あらすじ
ヘロイン取引き
薬物取引きの現場に踏み込んだジェイとアプトンは、ラトレルという男を連行する。
元締めダンテの手下だと思われたが、男は一般人で、ショーン・ウェード殺害犯人を捜していると主張した。
「ショーンの父親だ」
息子は17歳で善良な市民だったが、黒人の死では警察は動いてくれないからと、自らプロフェッツの大物、ダンテを疑って潜入しているという。
調べた結果、犯人がプロフェッツであることは間違いないようだった。
手掛かりはシルバーの車。
運び屋Kマックの噂を聞いて会いに行き、整備士だから車の燃料タンクにブツを隠せると近づいたという。
裏付け
ジェイとアプトンは、殺人課のギルを訪ね、ショーン・ウェードの事件を確かめた。
するとショーンはギャングで、よくある事件だと未解決のままになっていた。
「気の毒だが、俺達は手を尽くした」
事件が真実だと判明し、ボイトはヘロイン取引きの捜査協力を依頼する。その中で息子殺しの犯人もわかるかもしれない。
だが、警察に不信感を持つラトレルは拒否をするが、ボイトのヘロイン所持は重罪だという脅しで、仕方なく参加する。
シルバーの車
ラトレルの協力で、ジェイがKマックとダンテに接触した。
だが疑い深いダンテは簡単に取引きをさせなかった。
ところがダンテがシルバーの車に乗っていることがわかった。ラトレルはダンテが犯人だと確信する。
ジェイはシルバーの車からダンテをショーン殺しで立件してはどうか、とボイトに提案する。そこから薬物の流れを止め、ショーン殺しが解決すれば一石二鳥だと。
ショーン殺し
ジェイとアプトンは本格的にショーン殺しの捜査に切り替えた。
整備場にいるラトレルに再度事件の詳細を聞くと、ショーンはギャングではないが部屋から2000ドル見つかっていた、と知る。
ジェイとアプトンは、ショーンに父親の知らない、裏の顔があった可能性も捨てなかった。
その後ショーンの行動を調べると、殺された危険な地域によく出入りしていたことがわかった。やはりダンテの仲間なのではないか? という空気が濃厚になる。
真実
ショーンが殺された地区の売人、プロフェッツのトラビス・ラロクに聞き込みをする。
すると、ショーンは売人ではなく、近所の雑貨店でバイトをしていたと判明する。
雑貨店の店主に話を聞くと、ショーンは優等生で、父親にエアコンを買うといってバイトをしていたという。部屋にあった現金はバイト代だった。
事件の夜は、バイト仲間のエリカに傘を届けに出ていっていた。
「好きだったのね。でも彼女には恋人が」
相手の名前は知らないが絶対にギャングで、この話は警察にもしたという。
「事件の夜、殺人課の刑事から電話すると言われたまま、かかってきてないわ」
ジェイとアプトンは再び殺人課にいくとギルの怠慢を責めた。
だがショーンをギャングと決めつけるギルは逆ギレするだけだった。
「ギャングの事件は時間の無駄だ」
するとジェイも吐き捨てた。
「彼は犯罪歴もなく、ギャングでもない。捜査するべき事件だ」
エリカ
ジェイとアプトンはエリカの家を訪ねた。家には母親しかいなかったが、エリカの恋人がきて暴れていった後だった。
エリカの行き先や男の名前は知らない、と怯えていた。
ボイトは直々にダンテに会いに行った。
エリカやショーンのことを聞くが、ダンテは知らないという。
そしてショーンが死んだ夜にはアリバイがあるとも言った。
ダンテのアリバイを調べつつ、エリカを連行した。
エリカはいとこの家に隠れて居たが、ショーン殺しについては保護観察中だからと口を閉ざした。
そしてダンテのアリバイは立証された。
犯人はまだわからない。
新たな容疑者
エリカの携帯にあったケイボン・マクレインという男からのメール履歴に「男を殺す」という内容を見つけた。
エリカの恋人は、ダンテの手下、Kマックだったのだ。
