あらすじ
Phil Steals Claire's Parisian Paramour - Modern Family
2021年3月~ Netflix シーズン11 日本初配信
(アメリカ放送:2019年9月~2020年4月) 全18話
登場人物はこちら
前回:シーズン11 12話「昔なじみは今/Dead on a Rival」へ
パリ
ジェイが国際クローゼット協会の博覧会で功労賞をもらい、家族数名がパリで行われる祝賀会に行くことになった。
参加者は、ジェイ、グロリア、マニー、クレア、キャメロン、ミッチェル。
バレンタインということもあって、皆パリを楽しみにしていた。
マニーの失敗
ホテルに到着すると、フランス語を勉強したマニーが代表でチェックインした。
ところがチェックインは上手くいったものの、祝賀会の会場でマニーは大問題が起きている事に気づく。
会場のポスターはジェイの元パートナーでライバルの、アール・チェンバーズになっている。
実はジェイが受賞したのではなく、彼の代理で呼ばれていたのだった。
「チェンバーズがチェンバー(部屋)に聞こえたんだ。アール・チェンバー=伯爵の部屋」
協会からのフランス語の電話を受けたマニーのミスだった。
そうとは知らず、ホテルも豪華だと皆で大喜びしていた……。
グロリアは正直にジェイに話そうとしたが、会場で大喜びして興奮するジェイを見ると言い出せなくなってしまった。
とりあえずジェイを会場から連れ出し、その間にマニーに協会の人に賞がもらえないか掛け合わせる。
「賄賂でも脅迫でも。色目の使い方も教えたでしょ?」
グロリアはなんとかジェイが会場近辺に張られたポスターを見ないよう、連れまわした。
2人はナポレオンの墓まで移動していた。
そこへマニーがやってきたので、ジェイから離れて報告を聞いた。
「悪い前例になると完璧な英語で断られたよ。電話も英語で話してほしかった」
「何か考えないと……。アールが受賞したとバレたら終わりよ」
するとマニーが周辺を見て気づく。
「この建物は職人技だ。ささやきの回廊だよ」
「どういう意味なの?」
それに答えたのは遠くにいたジェイだった。
「話し声がすべて聞こえる。耳が遠い私でも聞こえたぞ」
ジェイはそのまま1人で姿を消した。
パリでの約束
クレアにとってパリは大学時代の馴染の場所だった。
散策するのが楽しみだったが、仕事でフィルが不参加で寂しく感じる。
だが実はフィルはサプライズでこっそりパリに来ていた。
フィルは、クレアの思い出のカフェに先回りして待っていた。
胸元には架空の人物クロードというネームシールを貼って。
すると偶然隣り合わせになった男に声を掛けられる。
男は、バレンタインに別れた元カノと30年後にこのカフェで再会する約束をしているという。
「相手が覚えているかは怪しいけど……」
と言った時、その相手がカフェに向かって歩いてくるのを見つけて驚いた。
それはクレアだった。
同時にクレア! と叫んで、2人はお互い顔を見合わせた。
男はギーといい、クレアは覚えてはいたが約束そのものは覚えていなかった。
ギーはすぐに立場を理解し身を引くが、寂しそうに1人カフェに残る姿にクレアは胸が痛んだ。
結局、フィルの気が乗らないまま、ギーも誘って3人で街ブラした。
すると盛り上がるのはクレアとギーの昔話で、仲間外れのフィルは早めに切り上げようとする。
だがギーの泊まるペニンシュラの最上階からの眺めは最高だ、と誘われるとクレアが行きたがり、なかなか別れられない。
ギーは用意していたシャンパンを振る舞おうとするが、さすがに我慢できなくなったフィルはきっぱりと「妻を誘惑するな!」と止めた。
ギーは素直に謝罪し、「何もなかったことにさせてくれ」と手品でシャンパングラスを消した。
それに目の色を変えて飛びついたのはフィルで、2人はそこから手品の話で意気投合する。
今度はクレアが帰りたくなるが、2人は手品博物館に行こうと大盛り上がりをする。
「次は機械人形博物館!」
クレアがうんざりしていると、タイミング良くグロリアから電話が入った。
