あらすじ
NCIS 18x11 Sneak Peek Clip 1 "Gut Punch"
マクレーン国防長官
ヴァンスのオフィスにマクレーン国防長官が訪ねてきた。
2人は仲が良く、再会に喜びながら仕事の話をした。
イエメン外相との会談があり、自宅でパーティーを予定しているという。
だが、ギブスの件で記者が国防総省にコメントを求めているという状況は良くない。
イエメンに悪印象になるから取材には応じない。だからNCISもノーコメントでとの頼みだった。
もう1つはそのパーティーでのコロナ対策担当を任される。
新しいチーム
ギブスが居なくなり、マクギー、トーレス、ビショップの3人にはっきりとしたペナルティはなかったが、実際は夜勤のソーヤー捜査官とヴェロニカ・タイラー捜査官が日勤になり、これまでギブスのチームがしていた捜査をする事になってしまった。
ソーヤーはいちいち嫌味を言ってきて、特にトーレスといがみ合っていた。
3人の新たな任務は、パーティーのコロナ対策担当だった。
ほとんど罰であったが、ビショップは仕事があるだけマシと前向きだった。
トーレスが検死室に抗体検査の為に向かうと、パーマーはうっかりいつもの調子で検視結果を伝えていた。
トーレスもちょうどいい、と何も言わず聞いていた。
被害者は海兵隊上等兵ジェシー・フリント。
死因は銃創3発 うち1発が頭に命中して殺されていた。
パーマーは途中でもう担当じゃない、と気付き口を閉ざした。
トーレスは、遺体の腕に紫のペンキがついているのを印象に残した。
ケイシーはラボで、チーム・ギブスが自分で蒔いた種だとタイラーに話していた。タイラーは気を使ってたが、そこにはラベルプリンターを借りているビショップもいた。
ケイシー曰く、ラボは「お情け無用ゾーン」だった。
その時、被害者に付着していたペンキを検出した。
7863番、エッグプラント、うす紫色のペンキだった。
フリントはケンカと恋人への暴行で不名誉除隊が決まっていた。
つい話が聞こえて、ビショップは口を挟むが出る幕はなかった。
パーティー準備
3人はマクレーン国防長官の自宅、パーティー会場に行った。
マクギーが庭に消毒液を設置していると、前任から秘書を務めているというサッチャーが小言を言ってきた。
「消毒液のせいで装飾が台無し」
装飾担当者で、中庭全体はパーティーのために一新していると言う。
お互い印象の悪い出会いになった。
ビショップはイエメンのカマルという男に検査結果やワクチン証明などの書類が届いていない事を報告していた。
カマルは「アメリカの医療制度に我々のデータを提供したくない」と言うが、その背景には資金難などもあるのだろう、とビショップは理解を示した。
更に、「カマル」の意味は完璧だとビショップはアラビア語で伝える。
カマルは神経質そうに、ナフキンを畳んでいたのだった。
気を良くしたのか、カマルは必要な協力だと手配を約束した。
ペンキ
それぞれの準備が一段落をし、3人が合流するとマクギーの上着に紫のペンキが付いていることに気づく。
それはフリントについていたのと同じ色だった。
偶然とは思えず、死亡前に国防長官の家にいた可能性が考えられる。
それを知った3人が大人しくしている訳がない。
3人はNCISに戻り捜査データを確認した。
するとソーヤーに気づかれ、ペンキは重要ではないと言われる。
「被害者は便利屋だった。その為町中でペンキを塗っていた。犯人の目星はついている。被害者の恋人が町を出た。怪しいだろ? 邪魔したらヴァンスにチクるぞ」
手を引こうというマクギーにトーレスは勘を無視するなと引かなかった。
「勘を信じて失敗した」
「今回は成功させる」
捜査
結局3人はこっそりと捜査を始めた。
まず会場に戻り、サッチャーにフリントの写真を見せた。
すると確かに塗装を依頼していたが、その腕前にはがっかりしてクビにするところだったという。
「たが、電話に出てそのまま消えてた」
