あらすじ
NCIS 18x10 Sneak Peek Clip 1 "Watchdog"
2021年7月6日（火）22時～ FOXジャパンでシーズン18 日本最速放送（全16話）
（アメリカ放送2020年11月～）
ピットブル
エミリーの葬儀後、ギブスが初出社をした。
海軍の車両が森の中で事故を起こし、被害者はいないがミサイルが車両から落下してしまったのだった。
通行止めをし、爆発物処理班が迅速に対応した。
原因は犬が車両の前に飛び出してきて避けて道を外れてしまったという。だが周囲に犬の姿は見当たらず、気になったギブスは周囲を捜した。
すると近くのフェンスが破れているのに気づき、土に足跡を見つけた。さらに血痕を見付け後を追うと、草むらで怪我をして倒れているピットブルを見つける。
しかし怪我の原因は車との接触ではなく、銃創だった。
動物病院へ連れて行くと、他にも同じように撃たれた犬が2匹いると教えられる。
いずれも虐待されている事も分かった。
発見場所はルイス通り近くの森、で3匹に共通していた。
ギブスは夜、1人で現場に戻り張り込みをした。犯人が戻る確証はないが他に出来る事もない。
朝になり、マクギーが交代すると声をかけたがギブスは硬くなに断った。
そこへケイシーからの連絡で新発見が伝えられる。
3頭を撃ったのは同じ9ミリ銃だった。そして3匹が季節外れの蚊に刺されていた。
家の近くに池か湖がある可能性があり、近くをスキャンして池を発見していた。
だがその話を聞きながらギブスは自力で現場付近の池に辿り着いていた。
「必要ない」
すると杖をついた老女がそこは私有地だと声を掛けた。
愛犬家で5匹を飼っているという。
池のほとりにドッグフードを見つけるが老女はそれを与えてはいないという。
するとフェンスの向こう側にトレイラーがあり、そこに住むルークという男に聞けと言われる。
「夜、犬を連れて釣りをするから追い払っていた」
それに疲れて周囲にフェンスを張ったが、フェンスに穴を開けたのもルークだという。
ギブスは池をよく観察し、ロープが張られている事に気づく。
それを引き上げると、ケージが現れ中にはピットブルが死んでいた。
「釣りをしていたんじゃない。犬を沈めてたんだ」
するとトレイラーから男が出て来た。
「あいつだよ」
ギブスがルークに近づこうとすると、後から来ていたビショップがギブスを見つけトーレスとマクギーに声を掛けた。
ギブスはルークに声もかけず殴り掛倒すと、馬乗りになって殴り続けた。
止めに入ったビショップでさえ突き飛ばされ、マクギーとトーレスがなんとか引き離した。
逮捕
ルークは、頭部挫傷、脳振とう、鼻の骨折により経過観察での入院となった。
ルークの素性は、31歳、プール清掃、前科なし。
SNSにはプードルを抱いた写真が投降されていた。
NCISにはコイル監察官がやってきてギブスは暴行容疑で逮捕された。
スローンの後釜がいない為、ヴァンスはリモートでグレイス先生からルークの精神鑑定結果を聞いていた。
「犬を殺すようには思えない。だがギブスの勘が外れるとも思えないから、快楽のためではない。理由としては、ギャンブル依存症の自助グループに属し、競馬もやっていたし、ピットブルということで闘犬が絡んでいるのではないか？」
家宅捜索でステロイドを捜すようアドバイスもされた。
「勝つためならなんでもするはず」
トレイラーからは、ステロイドと8200ドルが発見され、闘犬疑惑が固まった。
恐らく負けた犬を処分しているのではないだろうか。
だが、ルークは金はポーカーだと主張し、9ミリ銃の在り処については、1年以上前に盗まれたと誤魔化していた。
ヴァンス面会
ヴァンスは拘留中のギブスを訪ね、マクギー、トーレス、ビショップの三人がコイルに話した聴取の内容を伝えた。
3人はギブスには真実を話せとあらかじめ言われていたのにも関わらず、口裏を合わせて偽証をしていた。
しかも、ギブスがNCISだと伝えるとルークは徒歩で逃走し、つまずいて転んだというバレバレのお粗末な内容だった。
その話に驚くギブスにヴァンスは念を押した。
「君だけじゃなくチームの立場も考えろ」
そこへコイルもやってきたのでヴァンスは席を外した。
「自分の都合で規則を破るのが本性なのは分かっている。しかも類は友を呼ぶ」
チーム全体が嘘をついているのは明らかで、コイルがギブスに真実を追求しようとすると今度は弁護士が登場し、コイルは退散せざるを得なくなった。
ヴァンスも戻ってきて、自分が手配をしたことを告げるがギブスはそれを拒否したので、弁護士には帰ってもらった。
証言取り消し
その頃、ルークの隣人の老女が証言の撤回を決めていた。
異様な事件に関わることを怖がったのだった。
