ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン8 13話「アン/ANNE」

2021/08/18

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン8

t f B! P L
警告海外ドラマクイーンズ(http://fdramaqueens.blogspot.com/)のイラスト・テキストの無断転載、無断利用、無断引用および画像への直リンクは堅く禁じます。

あらすじ

Will Hart/NBC | 2021 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月25日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送
(アメリカ放送:2020年11月~)


登場人物はこちら




パターン

レッドがアンの元へ行くようになって5回目になっていた。
デンベは行きのジェットの中で「パターン」を作るな、とレッドに忠告をしていた。
それはもともとレッドがデンベに教えたルールだった。
「敵の一歩先を行くための第1のルールだ」と。

だがレッドはアンに会いたいという気持ちを抑えられず、デンベを置いてカンザス州コットンウッド・フォールズにあるアンの家に行った。
「アンといる私は別人だ」

アンの友人

レッドはアンの友人夫婦のブランとロイスを交えて4人でブリッジをする事になっていた。
ブリッジは慌ててジェットの中で本を読んだが、どうも覚えれなかった。

ロイスはアンの親友で警官をしていた為、レッドへの疑心暗鬼を隠さなかった。
「アンはお人よしなの。小さな町では怖いことが起きない、と鍵もかけないの」
アンは親友だと釘も刺す。
「もし彼女を泣かせたらあなたを殺すから」
レッドは満面の笑みを浮かべた。

アンとの日々

レッドはアンの家に泊り、翌朝壊れたレコードプレイヤーを修理する為、1人金物屋へ行った。
その店先にチェイス郡電気水道局のバンを見つけ少し気になり、デンベから聞かされた忠告が頭を過る。

アンはまだレッドの正体を知らない。

翌朝レッドが起きると、キッチンには通勤前のロイスが制服姿で寄っていた。
レッドの事を調べてもいいんじゃないか? とアンに提案しているのを階段に隠れて聞いていた。
だがアンはレッドを信用しきっており、その必要はなく愛しているとロイスに伝えていた。

そしてロイスは隠れて聞いていたレッドに気づき、知られたわよ、とアンにも教えた。

ロイスが仕事へ行くと、レッドは確かにアンは正体を知らないと打ち明ける素振りをした。
だがアンが私はあなたを知っている、とその話を断ち切っていた。

2人は珍しい鳥を見に行く予定で、サンドイッチ等の用意をする。

するとレッドは、キッチンの窓から昨日見た水道局のバンが停まっているのを見つける。
即座にアンには理由をつけて、今作っているサンドイッチが失敗だった時の保険が欲しいと買い物を頼んだ。

そしてアンの車が家を離れたのを確認すると、家の裏に居た水道局の作業員を後ろからナイフで刺し、羽交い絞めにして首元にナイフをつきつけた。
「何人来てる?」
「全員だ」
それを聞くとナイフをスっと横に引いて、殺しバッグに入っていた銃を奪った。
待っていたバンは去っていった。

タウンゼント

仲間を殺された事にまだ気づいていないタウンゼントは、堂々とアンの家に乗り込んで来たがタイミング良く留守だった。

そこへ電話が鳴る。
タウンゼントはレッドからだと分かって出た。
レッドはタウンゼントにアンは無関係だと説得をするが、大人しく聞くわけがなかった。

レッドはサンドイッチ屋に居たアンを迎えに行くが、アンの居場所は携帯GPSで追跡されていた。
驚くアンに慌てて携帯を捨てさせその場を逃げるが、すでに二人の周囲にはタウンゼントの追手が迫っている。

レッドは近くの店に逃げ込み、アンを隠れさせ、追手の女を殺した。
そして逃げ込んだのはロイスのいる警察署だった。

「私はレディントン。指名手配犯だ」
両手を上げてロイスに状況説明をした。

籠城

小さな田舎町の警察はレッドの登場に半信半疑だった。

レッドは手錠で机に繋がれたが、のんびりしている署内に今がどれだけ危険な状態か説得し続けた。
「ロイス、アンを安全な場所へ。時間がない!」
皆殺しにされるから応援を呼べ、と言っても実感が沸かないようだった。
だが確かにレッドが指名手配犯であることはデータベースで確認していた。

すると署の前に黒いSVUが停まった。ナンバーはない。
所長は窓から外を眺めるが、それこそ危険だとレッドは叫ぶ。
「ロイス、ボスを説得しロックダウンを始めろ!」
レッドの真剣な様子に、次第にロイスも危機感を持ち、署長に武器が足りないと伝える。

すると署長もひとまず無関係な人間を裏口から逃がすよう指示を始めた。

アンは改めてレッドに聞いた。
「あなたは誰なの? 何故隠していたの? あなたを受け入れてしまった」
「私の人生に引き込むのが嫌で君の人生に逃避を」
「なんて勝手なの」
アンはレッドの頬を叩いた。
「これが済んだらあなたとも終わり」

その頃、別の場所に居たタウンゼントはレッドの籠城と手下殺しを知る。
「まったく面白くしてくれるな」

そして署にタウンゼントの乗るSVUが到着した。
目の前からタウンゼントは警察署に電話をかけ、署長が出るがお構いなしにレッドを渡せ、と要求する。
「君らは彼を渡すか、もしくは立ち去れ。残って邪魔をすれば皆殺しにする」
60秒以内、という制限を設けて。

