あらすじ
ルゼックの情報屋
ルゼックとジェイがラテン・プレイヤーズのベセラ兄弟による薬物売買の取引きに潜入していると、急に車から発砲を受ける。
すぐ気づいた2人は無傷で済んだが、ベセラ兄弟は即死だった。
一歩遅ければ二人共死んでいたかもしれない、とボイトは犯人捜しに声を荒げた。
「犯人はチームの仲間を殺しかけたことを忘れるな」
ベセラ兄弟の携帯履歴から脅迫メールが発見される。
「売ったら殺す」と脅されていたのだった。
送信元の特定はできないが、発信場所はガーフィールドパークの近辺だった。
ルゼックは付近に住む情報屋を使うことにする。
情報屋トミー
トミーは少し変わった情報屋で、ルゼックとは親し気で話好きだった。
久しぶりに会いに行くと、結婚をし子供もいてもう協力はできない、と断られる。
「俺は今完全に足を洗う気で努力をしている」
しかしルゼックは高額報酬5000ドルと過去の犯罪歴の消去を餌に、無理やり頼み込んだ。
その上、トミーが一番気づかう妻にも事前に承諾を得ていた。
協力することになったトミーはローガン・ティーグという顔の広い売人を紹介する。
ローガンはトミーを見ると早速ドラッグを渡した。
トミーはずっとヤクを経っていたのに、そのまま受け取って吸った。
ただでさえ適当で不安なところへ、ヤクまでやってしまったので監視している仲間達はトミーのミスを恐れる。
だがルゼックはベセラ兄弟の対抗勢力と思える、モナハンという男を教えてもらう。
「国産を大量に扱っている」
容疑者モナハン
モナハンはインディアナ州から拠点を移したばかりで、殺人容疑も多数あったが、賢いらしく逮捕には至っていない。
ローガンの手配で、モナハンとの接触が可能になるが、トミーがラリっていては使えないとボイトに言われ、ルゼックは薬を抜くために捜す。
トミー自身もすでに気が進んでおらず、元のスニーカーの転売屋に戻っていたところを、ルゼックは無理やり署に連れ込んだ。
バージェスはトミーには無理だと訴えるが、ルゼックは大丈夫と聞く耳を持たなかった。
すると新たにモナハンの仕業だと思える売人殺しが発生する。
今度は売人の恋人や子供までもが被害にあっていた。
ルゼックはこの事態ではトミーと一緒に取引きを進めるしかない、とボイトを説得した。
もう一度、トミーを連れてローガンと会って、モナハンとの取引きの計画をすると、トミーが断薬のせいで落ち着きがないことから、ローガンに怪しまれてしまう。
ローガンが銃を向けたのでルゼックは反撃するしかなく、ローガンを逮捕した。
呼び出し
その後ルゼックはボイトのオフィスに呼び出され、別件で注意を受ける。
住民から「警察の蛮行」という通報が入っていたのだった。
もちろんルゼックにはするべきことをしたという意識しかなかったが、ボイトは今は時代が変わったと叱咤する。
「もはや理屈じゃないんだ。警官のあらさがしをしてる連中がいることを忘れるな」
ローガンとの取引き
ボイトとの話が終わると、ルゼックはローガンに取引きを提案していた。
「警官に銃を向けたという事実を消して減刑してやるから、協力しないか?」
結果、ルゼックはローガンのスマホを利用し、ローガンのふりをして直接モナハンと連絡をとった。
そんなルゼックの行動に、バージェスはそれではトミーの命が危ないと警告する。
ローガンが出所すれば間違いなくトミーに復讐するだろう。
だがルゼックはそんなのわかっているとばかりに、そもそもローガンとは取引きするつもりはないことを打ち明ける。
「不快なら無視しろ。僕は罪悪感なんて一切ない」
ルゼックは捜査のために平気で嘘をついていたのだった。
モナハンとの取引き
バージェスがトミーは無理だと止める中、ルゼックは取引きに行くためにトミーを迎えにいく。
するとトミーは薬のせいで吐きまくって、起き上がれない状態だった。
なのにルゼックは、着替えをさせ無理やりにでも連れて行った。
緊張の中、トミーはモナハン相手にいつもの無駄話を繰り広げる。
だがそこから販売拡大のアイデアの話につなげ、モナハンに気に入られる。
その流れで取引きはうまくいき、ルゼックは薬を受け取った。
それを確認した特捜班が突入すると、銃撃戦になる。
ルゼックはトミーに逃げるようにいって、相手から奪った銃を持って逃げ出したモナハンを追いかけた。
外のフェンスに追いつめると、モナハンは転んだトミーに銃を向けていた。
そしてフェンスの向こうにはカメラを向ける野次馬が数名いた。
ルゼックは、ボイトに言われたことから野次馬の存在も無視できなかった。
そしてためらっていると、モナハンはトミーを撃った。
直後、ルゼックもモナハンを射殺した。
仕事は成功に終わったがトミーはその成功を味わえなかった。
ルゼックは躊躇したことを悔やみ、ボイトに打ち明けた。
「正しい行為は? もう直感には従えない」
ボイトは時代が変わったことを踏まえた上で、自分達は難しいことをしていると認めた。
「でもこれだけは言える。正しい事は今も正しい。しばらくは闇の中を手探りで進めることになる」
「そうですね」
「だが一人じゃない。仲間も一緒だ」
ルゼックが何故トミーに拘るのかよくわからなく、最後ボロボロなのにトミーを連れ出そうとしたのはルゼックひどいなーと思ってしまった。
ただルゼックが売人に嘘の取引きをしたように、結局のところ情報屋って使い捨てなの??みたいなそのつもりはないんだろうけどそんな風にも感じられちゃって、少し残念でした。
トミーに家族がいなければニュアンスは違ったと思うんですが、ルゼックは家族に対しても一生罪を背負うと思うんだけど……。
日頃、何かの判断をする際には一生背負え! ってボイトに言われているんで、めちゃ重く感じてしまいました。
ルゼックはたまに暴走シナリオあるような気がする。
バージェスは一緒に子育てしてもいい……って思い始めていたかもしれないけど今回の件で、そんな考えはなくしてるだろうな。
ボイトが見守り役のままなかなか派手に動かない~。
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