これで唯一の証人がいなくなり、ルークと犬殺しを結び付ける証拠がなくなってしまった。
逮捕はできず、退院をすれば姿を消すだろう。
そこで、ビショップはステロイドの違法購入が重罪なのでそれを理由に時間稼ぎをする事にした。
ところが、退院直後にビショップが病室でルークを逮捕すると目ざとくコイルがやってきて、手錠を外してしまった。
「すべて状況証拠だ。逮捕はさせない。ＮＣＩＳには捜査を降りてもらう。客観性が抜けている」
マクギーとギブス
マクギーはギブスから呼び出しを受け、偽証を責められた。
「ボスを裏切れません」
「お前の仕事は俺を守る事じゃない」
「見捨てるのも仕事じゃありません。何を考えていたんです！？」
「考えてなかった。犬たちの事を考えた。それだけだ」
マクギーは自分もそうだという。
ギブスの事を考えて反応しただけだ、と。
ギブスは自分の罪を認めた上で、ルークも償うべきだという。
「やれるのはお前だけだ。捕まえろ」
動画
池から銃は見つからなかったが、新たに8頭のピットブルの遺体が発見された。
ルークの仕業なのは目に見えている。
ビショップが殴られて当然ね、と言うとトーレスは言わなければ誰も知らない事だと注意をした。
するとマクギーがそれを否定する。
実はテスト用に身に着けていたボディカメラの電源が入っていて、すでにNCISのクラウドに動画がアップされていたのだった。
コイルに見られたら全員が終わる。
削除すればいいと言われると、マクギーはデータの改ざんは重罪だと拒否したが、すでに偽証で重罪を犯していると言い返される。
それでも納得できず、ヴァンスに相談すると言っているとヴァンスの方から呼び出しを食らってしまった。
ヴァンスはまず動画を見せろと言ってきた。
マクギーも見ていなかったので、二人で確認をするがしっかりとギブスが殴り掛かる映像が残っていて誤魔化せない状況に頭を痛める。
だが新たな発見もあった。
ギブスが殴り掛かる前にルークのシャツに血がついていたのだった。
ケイシーは血は当然ルークのものだと思って調べていなかった。
すると2組のDNAが検出される。1組は手術が成功しNCISで預かっていたピットブル、ルーシーのものだった。
そして3頭すべてからステロイドは検出されなかったが、何故かハゲがある事も調べていたのだが、その抜け毛の理由も分かった。
プールの清掃に使われる消毒剤だった。
解決
ルークの居場所を突き止める為、マクギーはルークのSNSでプードルがしているゴツイ首輪が気になりGPSに気づいた。
GPSを辿って見つけたルークは、秘密の闘犬の置き場にいた。
ルークはそれでもNCISは捜査を降りたのだから逮捕権はない、と余裕だった。
しかしすぐにコイル捜査官たちがやってきてルークを拘束した。
ギブスについては証拠の問題で結論が出ていないという中間報告が出された。
自白をしたはずなのにギブスは釈放され自宅に戻っていた。ギブスの側にはルーシーが居た。
ヴァンスはギブスを訪ね、何故？ と不思議に思うギブスの疑問に答えた。
ヴァンス自身も理由が知りたくてコイルの家を訪ねて来たという。
すると保護犬2頭を見て理解をした。
コイルの想いもギブスと同じだったのだ。
「今回はラッキーだった」
だがギブスはそれは間違いだという。
「ならば後悔していると言え」
「後悔してる」
その言葉を聞いてヴァンスはルークへの謝罪を勧めるが、ギブスは拒否をした。
「後悔してるのは殺さなかった事を、だ」
ヴァンスはどう協力すればいいのかわからないと、無期限の停職処分を宣告し、バッジと銃を預かった。
「元気でなギブス」
ギブスの元にはルーシーだけが残った。
分かりにくい部分（老女とルークの家の関係）もありましたが、ピットブルが沢山登場してピットブル好きにはたまらないエピソードでしたが、痛々しいシーンが多いのが厳しかったです。
それにしてもルーシーの演技力は凄い。
しっかりとしつけられたピットブルは本当に賢いですよね。有名なのはシーザー・ミランですが、昔よく番組見ていました。
ギブスの中の人もピットブルが好きなんでしょうね。闘犬のイメージから恐れられる存在でもありますが、こうして取り上げる事でピットブルの環境の為に一役買おうとしているんだろうな、と思いました。
さてギブスはどうなるんでしょうか。
もちろん主役なのでフェードアウトはありえませんから、あっさり復帰するか、それとも離れたまま捜査に関わりつつ、別のストーリーが展開するとか……。
唯一、ルーシーの存在が寂しいギブスの支えになってくれそうな。
あ、フォーネルはどうしたんだろう。しばらくはギブスと一緒に住んだらいいのに……。
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