あらすじ
アトウォーター潜入捜査
アトウォーターは黒人ギャングのダリウスを探る為に、経営するバーに入り浸り、接触を図ろうとしていた。
そんな中、組織のトップであるスモーキーが取引きで殺され2万ドルが奪われる。
新参者のアトウォーターが疑われる中、協力者と小芝居等で信頼を得ていた。
現場付近ではラテン系の男2人が目撃されていた。おそらくラテン・プレイヤーズだろう。
ダリウスが新たな仲介人を捜す可能性があると、ボイトは仲介人役としてジェイを投入した。
その際にジェイは先週あった失態を許して欲しいと直談判する。
「許すも何もない。仕事をしろ」
カフェ
アトウォーターはダリウスの部下アンドレに、ジェイを紹介した。
その場所に指定されたのはダリウスが出資するベーカリー・カフェだった。
人気チェーンで繁盛している。
アンドレはダリウスは有望な黒人の為に投資していて、クリーンな商売だというが、アトウォーターには眉唾だった。どうせ資金洗浄の為だろう、と。
「黒人の地位向上だよ。ダリウスは世界で活躍できる黒人を育ててる」
アンドレの前では黙っていたが、アトウォーターはそんな大義を信用していなかった。
「偽善だ。ああいう連中のせいで弟や妹と暮らせない」
その後、狙い通りアトウォーターはダリウスのオフィスで面会する事が出来た。
だがダリウスは薬の取引きの話には興味を持たず、そんな事よりも他に夢はないのか？ とアトウォーターを心配した。
そこへ小学校の前で薬を売っていたという売人が呼び出されたと、入って来た。
ダリウスはバットを手にし、ルール違反だと売人にかなり怒りを見せる。
アトウォーターもどうなることかと見ていると、そのバットを売人に押し付け「明日から学校で野球のコーチをやれ。売人は終わりだ」と拍子抜けするような事を言った。
仕掛けていた取引きは失敗となり、アトウォーターはダリウスの大義があながち嘘ではないのかもしれないと思い始める。
悩んでいるのが顔に出ていたのか、バーの店員のニナに声を掛けられ会話を交わしていた。
発砲事件
その後、発砲事件の通報を受け、特捜班が現場にかけつけると2人の被害者はラテン・プレイヤーズのメンバーだった。スモーキーの敵、という声を聞いた者がいた。
1人に対して仕返しは2人。ダリウスの報復に間違いないだろう。
現場には新本部長代理もやってきてボイトにはっぱをかけていった。
その後の捜査で、現場付近の防犯カメラに怪しい青い車が映っているのを発見した。
現場の前を徐行し、銃声と共に去っている。ナンバーはダミー。
運転手しかいないので犯人ではないようだが仲間の可能性がある。
手掛かりとして青い車を捜索すると、運転手はバーの店員のニナだった。
ニナを調べるとかなり謎で、免許もなく家賃も現金払いだった。
アトウォーターは詳しくは知らないが、単なる店員ではなく、ダリウスの手下の可能性がある事は否定できない。
ニナ
ニナがダリウス関係者なら寝返らせればいい、とターゲットをニナにして取引きを持ち掛けた。
するとニナは乗ってきて後日、仲間を連れて取引きの詳細を決めた。
ところが取引き当日、ボイト達が監視していると予定にない男2人の姿を確認する。
銃が見えたので急いで特捜班が突入すると、お互い警官だと叫んで銃を向け合った。
ニナはE66捜査班の潜入捜査官だった。本名はバネッサ・ロハス。
期待の新人で潜入して三ヶ月だという。
殺人現場の付近にいたのは、ダリウスが住所を言っているのを聞いて見に行っていたからだった。銃声が聞こえたので、正体がバレないよう逃げていた。
共同捜査
結局、本部長代理の命令で共同捜査をすることに。
バネッサがダリウスのオフィスに盗聴器をしかけ、ヘロインの仕入れ元を入手した。
マテオ・ガルシア、ラテン・プレイヤーズだった。
和解したのか、今日取引きの約束をしていた。だが場所は不明で話題から推理しベーカリーを張る事に。
すると以前もダリウスの使いをしていた子供が自転車でやってきて、大きな袋を受け取って出て行った。
子供にブツを運ばせているのかとアトウォーターとバネッサが車で追跡すると、袋の中身はマフィンだった。
ダリウスは黒人の困窮者支援をしていたのだった。
子供のIDを確認するとシカゴ大の生徒で、その学費もダリウスが払ってくれているという。
