あらすじ
クーパー
バーテン殺しの真相を探る中、ルーがクーパーのスマホに音声認識ソフトをインストールした。
「これで通話を録音して加工を解除できれば正体がわかるかも」
ルーの調べで、バーテンが同僚女性と親しかったこともわかった。
だがその女性も行方不明になっている。
殺された翌日に部屋を出ていた。
ルーがその女性の名前などの情報をクーパーに渡す。
その後、また非通知の連絡が入る。ルーのアプリでの録音もした。
「アンドリュー・ケニソン。
彼に新しい人生を与えて去らせろ」
クーパーはルーを呼び出す。
アンドリュー・ケニソンは一見、何の関係もないＭＩＴの大学院生だった。
ルーは時間稼ぎにもなるから指示に従うよう意見を言う。
「その間にバーテンダーの友達と話す」
クーパーはケニソンに会いに行き、事情を説明して保護をした。
リズの遺体
レッドが発掘を狙っていると知り、クーパーはリズの墓に警備をつける。
クーパー以上に強く反対するレスラーは安心した。
その後クーパーは、生きてない者より生きている者のことを、とレッドに言われたり、リーにアグネスは真実を知る理由がある、と言われりしたことから考えを変えてレッドに協力することにした。
「エリザベスはアグネスに真実を知ってほしいだろうから、それに応えねば」
リズの遺体発掘を知ったレスラーは怒りでFBIを飛び出していく。その手には薬のボトルが握られていた。
発掘成果はあり、小さな追跡装置がリズの体内から発見された。
アラムが調べ始めるが、最高の装置だとすぐに分る。
電源とマイクロプロセッサを搭載、標的の消化酵素に接触した時だけ起動してデータを送信する。
製造者につながる情報はまだ見つかっていない。
ブラックリスト：ナイトマーケット
次のブラックリストは、闇の株式市場、カルテルが株式を発行し資金を集め、研究開発や事業の拡大を行っているというナイトマーケットだった。
レッドの会社も上場している。
「私の世界ではナイトマーケットが資本市場だ」
仕切っているのは「理事長」。
レッドでさえも素性、居場所を知らない。ワンマン証券取引委員会。
最近、IPO（新規公開株）で投資家を騙した者達が見せしめに指を詰められ、コミュニティに画像が拡散されていた。
参加しているのは数百社で、その企業を表すアルファベット暗号はほとんど解読できない。
ブロックチェーン・ネットワークで世界中に一万の接続点があり、オフラインにすることも容易ではない。
レッドに分かる暗号はBKRCだけだった。
バンダ・コルチャというアルバニアの組織でカジノで資金洗浄をしている。
合法的なカジノ「トレモンド」を賭博局が捜査している。
賭博局
賭博局はトップのドライトン・アバージの逮捕について有力な内通者を2年説得して最近確保していた。
今、また株価が上がっていることから二人は捜査が頓挫する情報が回っている可能性があるから内通者と接触するべきだ、と伝える。
内通者は女性ツイオナで唯一の証人だった。
そしてその頃、裏切りがバレて理事長に始末されていた。
賭博局のコピー機から関わりがバレていた。
賭博局はツイオナからの連絡が途絶えたことを、デンベ達が現れ接触したせいだと責めるが、捜査を進めることこそ追悼になると説得し、ツイオナに姉がいる事を教えてもらう。
新しい愛人
姉の話では、妹はアバージに新しい愛人ができたことで裏切りを考え出したという。
フェリシア・ドーソン。5歳の娘がいるシングルマザー。
カジノのスイートに住んでいる。
盗聴器
アラムがボーイに成りすまし、ルームサービスを運んだ際にフェリシアの部屋に盗聴器をしかける。その時テーブルの下に部屋のモニタに大きく映し出されたビデオ通話の画面のアバージを恐れる娘、リリーが隠れて居て、盗聴器を見られてしまう。
アラムは咄嗟に機転をきかせ、「魔法発生装置でアバージさんを消しちゃうんだ」とごまかした。
「でも人に話すと成功しないからママには内緒ね」
盗聴の結果、アバージがフェリシアを使って逆に賭博局をはめようとしていることがわかった。
捜査官を殺せば捜査が終わる、と思っているのだろう。
盗聴器には魔法装置だと信用したリリーからのSOSも入った。
「魔法さん、早くあの人を消してください」
賭博局は前回のことからか、アラムからの連絡を無視している。
なんとかレスラーとデンベが待ち合わせの場所に間に合い、賭博局の捜査官二名を救った。