Kマックがダンテの車を使って、ショーンを殺していた。
それが本当ならば、車内にあるはずの血液が証拠となる。
車を押収することに。
ヒント
容疑者の目処がついたところへ、ラトレルがジェイを訪ねて来た。
「まだダンテを捕まえないのか?」
ジェイはラトレルを安心させるために、別の容疑者が見つかったことを仄めかした。
名前は言わなかったが、殺した理由としてバイト先の女の子が関係していたこと、バイトは父親の為にしていたこと、などを伝えた。
ラトレルは、ジェイに感謝した。
「誠実に対応してくれた警官はあんただけだ」
ジェイは必ず捕まえるから待っててくれ、と念を押した。
証拠
ダンテのシルバーの車から血液が発見された。
夜、Kマックを逮捕しにいくとKマックは自宅の前で殺されていた。
ジェイはその場から逃げる男を追うが、車で逃走され、見失ってしまう。
車を押収したことからダンテが口封じに殺したのかと思われたが、ダンテはまたしてもアリバイを主張した。そして、逃走した車は平凡で車種から調べるにも時間がかかった。
だがジェイが防犯カメラに映る車の映像からある事に気づいた。
そして一人で確かめた。
それはラトレルの整備場にあった車だった。整備の見積書がフロントパネルに置いてあって気づいたのだった。
相談
ジェイはこっそりとボイトのオフィスで、ボイトにだけ打ち明けた。
「ラトレルが犯人です」
それを聞いたボイトは何故ラトレルが公表していないはずの犯人を知っていたのか、とするどくジェイに尋ねた。
ジェイは全てを言ったわけではないが、ラトレルにショーン殺害の詳細を伝えたことを打ち明けた。
「多分エリカに辿り着いてそこから聞いたんでしょう」
「教えてくれ、何故俺のところへ?」
ジェイは、今回の件には警察の責任がある、という。
ラトレルは善人、気持ちを整理するためのケジメが必要だった。ジェイが黙っていれば、ラトレルに辿り着くことはなずないだろう。
「俺も同じことをする。ボスもそうでしょう?」
ボイトは自分で決めろ、と言った。
「ボスなら?」
「それは関係ない。俺達はべつの人間だ。自分が納得する道を選べ。だがその選択を一生背負い続けるんだ。死ぬまでずっと」
ジェイの決断
ジェイはラトレルに会いに行った。雑談から入るが、ジェイはストレートに聞いた。
「銃はどうした?」
ラトレルは一度は誤魔化したが、すぐに認めた。
「川に投げ捨てた」
「それでいい。わかってるのは車種だけ。黙秘を貫け。すべてを弁護士に任せろ」
ジェイはラトレルを罪に問うことを選んでいた。
そしてラトレルは大人しく連行された。
その様子を、ボイトはこっそりと車の中から見ていた……。
最後のストーカー、ボイト。
どういうつもりだったのか色々考えられて余韻ありまくりでした。
単純にジェイの決断を見届けたかったのか、ジェイが見逃すなら自分が捕まえるつもりだったのか。そもそもジェイに任せると言った癖に見に来ちゃうボイト……。
ボイトの監視力は今に始まったものではないですけど、こういう良い?パターンは珍しいかな? と思いました。
やっぱり今シーズンはボイトは大人しいな~と思いますが、それでもいちいち格好良いんですけどね!
ジェイが大事なことを独走するのではなくちゃんとボイトに打ち明けているのも、信頼の深さが感じられてよかったです。
その上でボイトはジェイの判断に任せているのも。
でも心配して見に行っちゃうくらいだから、ボイトはしっかり逮捕した方が良い、と思っていた……ということ?
常に何か決断する時には責任を一生背負う、ということを強調しますが、ボイトはその結果ロンリーライフになっている……というところで説得力あるんですよね~。
かっけー!
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