NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン18 7話「初日/THE FIRST DAY」

2021/08/18

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン18 クライム ジェーン洞

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あらすじ

NCIS 18x07 Sneak Peek Clip 2 "The First Day"

2021年7月6日(火)22時~ FOXジャパンでシーズン18 日本最速放送(全16話)
(アメリカ放送2020年11月~)

襲われた兵曹

27歳の二等兵曹デヴィッド・アヴィラが何者かに襲われ銃殺された。

昨夜深夜、車に乗った状態で失血死しているのを発見されていた。
現場にはバイクのタイヤ痕と大量の薬莢が落ちていた。その量から怨恨を感じる。

車の中を調べると紙コップが2個残されていた。
同乗者がいたと分かり、近辺を調べると足跡を発見する。
負傷している可能性もある。

指紋

バイクのタイヤ痕からは車種の特定ができなかったが、紙コップの指紋が一致した。
昨夜仮釈放されたばかりのルイス・カーターだった。
窃盗罪で懲役21年収監され、出所初日で襲われていた事になる。

だが現場の血痕はすべてデヴィッドのものだった。
カーターが無傷で逃走したのは運が良過ぎるので、共犯者の可能性が浮かんだ。

マクギーがSNS上で二人の接点を見つけた。
ファーストデイ・プログラムというタグをつけてSNSに投降されていた。
それは元受刑者の支援団体だった。

盗まれた物

ケイシーが、車内の血痕から箱のような何かが持ちされている事に気づく。
だがカーターは出所したばかりで荷物がないことは分かっている。
ということはデヴィッドの私物を持ち去っているのではないか? とギブスに報告した。

デヴィッドの持ち物は財布携帯が残っていた。それよりも価値があるものだと思われた。

ファーストデイ・プログラム

トーレスとビショップが、受刑者の社会復帰を支援するNPOファーストデイ・プログラムのオフィスに向かった。

デヴィッドはよく活動していたという。
仮釈放者を刑務所まで迎えに行き、施設や保護観察官に送り届ける。
最初の24時間が大変だが、デヴィッドが安心感を与えていたらしい。

元受刑者でボランティアのコリーが口を挟んだ。
デヴィッドの死をショックがり、親しかったという。
「昨夜は夜間学校があったんだ。デヴィッドも通ってた。何故彼がこんな目に……」

血痕が避けられた痕の写真を見せ、こんなサイズの持ち物に思い当たりがないかと尋ねると即答された。
「社会復帰ノートだ」
仮釈放初日に連れて行く場所のリストを持ち歩いていたという。
「元受刑者がやっているタトゥー除去の店とか」

それを聞いた2人は、元受刑者をかくまってる可能性もあると、聞き込みを始めた。

バーバーショップ

バーバーショップに到着すると、食事に出るところだったという店主のマーカスを引き留めた。
カーターの写真を見せると知らないと言う。
店にはロックダウンの影響で他の従業員はいないというが、施錠する様子がなかったことから嘘だと見抜く。

2人は銃を持って店内に入り、カーターを捜した。
すると、奥の小部屋にはカーターが棒のような武器を持って構えていた。
だがNCISだというと、すぐに武器を下し降参した。血まみれだった。

カーター聴取

ギブスがカーターを聴取した。
「急にバイクが来て発砲してきた。俺は殺人とは関係ない」

デヴィッドとは面識がなく、救世主だと言った。
バーバーショップに駆け込んだのもデヴィッドの指示だった。

だが刑務所から複数の通話履歴が見つかっている。
無料弁護だというが相手は大手事務所だった。
何か嘘をついている、というよりは隠している、とスローンは分析した。

敵対意識を向けるカーターに、ギブスはならば俺もデヴィッドのように味方になると態度を変えた。
「まずは俺を信じろ」
するとギブスの熱意が伝わったのか、カーターは口を開いた。
「リンカーン・セインツ、プリンセサ」
犯人はそう叫んだという。

セインツはギャングの名前だが、釈放前に縁を切っているという。
「狙いは俺だった。仲間を売って出所したと思われたんだ」
プリンセサはお姫様で”KOS”の合図だという。
KOSとは即殺害(Kill on sight)の事だった。
「デヴィッドが死んだのは俺のせいだ」

そして銃弾の分析の結果、他の未解決ギャング事件の銃と結びつく。
「カーターを保護するべきだ、また狙われる」
トーレスは報告ついでに、ギブスに検査済だからお前の家に泊めろ、と言われてしまう。

翌朝

トーレスは自宅でカーターを保護しているので出社をしていなかった。

法律事務所に連絡をするとカーターを知らなかった。
代表番号からの転送先は分かっていない。
しかも時間はほとんど終業後だった。

カーターは、やはり嘘をついていた。

連絡を受けたトーレスは、その事を本人に追求した。
「弁護士が外出していたんだ」
相手の名前を尋ねても口を閉ざず。
「騙していたんだな」
「あんたには関係ない」
「関係大ありだ。命がけで家に連れてきて守ってる」
カーターはハッとするが、それでも言わなかった。
トーレスはならばと、カーターを外へ連れ出すことにした。

車で向かったのはセインツの縄張りだった。
「殺される」
「いやなら白状しろ」
「弁護士だといったろ。信じてくれ」
トーレスは10年の潜入捜査で誰も信じられないと打ち明ける。

