あらすじ
Modern Family Series Finale Promo (HD)
家族会議
クレアとフィルは4日前から子供達には家に住んでいると見せかけて、庭先に停めた車に住んでいた。
理由は転職したアレックスが実家に戻って家が窮屈になったから。
家の中はカオスだった。特にキッチンは汚部屋状態。
バスルームも混雑し、早くしてと騒げば双子が目を覚まして泣き出す。食料もなくてアレックスはコーヒーの粉を飲んだ。
そんな中どこからかベーコンのいい匂いがしてくる。
フィルがうっかり匂いを気にせず車の中で調理していたのだった。
子供達は気づき、車の中の状態を見て2人が住んでいるとバレてしまった。
こうなっては車の中も危ない。
クレアとフィルは家族会議を開き、厳しい決断を告げる。
この家は住人が多すぎる。
「とにかく限界よ。1人出て行って」
3人は口々に文句を言った。
転職したてで給料が安い、家族と過ごす為に大学を休んでいる、双子と病気の夫がいる。
ディランは、大きなマットレスじゃないと寝られない病気だった。
「けいれんするの」
揉める3人に、クレアは今日中に話し合って出て行く人を決めて、と言い放った。
アレックス
アレックスは、契約前に話があるとアービンに呼ばれた事を、ヘイリーに「アービンはアレックスに気がある」と茶化されていた。
アービンは上司だし、そんなことないと否定しつつも、アレックスは意識してしまう。
いざアービンのオフィスへ行くと、興奮してなかなか本題に入らないアービンにアレックスはヘイリーに言われた事を確信した。
「あなたは葛藤してるのね。契約したら私と恋愛関係になれないと悩んでる」
「僕はプロジェクトがスイスへ移ると言おうとしたんだけど」
「ヘイリーめ！！」
アービンがなかなか言い出せなかったのは、遠くへ引っ越すのは嫌だろうと思ってのことだった。
アレックスは自分が言った事は忘れて、と契約の話に戻し、家賃が出ると分かるとなら問題ない、とそそくさと出て行こうとした。
だがアービンは引き留めた。
「僕は君との恋愛を考えたことはない。中年だし、ヘイリーと付き合った。でも僕との恋愛が君にとってゼロでないなら、僕にとってもゼロではない」
ジェイ
ジェイはグロリアに言わず、ジョーを理髪店に連れて行き、ヘアカットしたばかりか、ミッチェル達への引っ越しプレゼントも勝手に買っていた。
それは等身大の、昔のバーテンダーの格好をした大柄のおじさんの人形だった。
「こんな醜いもの見たことないわ。ゲイへの贈り物に家の装飾品はダメよ。絶対嫌がられる」
「ジョーの髪型と同じで彼らも気にいるさ」
グロリアはジョーの短髪も、シラミが付いたと思われる、と気に入っていなかった。
その上、ジョーは理髪店でプレイボーイまで見て、余計な知識を入れており、グロリアを困らせた。
ミッチェルとキャメロン
引っ越しして1ヶ月が経ち、ミッチェルとキャメロンは落ち着いていた。
特にミッチェルが。
子供部屋には新しい絵を描き、引っ越し先の通りの名前、レックスフォードと命名した。
そんな中、新居祝いの準備をしているとキャメロンにミズーリ大から電話がかかってくる。
決まっていたコーチが男尊女卑の差別主義者だったことが判明し、次点だったキャメロンにコーチを頼みたいと突然言われて驚く。
しかも返事は今日中ということで、途端に混乱し始める。
ミッチェルは家を気に入り、得意気に集まった友人達に案内しているが、悩むキャメロンはついついネガティブな事を言ってしまう。
だがまだ浮かれているミッチェルはキャメロンの異変には気づいていない。
するとロナルドがキャメロンの異変に気付き声を掛ける。
キャメロンは絶対に言うなと口止めしてから抱えている真実を教えた。
ロナルドもこのタイミングで！？ と驚くが、それがキャメロンの希望であることも知っている。
そしてロナルドの口は止められなかった。
