あらすじ
NCIS 18x08 Sneak Peek Clip 1 "True Believer"
2021年7月6日(火)22時~ FOXジャパンでシーズン18 日本最速放送(全16話)
(アメリカ放送2020年11月~)
スクールバス・ハイジャック
アフガニスタンのヘルマンド州で10歳の女性徒4人と付添人1人を乗せたスクールバスがハイジャックされた。
窓に「スローンNCIS」の文字が残されていた事からMTACにスローンも呼ばれる。
NCIS中東支局のエリック・フリーマンからの通信だった。
運転手は射殺体で発見され、残りは姿を消しているので誘拐されたのだろう。
女子教育に反対しているタリバンの仕業に違いなかった。
バスのルートは非公開だったが奇襲されていた。
付添人ダリヤ
スローンの名前を残したと思われる付添人がダリヤだと知るとスローンの表情が変わった。
ダリヤは、アフガニスタンでスローンが捕らわれた時の捕虜仲間で、命の恩人でもあった。
タリバンの使用人として食事を運んでくれたり、マサウーンからの拷問の後の介抱もしてくれていた。
ダリヤはスローン救出後、現地に残ってNGOで活動脅かされた村々を支援していた。
「もうやれることはないかもしれないが念の為に伝えたくて」
通信を切った後、やれることはたくさんあるとスローンは息巻いた。
ヴァンスは輸送機の手配も管轄権も承認済みで、スローンを落ち着かせた。
スローンのメッセージ
スローンは金魚のカールをトーレスに託していた。
それを見てマクギーは疑問に思う。
以前自動給餌器の設置を手伝っていたので餌やりを頼む必要はないはずだった。
「どれくらい危険なのか?」
その問いには、ヴァンスは答えなかった。
容疑者
NSAがバスの奇襲場所が書かれたメールを傍受した。
送信者はDC郊外在住のアルバート・ゴーシュ。
トーレスとビショップがゴーシュの家に行くと、床に倒れて死んでいた。
そして部屋を見て違和感を持つ。
熱帯雨林や海の保護に感心があったようで、タリバンとの結託が感じられない。
だがメモにはバスのルートのGPS座標がしっかり残っていた。
アメリカ海兵隊前進作戦基地
現地についたギブスとスローンは、スローンの強い希望でまずバスの現場を目指した。
運転手のタヒールは暗くなると危ないとあまり気が進まないようだった。
現場ではNGO、モルール・アメン(安全な道)のナビという男が待っていた。
地域のキャンプを支援していて、アルバート・ゴーシュの事は知っていた。
「ネットワークの構築を手伝ってくれた」
何故ルートを漏らしたのかは、死んでしまったので不明だった。
スニーカーが残っているのは逃走を防ぐためだった。つまり起伏が多い地形に向かっている。
スローンは気持ちを焦らせるが、日が暮れたらタリバンに撃たれると一度村へ戻る事に。
解放者
モルール・アメンの本部でギブス達はヴァンスと通信をした。
すると、周辺に仕掛けた罠が作動し緊迫して銃を持った。
待ち構えているとタヒールがさらわれたヤスミンを抱えて戻ってきた。
ヤスミンは逃げた訳じゃなく解放されたという。
裸足の足には怪我をしていた。
解放の理由はまだ不明だった。
ヤスミンに監禁場所を聞こうとするがすぐにはストレスで怯えていて無理そうだった。
動画
ネットに動画がUPされた。
誘拐された少女3人と銃を持った男が映っている。
それぞれ1、2、3の数字が書かれた段ボールを持たされている。
そしてダリヤが金を支払うよう口座番号を言わされている。
それは少女達のオークションだった。
そして、ナビの説明によりヤスミン解放の理由が分かった。彼女はてんかん持ちだったのだ。
てんかんは迷信で「呪い」だという者もいるという。
売る価値がないと判断されていたのだろう。
手掛かり
ケイシーの情報により、アルバートのパートナーがベン・ミッチェルだと判明した。
IT技術者でハッキングでの服役あり。
NPOの共同運営者でもあった。
現在は出所してペット店を経営している。
ベンは捜査には協力的だった。
NPOは建前で、動物虐待が報告されると加害者をハッキングしていたという。
「快感だったが刑務所に入れられその後は懲りて足を洗っている」
アルバートは、ベンの服役中に不正と闘い始めアルバトロスと呼ばれるようになっていた。
有名なハクティビスト(技術を善意で使うハッカー)でマクギーはその名前を知っていて興奮した。
「どうりで解読できないはずだ」
NSAも追う人物だった。
「奴は政府の内部告発者を助けた」
それが敵を作った可能性かもしれない。
児童誘拐はハクティビストの心情には反するはずだったが、過激化して9・11やコロナの陰謀説を唱えていたともいう。
「悪党とつるんでても驚かない」
死因
ゴーシュの死因は腎前性腎不全だった。だがカルテに腎障害の記録はなく謎が残る。
PCはマクギーですら見た事もない暗号で保護されていた。
ケイシーはアルバートの真の死因を突き止めた。
ケチャップに誰かが酢酸を混ぜて腎不全を起こしていたのだった。
指紋は2人分。
アルバートともう1人を急いで照合する。
ヤスミンからの情報
落ち着いたヤスミンから聞いた情報を頼りに監禁場所を探し始めた。
そこへ、ヴァンスから要請した応援部隊が、国防総省が交戦規定を盾に拒否してきたとの連絡が入る。
「救助するなら君達二人でやるしかない」