するとカーターは渋々26歳の娘だと白状した。
事務所の夜間スタッフをしているという。

なかなか言えなかった理由は、迷惑をかけたくないから。
「この20年間娘との再会を夢見て来た。あの子も娘を産んだばかりなんだ。
釈放初日から2人に迷惑をかけたくない」
仮釈放のことは、片がつくまで自由じゃないとまだ言っていないようだった。

トーレスは納得して家に連れ戻すが、結局手がかりがないという状態に戻ってしまった。

情報提供者

そこへセインツに詳しいという女の情報提供者が現れた。
事件には興味がないが、厳刑の為に提供したいというのだった。
情報と引き換えに保護観察官と話をつけるという条件で。
「セインツを抜けただけで命を狙われるわけがない。
おそらくセインツの商売の邪魔をしたはず」

ゴーストガン

女の情報からセインツがゴーストガンを扱っている事が分かった。
ゴーストガンとは自分で部品を組み立てる銃だった。

製造番号も登録情報もなく追跡不能。
兵曹から摘出した銃弾がデーターベースになかったのは、ゴーストガンが使われたからだとも分かった。
製造者から犯人を追う。

ところが、カーターは20年も刑務所にいただけあって、ゴーストガンの存在自体を知らなかった。
トーレスの家では料理に目覚めたようで、今はドーナツを作っているという呑気さだった。

パーマーの発見

そこへパーマーが手がかりを発見した。

「二等兵曹の事務手続きをしていて気づいた。入隊資料を読んだんだ。
デヴィッドにはタトゥーがあった。
訓練開始前に除去していると資料に書いてある。
それはセインツのタトゥーで、組織内での通り名が彫ってあった。
それが”プリンセサ”」
狙いはカーターではなく、最初からデヴィッドだった。

詳しく調べるとデヴィッドの過去は優等生ではなかった。
セインツに入り、小切手詐欺で少年院へ。記録は封印され、その後改心していたはずだったが……。
振りをしていただけなのか、それとも単に商売に手を出してしまったのかは分からない。

ギブスはファーストデイに何かがあると気づく。
元受刑者と自然と知り合い、商売をしていたのなら。

コリー聴取

ボランティアでデヴィッドと親しかったコリーを聴取した。

コリーは、デヴィッドは兄弟同然だと殺害関与を否定した。
「その夜は、夜間学校だったから別行動していただけ」
ところが調べるとすでに中退していた。
「疑われると思ったから。俺は殺してない」
ならば、と他に気になる人物を聞いた。
「マーカスと出くわした。1ヶ月前理髪店の帰りだ」

隣室でトーレスと見学していたカーターは、理髪店での出会いの時の話を持ち出した。
「あの時俺が持っていた武器は銃身だ。理髪店においてあった」
そしてこれまでの事情を踏まえて言った。
「デヴィッドは逃げ場を教えたんじゃなかった。犯人を教えたんだ」

理髪店へ行き、マーカスを逮捕した。
奥の部屋からは大量の部品が見つかった。
バイクのタイヤ痕も一致した。
結局デヴィッドは商売敵なのではなく、マーカスの密売に気づき消されただけだった。

やり直し

事件解決後、ビショップはトーレスを食事に誘った。
だがトーレスは用事があると断った。

トーレスの用事とはカーターを娘の家に送り届ける事だった。
カーターの人生のやり直しの背中を押していた。

パーマー

コロナ禍となり、妻を亡くしたパーマーは子供の世話をしてもらう為、母親と同居を始めていた。
そんな生活や妻の死の影響で、パーマーは誰が見てもストレスによる挙動不審が続いていた。

最初は放っておくのが一番だと傍観していたギブスも次第に不安を感じ、スローンに相談をする程だった。
するとスローンはギブスが話すべきだと答えた。

そしてスローンが退職をしようとしている事も聞かされる。
「この10カ月で何が大切か考えさせられた。
少しのんびり暮らしたい。都会を抜け出して」
それがスローンが出した答えらしい。
「どう思う?」
ギブスはうなずくだけだった。

捜査が一段落するとギブスはパーマーの様子を見に行き、親身になって話を聞いた。
パーマーは涙を流し、心の内を打ち明けるとギブスはハグをして黙って聞いた。
「別れを言えなかった」
「大丈夫だ」

その夜、急な呼び出しでメンバーがオフィスに集合がかけられた。
それはパーマーの妻とのお別れ会だった。

ギブスはモニターに生前の写真を写しだした。
戸惑うパーマーにギブスは耳元で囁いた。
「書いた手紙を読め」
パーマーは涙ながらに妻への別れの言葉を語り出した。


バーバーの施錠するしない問題ですがw
いくら人がいるっていっても、血まみれの逃亡犯?? をかくまっているのだからそこは施錠するんじゃないの? って思ったのですが……w
それともマーカスが真犯人だったからマーカスはわざとカーターを差し出した???

しかもカーターはゴーストガンの在庫に触れているんですよ??
何故その場でトーレスは部品に気づかないの?
マーカスはカーターより部品を隠すべきじゃないの???

といろいろガバ設定に感じましたがNCISなのでOK!

しかもこのカーターさんが憎めない! 本当に20年もぶち込まれる悪い人なの?って(そこらへんもガバいのか?)疑問に思うほど。
最後トーレスが世話を焼きたくなるのは、単に数日共同生活をしたという関係だけじゃなく、カーターさん自身の人柄が良いからですよね。
こういう人情ストーリーはNCISにしっくりくるので好きです。

最初ビショップの誘いを断ったのにはえ? って思いましたが、自分の事よりも事件を通じて知り合った人を助ける事を優先するトーレスは素敵だと思いました。



登場人物はこちら

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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