次はフリントの仕事用の車を調べる事に。
車はすでにNCISが押収していたので、パーマーにメモを持たせて質問をさせたがさすがにすぐにソーヤーにバレた。
「送り込まれたんだろ」
パーマーと入れ替わりにビショップが入り、コロナ感染の可能性があると証拠をチェックした。
すると、ソーヤーは恋人が見つかったといって出て行く。
実は黙っていたが、ビショップは不可解な事に気がついていた。
便利屋の車の中から皮下注射器が発見されていたのだった。
それをソーヤーはペンキを混ぜる物だと思っていたが、ビショップはペンキ屋としてはベテランではない事を知っている。
同席していたケイシーに調べるよう注射器を渡した。
だが手一杯で後回しになると言われてしまう。
「担当じゃないから優先できない」
するとビショップはもう1つの証拠をつきつける。
インボイスに書かれたメモ9949ジェイド・ガーデン。
ペンキのカタログにはその色はなかった。
ビショップは住所なのではないかと疑い、そのまま出て行った。
ジェイド・ガーデン
3人でその住所に向かうと、小さな舞台で楽屋と思われる部屋がフリントの基地だった。
壁一面に国防長官の家を調べた形跡があり、武器も散乱していた。
「目的は塗装じゃなくて下見だった」
部屋の中には爆弾が作動するよう、トラップも仕掛けてあった。
爆弾の解除後にヴァンスも駆け付け、3人は報告をした。
マクレーン国防長官と一緒にいるサッチャーの写真、武器、偽造ID、数十万ドルの預金が見つかっている。
フリントは殺し屋だった可能性がある。
だが雇い主や実行の状況については更に調べないと分からない。
ヴァンスは結果よりも再度一線を越えた事を指摘するが……。
「今後は担当捜査官の指示に従うように」
結局、捜査への参加を許可してもらった。
共同捜査
2人と3人に別れた共同捜査が始まり、ソーヤー達から進行報告を受ける。
恋人にはアリバイがあった。
フリントはメールで依頼主とやりとりをしており、その相手を脅していた事も分かった。
「匿名でいたければ金を出せ」
恐らく依頼主が犯人だろう。
長官の命が狙われたことで会談が中止になった。
ビショップは残念がるカマルに声をかけるが、そもそも非難を呼んでいた為、再セッティングは難しいだろう、とこぼした。
ビショップは長官と2人きりになり、敵の心当たりを尋ねた。
長官は腎臓の薬を飲みながら、10年前の失態を打ち明けた。
「今も後悔している事がある」
製油所付近でアルカイダとにらみ合いになった時、当時大将だったマクレーンは交渉ではなく強硬手段を選んでいた。
その大混乱の末、製油所は全焼。
ネットでは陰謀論を唱えられていた。
「石油王との関係を隠す為、故意に製油所を破壊した」
過激派は殺人予告もしている。
被疑者が多すぎると愚痴っていると、トーレスが手がかりを持って来た。
パーティー会場でピアノ奏者と話した際に、デモCDを貰っていたのだが、その名義が会談の保安記録の出席者リストに載っていない事に気づいたのだった。
調べると、ピアノ奏者には麻薬所持の前科があった。
身元調査でハネられると、偽名を使っていたのだった。
そして詳しく調べると、ネットの過激派とのやりとりも見つかった。
ピアノ奏者を捜査する為、タイラーとソーヤーの確認をとりたいが電話にでず、仕方なくまたしても無断で家に行く事にした。
トーレスとビショップが向かうと、先にタイラーとソーヤーが到着していた。
しかも、ピアノ奏者はバスルームで死んでいた。
遺体の側には銃が置かれ、自殺と断定されていた。
勘
タイラーとソーヤーはメールからピアノ奏者を結び付けていた。
ピアノ奏者が依頼人で、フリントを雇ったが逆に脅しを受けてフリントを殺し、そして自殺を図った。
パソコンには殺し屋からの脅迫メールも残っていた。
これで事件は解決したという2人に、3人は納得をしなかった。
ピアノ奏者に殺し屋が雇える金はない。
自殺の理由が不明。