受賞が勘違いだった事と、それを知ったジェイが姿を消してしまったと聞き、クレアはフィル達と別れる理由が出来た。
クレアが抜け2人になった後、ベンチに座りオタクトークで盛り上がっているとゲイカップルと間違われ、ストリート画家に絵を描かれた。
喜んで受け取ると、絵の中では手と手が重なっていた。
フィルはそろそろ時間だ、と別れの挨拶と共に絵を渡すが、お互い譲り合う。
するとギーが言った。
「30年後にあのカフェでもらうよ」
「必ず行くよ」
フィルは絵を大事そうに抱え、ギーの後ろ姿を見続けた。
ミッチェル
ミッチェルはパリでバレンタインデートを楽しむつもりだったが、キャメロンには別の目的があった。
フィズボの手品をパリの街でやること。
仕方なくミッチェルは1人でパリの街を歩いていると、フランス語で挨拶をしてもなぜか英語で返されてしまう。
ロコ気取りをしたいのに、観光客バレバレでマクドナルドやモナ・リザを案内される。
発音でバレるのか? と聞いてみると原因は服装だった。
ミッチェルはすぐ目についたブティックに入り、一式買い揃えて着替えて街に出た。
しゃれたコートに、ニット、マフラー。
するとすぐにボンジュールと声をかけられ、効果はてきめんだった。
調子に乗ってカフェに入り、フランス語が分からず適当にオーダーすると、鳩の丸焼きが出て来た。
そこで食べられない! とアメリカ人であることを白状し、長いマフラーも捨ててフランス人ごっこを止めた。
フィズボー
街へ出たキャメロンがフィズボの準備をしていると、すでに別のフィズボそっくりなピエロが手品を披露していた。
驚いたキャメロンが声を掛けると、相手はフランス語でキャメロンを偽物扱いしているようだった。
キャメロンは自分の動画を見てパクられたに違いないと、その場で小突き合いになる。
そして1冊の本で叩かれて気づいた。
「ザ・クラウンズ・オブ・ヨーロッパ」
キャメロンが10代の時に手に入れたお気に入りの本だった。
そして、”フィズボー”はその本の中で見つけたキャラクターだったと思い出す。
偽物は自分だった。高校でフランス語は学ばなかった。
その頃、フランス人ごっこを止めたミッチェルが川辺に佇むキャメロンを見つけていた。
キャメロンはミッチェルに本物のフィズボの事を話した。
「僕の方が偽物だったんだ。川に衣装を捨ててやる!」
「待って、そこにゴミ箱がある。って僕が言いたいのは君は偽物じゃない。フィズボーに本で殴られたって言うけど、そんなのフィズボじゃない。彼は楽しさの象徴なんだから、暴力は振るわない」
「でも見た目は同じだ」
「僕は服では人を判断できないと今日学んだ。だから君が本物のフィズボだよ」
キャメロンは元気を取り戻し、今からバレンタインデートの始まりとなった。
「ところで、どこでその服を? 皆に見られる」
パリで乾杯
クレアの思った通り、ジェイは火事の後のノートルダムの前にいた。
ジェイは骨組みだけを見て、感傷に浸っていた。
「最良の日々は過ぎた。元には戻らない」
ジェイは恥じていた。
「家族は受賞を見に来たのに……」
クレアはクローゼットに関心があるのは私達だけよ、と励ました。
「父さんは愛されてるの。さあディナーに行くわよ」
レストランで、家族に囲まれジェイは用意していたスピーチを読んだ。
背景にはエッフェル塔が見え、感動の乾杯をしているとオーダーを取りに来たウエイターはクレアの知り合いだった。
「クレアじゃないか? 大学時代によく遊んだ」
フィルはまたか、と固まった。
エンディングは、素のキャスト達がカメラに向かって手を振っていました。
パリロケは、全員集合ではないけどほぼ打ち上げ旅行みたいな感じだったのかな。
今となってはコロナ前で良かった、って心底思えますね。
いいタイミングだったのかも。
でもインパクトがあったのは初登場のギーっていうw
ギーとフィルの組み合わせが最高でした。
てか、クレアの男の趣味ってことで、共通点があるのは当たり前?w
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