あらすじ
警官の死
ボイトも知る、マイク・ブレイン巡査が銃殺体で発見された。
発見場所は、捜査とは関係もない治安の悪い公園で、誰かと待ち合わせする携帯メールも発見された。
公園の防犯カメラにはその相手と思われる人物に封筒を受け取っているのが映っていた。
男はマルコ・ペレス、ラテン・ジョーカーズのボスだった。
以前、ブレインが逮捕していたという繋がりもあった。
ボイトは詳細が判明するまでこの映像の隠蔽を指示した。
マルコ・ペレス
ぺレスを聴取すると、アリバイを主張し、ブレインに渡したのが現金3000ドルだと判明する。
逮捕をきっかけに挨拶する程度の知り合いだったが、至急友人を助けたい、と頼まれたという。
ぺレスはブレインがハイブリッド車に乗った白人の若者にパパラッチのように追いかけられていた、とも証言した。
ザック・フィリップス
ぺレスの証言から、ハイブリッド車の持ち主を追うとザック・フィリップスという人物に行き当たった。
現場付近の防犯カメラの記録、ぺレスの確認、そしてザックはブレインに対して苦情を申し立てていた。
デザイン事務所に勤めるあくまでも一般人のようだったが、最近抗議運動でブレインに逮捕されていた。
その恨みか、以降反警察サイトに投稿を開始している。
ザックを聴取するも、警察への不信感丸出しで、一切の協力を拒否した。
逮捕時の扱いを不当だと恨みを持っていて、ブレインを尾行していたことは明らかだった。
ザックの自宅からはブレインの盗撮写真が発見されたがその中に、ブレインが女性に封筒を渡している姿が写っていた。おそらくぺレスから借りた金だろう。
ザックは汚職を暴こうとしていたのかもしれない……。
不安
ちょうどその頃、ブレインの妻がボイトを訪ね、勤務外だったことから殉職扱いされないかもしれない、と不安を訴えた。
「心配するな。俺がちゃんと調べる」
内務調査部も動き出し、本部は年金支給よりも汚職暴露に意欲を出していた。
それを知ったボイトはすぐに副本部長を訪ねてその理由を聞いた。
副本部長は英雄としてスピーチするために、調査は必要だと説明する。
「ならまだスピーチするべきじゃない。彼の行動に関して不可解な点が。詳細がわかるまでお待ちを」
証拠
現場近くで怪しい車を見たという証言から、その付近を調べると捨てられた証拠の銃を発見した。
持ち主は25歳のマリア・グエーラで指紋は一致しなかった。
ザックとの接点はないが、マリアを調べるとブレインが金を渡していた女だった。
逃走しようとするマリアを捕まえて、聴取するとブレイン殺しを否定した。
「命の恩人を殺すわけがない」
実はマリアは元恋人ホゼ・トーレスからのDV被害を受けて、ブレインに助けられていた。
だがその逆恨みからブレインはホゼに殺されていたのだった。
最初にホゼを逮捕していないのは、マリアがそう頼んだから。
その後被害を受けた際に、マリアはホゼに銃を向けたがそれを奪われ、再びブレインに助けを求めていた。
だからブレインはすぐにホテルに逃げるよう、3000ドルをマリアに渡していたのだった。
今まで黙っていたのは、警察に言えばホゼに家族を殺す、と脅されていたから。
「怖かったの、ごめんなさい」
英雄
ホゼを逮捕する手段として、マリアを囮にするのは危険だと判断をし、ホゼのことも目撃していただろうザックの協力を得ようとする。
すると、ザックがすでに事件の関係者としてニュースになっていた為、アプトンとジェイの前で銃撃を受ける。
二人の活躍でザックは怪我なく済んだが、素直に恩を感じながらもザックは協力は別の話だと拒んだ。
ジェイが撃った弾がホゼに当たっていたようで、ホゼが銃撃に使用した盗難車の中から血痕が発見された。
そこから捜査令状を得て、ホゼを逮捕した。
その後、ブレイン殺しとしても重要な証拠、銃を手にしたホゼの映像を現場付近のカメラから発見していた。
ボイトは隠蔽していた写真も含め、すべての資料を提出するよう指示し直した。
「俺が対処する」
その結果、副本部長はブレインを英雄としてスピーチした。
重罪犯と金のやりとりをしたのはすべて女性を助けるため。
「完璧じゃなくても、総括して善が悪を上回るならいいのでは?」
ボイトの説得が効いた。
アプトンの父
アプトンの父が危篤だという連絡が入るが、父親とのいい思い出がないアプトンは事件を優先する。
深い関係になったジェイは、後悔のないようにと見舞いを勧めていた。
アプトンは本部長のブレインを称える「過去を教訓とできる」というスピーチから、気持ちを変えたのか父親の病室を訪ねた。
だが遠くから持ち直した姿を見て、声はかけずに帰っていた。
その夜、ジェイにどうだった? と聞かれるとアプトンは話せたよ、と嘘をついた。
かんそう
ボイトの「悪と善で結果、善が上回ればいいだろ」っていう副本部長への訴えは、そのままボイトのことを言っているようで切なくなりました。
ここしばらくPDらしくないとまでは思いませんけど、すっかりボイトの型破り解決が見られなくなっていて、PDとしては大人しい、ボイトの存在だけでも個性は際立っているけど、大人しいボイトなんて宝の持ち腐れじゃん!! という不満はじわじわ積もっていました。
そこへこの主張が来た……ということは、これはいよいよボイト再始動宣言なの?
とワクっとできました。
そうそう!PDの面白さは悪には悪、みたいなほかに見ないダーティーさなんだから!!
豪快なバイオレンスと手段を選ばないドキドキするやり口、一言で言うなら格好良いボイトが見たい!! ボイトにだけは歳と共に丸くなるとか本当に必要ないんで!!!
むしろどんどんすり減ってトガって欲しい。
というわけで、早くケージの封印を解いてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