ねた。
リズは母親とブランコに乗る幼い頃の写真をポケットから出して見せた。母親の顔は逆光で良く見えない。
「私達をカメラで撮った人がいるはず。あなたなの？ この場に居たのね」
「いたよ」
「母を良く知ってた？」
「誰よりもね」
「いいわ、私やる」
そして最後の質問をした。
「何故正体を明かすのは死んだ後なの？」
「君が知れば私を殺せなくなる」
レッドは死から死後の事までデンベとも何度も綿密な打ち合わせをし、手紙を託した。
「これをエリザベスに渡すのは私が死んだ後だぞ」
FBI
翌日、リズはこれからする事も含めてアラムに許して欲しい、と思わせぶりな電話を掛けた。
FBIではレッドがパーティーに参加する事を掴んでいた。
クーパーは嫌な予感がして、リズが帝国を継ぐ決心をしたのではないかと疑いを抱く。
そしてその為にレッドを殺すつもりだと、レストランで行われる計画に気づいた。
その通話を聞いていたレスラーは病院から抜け出し、リズを止める為現場を目指した。
実行
予定通り、レッドは1人レストランを出た。
リズはレッドの後ろから近寄り、銃を向ける。
それに気づいたレッドは振り向き、二人は向かい合うがリズはなかなか引き金を引けなかった。
「やっぱり無理。撃ちたくないの」
「分かってる」
すると銃声が聞こえた。
だが胸を撃たれたのはレッドではなく、リズだった。
リズは背後からタウンゼントの手下のヴァンダイクに撃たれていた。
次にヴァンダイクが構え直すとレッドも銃を取り出し、迷わず撃ち殺した。
リズは最後にレッドに何かを言っていたが、その言葉がレッドに届いていたのかどうかははっきりとは分からないが、その表情からは何か伝わったように思えた。
レッドはデンベに急かされリズを置いてその場を立ち去った。その際に被っていたハットを置いていった。
その直後、レスラーに続き、アラム達が到着したが、リズはもう動かなかった……。
KONETSはロシア語で終わりを意味するようです。
見終わると何が終わったのか、リズだと分かりました。
はっきりとリズの死を確認した訳ではありませんが、今回はかなり走馬灯シーンが多かったので、これで生きていました……というのもないのかなぁ、と思います。
というかそうであって欲しい。とても感動的な終わり方だったと思うので。
多分、最後リズは自分を心配するレッドがカタリーナだったんだ、と気付いたのではないかと思いました。
だから死の前にすべてを知ってそしてそれを伝えられたんじゃないかな、と。
リズは何か話しているのですが、それは見ている側には伝えられていません。
多分、レッドの表情からそれが伝わったって感じたのですが……。
最後の最後にやっと長年の謎が解け、スッキリできたのでリズにとってはハッピーエンドだったと思いました。
と同時に、リズはシナリオの一番の被害者だったな～と。
だいたい、「知れば殺せなくなる」の時点で普通もう殺せないですよ！！
なのにリズはずーっと最後まで気が付かない人でいなくてはならない。だからこそのイライラなんですよね～
今回のブレブレもリズにありがちで、イラッとするところではあるんですけど、リズの気持ちを変えるきっかけがシーズン1 第一話のパイロット版だなんていうのがもう、凄い8年越しのドラマになっていて、しかもちゃんとベス役のデルフィーナ・ベルちゃんという女優さんが演じていて、本当にその成長がリアルに時間経過を見せてくれてて。
ここまで説得力あればリズがブレブレだなんて微塵も思いませんよ。
ブラックリストは最近では珍しく？ がっつり1話からメインストーリーの謎を引っ張っているので、どこまでが本当に計画通りなのか見ている側には分かりませんが、視聴率には厳しいアメリカですから某少年漫画のように途中でテコ入れとかもあるんじゃないかとは思うんですよね。
それでも8年に渡ってのここまでのドラマが見れたというのは、今になって凄いことなんじゃないかと震えています。しかもまだ続くんですよ！！
海ドラでは比較的ありがちではあるんですけどパイロットの第1話が本当に面白くて。
そこからやっぱり見続けているとどうしても途中、悪い意味でやべえって何度も思いましたがこの回を見て考えが変わりました。
これは本当にヤバイ歴史に残る海外ドラマになるんじゃないでしょうか？
まだ本当に終わった訳ではないですし、この先の展開で印象が変わる可能性ももちろんありますが。
でもこの回は素晴らしくて、8年分の涙が出そうになりました。
リズに対する申し訳なかったという涙と、本当に母子の家族愛のストーリーを見ていたんだな、という感動の涙です。
てもうレッドはカタリーナだって決めつけているですけど、レッドの台詞からももうそう答えていますよね？
それにリズがシナリオの都合で気付けないから、リズがバカっぽく見えてしまっていただけで。
あとなんだかんだ秘密が秘密のままで面白いっていうのはなかなか難しい事なんですよね。
しかも「きっとこうだ」みたいな自分の中での答えがあるなら、答え合わせを楽しみながら見れるのですが、ブラックリストは私には本当に分からな過ぎてそれが途中なかった期間が長くもありました。
それがここ数回で「こういうことか！？」と見えてきたので断然面白く感じられるようになっただけ、なのかもしれませんがｗ
なので頭の良い人、最初の段階でこの真相に気づいていた人にとってはずーっと面白かったし、多分リズの立場を理解してそれ程イライラしていなかったのではないかな、と思います。
羨ましい……。
ただとにかく、頭の悪い私でも脱落させないレッドの魅力、ブラックリストの魅力は絶対ありましたので、それもまた凄い事なんですけどね！
もうこの熱を保持した状態で早くシーズン9が見たいのですが、放送時期などを調べてうっかりネタバレ見たくないので私は我慢します。
ここでリズに引き継いで謎を明かして終わる、という終わり方でも全然良かったのにまだ続けるなんて。
一体どうなるの？？
こんなクリフハンガー気になり過ぎる！！
2 件のコメント:
昨日ネットフリックスでシーズン8見終わりました！
私も、レッドがカタリーナ？と思ったのですが
そうなると性転換、、、？アンとの出来事は、、？
よく言ってた下ネタは？？と疑問が残ってしまって
もやもやです。
以前のシーズンにあったように、コンタクトレンズのような装置をいれて
カタリーナがエリザベスを見れるようにしている..？
それとも臓器だけカタリーナ？！
シーズン9は放送されているみたいですね。
ネットフリックスまだまだそうです..
なぜキーンを射殺したタウンゼントの手下がキーンの居場所を知っていたのかなど
分からない点は沢山で待ち遠しいです笑！
シーズン9ではレッドの正体わかるのでしょうか。。。
シーズン8まで楽しまれたようで何よりです！
CSではシーズン9も放送が終わっていて、こちらのブログでも記事は書いています…がネタバレになりますので言わない方がいいですよね。
いつ配信になるのかはわかりませんがとにかくお楽しみに…です！
レッドとカタリーナの謎を解く要素として、遠隔操作というのは確かに！！ と思いました！
シーズンがあり過ぎ、謎引っ張り過ぎで、どんどん忘れていきますｗ
またシーズン９を見た際には、感想など吐き出しに来てください！
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