ソーヤーは、金はネットの過激派から集め、身分を偽ったのがバレるのは時間の問題だから自殺した、と軽く説明をした。
だがそれでは都合が良過ぎるとやはり3人には納得が出来ない。
もう関係者は全員死亡し、暗殺が実行される証拠はないとソーヤーは会談も再開できると自信満々だった。
「何か見逃している」
「また勘を頼るのか?」
トーレスは納得がいかないようだったが、3人は引き下がるしかなかった。
注射器
ラボにいるとケイシーがやってきて3人の腑に落ちない雰囲気に賛同した。
「私も同じなの」
ビショップが頼んでいた注射器の分析結果が出たのだった。
検出されたのは圧縮コルクとカリウム。
コルクは掲示板やワインボトルに使われる。
液体カリウムは無害。
だが腎臓が悪ければ別だとビショップが気づいた。
すでに殺害の計画は進行していた。
真犯人
解決したということでパーティーは進行していた。
乾杯の音頭ギリギリで3人が長官を止めた。
大騒ぎを起こしながら長官のグラスのカリウム濃度を調べると、やはり間違いはなかった。
「なぜピアノ奏者が腎臓の薬について知っていた?」
驚く長官に真犯人を告げた。
保安記録を見られる人物、それはカマルだった。
動機は過去ではなく未来。
ネット上のナショナリスト団体に所属し、アメリカとの同盟を阻止するのが目的だった。
殺し屋を殺したのはカマルだが、ピアノ奏者に罪を着せていたのだった。
ギブス
休職中のギブスは珍しくダイナーのカウンターでコーヒーを飲んでいた。
すると、見知らぬ女が声を掛けて来た。
マーシーといい、お薦めを聞かれるがギブスは白々しい、と答えた。
その女性はマーシー・ウォーレンといい、ギブスが見ていた新聞に顔が出ている女記者だった。
「局長が電話に出ないから本人を訪ねただけ」
ギブスは黙って退散していた。
ところがマーシーはギブスの家にまで押し掛けてきた。
ヴァンスからはあらかじめ何も話すな、と言われている。
マーシーは玄関先で、渡したいものがあると一冊のスクラップブックを見せた。
「私の文章を読んで」
これまでの新聞記事や雑誌のコラムが大量に挟んである。
「あなたが知る真実を私が記事にしたい。それが仕事だから」
だがギブスの手には修理中のエンジンがあり受け取らなかった。
マーシーは諦めて帰る事にした。
「エンジンをいじって」
ギブスは何て言った? と声を掛けるとグレーマリン・ファントムのキャブレターと名称まで当てて帰った。
事件解決後、長官はさすがNCISの一流チームだとソーヤーとタイラーを褒めた。
カマルに気づいた理由は自殺現場のタオルで、皺がないようきちんとおかれていた。
しかし、手柄を譲ったつもりがヴァンスにはしっかりと伝わっていた。
ソーヤーはマクギー達に挨拶をしつつも残念だ、と声をかけた。
3人はその意味が分からず確認をすると、ギブスの記事が出ていたのだった。
チームの事以外、すべてが載っていた。暴行、捜査、そして自白。
ギブスしか知らない内容に3人は驚いた。
夜、ヴァンスはギブスの家を訪ねた。
「この記事によって今後どうなっても君を守れない」
「知ってる」
ヴァンスはそれだけを言うと帰っていった。
ギブスはうっすらと笑った。
別チームのソーヤーが超うざくて、いい感じでした。
なんかNCISっぽいな~っていう軽いノリで。
最初、サッチャーが怪しく見えて、黒幕かな? と思わせられました。
ペンキ下手なのに雇えるのもサッチャーの権限だし、とか。
いいミスリードでした。
ピアノ奏者はトーレスと絡んだ時に、このまま何もないとなると余計なシーン? になるのでまあ、そうだろうな、って感じで。でも真犯人感はその時からなかった。CD配る犯人はいないだろうとw
ギブスは、らしいな~と思いました。
そしてギブスだから悪い結果にはならないだろう、という安心感もあるんですけど。
大丈夫よね?w
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