あらすじ
イワン・ステパノフ
タウンゼントに拉致されたステパノフはショック・カラーを装着され、覚醒と睡眠の境目、ヒプナゴジアという状態を強制されていた。
入眠時幻覚という生々しい夢を見る為、タウンゼントはクスリ要らずのトリップと呼んでいた。
「今も見てる」
モニター越しに言うと、家族が殺された時の情景をフラッシュバックさせていた。
またヒプナゴジアは暗示にもかかりやすいという。
「遅かれ早かれ俺が示唆すれば、お前はレデイントンのすべてを話すことになる」
その頃レッドはステパノフ捜しにやっきになっていた。
タウンゼントかリズの仕業であることは明白。
しかしそもそも自力での救助が厳しい事を見越して、クーパーに協力を依頼する。
クーパーは、ステパノフを初めて知った振りをしてレッドを騙し、ロシアのスパイの親玉捜しを怪しむが、レッドはいつものようにはぐらかした。
「君が私への妙な誤解から米国の大きな敵の秘密を逃すことかもしれない」
クーパーがオフィスに持ち帰ったレッドへの返事は「何もしない」だった。
リズが答えを知るのが先だ、という判断だった。
もしリズがステパノフとレッドの関係を認めさせたら売国奴の証拠になる。
しかしアラムはそうであってもレッドのおかげで150人以上の悪党を逮捕している、とレッドの功績を忘れない。
どちらにせよまだ先は読めなかった。
発覚
FBIにリズからの連絡が入り、ステパノフ誘拐にリズが無関係であることが判明する。
だがリズはタウンゼントを容疑者候補から外していた。
「私の動き知らないはず」
リズは使い捨て携帯を使っている為、盗聴の心配はないという。
そこからFBI内部を怪しむと、レスラーの携帯に細工されてることに気づく。
タウンゼントが犯人であると断定し、即座にモスクワのCIA支局長に連絡を入れるが協力は得られなかった。
『何もしない』は返上され、FBIもレッドが恐れているステパノフへの尋問を狙う。
タウンゼントのオフィス
プリヤのタウンゼント暗殺計画は失敗していた。
指輪に仕込んだ薬をお茶に入れたが、飲もうとした時にリズが乗り込んで来て口を着けないまま、リズが叩き落としていた。
リズはハッキングとタウンゼントの拉致を知り、怒っていた。
だがステパノフが映るモニターを見せられ、お前も来いと言われると大人しくなる。
ビルの外に出たプリヤはレッドに失敗した事と、ステパノフとリズについて報告をした。
タウンゼントのオフィスは大きなビルの中のどこか、としか分からないが住所は分かった。
レッドは失敗については何も触れず、そのまま監視を頼む。
場所はNYのパークアベニューで、人手を集めようにも大掛かり過ぎて無理だった。
レッドはクーパーに助けを求める事にした。
「タウンゼントから救えるなら拘束されても仕方ない」
それと同時に、頼む為には手の内を明かす必要もあった。
頼み
レッドはFBIに乗り込み、クーパー達に説明をした。
「何故ステパノフを捜して欲しいのか、その事情を全部は話してない。
単なる情報機関員ではない。互いの仕事はさておき古い友人なんだ。
だからどうか君達に彼を救って欲しい」
タウンゼントがマンハッタンに監禁している事を伝えた。
「尋問の結果次第では、全員がターゲットになり得る」
「ステパノフとリズの関係は?」
それには何も答えなかった。
「彼は情報を持ってる。私の大事なものだ。リズの秘密も」
とにかく今は救いたい、そう頼んだ。
クーパーは、FBIがハッキングされていたからステパノフの居場所がバレたとレッドに教えた。
するとレッドはクーパーを責めた。
「君は酷い害を与えた」
「元凶は君だ。我々に半端な事実を与えリズに真実を隠し、タウンゼントを敵に回した。
今は親友のスパイを助けろと泣きついてる」
「彼を助けてくれ」
クーパーは思わずレッドを問い詰める。
N13、ロシアの関係など。
だがレッドは古い友人なんだ、としか言わなかった。
「君がリズに関わった発端か?」
無言だがそれを認めたように見えた。
クーパーは救出の手配を始める。
追跡
レッドがFBIから出ようとするとプリヤからの連絡が入り、タウンゼント達がビルから出て来た事を知る。
レッドはそのままプリヤに尾行を頼んだ。
その頃、FBIがタウンゼントのオフィス捜索を始めた。
すぐにタウンゼントの側近に報告が入り、オフィスエリアとメインサーバー、プライベートなエリアの切り分け作業が始まっていた。
全データを削除、書類はシュレッダーに。
行き先
プリヤがタウンゼントの行き先をレッドに伝えた。
レッドはそれをクーパーには言わず、チャックを呼ぶ。
と同時にプリヤにステパノフの尋問を止めるよう、頼んだ。
「阻止せねば、一緒に連れられた女性が殺される」
だがプリヤにはまだリズは仲間にしか見えていない。
「彼女は事情を知らない。だがステパノフが口を割ればまず彼女が殺される」
プリヤは自分は宝石泥棒だと念を押した。
「君に頼むのは間に合わないからだ、彼女の命は君次第だ」
レッド到着まであと14分はかかりそうだった。
自白
倉庫に場所を移し、タウンゼントとリズが直接ステパノフと対面をし、SVRのS局で開発された点滴薬で自白させる。
