ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン8 12話「ラキーティン/RAKITIN (NO. 28)」

2021/08/11

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン8

t f B! P L
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あらすじ

Will Hart/NBC | 2021 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月25日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送
(アメリカ放送:2020年11月~)


登場人物はこちら




さらわれたクーパー

レッドが東の友人に呼び出されてモスクワまで行っている間に、ラキーティンはクーパーを拉致していた。

クーパーを呼び出したのはフリーデンバーグ議員だったが、それはラキーティンの罠でフリーデンバーグ自身もその後殺害されていた。

モスクワでクーパーに危険が迫っていると知ったレッドは、すぐにクーパーの解放を命令するがもう遅いと言われてしまう。

レッドがFBIと免責契約をしている事は東の友人は知っていた。
その上でレッドがFBIチームに情を移した、と苦言する。
「ラキーティンには免責特権がないのだから捕まったら大変なことになる」
何も知らないラキーティンはレッドに見捨てられたと思いヤケを起こす可能性がある。
ラキーティンはレッドと東の友人の仕事以外にも、SVR(ロシア対外情報庁)の仕事も請け負っていた。
「FBIには渡せない」

ラキーティンがクーパーに用意したのは、鬱病を苦に車中での排ガス自殺だった。
一酸化炭素を出す装置でクーパーにガスを吸わせ殺すという。

レッドは言う事を聞かないラキーテインにクーパーを殺す前にしっかり情報を搾り取れ、と電話を掛ける。
ラキーティンはやっとレッドが理解をしてくれた、と安堵するが、その電話は逆探知の為のものだった。

FBIが居場所を突き止め、救出に向かった。

ラキーティンは短気なのか結局レッドに言われた情報などほとんど聞き出さないうちにクーパーを殺そうとした。
だがそこへFBIが間に合い、クーパーは一命を取り留め、ラキーティンは逮捕された。

疑い

オフィスに戻ったクーパーは診察も後回しに、レッドと電話で話した。
クーパーは自分を殺す計画にレッドの関わりを疑っている。
「君の発見に協力したぞ」
「私は捜査を続けるぞ! ラキーティンを逮捕した」
「君が生きていて良かった」
レッドはキャッチが入ったのでクーパーとの電話を切った。

キャッチの相手は東の友人だった。
ラキーティンの逮捕でレッドを責めるが、レッドにとっては東の友人のミスが招いた事だった。
「私は君を見誤っていたよ。長年味方だったから私が誰か忘れたようだな」
「忘れてるのは君だ。もしラキーティンが私やSVRの事を話せばSVRは総力を挙げて君に制裁のイカズチを落とすだろう」
レッドは動ずることなく対処を請け負った。
「カタがついたらまたその時に話そう」

全ての始まり

クーパーはいよいよパナベイカーに全てを話した。

そもそもリズが消えたのは30年前の出来事が関係しているという事を。
当時ソ連の情報部から13パケットのデータファイルが盗まれていた。
敵国の痛手となる情報や有力者、企業の秘密等で、犯人は正体不明のロシアのスパイ。
13パケットからN13と呼ばれ、データの名前はサコースキー・アーカイブ。

ネヴィル・タウンゼントはアーカイブに名前がある大物で、その結果家族を殺されている。
そして犯人に懸賞金をかけた。
それがリズの母親、カタリーナ・ロストヴァだった。
カタリーナは約30年間逃げ続けるが、同時に自分ははめられたとも言い続けた。
リズはN13がレッドで、その証拠を掴んだ為母親は殺されたと主張している。
レッドは我が国の情報機関に入り込む為にロシアから送られて来たのか?

クーパーは初めは信じていなかったが、今となっては信じつつあるともいった。
N13に情報を流していたラキーティンがレッドと繋がっているという事もそれを後追しした。

レッドが本当にロシアのスパイであったとしたら……、レッドに対する不信な空気がFBIチームに流れつつあった。
と、当時にリズの行動を正当化し、復帰の可能性も考えだす。

パクの代償

レッドはパクに連絡をし、今こそ貸しを返せと頼んだ。

実はパクがレッドに始末を頼んだディーターリは生きていた。
レッドは殺さず、別人としてこういう時の為に生かしておいていたのだった。

パクの殺害時の監視カメラの映像も残っている。
レッドはディーターリの存在でパクを脅し、ラキーティンの処分を実行した。

しかし”郵便局”に捕らわれているラキーティンを逃がす事など、身内のパクであっても無理だった。
ところがレッドには策があった。

レッドはパクを呼び出し、「指示書」を渡して欲しいと1通の封筒を渡した。
「指示の内容は知らない方がいい。中は見るなよ」
絶対に封を開けるな、と釘をさされた。
「見せた後は証拠を燃やせ。君は知らない方がいい。なにが起きようが私の仕業だ。君は関係ない」

ラキーティン

クーパーのラキーティン尋問が始まった。
N13の事を何とかしても聞き出したいクーパーはいきなりレッドとの関係を明かそうとし、パナベイカーに止められていた。

頭ごなしにクーパーはレッドがN13だと思い始めているが、パナベイカーは冷静だった。
「もしそうなら何故レッドはラキーティン逮捕に協力をしたの?!」
「私が間違っていると?」
「そうかもね。その証拠にまだラキーティンは生きてる。レッドがN13なら口封じをしようとするはずよ」

