あらすじ
ドム
ドムが目覚めた。
だが目覚めなかった方がいいんじゃないか、と思うような状況になっていた。
カタリーナはドムとレッドを殺しかけ、エリザベスはドムの嘘を知っている。
もう信頼はないだろう。
ロアノーク
レッドがリズに提示した次のブラックリストは、ロアノーク。
16世紀に100人以上が消息不明となった植民地から名付けたのだろう、人を消す男。
一度は捕まったものの、自らも消えたままになっている。
カタリーナの金庫番から聞いた送金先が、ロアノークだった。
と同時にリズはカタリーナ（マディ・トリバー）の存在をFBIに話さなくてはいけなくなる。
マディは生きていて、正体はカタリーナで自分の母親である事。
母親は追われる身で、捕まれば死刑は免れない。
そしてレッドもカタリーナを追っている。
チームは驚きつつも、リズの忠誠を確認するとリズは淀みなく言った。
「忠誠を約束できます」
カタリーナがロアノークに頼んで姿を消す前に、FBIはロアノークを捜す事に。
手掛かりとして、防犯カメラに映る防弾装備の救急車に目を付けた。
リズはレッドに車の改造業者エドゥアルドを紹介してもらう。
就労ビザで脅し、救急車の納品先を吐かせ、その倉庫を調べた。
するとリズはドムを治療している場所の写真を見つけ、レスラーには内緒で回収した。
カタリーナの作戦
写真を見たリズは、カタリーナが嘘をついている事に気づき本人に直接会いに行った。
「ロアノークに脱出を頼むのは嘘だったのね」
カタリーナはドムを誘拐させ、レッドと切り離し、ドムから真相を聞き出そうとしている事を打ち明けた。
リズは改めて、何故こんなことになっているのかの理由をカタリーナに聞いた。
カタリーナは、15歳で父親からスパイの娘としての活動を強いられていた。
「アメリカの兵士と寝ろと言われた」
「なんてひどいことを」
リズを手放したのにもそういう背景があった。
そしてリズが無事であるなら姿を消したままだったという。
「でもレディントンを名乗る男が現れ、あなたを危険に巻き込んだ。あの男が誰か知らないけど私は裏切られたの。父にも親友にもね」
リズは新たな情報を得る。
「N13」という工作員の存在。Nはロシア語で正体不明の頭文字。13は、1990年にKGBから盗まれた文書の数。
身元は謎、存在が証明されない裏切り者。今も情報を盗んでると思われている。
その目的は世界を牛耳る為。
「サコースキー・アーカイヴ」
30年以上前の13からファイルの数は増え続けている。
KGBにカタリーナがN13だと、でっちあげたのはドム。
カタリーナを殺して真実を闇にするつもりだった。
その理由ははっきりとは知らされていないが、可能性として考えられるのはドム自身か、今のレディントン、もしくは両方がN13の正体だからだろう。
カタリーナはレッドがリズに近づいたのは、情報を得る為だと示唆した。
リズを含むFBIは機密情報を手に入れる為の、トロイの木馬。
「ドムが私を操ったように、あなたを操ってる」
リズは話を聞いてカタリーナの狙いを理解した。
ロアノークに注目させ、その倉庫でドムを狙っている事を伝える。
いくら警備をつけているとはいえ、レッドはドムをより安全な所へ移動させるだろう。
そこを狙えばドム誘拐は成功するだろう。
だがドムを狙っている事はまだリズ以外誰も知らない。何故なら写真の存在はリズしか知らないから。
リズはその事を告げ、カタリーナの運命を握っている事を伝える。
「これで私はすべての真実を話した。あとはあなた次第よ」
カタリーナはリズに委ねた。
ドム移送
リズはレッドとFBIにロアノークの狙いがドムである事を話した。
個人的に心配するレスラーには、やっぱり母は信用できない、とも打ち明けていた。
FBIは逆にドムの移送を利用して、ロアノークを罠にかける作戦を立てる。
当日はチームも総出で大掛かりな移送になった。
ドムの乗る救急車はエドゥアルドに特注し、リズ本人が運転を買って出た。
「祖父を守りたい孫として」
だがリズの苛立ちは明らかだった。ドムへの失望は隠していない。