その後フィルとクレアにサーブした際に、クレアはキッシュが美味しくて「何を隠してるの？」と聞いたのを、誤解したロナルドはあっさりバラした。
「キャメロンが、コーチをオファーされた！」
2人は通りかかったキャメロンにすぐに祝いの言葉を言い、キャメロンはロナルドに呆れた。
そして2人には辞退すると告げた。
「あんなに幸せそうなミッチェルは初めてだ。彼の幸せを奪えないよ。採用の話は秘密に」
だがクレアはそれは遺恨が残る、とキャメロンを説得した。
「大丈夫それはない」
その後ミッチェルがスピーチし、キャメロにも感謝を述べた。
するとキャメロンは耐えきれず、あっさり自分でゲロった。
「諦めきれないんだ！！」
修羅場になるかと思われたが、ミッチェルは即答でキャメロンを支えると宣言した。
「君と一緒なら住む場所なんてどこでもいい」
クレアがさすが、とミッチェルに声をかけると内心は違っていたようだった。
「皆が見てた。他に何て言える？」
変化
ミッチェルとキャメロンの新居から戻ったクレアとフィルは、2人がミズーリに行ってしまうという展開に落ち着かなかった。
そして車に入ろうとするが、家族と一緒に居たくて家に戻った。
家族の大切さを改めて教えられ、2人は同時に誰も追い出したくないと考えていた。
早速子供達に伝えよう、とわくわくして家に入ると、ちょうどアレックスが出迎え、スイス行きを告げる。
「問題は解決したわよ」
それだけではなく、ヘイリーとディランもやってきて2人も出て行くと言い出す。
「もう潮時よ。100万ドルあると思ってた貯金はなかったけど、アパートには引っ越せるわ」
それはディランが動物の代わりに治験を受けて貯めていたお金だった。
「迷路は楽しかった」
そこへルークも帰って来た。
「みんないるね。聞いて僕が出て行く。さっきは嘘をついていたんだ。オレゴン大学から合格の連絡が来てる」
結局子供達は全員出ていくことになってしまった。
そして感傷に浸る間もなく、それぞれの用事で散っていく。
2人残されたクレアとフィルは寂しさを感じた。
カラオケ・ルーム
ミッチェルとキャメロンはカラオケルームで引っ越しについて話し合った。
やはり冷静にイメージするとミッチェルは田舎暮らしに不安を覚え、取り乱し始める。
「誰にも好かれず仕事もなかったら？ ラテは売ってる？ 劇場は？
白黒映画は見たことない」
そこへリリーがやって来た。
「ねえ、引っ越しはどうなった？」
火曜日が課題の期限だが、まだ白紙状態だというとミッチェルは即答した。
「引っ越そう」
キャメロンは驚きつつも喜びを隠せない。
「いいの？」
「慣れるのに少し時間はかかるけどね」
リリーにも確認すると、自己改革するという。
「髪を青く染めてブタを連れて歩く」
キャメロンはピッタリの豚を知ってると興奮した。
2人の話し合いが続く中、リリーが黙ってカラオケに曲を入れた。
馴染のイントロが流れると、ミッチェルは今はダメだ、家族の大事な話をしてるんだからとたしなめるが歌のパートになると、ためらわずマイクを握り、ミニステージに上がった。
そしてキャメロンに女性パートを歌わせ2人で「エンドレスラブ」（ダイアナ・ロス＆ライオネル・リッチー）をデュエットした。
その後もこの家での最後のカラオケを楽しむように2人は歌い続けた。
そこへ遅れたサルがやってきた。
なんとすぐ近くに引っ越して来たという。だからいつでも遊びに来れるわ！ と言われると引っ越しにためらいはなくなった。
かんそう
わーん、いよいよ残り後1話になってしまいました。
展開的にも、やはりミッチェルとキャメロン、リリーは引っ越しになってしまうんですね。
そして、フィルとクレアからは子供達が全員揃って巣立っていきます。
まあ、ドラマが続いていてもいつかは起きる事なんでしょうが、ファイナルという事でどどっと立て続けるのはやっぱり寂しいです。
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