あらすじ
2020年5月7日（木）～AXNでシーズン7日本初放送（全22話）
(アメリカ放送 2018年9月～）
リッターとハーマン
ハーマンはリッターが消防士として大人しすぎると思い、ディスり教育を始めた。
最初は嫌がるリッターだがハーマンがしつこいので、仕方なくたどたどしくもディスり出す。
すると何も考えず、大隊長の事もディスってしまう。
ハーマンは慌ててリッターを叱った。
「大隊長をからかうなど今後一切するな」
ケイシーとシルビー
シルビーは、ケイシーを意識し始めるとどんどん惹かれていくようになる。
ケイシーもまた、シルビーの事が気になるようで大隊長に招待された高級ディナーの同伴に誘おうとするが邪魔が入り後回しにしていた。
ところがケイシーは、モリーズでカイルとハグをしているシルビーを見て復縁したのだと早とちりをする。
それは、カイルが全米救助従事者教会の責任者に任命されたのを喜んでいただけだった。
しかもカイルは、本部のあるインディアナポリスに引っ越す事になっていた。たまたまシルビーの実家から30分くらいの所だったが、シルビーは何の未練もなく笑顔で送り出していた。
何も知らないケイシーは、シルビーに「ヨリを戻してよかったね。2人はお似合いだから」と脈略もなく声を掛けてしまう。
シルビーにとってはケイシーの誤解を解く事よりも、ケイシーに自分には興味がないと言われたような言葉が気になって仕方なく、何も言えなかった。
翌朝、５1分署の出勤時間にカイルがシルビーに会いに来た。
カイルは一晩考えたと言って、仲間達が見ている中ガレージでシルビーにプロポーズを始めた。
「こんなに輝いて素晴らしい人を手放したら、僕は世界一のバカ者になってしまう。
明日インディアナに行くが一緒に来て欲しい」
シルビーは少し考えたものの、イエスと答え、仲間達に祝福された。
ケイシーもシルビーに祝いの言葉を掛けた。
「それが……。あなたが言った事。カイルと私はお似合いだって。
それを一晩中考えていたの。そうしたら彼が現れた」
「俺もうれしいよ」
「ありがとう」
2人共、どこか歯切れが悪いようだった……。
白鯨決着
特捜班が忙しいらしく、白鯨を後回しにされていた為、セブライドは引き続き独自の調査を進めていた。
そこへキッドも立候補して加わった。
そんな中、新たなキャロルの犯行が発生する。
車の火災で出動したのだが、セブライドはそれがキャロルの犯行だと気づく。
場所はドーナツヘブンというカフェの前で、それは以前キャロルが放火した店だった。
そして車はキャロルのものだった。
だが中で丸焼けになっている焼死体はキャロルではないはず。
セブライドは15年も父親を振り回しておいて、自殺するはずがないと確信していた。
そしてその通り、死体の身元が判明するとホームレスの女性だった。
キャロルは死を偽装して逃げ切るつもりだったのだろう。
特捜班の動きを待っていられず、2人はキャロルの元夫タグに会いに行く。
一度はハブルが聴取したが収穫はなし。
だがキッドには自信があった。
「私の方が話を引き出せる」
タグの自宅を訪ねて話を聞いた。
タグは最初は良かったが間違った結婚だった、と言った。
「彼女を愛していたが変わった」
別れを切り出したのはタグだった。
するとキッドは自分の話を語り出した。
バツイチであること。その夫は問題を抱えていて、苦労させられた事。
そして何度も突き放しては、助けを求めて戻って来ていた事。
「だから分かるの、キャロルはあなたの元に戻り続ける」
次第にダグは、何かを言いたそうな表情になっていく。
「もし戻ってきたら必ず連絡してね」
焼死体の写真を見せるとトドメになったようだった。
キッドは小声で聞いた。
「ここにいるの？」
ダグは否定をしなかった。
すると2階で人影が動いた。
2人はすぐに2階に上がりキャロルを捜すと、キャロルが窓を割る音がした。
先に見つけたキッドが押さえようとすると、ガラスの破片で顔を切りつけられる。
すぐにセブライドがやってきて、キャロルを床に押さえつけた。
白鯨がやっと逮捕された。
キッドの傷はかすり傷だった。
セブライドは見事だった、とキッドを褒めた。
そこへハブル中隊長も到着し、セブライドを労った。
