あらすじ
リズ
リズは、レスラーの家で一夜を過ごした後、エシーをトムの隠れ家に呼び出していた。
するとすぐにレッド達がやってくる。
その際に、トムからプロポーズの時に指輪の代わりにもらったワッシャーを忘れずに持ち出してから逃げた。
リズ逃走の情報は、すぐにレッドからFBIにも入る。
クーパーは部下達に、リズが協力を求めて連絡をしてきても手助けせず、私に報告しろ、と釘を刺した。
だがレスラーはリズとコンタクトを取っている事を言わなかった。
新帝国
リズは、レッドの手下に片っ端から声を掛けて味方につけようとした。
タダシ、マックス・ルディガー、ヘディ、ブリムリー、モーガン、トニー、グレン、チャック。
だがレッドはN13だとか、余命が少ないと言われてもレッドを裏切る者はいなかった。
持っていたリストが全滅したリズは、最後の頼みで顧問弁護士のマーヴィンを説得する事にした。
1人でリスト全員分の価値がある。
エシーにマーヴィンを尾行させ、マーヴィンの居場所を突き止めた。
ルーのダイナーにアシスタントのスキップと一緒にいた。
リズは押し掛け、マーヴィンに味方になれと説得した。
「分かった、考えてみよう」
アグネス
夜、レスラーとアダムは、アグネスを拾いに来たリズを待ち伏せた。
だが来たのはリズが寄こした偽者で、リズは近くで様子を伺い、レスラーに電話をした。
「娘が必要なの」
「彼女は”郵便局”で預かり、当局に渡す。母親は逃亡犯だ」
アグネスの面倒は主にアラムが見ていた。
リズはまたレスラーに電話をし、アグネスを置いて出て行くと伝えた。マーヴィンが味方についたので逃亡資金はあるから、と。
カタリーナと同じ事を繰り返している事は分かっていた。
電話を切ると、今度はレスラーはリズからの電話を仲間に黙ってはいなかった。
録音した通話データの背景音から、アラムにリズの居場所を探らせた。
居場所
リズが電話をかけてきた場所が、シルバースプリング駅だと分かった。
たまたまクーパーのオフィスに居合わせたレッドは、レスラーに嫌味を言った。
「君はいい捜査官だが友情を優先するかもしれない」
逃亡の手伝いをする可能性もある。
かっとなったレスラーはリズから聞いていた情報を突き付けた。
「彼女が逃げられるのはあんたの手下が寝返ったからだ。マーヴィン・ジェラードさ」
アラムとアグネスを隠れ家に残し、FBI総出で駅周辺を捜索するがリズは見つからなかった。
列車に乗った形跡もない。
するとクーパーが気づく。
駅からの電話は陽動作戦で、手薄になった隠れ家にリズは現れていた。アグネスを引き取る為に。
リズは銃を見せてアラムに見逃して、と頼んだ。
「君は誰?」
「知ってるでしょ? こんなことしてる理由も」
「君を知ってたけど今の君は分からないよ」
リズの侵入によるアラームが鳴り響く。
アラムはリズに2分だけちょうだい、と言われると引き留められなかった。
レッドとマーヴィン
レッドはマーヴィンに会い、直接リズとの関係を追求した。
「確かに、考えてみようと言ったが、礼儀で言っただけで、2秒で結論は出た。断ったよ」
傍らにはスキップもいて、本当です、とマーヴィンの味方をした。
リズ逃亡の手配にはマーヴィンの名前が使われている。
「私が手伝うにしても本名を使うわけないだろ!」
だがレッドにはマーヴィンを服役させたという過去がある。恨まれていても不思議ではない。
「あんたに忠実だったから私は服役した」
レッドはマーヴィンを信用できなかった。リズの罠だと言われても。
すでにレッドはスキップを後任にする手続きを済ませていた。
そしてブリムリーが到着した。
マーヴィンを拷問にかける為に。
マーヴィンはデンベの次に古い仲間だった。
拷問が行われている間に、デンベはレッドに質問をした。
