あらすじ
Claire Has a Job Interview While Stuck in a Staircase - Modern Family
求人フェア
アレックスは勤めているヒロ・ダイナミクス社の代表として、求人フェアに行った。
今やオタクの面影はなく、お抱え運転手によるSUV送迎付き、高級なスーツにルブタンのヒールと、完全に勝ち組だった。
車から降りると注目を感じ、それは学生達からの羨望のまなざしだと思った。
ところが、アレックスに向けられたのは批判的な叫びだった。
「あなた最低ね!」
「ヒロ・ダイナミクスは悪だ!」
どうやらアレックスが思うよりも、会社で行っている遺伝子疾患の素因を検出する顔認識システムは悪評が高いようだった。
「暴虐的な国が反対派の特定に使う!」
そのうち、アレックス自身にも批判が飛び火する。
「その派手な靴はなんだ! 出て行け」
学生達による出て行けコールが盛り上がる中、突然、無関係のヘイリーが姿を現した。
「なんでいるの!?」
「”ナープ者代表で行くわ。理系の人に製品を認めて欲しいの”って予告したじゃない」
アレックスが憎まれている中、ヘイリーはアービンの姿を見つけ焦った。
「フってから会ってないの。気まずいわ」
「私の方が気まずいわ! こんなに憎まれて」
騒ぎに気づいたアービンが近寄って来た。
ヘイリーと挨拶をしてから、アービンは騒ぐ学生達の前に立ち、イケてる教授として騒ぎを収めるかと思いきや、最終的には生徒達をあおって去っていった。
アレックスはアービンのオフィスを訪ねた。
「味方かと思ったのに」
「どうかな? 学生は短絡的だね。僕ならこういうよ。ヒロ・ダイナミクスは倫理観よりも利益を優先させる」
「他の卒業生も非難してるの?」
「アレックス、彼らに君が持つポテンシャルはない。君は凄いよ。世界を変えられる」
「1000ドルの靴を履いていたら学生に見下された」
「1000ドルもするの?! 村一つ分の薬代になる」
「この仕事が好きなので教授の同意は不要です」
「そうか、残念だ。
AIの可能性を開発するチームを作ってる。惑星の発見から疾病の生物指標研究に及ぶ」
とアービンはアレックスをスカウトし始めた。
アレックスは態度は横柄なままだったが、無条件で引き受けた。
だが予算はないと言われると、ルブタンの靴を脱いで「返してくる」とまで言って。
オンライン面接
クレアは自宅からオンラインで面接を受ける事になった。
オーガナイゼムという収納用品チェーン店の部長職として。
背景に写り込む棚に会社の製品をふんだんに使い、アピールの準備もバッチリだった。
そんな中、ジェイが階段の修理工事を始める。
うるさいから面接の間は止めてと頼んだが、その直後クレアは階段に足がはまって動けなくなってしまった。
原因はフィルが階段の下でキノコ栽培をしていたからだった。
湿気で板が痛んでいた。
クレアは夢の仕事なのに、と面接を諦め落ち込むが、ジェイはそこで受けろと励ます。
「面接には棚が必要なのよ!」
結局クレアの希望通り、階段にはまったまま面接を受けられるよう、棚そのものをクレアの背後に移動する事にした。
面接中は、フィルとジェイが上下に別れて棚を支えた。
ところが直前にジェイがフィルが育てたキノコを食べたせいで、顔がかゆくなりだんだん棚が傾いてしまう。
挙句、クレアは階段の上でポピーが1人で歩いているのを見つけ、思わず叫んでしまう。
「オーマイガー!」
なんとか誤魔化そうとするが、酔っているのか? と疑われてしまう。
その直後、ポピーを見つけたディランがカメラの前を横切って階段を駆け上がり、そして棚は傾き倒れてフレームアウトした。
階段の壁が見えたところで、クレアは正直に打ち明けた。
そして開き直ってスピーチをした。
「こんなめちゃくちゃな生活だからこそ、御社のアイテムで整頓して心を落ち着かせている。
私は誰よりも御社の必要性を感じています」
――クレアは採用された。
ミッチェルとキャメロンの決断
キャメロンは、ミズーリ大のコーチになれず落ち込むと同時に里親候補になり、感情が忙しかった。
とりあえず返事をしなくてはいけないので、ミッチェルと相談するがなかなか決められない。
リリーに打ち明けるとリリーは歓迎した。
ただ、2人が高齢ではないかと心配する。
「楽しい10代をその子の世話で過ごすのは嫌」
「僕達はまだ若い!」
「50歳でしょ?」
「ひどいな! ミッチェルは44歳、僕は48歳だぞ!」
リリーに言われ2人は年齢を気にし始め、高齢出産の経験者としてグロリアの話を聞く事にした。
グロリアはジョーを産んだのは35歳と言い張っているが、そこはスルーした。
会いに行ったのは売り出し中の物件で、キャメロンはそのままその物件を気に入ってしまう。
「神の導きだ。新しい仕事は流れ、子供の話に寝室が3つ。少し節約すれば買える値段」
ミッチェルは里親についてもまだちゃんと決めてないのに、と反対した。
だがグロリアは2人の好みを良く知っている。
「地下にカラオケルームがあるの。人に見られず歌姫になりきりたい人の為のね」
見ても損はないとキャメロンに言われるとミッチェルも断れなかった。
内見が済むとミッチェルも家を気に入っていた。
キャメロンはもう買う気になっている。子供の事もまだ決めていないのに。
するとグロリアが18時に次の内見が入ってるとタイムリミットを告げる。
ミッチェルは冷静になり、止めよう、とキャメロンを止めた。
呼吸困難になるほど混乱したキャメロンもそれを受けて落ち着いて賛同した。
ところが直後、ミッチェルのスマホに仲介業者からの連絡が入る。
電話に出たミッチェルはキャメロンの顔を見て、答えた。
「ええ、彼を養子に迎えたい」
そしてキャメロンはグロリアに家を買うよ、と小声で伝えた。
2人はハグをした。
かんそう
いろいろ新たな一歩を踏み出すエピソードの詰め合わせでしたが、やっぱり特に急展開なのはミッチェルとキャメロンですよねぇ。
まあストーリー上、許諾するんだろうなとは思っていましたが。2人らしい流れだったなぁ、と思いました。
リリーがほんとファミリー唯一のツッコミって感じで、頼もしいわw
それにしてもこの家族はお金持ちだから、見てて余計な心配が発生しないのもいいんだよね。養子もそうだけどあんな家をポンっと買えるって、凄いわー。
(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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