「あなたなしでは無理だったかも。いつかあなたを火災調査室に迎えたい。お父様と同じく才能があるもの」
セブライドとキッド
白鯨が捕まり、祝杯を上げるだろうと思っていたがセブライドはモリーズに来なかった。
とはいえ自宅にもいないと知ったキッドは、セブライドをベニーの山小屋まで捜しに行った。
突然現れたキッドを、セブライドは真剣な顔で迎え入れた。
「君にはまともな男が似合う。だから決めた。君にふさわしい男になる」
2人はまた付き合う事になった。
マットレス工場火災
ノース・ラシーンにあるアーナウ・マットレスの工場で火災が発生した。
火災現場のワースト3は、木材置き場、タイヤ工場そしてマットレス工場だった。
大量のマットレスと、約50人の従業員が地下にいるらしい。
すぐに総出で工場内に向かうが、地下に通じる非常階段は炎に包まれて使えなかった。
大隊長が地図で他の入り口を見つけ、15メートル先の貨物用エレベーターを使うよう指示を出す。
セブライド達が地下に到着すると、逃げ惑う従業員達が押し掛け、混乱した。
工場は広い上被害者が多く、対応しきれないのでケイシーが無線で応援を呼ぶと、大隊長に2分かかると言われる。
ならば救急隊だけでもすぐによこしてくれ、とケイシーはシルビー達を呼んだ。
ケイシーのいるエリアは、地下ではなくコンクリートが厚く、比較的安全な場所だった。
大隊長がシルビー達を先導した。
すると、地下で放水していたハーマンが古い工業用ボイラーを見つける。
「爆発寸前だ！」
すぐに無線で知らせる。
「周辺一帯が吹っ飛ぶ。全員外へ俺は止める努力を」
大隊長はすぐに全隊に退避命令を出した。
シルビー達もなるべく大勢を連れて外に出る事に。
ハーマンはホース持ちをしていたリッターにも外へ出るよう命令した。
「お前はまだ若い。将来があるんだ」
「イヤです」
「行け！ 早く！！」
リッターはホースから手を放しその場を去ったように見えたが、すぐに別のホースを持って現れ、放水し始めた。
「見捨てません！！」
セブライドとクルースは、強化扉の前で足止めされていた。
扉の奥にはまだ何人も閉じ込められている。
「大隊長、助けます」
退避の命令はきけなかった。
無線を聞いていたケイシーは部下達を退避させ、セブライド達の援護に行く事にした。
だがマウチが叫ぶ。
「みんな一緒に行く」
ケイシーは少しの間をおいて叫んだ。
「よし、行くぞ！！」
ボイラーは限界に近づいていた……。
かんそう
モリーズの客として、リアル・シカゴの市長（ラーム・エマニュエル）がちらっと出演していました。もちろん現市長として。市長もモリーズの常連っていう設定でしたｗ
Wikiによると2019年5月20日まで在任という事で、放送時（2019年5月22日）には微妙に市長ではなかったんですね。
市長として出演できてギリギリセーフ！！
シーズン・ファイナルという事で、白鯨ストーリーはちゃんと完結しました。
が、これがかなりあっさりだったのですが、見終わって納得。
しっかりクリフハンガーネタは他に用意されていたんですね。
久々の緊迫するビッグスケールな工場火災。
リッターとハーマンのディスりネタは、私は最初凄く嫌な気持ちで見ていました。
もともとパワハラ気質のあるハーマンですけど、完全にアウトじゃん、と。
リッターは嫌がっているのに、むりやりディスらせるなんて……。
でもそれはこのクリフハンガーの前振りの1つだったんですね。
ハーマンとリッターの関係を駆け足で見せる為の。
（そもそもリッターってマウチ始まりのまま放置気味だったもんね）
内容的には解せないけど、2人の関係を見せた事は納得。
久々に緊張感のあるシリアスな展開に、これこれ！！ とドキドキできました。
その直前にセブライドとキッドが復縁したという、謎の無駄展開にイラっとした気持ちもすっかり吹き飛ばしてくれました。（って書いてて思い出したからまたイラっとしたけどｗ）
ケイシーとシルビーは、2人ともすれ違いまくりでいいですね～。
貴重なピュアな恋愛って感じで、カイルが当て馬なのは一目瞭然だけどこれまたドキドキ出来て良かった！
とシーズン8が待ち遠しい、まんまとやられたシーズン・ファイナルでした！
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