中断から戻るとラキーティンは気を変え、証言を約束した。
その理由はレッドに売られたと確信したからだった。
「今レディントンは私が死ぬまで大人しく刑務所にいると考えている。
だがそれは大きな間違いだと彼に思い知らせてやるのさ」
ラキーティンはこれまでの状況からレッドこそがFBIの情報提供者だと気づいた。

クーパーは証言の準備に入った。

証言の前に書類にサインが必要だという話を聞いたパクは、それがチャンスだと役目を引き受けた。

書類の下にレッドから預かっている封筒を隠し、ラキーティンにサインをさせながら誰にも知られずに渡した。
ラキーティンはすぐに封筒を開けてみたが、中身は白紙だった。
パクも驚きつつ、封筒を回収した。

そしてラキーティンの証言が始まった。
スタッフが見守る中、録画をしていく。

ところがクーパーのインタビューが始まってすぐ、レディントンを知っているか? に答えようとした時、ラキーティンが血を吐いて苦しんで倒れた。

実はレッドが渡した便せんには、VX以上の強力な化学物質が仕込まれていたのだった。

全員が見ている目の前でラキーティンは死んだ。
明らかに毒殺だった。

だが犯人は分からない。
レッドがタイミング良く、オフィスに顔を出した。
犯人だったらわざわざ顔を出すか? とパナベイカーは頭をひねった。

パクはレッドを見つけると殺しの片棒を担がされたと責めたが、レッドは最初から君は関係ないと言っていると気にしなかった。
それよりもあの封筒は危険だから早く処分するよう、念を押す。
もうパクは今更クーパーに報告すると言う選択肢はなく、言われた通り封筒を燃やした。

クーパーはラキーティンの死にレッドが絡んでいると疑ったが、レッドはシラを切った。
「スパイなら自殺の可能性だってあるだろうし、他殺なら君らの身内では?
私なら毒による自殺で納得するがね」

かき混ぜるだけかき混ぜてレッドは帰っていった。

レッドVS東の友人

レッドはジェットに戻ると、デンベとラキーティンの死に献杯した。
だが、しょせんは信用ならないスパイでしかなかった。
「代わりはいる」

そしてジェットには東の友人も呼んでいた。
ラキーティンの死に怒りを露にするが、レッドはそんな友人の顔を殴った。
「君の雇い主が何者であろうと構わん。今後私を”SVRの総力”で脅したら、そのイカヅチを君のケツに突っ込んでやる。
ラキーティンの死は君の責任だ。我々にとっては壊滅的な後退となる。
私がチームに情を感じていると思っているようだが、それを受け入れる術を見つけろ。
なぜなら君には理解できないものだ。
これは私の問題であり、君には二度と干渉させない」

レッドは体調が悪いのか、少し具合が悪そうだった。

「君とは長年の付き合いで、その友情をとても大切に思っている。だが今終わりの時が近づき、それよりも大切なものはない」
それ、とは結末だった――。

レスラーの思惑

ラキーティンの逮捕により、証言によってはリズが有利になると考えたレスラーはすぐにリズとのコンタクトを取っていた。
本人とは直接連絡を取る術はなかったが、緊急時の連絡先は知っていた。

レスラーは、ずっとリズの味方で、この機会にまたアグネスと暮らせるかもしれない、と夜12時にベンサム公園で待つと伝言を残した。

そしてラキーティンは死んだが、レスラーは約束通り公園でリズを待った。
だがリズの姿はない。

再び留守電にメッセージを入れた。
「来なくてよかったのかも。ラキーティンが死んだよ。恐らく殺したのはレディントン。毒殺らしい。クーパーはかなり苛立ってる。みんな君に会いたがってる」

近くに停まる車内で、そのメッセージを再生している者がいた。
そして車は走り出した。


エンディング・クレジットには、トバイアス・コアさんというスタッフらしき方への追悼メッセージがありました。

やっと? レッドがキレッキレで格好良かったです。
が、最後具合悪るそうにしていたのが少し気になりました。

東の友人はてっきりレッドよりも立場が強いのかと思っていましたが、全然……でしたw

だんだんレッドの真の目的に近づいている感じが、やっと感じられました……。
何故FBIに投降したのか。
東の友人(SVR)が関係しているようですが、でも最初からなのか今となってはなのか、レッドには個人的な問題になっているようですね……。
まあリズが絡んでいるって事はそうなんでしょうが。

ここしばらくリズがいなくてドラマとして凄く平和で居心地が良くw

それにしてもやっぱりFBIのチームの人達の感覚、分からないなぁ。
もはやリズが復帰とかあり得なくない??
まあ私は目には目を、って考えは嫌いではないので個人的にはいいですよ。
リズには人を殺す理由があったんだから許そうよって考えも。(リズじゃなきゃ応援できるだろうし)
でも普通ダメですよねw
いかなる理由があっても人殺しは。しかもリズは無関係の人も巻き込む前提だったし。
これもストーリー的な狙いなんだとしたら凄いな~って思いますけど!!
(ミイラ取りがミイラ的な?)



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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