「リズを闇落ちさせる為に、わざと母親の射殺を見せたのか? 帝国を継がせる為に。
すべてが計画だったのかを知りたい」
少しの間を開けて答えた。
「そんなものはなかった。計画などは……」
リズの作戦
スキップにレッドの資金管理の権限が移ると、レッドの資産3500万ユーロがリズの口座に移された。ドルにすると約4110万ドル。
その金でリズは早速ジェットを入手し、その中からレッドに電話を入れた。
「マーヴィンは無実よ」
マーヴィンは嘘をついておらず、しっかりとリズに断りを入れていた。
だが、スキップは違った。横で話を聞き、マーヴィンがトイレに行った隙にそれなら自分がやる、とリズに声を掛けていたのだった。
マーヴィンの名前で航空券やホテルの手配をするのは、バレバレの覚悟だった。
レッドはすぐに拷問を止めさせ、マーヴィンに謝罪した。
声かけると、マーヴィンはくたばれ、と言うだけだった。
FBIでは、アラムとクーパーが辞任願を出していた。
リズ逃亡に加担してしまった責任を感じて。
するとそれなら自分も去らなくてはいけない、とクーパーが言う。
「妨害を望んでいたから同罪なんだ」
全員がレッドがリズに出し抜ぬかれた結果を、いい気分に感じていた。
モスクワ
リズからの攻撃を受ける中、レッドにはモスクワにいる”東の友人”からも嬉しくない呼び出しを受けていた。
レッド曰く、それはもう1つの戦線だった。
最初は手に余る、と放っておくつもりだったが、相手はすぐにモスクワに来いという姿勢だった。
おまけにモスクワへ行く前に「下院常設情報特別委員会」に目を着けられた仲間を助けるという、お使いまで頼まれる。それには利益の中心だというスクーティ・グローバルが絡んでいた。
レッドは頼まれた事をするために、情報特別委員会のサーバーにアクセスできるグィネヴィアという女を脅し、タダシに指揮をさせて見事サーバーのデータを消去させた。
そして、レッドは予定通り東の友人に会った。
レッドにとってスクーティ―の件は、どうでもいいと告げるとすぐに「アーカイブから」、と言う言葉と共にUSBを見せられた。
「興味があるのは30年近くも経ってから突然私を手下扱いすることだ。私は手下ではない」
「キーンが君をN13だと言ってる事は知っている」
「誰も信じない」
「誰も知らない事実が真実だ。その状態を維持せねばならん」
レッドの目的はただ1つだった。
「キーンには手を出すな」
「手はださん、今のところは」
かんそう
新たな登場人物”東の友人”、そしてスクーティ・グローバルというワードが登場しました。
リズは、何がしたいのか。
この間まではレッドを殺そうとして、今度はレッドの手下を「もうすぐ死ぬから」と言って味方に引き入れようとして。
レッドが病人じゃないと殺せないって事?
銃持ってるならいつでも撃てるような……、と思ってしまう。
デンベの後を継がせたくてわざと闇落ちさせたのか? には一瞬ハッとなったけどそれもないよね。遺産は残すだろうけど、別に後継になって欲しい訳じゃないだろうから。
っていうかリズを危険な目に遭わせたくないから、秘密が存在しているんじゃないの? と思って見てます。
でも今となってはなんだかレッドはよれよれで、リズにいいように振り回されていて、ちょっとシナリオ的にかなりキツいですね……。
まあそこにレッドの人間味が感じられるとも言えるんだろうけど。
マーヴィンを信用せず、すでに敵になってるリズを信用したのはかなりがっかりシーンでした。
そしてリズ親衛隊のFBIの男3人衆がほんとうにキモくなっていた。
パクさんだけ冷静に、爆死させようとした人を庇うの? って突っ込んでてありがたかった。
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