あらすじ
車両強盗
ジェフ・トゥルビンという男が、車中で怪我をしていたところを発見されたが、なぜか救助を拒み、意識不明になっていた。
通報者の証言によると、覆面の3人組がバールと銃を手にして、到着したグレーのSUVに乗っていったところを見ていた。
その後血まみれのジェフが運転する車が通過。
覆面をしていたのは服装や言葉使いから10代に間違いなかった。
付近では最近高級車を狙った車両強盗が頻発していた。
グレーのSUV
現場近くの防犯カメラの映像にグレーのSUVを確認。ナンバーは不明だったが、2ヶ月前ジェシカ・ラミレスから盗難届けが出ていたことがわかった。
ジェシカの仕事は、児童福祉局で施設を出る若者を担当していた。
ジェシカを訪ねると、オフィスのデスクに入れていた車の合鍵が盗まれていたことがわかる。
容疑者は施設の元保護者だろう、と盗みが可能な13人のリストをもらう。
狙い
新たな強盗の通報があり、現場に向かう。
新情報として、犯人は男2人、女1人、運転手男1人であることは確認できたが、捕まえることはできなかった。
運転手が事前に待機していたことから、そもそも狙いは車両ではないのかもしれない。
被害者はサイフを奪われ、暴行を受けていた。
だが、保護した被害者はまたしても何も話したくないと協力的ではなかった。
逃走の際に、破損して置き去りになっていたグレーのSVUから現金2000ドルと被害者のIDが入ったサイフ6つなどが発見される。
中の様子から車で生活していたこともわかった。
6つのIDの共通点を調べると、全員男で3人が売春での逮捕歴があった。
その情報から、1人が男娼、あるいは娼婦として被害者の車に乗り、静かな場所へ移動させた後、2人加わって襲っていたのだと手口を突き止める。
保護を失った彼等は、まだ子供なのに生きる為に身体を売り、強盗をせざるを得なかったと知り、バージェスはショックを受ける。
運転手
聞き込みから運転手を発見し連行した。
ミゲル・レイエス18歳、7歳の時の虐待で保護されていた。
関与は否定、逃げているのは仲間ではなく家族だといい、口をつぐんだ。
確固たる証拠がないことは伏せていたが、バレているのかもしれない、と次の策を考えているとバージェスが提案した。
「仲間を家族と言っているからあえて解放して後を追う」
その後、ルゼックとバージェスがミゲルを見つけると、血まみれで助けを求められた。
後を追うと空き家の中に血まみれの女リリーが倒れていた。
もう2人の男はルゼック達から逃げていった。
「あとから行くから」とミゲルは2人に声をかけていた。
ミゲルの話では、金のためにリリーが娼婦の仕事をしたら客から暴力を受けたという。
近くにはシートが血まみれの車が乗り捨てられていた。
夢
子供達は空き家を寝床にしていたらしく、荷物が置きっぱなしになっていた。
リュックの中からはリリーの夢の手帖が見つかる。
バージェスがめくると、こんな部屋に住みたい、などスクラップに装飾がされていた。
荷物にあったIDから逃走した二人がサミュエル16歳、マイケル17歳だと判明する。
放置されていた車はレンタカーでロバート・マッキニーが借りていた。
バージェスは放っておけず、少女に暴行をしたマッキニーに文句を言ってやろうと訪ねようとするが、その直後にマッキニーは道端で遺体で発見される。
凶器はバールだったが、指紋はミゲルも入れた3人分ついていた。
ミゲルに真相を尋ねるが、逃げた仲間を気づかうため、またしても口を開かない。
正当防衛を通すにも情報が少なすぎた。
すぐにミゲルを逮捕することにはバージェスは反対で、なんとか二人を追う手がかりを捜す。
バージェスのやり方
防犯カメラに車を盗もうとする2人が映っているのが確認された。
該当車を発見し、停車している駐車場へ向かうが手がかりはなかった。
管理人が、若者なら良くヒッチハイクをしているのを見かけるといい、バージェスはすでに州外に出たと判断した。
バージェスはもう一度リリーの夢の手帖を見た。
そこにはやたらとアトランタの写真が貼ってあった。
ミゲルに夢の手帖を見せながらバージェスは「あとから行くと言ってたわよね。どこなの?」と聞きながら「アイオワと答えろ」というメモを見せた。
ミゲルは驚きながらもそう答え、捜査をかく乱した。
ミゲルには令状が発行され拘置所に移送となるが、二人は恐らく逃げ切れるだろう。
マケイラ
ミゲルたちの事件の最中、バージェスはマケイラと児童福祉局で再会していた。
里親と住んでいるはずなのに、なぜこんなところで? と気になり調べると、その日は迎えに来るはずのキャシーが学校に来ていなかったことがわかった。
バージェスはアトウォーターにアドバイスを求めた。
「弟と妹を育てることになった時、どんな支援が欲しかった?」
「まだ21歳だった。あらゆる支援が欲しかったよ」
すぐにキャシーを訪ね、手伝いを申し出た。
ところがキャシーは不安定なのか、余計な口出ししないでと歓迎をせず、もう育てるのは無理だと本心をぶちまけて、バージェスを追い返した。
直後、キャシーが担当者のアラナに苦情を伝えたことで、バージェスの元を訪ねてくる。
「非難されたと」
バージェスはそんなことよりマケイラを心配するべきでは、と逆にキレる。
だが、キャシーは不安障害や鬱を患っているという事情があり、アラナにもどうしようもなかった。
するとバージェスはマケイラを引き取ると言い出すが、それは簡単なことではないとかわされる。
「かわいそうにって思うだけで決めることじゃないわ」
バージェスは流産したきっかけとなった事件の少女のことも気になり、調べた。
するとまた家出をしていなくなっていた。
色んな事が重なり、マケイラを引き取る決心をつけたとアトウォーターに告げる。
アトウォーターはバージェスを止めたりはしなかった。
「覚悟があれば大丈夫さ」
そしてルゼックにも報告した。その決断に驚きつつも、受け入れる気持ちは見せていた。
バージェスはマケイラと再会し、家族にならない? と尋ねた。
とマケイラはいいよ、と笑ってバージェスの車に乗った。
これから二人の生活が始まる。
それは良い事のはずだが、バージェスの表情は浮かれていなかった。
↑バージェスが流産してしまったエピソードはこちら
完全なバージェス回でした。
ふつーに考えると独身で職業特別な捜査班の刑事……に里親の資格とれるのかな? と疑問はあります。
まず家にいないだろうし、事件のせいで身内が狙われる可能性も十分あって怖い!
でもドラマだし、マケイラちゃん学校へ行ける年齢だから、なんとかなる!
そしてバージェスもマケイラちゃんと暮らすことで、自らの傷が癒せる……みたいな明るい終わりなのかと思ったら、最後が結構ダークな雰囲気でびっくりしました。
え、引き取って早々自信ないの?? みたいな。
それにしても、ジェイとアプトンはもちろん、ルゼックもバージェスとより戻す気満々でどいつもこいつもルール守る気ないのは、ボイトの部下っぽくていいですね。
冒頭ではよりを戻したいルゼックがバージェスに欲しいものすべて手に入れたいからあんたはナシ、って感じでスルーされていたんですが、その大きな要素である子供、が手に入った今、逆にルゼックが頑張りを見せれば復縁はあるんじゃないかなーと思いました。
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