ギブスは面倒になり電波が悪いといって一方的に携帯を切った。
そこへスローンがヤスミンから仕入れた新たな情報を持って来た。
「ダリヤはバスのルートを途中で変えていた」
それを知るのはダリヤが教えない限り無理。
ハッカーが知っていたのなら、それはダリヤが教えたという事になる……。
だがスローンには信じられなかった。
ギブスとスローンは実際の足取りを追う。
するとギブスが地面に落ちていたネックレスを見つける。
それはダリヤのものだった。スローンが昔していたのを覚えていた。
「道案内の為に落としたのよ」
「かもな」
「何よ?」
「普通捕虜が装飾品を持ってるか?」
「違う道に誘導する為の手口だと?」
ギブスはダリヤはスローンを懐柔する為の存在だったのではないかと怪しむ。
「大がかりな罠かもしれない。君を呼んだのはマサウーンの家族かもな」
スローンは、呼ばれるならコスタリカがいい、とネックレスとは反対の道を選んだ。
ハッキング
その頃NCISでは、ベンからアルバートのサーバーの暗号鍵を入手し、マクギーが侵入しようとするとセキュリティプロトコルが実行されてしまいNCISのネットワークがハッキングされてしまっていた。
「ギブスに殺される前に直してくるよ」
しかし、マクギーが応急処置でサーバーを分離したものの、まったく対処できなかった。
するとビショップがサーバーではなく外部からの攻撃だと指摘する。
ウィルスの発動だけではなく、アルバトロスのファンに警報を鳴らしていたようだった。
打開案を出したのはトーレスだった。
それはハッカーをおびき出すという作戦だった。
「彼等は内部告発者を助けていたろ、囮を用意すれば……」
PCのカメラで顔が割れていないのはパーマーだけだったので、パーマーに白羽の矢が立った。
NCISの内部告発者の振りをして待ち合わせをし、サマンサというハッカーを連行した。
サマンサ
「アルバトロスがテロリストと組むわけない。彼は正義の味方よ」
サマンサはアルバトロスの死も誘拐も信じていなかった。
だが少女オークションを伝えると解除方法を教える気になっていた。
「NSAがメールを傍受したの? 嘘ね、彼は何年も逃げて来てた。はめられたのよ」
マクギーは口座の凍結で時間稼ぎをした。
ダリヤ
ギブスとスローンは、何の手掛かりも得られぬまま暗くなる前に村に戻った。
すると、ダリヤが走行中の車から投げ落とされていた。
犯人に見覚えはなし。
上着にはメモがつけられていた。
「帰れ、さもないとまた血が流れる」
英語だからスローン達あてだった。
「何が罠よ。彼女はグルじゃなかった」
スローンは怒りで興奮した。
「これが辞めたい理由よ! 悪人を追い、収監し続けても変わるのは私達だけ。ダリヤは命懸けで助けてくれた。でもひねくれた私達はそんな人間性でさえ疑った。逃げたと言われてもいい。もう限界、おしまいよ!」
捨て身になって焦るスローンをギブスは止めた。
「ヴァンスに連絡をし衛星画像を入手できなければ、俺達が村を見に行こう。一緒に」
指紋
オフィスでは、スローンとギブスが危険を犯そうとしていると知り、情報集めを急ぐ。
未だルートを送信した相手は突き止められていない。
本当にアルバートが送っているのか?
サマンサがハメられたと言っていたのも気になっていた。
そこへPCが復旧した事により指紋照合が終わったケイシーがやってきた。
アルバート殺しの犯人はベンだった。
ベンを追求すると動機は”裏切り”だという。
「英雄として俺達の代わりに闘う存在だった。
テロリストに情報を売るのはハクティビストの信条に反する。
アルバートは金の為にマフィアや売人とも組んだ。
だが殺すつもりまではなく、ただ病院送りにしたかった。事故なんだ。
ハッシュ化を解除するために」
NSAに傍受させてアルバートをハメたのもベンだった。
「奴の正体をさらしたかった」
メールの送信先は知らないが、ルートを漏らした人間は分かるという。
「ダリヤ? 女じゃない」
真犯人
ギブスとスローンが、ナビとタヒールが話をしている所へ行った。
「外してくれ」
残したのはナビだった。
「密告者はお前だ」
ルート変更を知っていたもう1人の人物でアルバートへの密告者だった。
ナビは開き直った。
「アメリカの捜査官は手を出せない」
スローンはためらいなくナビを殴った。
「ダリヤは組織のガンだった」
ナビは少女への教育に反対だったのだ。
監禁場所を吐かせ、少女達を無事救出した。
スローン
晴れ晴れとした表情のスローンにギブスは言った。
「コスタリカはなし?」
「一緒に戻ることもないわ」
モルール・アメンのリーダーが不在になり村を守る人が必要だという。
「デスクワークは性に合わない。ここで役に立ちたいの」
最後にギブスはキスをした。
「じゃあな」
「さよなら」
かんそう
スローンお別れ回でした。
止めそうって見せてから早いって感じもしますが、お別れエピソードとしてはしっかりスローン回になっていたと思います。
それにしてもスローンはもうのんびりしたい、と言っていたのにアフガニスタンじゃNCIS以上に大変なんじゃないかと思ったのですが……。
たしかにデスクワークではないだろうけど。そもそもデスクワークでしたっけ? みたいな。
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