君は誰なんだ、という署長の質問は無視をされSUVからは武装した手下が降りてきていた。

レッドは自分が出て行くから手錠を外せと頼むが署長は立ったまま、犯罪者を解放できないと話していた。
そして窓の外から頭に狙撃され即死した。1分が経過していたのだった。

郡の応援が来るまではあと8分。
レッドは応援到着まで生き延びるしかない、と武装を訴える。
すると1人の警官が耐えきれず、自分は関係ないと外に逃げ出した。
「お前を奴らに渡せば終わる」
警官は丸腰だ、と手を上げて外に出るがあっさりと撃たれた。
タウンゼントは言い続ける。
「死にたくなければレディントンを渡せ」

だが正義感の強いロイスにはできず、レッドの手錠を外し、言った。
「お互い生き残れたら逮捕する。逃げたら撃つからね」
そしてレッドを含む生存者に武器を配り、反撃を開始した。

レッドは留置所は防弾じゃないのか? と銃撃戦の中でロイスに確認をした。
その通りなのだが鍵は先ほど外へ出て死んだ警官が持っていたのだった。
ロイスは自分が取りに行く、とドアの外に出た。
レッドは止めたが、なんとか鍵を手に入れたものの、ロイスは足に銃弾を受けてしまう。

そのままレッドがロイスを抱え、アンと3人で留置所に逃げ込んだ。
もう生き残りはその3人だけになっていた。

タウンゼントも車を降り、留置所までやってきた。
「もう逃げられないな樽の中の3匹のカモだ」

タウンゼントは手下にドアを外すよう命令した。
「本当に面白くしてくれる」

レッドはアンにロイスの足の止血を指示すると、タウンゼントとドア越しに対峙した。
「アンを巻き込むな」
「終わりだな。一緒に来い。いまここで終わりにしよう」
「そうすればお互い間違うことに。代わりにこうしよう。殺戮を止めて帰るんだ。
後で用意ができたら来い。正しい報復方法を教える」
するとタウンゼントは去っていった。

そしてレッドも外へ出ようとした。
するとロイスは約束したでしょ、とレッドに銃を向けた。

逃走

やっと応援が到着した時には、タウンゼント達が引き払った後だった。
留置所にいたのはロイスとアンだけだった。

ロイスの怪我は応急処置のおかげで一命を取り留めていた。

アンは到着した刑事にレッドとの関係を聞かれた。
「正体は知らなかった。でも知った今は捜査に協力するわ」
ロイスも容疑者ではなく被害者だ、とアンをフォローした。
搬送されていくロイスは別れ際、逮捕したかったわ、でも関係が切れたならそれで良しとしておく、とアンに伝えた。

アンは捜査を後回しにしてシャワーを浴びたいと帰宅していた。
だが家に到着すると、車のトランクからはレッドが出て来た。

アンは最後の最後でレッドを守っていた。
ロイスの手からも。

そしてロイスもその気持ちを認めたのかレッドにアン経由で逃走ルートを教えていた。
「フォールズロードを東へ。州警察は存在も知らない道よ」
アンはどうせ危険なら一緒がいいとレッドとの同行を望んだが、レッドはアンと別れる事を選んだ。
「誰も関わるべきじゃない」
そしてアンに安全な場所へ逃げるようアドバイスをした。
住所を知らずとも調べればわかる、と絵ハガキを送る約束をし最後のキスをした。

レッドは車からデンベに連絡を入れサムのダイナーで落ち合う約束をした。
「一緒に来てもらうべきだった」
しかし電話を切ると思い出すのはアンとの幸せな想いでばかりだった。
レッドは車を方向転換させ、アンの自宅に戻った。
やはりアンも連れて行く気になったようだった。

ところがアンの家に入り、声をかけようとするとアンはすでに敵の手に渡っていた。
そして入って来たレッドにも銃を向ける。
その敵とはエリザベスだった。


デンベはビットコインのサトシ・ナカモトと知り合いらしいですw

さてブラックリスト的にはいつもの「ブラックリスト」が登場しない完全なメインストーリー回でした。
その為、普段よりは大分シンプルで分かりやすい構成になっていたと思います。

それに加えレッドの腑抜けっぷりよ……。

アンとはあの映画館すっぽかしで最後なんだろうと思いきや、あれから4回もアンの家まで行っていたなんて。
うーん、シナリオライターさん入れ替わったのかしら?
それもレッドともあろう人が、安らぎを求め、別人として過ごせるから、だなんて。
まったく格好良くないし、面白くないし。

唯一面白かったのはロイスがレッドを殺すって言ったところくらい?

というわけでたまたまこの回を見た人は、ブラックリストがフツーのクライムドラマで少し退屈なんじゃないか? 位の印象になったかもしれない……と余計な心配をしましたw

そして来週からはまたリズが戻って来るらしいので、それもまた不安を感じつつ……。




(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

更新中の番組


不定期更新
アメリカンホラーストーリーズ シーズン3

ネットフリックス/Netflixはこちら

新番組まとめはこちら ニュース

過去記事は「番組別記事リンク」「タグ別記事リンク」等をご利用ください。

更新をお知らせします



@fdramaqueens

このエントリーをはてなブックマークに追加

follow us in feedly

rssを購読する

ランキング

このブログを検索

ページビューの合計

QooQ