あらすじ
ブラックリスト「SPK」
レッドがクーパーに伝えた次のブラックリストは、スプレーモ・プリオーリ騎士団、通称SPKだった。
何世代もの間、パっとしない宗教過激派だったが、ジョヴァンニと呼ばれる新リーダーになってから強盗殺人を犯すようになっていた。
最近では、聖なる遺物「サクラ・チントラ(聖なる帯)」を盗み、その際に警備員が殺されている。
裏社会の競売では聖なる遺物の出品が増えていた。恐らく帯もすぐに流れるだろう。
競売はレッドが担当し、FBIはSPKの調査を任される。
アラムとデンベがサクラ・チントラが盗まれた現場に向かった。
警備員が銃を抜く前に撃たれていたことを知ると、デンベは協力者だったのだろうと推理した。
するとアラムはならば金が支払われている可能性があると、警備員の口座を調べる。
そこからキャンガスという男が警備員に送金していることを突き止めた。
キャンガスの自宅を訪ねると、キャンガスは「我に賛美を!」と叫んで自ら炎まみれになった。
キャンガスは病院に搬送され、妻に話を聞くと表向きは友愛結社だというプリオーリ騎士団にはまってからおかしくなっていたことがわかった。その実態はカルトで、リーダーが信仰心につけこんで殉教者にしているという。
妻は夫を心配してスマホの位置情報を監視していた。
アジト
レスラーとデンベが、キャンガスのスマホから取得した位置情報にある、退役軍人会が入った建物に行った。
平凡な貸しスペースにしか見えなかったが、デンベが1680年のローマに造られた「魔法の門」のレプリカを見つける。
そこが隠し通路の入り口だろうと中に入り、突き止めた。
次のターゲット「洗礼者ヨハネの首」が映し出される映写機に、簡易爆弾の設計図、オールドホーリークロス教会の青写真、そして仲間割れしたのか頭から血を流して倒れている男を見つける。
競売
その頃レッドは競売で、サクラ・チントラを落札し、オークションマスターを脅して出品者情報の開示を求めた。
レッドはジョヴァンニの居場所をつきとめ、レストランへ会いに行く。
そこにいたのは、詐欺師のロバート・ヴェスコだった。ヴェスコはジョヴァンニとして騎士団をカモにしていたのだった。
その内容は、遺物は偶像崇拝だと吹き込み、盗ませた遺物を破壊すると称して燃やした振りをして競売に流して一人で儲けていた。
それが殺人にまで発展をし、ヴェスコは後悔していた。
「次の盗みで終わりにする」
騎士団に暴力は使うなと念を押し、まだカモのまま、先導できているという自信があった。
実は、レッドとヴェスコには因縁があった。
以前、1億ドル相当の金塊を盗まれたままになっている。
だが送金する為にはマルタ島の銀行に行く必要があると言われ、レッドはすぐにでも行こうとした。
反乱
ところが出発前のジェットにいたレッドに、クーパーから連絡が入り、騎士団が教会の爆破を計画していると知る。
ヴェスコは、初めてのカモの暴走に戸惑った。
教会
アラムがリモコン付き簡易爆弾の実物を見れば、周波数妨害ができると気づくと、デンベのアイデアで寄付集めの籠に小型カメラをつけて教会のベンチの下を捜すことに。
その頃、アジトの祭壇にあった指紋からFBIもジョヴァンニ=ヴェスコだと突き止めた。
それを知ったレスラーは、デンベを責めた。
「知ってたろ」
だがデンベも初耳だという顔をして言った。
「奴は殺しはしない」
レスラーは釈然としなかったが、今は議論している場合ではないと爆弾捜しを続ける。
カモ
騎士団の計画を知ったレッドは、ヴェスコにジョヴァンニとして彼等を止めるよう背中を押す。
ヴェスコが騎士団の元に顔を出し、説得しようとするとそこへ警察無線が流れ、ジョヴァンニはFBIの追う詐欺師だということが知られてしまった。
そして待機していたレッドもFBIがジョヴァンニの正体を知ったと知り、ヴェスコの後を追い、ウィーチャの活躍によってその場の男を全員始末し、爆破スイッチを押す前にヴェスコを救出した。
直前にアラム達も爆弾を見つけ、妨害周波数を出していたがギリギリだった。
ヴェスコ
結果的にレッドはヴェスコに感謝されたが、あくまで自分のためだった。
やっとマルタへ行けると再びジェットに乗り込むと、今度はそこにはデンベが待っていた。
「逮捕する」
レッドは一度はデンベに言い聞かせた。
「FBIの新人として手柄を立てたいのはわかるが他の要素に影響がある」
だがデンベはレッドを友だちだと言ってヴェスコを逮捕した。
「友情の証しだと思って欲しい。今はわからなくてもいつか分かるように願う」
レッドはあくまでもジョヴァンニがヴェスコだったことは偶然だ、とクーパーに説明した。
レスラーとパク
FBIに復帰することになったレスラーだが、正式には薬物検査にパスする必要があった。
しかしレスラーは中毒になっており、なんとか尿検査を誤魔化そうとする。
ところがそう簡単にはいかず、検査結果は「希釈された陰性」と出て、再検査となった。
そして身内に依存症が居たパクには、レスラーの様子からバレていた。
「クーパーにはまだ言ってない。復帰して欲しいからクスリを止めてバッジを取り戻して。でもやめないなら私がすべて話す」
アラム
アラムは、投資家に気に入られた事から、パートナーやアラムの家族から会社に専念することを歓迎されていた。
最初は、今回の件を最後にするつもりだった。
だが実際事件を解決し、レスラーにも「最初からアラムを認めていた」と言われ、名残惜しくなったのか、会社の権利を友人に売り渡して、完全にFBIへの復帰を決めた。
レッドとアグネス
クーパーは、11歳になったアグネスを逃亡犯に会わせられないと、今まではレッドとの面会を拒絶していた。
だが、シャーリーン(クーパーの妻)に確認をしクーパー立ち合いの元でなら、と許可を得る。
2年ぶりにレッドはアグネスと再会した。
覚えていないだろうと思いきや、アグネスはレッドをはっきりと覚えていた。
「一緒にボートを走らせたし、アイスも食べた」
しかもそれがリズの死ぬ前の日だということも。
「ピンキーだね」
「そうだ、ピンキーだよ」
ヴェスコがレッドを騙した回はこちら↑
レスラーまた薬物中毒か。この手のネガティブな要素苦手なのでうんざり。
シーズン9になって一番得?してるのデンベな気がした。
でもリズの死でなぜデンベがFBIになっているのか、よくよく考えると裏がありそうにも思えますね。(ブラックリストを疑いすぎ?w)
過去のキャラクターが再登場するのは楽しいですね。
しかもヴェスコはレッドを二度騙した男というなかなかの存在ですが、今回のペテンはちょっと雑だった? そしてFBIに捕まりましたが、作中でもレッドが仄めかしていましたが自分の利益の為に脱走させるかもしれません。
そしてアグネス。でかくなった!
こうしてアグネスがフィーチャーされるということは、まだまだブラックリストのそもそものリズとレッドの因縁ストーリーは終わらないってことですよね。
まあリズさえいなければ問題はなさそうなので、今後の展開も楽しみです。
レッドが競売マスターに賄賂として「7つのうちの1つ」というスゴイものを紙袋に入れて渡しているのですが、こういうところがブラックリストの味だなーと思いました。
SPKの存在も、冷静に考えるとまあつっこみたくなるけどでもブラックリストらしいファンタジックな世界だな、と思いました。
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