ダリウスの部下ではなく、支援を受けていて手伝っているだけだった。
ベーカリーは外れだと分かったので、もう1つのキーワードだったアッシュバーンへボイト達は急いだ。
そこでガルシアとダリウスの取引き現場を見つけ、現行犯逮捕した。
取り調べ
ダリウスの取り調べはアトウォーターが正体を明かし、担当した。
ダリウスは殺人には無関係だと主張し、ガルシアを犯人だと言った。
「取引再開の為、俺への償いだよ」
アトウォーターは厳しい態度で、それでも簡単には出られない、と脅すがダリウスは冷静だった。
「分かってない。俺がいなくなっても常習者は薬を止めない。タチの悪い売人から買うようになるだけ。俺とそのクズどもには雲泥の差がある」
黒人コミュニティーへの利益再投資。
でもロビンフッドではない。
「俺なら弱者から奪い、強者に与える。強者をより強くする。
正直になれ、ブラザー。街には可能性すらない連中がいる。弱者だ。夢を持たず、薬物がすべて。だから望み通りヘロインを売る。そのカネで賢くて野心のある黒人の若者に投資する。彼らは社会で成功するために努力を惜しまないだろう」
貧困層の黒人がのし上がるにはこうするしかない。それが現実。
「ダリウス・ウォーカーはシカゴに必要なんだよ」
アトウォーターは何も言えなかった。
ガルシアの銃と凶器が一致し、ダリウスの話は本当だった。
それでも薬物での送検は出来る、と処理を進めようとするボイトをアトウォーターは思わず止めていた。
「排除しても、後釜が出て来て、彼と同じことをするとは思えない。
嫌ってはいるが、街の安全に一役買っている」
それを聞いたボイトはすぐに理解した。
「奴を利用するべきかもな」
ルゼック
ルゼックは司法妨害罪で裁判にかけられることになり、半年程の休職となてしまった。
その間は大人しくしていなければならないはずだが、ルゼックは公園で見かけた売人が許せず、通報するだけでなく殴っていた。
駆け付けたプラットはルゼックに注意をするが、昼間から酔ったようにも見えて心配になり、その後ボイトに忠告していた。
「急いで。彼は限界よ。あれじゃ1ヶ月ももたない」
その後ボイトは、内務調査部のヘラーに頼んで州検事補との取引きをしてもらった。
だが、12ヶ月を6ヶ月にしてもらえると伝えてもルゼックは納得しなかった。
「もし一度でも服役になれば警官は続けられない。僕はこの仕事しかできません。
5分5分でも裁判に賭けたい」
負けたら最長5年になると分かっていても、ルゼックは頑なだった。
「では闘おう」
ボイトは返事に悩まなかった。
そして、ダリウスを逮捕した後――。
ボイトは”代理”を取り払いたい本部長代理に提案した。
「大きな成果を得るには大胆な行動が必要だ」
ダリウスと取引きし、頼もしい情報屋になるよう育てたいと。
「あなたの役割は1つ。生まれ変わった警察の手柄を話すだけ。うまくいけば、ハロウィーン前に”代理”が取れる」
「私は話を聞いてない事に」
と同時にボイトは条件も提示していた。
それはルゼックの事だった。
夜になるとボイトはルゼックの自宅を訪ね、マンションの玄関先でバッジを返した。
「検察が不起訴を決めた。証拠不十分だ。復帰しろ」
ルゼックはボイトに抱き着き、感謝した。
「恩人です。ボスに救われた」
「また明日な」
ボイトは笑って去っていった。
バネッサ（リセス・チャベス）が可愛くて、仲里依紗ちゃんに見えましたｗ
調べたら私は「MURDER IN THE FIRST／第1級殺人」で見てるみたいなんだけど、全然記憶にない……。まあそういう事は海外ドラマあるあるですが！
捜査官だからまた登場しそう！ っていうかして欲しい。
アトウォーターも意識してたようなｗ
それにしてもボイト親分が格好良過ぎる。
今回はほとんど表での活躍はなかったんですけど、裏の立ち回りも渋くて、頼もしかった！！ 最後の笑顔は何？ 珍しくない？ 超萌えた！ こういう感じの好印象キャンペーンなら大歓迎！
ダリウス（マイケル・ビーチ）のカリスマ性もいいですね～。またいい感じの新キャラ登場で、ボイトとの絡みが楽しみだな。
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