レッドはドムの新たな移送先をアナウンスする。
だがそれはリズに仕掛けられた盗聴器によって、カタリーナに筒抜けだった。
移送が始まると、レッドはデンベが運転する車の後部座席で違和感を感じていた。
これまでの流れで、内通者がいることは予測できる。だがレッドの身内とは考えにくい。
だとすると誰が？
その時、プエルトリコにいるヘディから電話が入った。
レッドは、ロアノークの偽名の1つ「サンティアゴ・ベガ」を入手していた。
それを元にヘディはプエルトリコのサンフアンに住む1人にまで絞り込んでいた。
「ベガを見つけたんだけど……」
ロアノークだと思われる男は、認知症とパーキンソンでとても現役で動ける状態ではなかった。
「ドムを狙うのは彼じゃない。誰かに騙されてるよ」
レッドはすぐにリズに電話をかけた。
「罠だ。この先の出口で……」
「その前に消える。でもドムは守るわ」
リズは計画通り、自分が通り過ぎた後で道路に用意されていたトラップを発動させ、後に続く車をパンクさせ追跡不可能にした。
リズはカタリーナ側につき、レッドとチームの仲間をも騙していた。
その後
クーパーはリズの指名手配を部下に伝えた。
アラムやレスラーは大げさだと止めたが、もう決めた事だった。
「気が進まないのは私も一緒だ。だがキーンはFBIの仲間を裏切った。ドミニクを拉致した実行犯だ。手を組んだ母親のカタリーナもまた逃亡犯だ」
個人的感情はさておき、すべき仕事だった。
そこへレスラーにリズから個人的な呼び出しが入る。
仲間には告げず現れたレスラーに、リズは答えが見つかるまで見逃して欲しいと頼んだ。
「私をずっと信じてて」
リズはレスラーにキスをする。
「君を諦めない。でも職務は果たす」
するとリズはそう言うと思ってた、とレスラーの上着から銃を奪うと銃口を向けたまま消えていった。
リズはカタリーナに会い、ドムを傷付けないでと頼んでいた。
だがやり方は知らない、と言われる。
「やるのは、あなたよ」
その頃、リズを失ったレッドは落胆していた。
こうなる可能性は最初から覚悟していた。
――それでも。
かんそう
シーズン8のスタートという事で、HDに残していたシーズン7の最終回を少し見たんですが……。改めて見るとCGのインパクトが凄すぎてストーリー頭に入らなかったｗ
完全に伝説回ですね。
またリズにイライラさせられるんだろうな～と分かりつつも、レッドは大好きだし、ストーリーも良く分からないながら気になるので、結局楽しみにしているｗ
今回見たままだと、（前回からではあるけど）やっぱりリズはカタリーナ側。
カタリーナは自分がドムに操られていて、リズはレッドに、というけど、今のリズはカタリーナ（母親）に操られてるよね。
それにしてもリズってまったく同情できないんだけど、そこまでイラつくキャラっていうのもある意味珍しいかも。
レッドも病気のせいもあるかもだけど、すっかり騙されちゃって新シーズンの始まりとしては勢いがなくって残念。
1つ気になっているのは、本当にカタリーナの言う通りだとしたら、ドムとレッドはまず「Ｎ１３」に仕立て上げたカタリーナを生かしたままにしていないはず。
もともと殺すつもりで、失敗してるなら何度でも殺すまで狙うと思うだけど。
そしてリズをただ営利目的で利用している、というのは当てはまる部分もあるけどやっぱり違和感はある。
何より、リズがいなくても実はそうしようと思えばできるだけの地位を出会った時から持ってたし。
（FBIとの免責関係の条件にリズを入れたのはレッドで、入れなくても成立はする）
ってことで、リズの動き（ろくなことしない）から見てもカタリーナ側にまだ何か隠している部分があると思うんだよな～。
そもそもドムがカタリーナを本当に殺したいとしたらその理由がただ、N13の罪を被せるっていうだけうのも納得できないし。
（ドムがそんなキャラに見えない）
あとイラつきの原因は、リズとレスラーだわ～。
安易なカップル化っていうか、誰得？
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