そしてフェリシアにも協力をさせ、娘と一緒にアバージを呼び出したところを逮捕した。
アラムとリリーは再会を果たし、アバージが消えたことを喜んだ。
市場
その頃、盗聴器の存在が理事長にバレていた。
理事長はすぐにバンダ・コルチャをリストから削除させる手配をする。
「法的問題を起こした企業は市場を守るために切り捨てる」
ナイトマーケットに繋がるものをすべて処分させるが、アバージについては信頼をしていた。
「話せばどうなるか知ってる。口は割らんさ」
その通り、アバージはFBIよりも理事長を恐れ口を閉ざしていた。
フェリシアはただの愛人でマーケットには絡んでいない。
手詰まりかと思っているところにレッドが助言をする。
「アバージが証言をしたから捜査する、と嘘をついて会見を開け」
クーパーは嘘はつけないと拒絶したが、嘘も方便だと言われると従うしかなかった。
そして効果はあった。そのニュースを見た利用者が売りに走り、株価が下落していった。
理事長は罠だと分かっていても対処せざるを得なくなる。
ところがその騒ぎの中で1社だけ値上がりしているのをパクが見つけた。
コードネームはＣＯＣ。
捜査と関係しているのだろうか。
するとデンベがある意味している、という。
「ＣＯＣは犯罪のコンシェルジュだ」
レッドの会社だった。
クーパーはまたしてもレッドのたくらみに乗せられたとすぐにクレームを入れた。
だがレッドは否定する。
「そんなことをしても私は得をしない」
「狙いは自社株のつりあげだろう」
「むしろ私は下げて倒産させるつもりだった」
レッドは今が理事長逮捕のねらい目だという。時間を与えればまた市場は復活する。
「これから会議が行われる。場所は教えるが踏み込む前に少し時間をくれ」
会議
理事長は利用者たちを集めていた。
「ＦＢＩははったりです。パニックになって自滅してはいけない」
するとレッドが提案する。
「明日の大引けまでに2500万ドルの買いをいれよう」
「さすがレディントンさん。他の皆さんもハッタリだと示して欲しい」
そこでレッドは条件を出す。
自分の会社の筆頭株主を教えろ、と。
だが理事長は教えられないと規定に従う。どれだけ金額を吊り上げられても。
「そういう要望は想定内で、どんな力があっても特定できないシステムになっている」
その理由は「理事長でさえ投資家の身元を知るすべがない」からだった。
それを聞いたレッドはでは私の目的は果たした、と部屋を出ていき、ＦＢＩに場所を伝えた。
その後、ＦＢＩが踏み込んだことでアバージが証言したという嘘が真実味を増したが、理事長の口も堅かった。
事情
レッドはクーパーに事情を打ち上げた。
実は、ナイトマーケットを潰したかった理由は、敵対的買収に遭っていたからだった。
何物かがひそかに株を買い集め、支配権を得ている。
「乗っ取りさ」
だが筆頭株主はわからないまま、呪縛はとけていない。
レスラー
FBIを飛び出したレスラーは夜、リズの墓の前にいた。
心配したパクがアラムとデンベを連れて現れる。
レスラーは薬にはギリギリで手を出してはいなかったが、パクは今回の件で二人にもレスラーの事情を話していた。
「怒るのは分るけどみんな力になりたいのよ」
誰にでも消したい過去はある。
「頼ってよ。誰だって一人で悪魔は倒せない」
彼女のために。
ちょうどリズの棺が戻って来た。
アグネス
クーパーは帰宅するとアグネスに何でも知りたいことは聞きなさいを前置きして、レッドが祖父であることを打ち明けた。
「え？ それピンキーの名前だよ」
「そうだね。話せば長くなる」
アグネスは話して、とねだった。
かんそう
クーパーの件と、リズの真相と、現在のレッドを狙う敵。
大きく３つの要素が感じられますが、全部が繋がっている……んでしょうね～多分？
今回の注目？はアグネスにレッドがおじいちゃんだ、とはっきりと言っていたことなのですが、それを言っているのはクーパーなのでうーん。
その程度の？分かり切った謎でこんなに引っ張ってる？？ うそでしょ、みたいながっかり感があるので勝手にもっと凄い秘密があるはずだ！ と自分に催眠術かけちゃってるんですかね……？
ともあれいまだ見えない敵が一人は存在しているのは確かなので（相変わらずリーは怪しさマンマンに見えるんですが！）先が気になります！
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