まずリズがレッドとの関係を問うとステパノフはリズを見てマーシャ、とだけ言った。
その後、二人は矢継ぎ早にステパノフを追求する。
その頃プリヤは入口の警備員を倒し、倉庫の中に侵入し、尋問部屋に近づくが気づいたリズに廊下で声をかけられる。
助けに来たといってもリズは信用しない。
ロッコとリズに挟まれプリヤはレッドの指示だと伝える。
「ステパノフに真実を言わせるな、タウンゼントが知ればあなたを殺すと」
プリヤがどちら側なのかと不信がるリズに、そもそもレッドに雇われてタウンゼントに近づいたとも打ち明けた。
部屋の中ではタウンゼントがN13はどっちなんだ、と迫っていた。
ステパノフは近づいているタウンゼントの耳元に何かを話し始める……。
聞き終わったタウンゼントははっとしてステパノフの顔を見た。
変化
リズはプリヤの話を信用したのかとりあえず移動しようとした、そこへタウンゼントらがやってきて、ロッコを殺し、リズとプリヤを拉致した。
タウンゼントはプリヤがレッドと繋がっているとすぐに理解をし、ステパノフを置いて倉庫を出ようとした。
もうステパノフに用はなく殺して片付けろという命令を出して。
その時、気絶させたリズの髪をそっと撫でた。
「お前が苦しむのを見れば奴は壊れるだろうな」
ところがそこへレッド達の車が突入してきて、タウンゼント達の銃撃戦となる。
レッドはステパノフを見つけ、リズ、プリヤも救出し、一度はステパノフがいる拷問部屋に籠城した。
リズはどうしてタウンゼントの態度変わったのかとステパノフを問い詰めるが、ステパノフは腹を撃たれてぐったりしていた。
しばらくすると外側から部屋に侵入する為の準備が進んでいた。レッド達は即席のトラップを用意し迎え撃ち、その隙に用意していた装甲車に乗り込んだ。装甲車には狙いが着けられている。
脱出しようとした時、タウンゼントがやってきてレッドとエリザベスを呼ぶ。
するとリズはすぐには殺されないはず、と自分が出て行って装甲車に逃げる隙を与えた。
そこへFBIも間に合い、レッド、タウンゼント、リズはそれぞれ逃走していた。
その後
ステパノフはレッドの隠れ家で手術を受け、一命を取り留めた。
レッドはプリヤの助けに感謝をし、支払いの約束をするがプリヤはタウンゼントの家から宝石を盗んでいた為、もういらないと断った。
ステパノフはレッドの顔が見れなかった。
「君を裏切った。奴に知られた。その責任は私にある」
「責任を取りたいのなら実際に責任があるものにしろ。私だ。今の私は意味の責任だ。責任を取ってくれ」
「彼女は美しいな。35年待ってようやく会えた。やっと会えたのに。彼女をターゲットにしてしまった」
そこへクーパー達が到着した。ステパノフを拘束する為だが、レッドが軽く足止めをしている間にステパノフは姿を消していた。
タウンゼント側のダメージは大したことはないようだった。3600万ドル分の宝石くらいで。
新指令の標的はリズ、レスラー他FBI、プリヤになった。
クーパーもまた新たな指令を出していた。
「一度ステパノフの事は忘れる。まずはタウンゼントだ」
レッドは今や全員が標的だといい、生き残りには協力が必要だと問う。
「私はやるが君らは?」
うーん、またしても進んだようで結局謎は謎のままって感じで、あんまり進んだ感じがしませんでした。
考えすぎかもしれませんが、なんだかタウンゼントとリズ、ステパノフとリズ、と全員とリズが絡んでいるようにも思えて、謎が明らかになったというよりはまたしても謎が増えただけって感じも。
結局、ステパノフがタウンゼントに何を言ったのか分からないので、仕方ないですよね……。
しかも、知ればリズは殺されるって緊迫感満々なのに、しれっとリズを気絶させただけで髪の毛触ってて。あのタウンゼントの言い分ではレッド、ステパノフのどちらかがリズと血縁にある? ような……。
そしてタウンゼントの新指令にレッドが入っていないのは、ミスリードなのかそれともレッドは言うまでもない、のか?? とレッドがもうリズやカタリーナとは関係なくなったともとれなくもなかったり。
ここへ来て急にステパノフがリズと関係ある感じになってますけど、少し前にはレッドがステパノフを始末するぞ! みたいに脅していた気がします。
うーーーん。
それとガバガバ感といえば、レスラーの携帯の細工に気づいたなら、内部のスパイも捜してよってちょっと気になりましたw
タウンゼントもかなり警戒心強いはずなのに、プリヤの面談にいきなり自分のアジトに連れ込み、帰りは徒歩っていうのも気になっちゃいました。
まあ、一応もうプリヤは仲間だからって事なんでしょうけど、そもそも最初の面接にアジトを使うのがタウンゼントならあり得なそうっていうか、プリヤにもどこに連れてこられたのか分からない設定にしたのが大袈裟? って感じでw
プリヤといえば、今回でレッドとはお別れしていましたが勿体ないな~
美人でめちゃいい人だったのに。
今回のレッドのお願い、リズとステパノフの命の前にプリヤが一番危険だったような気がしましたwしかもがっつりロックオンされちゃったし。
また登場フラグが立ったのは嬉しいけど。
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