あらすじ
Phil's Epic Halloween Prank on Claire - Modern Family
2021年3月~ Netflix シーズン11 日本初配信
(アメリカ放送:2019年9月~2020年4月) 全18話
登場人物はこちら
前回:シーズン11 4話「ありのままで/Pool Party」へ
アイダ=メイ・マン
ハロウィンの日。
フィルはなんとかクレアを怖がらせたかったが、恐怖耐性の強いクレアはなかなか怖がらず、フィルの方が度々ビビらされていた。
クレアが「悪魔のいけにえ」を見たいといい、フィルもつきあって映画館に行くが、チケットは完売。
劇場員に日本のホラー映画を勧められるとクレアはすぐ乗り気になるが、フィルはビビって怖さ具合を伺った。
「年老いた赤ん坊に殺される恐怖が味わえます」
見始めるとクレアはびくともせず、フィルは恐怖でポップコーンをまき散らした。
映画館からの帰り道、びびりきったフィルは近所に住むアイダ=メイ・マンの家の前を通るのを避けようとした。
アイダ=メイ・マンは孤独な女性で、アレックスや家族も怖がっていた。
フィルは子供達の前では平気だといいながらも、やはり家の前を通る時は怖がっていた。
「彼女は不気味だ」
するとクレアは「バカげた妄想だ」と、突然フィルの手を引いて挨拶に行った。
ノックをするとドアが開き、家の中から物音がした。
声を掛けても返事がなく、クレアはそのまま家の中に入って行った。
ビビったフィルは、懐中電灯をとってくると家の中には入らなかった。
そして2階の部屋で椅子に座るアイダの後ろ姿を見つけ、近寄るが声をかけても返事はない。
椅子の向きを変えると、そこに座っていたのは白骨遺体だった。
クレアが叫び逃げようとすると、目の前には老女が立ちふさがる。
だがそれは、扮装したフィルだった。
実はアイダは、フィルが1年前から仕込んでいたクレアを怖がらせる為のお芝居だった。
アイダ=メイ・マンは、アイムアマン(私は男だ)をもじっている。
ちょうどジョギングコースにある家は、家主がしばらく住まない事を知っていた。
リアリティを増す為、たまにコスプレして2階の窓からクレアと目が合うようにしていた。
町内会にも入っていた。
そして朝からクレアの方が上手と思わせていたのも、計画のうちだった。
これでクレアを怖がらせられたとフィルは満足する……はずだった。
悲鳴の後、クレアは怒るのではなく喜んだ。
「最高に楽しかったわ!! 子供が巣立った後の夫婦生活が不安だったけど、あなたには遊び心がある。ゲームを続けて」
フィルにとってはこれでゲームオーバーのつもりだった。
「いいえ。背後に気を付けて……。もっと楽しみたい」
ハロウィン・デート
アレックスとルークは、偶然同じレストランをデートの場所に選んでいた。
アレックスは森林火災で町を離れていたビルから連絡が来て、久々だった。
話していると、メッセージの行き違いに気づく。
アレックスはビルの要求でヌードを送っていたが、ビルは知らないという。
その番号は、充電切れの時にビルが電話を借りたクレイグという友人のものだった。
履歴を見ると11枚も送っていた。その中には野外撮影もあった。
もちろんアレックスは相手がビルだと思ったからだったが、ビルは自分が頼んだと思われるのも心外のようだった。
「確かに俺たちは違いすぎて不安だが、”すぐにケツを見せろ”と俺が送ると? 雑誌で叩け?」
ビルはアレックスに別れを告げて出て行ってしまった。
ルークの相手は年上のジャニスで、ルークもヘマをする。
ジャニスに同年代と遊びたいんじゃないの? と尋ねられ、もうハロウィンのイタズラはやりつくしたと昔の武勇伝を語った。
5年前、ある家の車にイタズラしたり、花火をしかけて20体のノームを吹き飛ばしたりした。
得意気に語るルークの表情とは裏腹に、ジャニスの顔はだんだん険しくなっていく。
「ノームは養父の形見のアンティークで当時の夫が大事にしていた。
花火の音はPTSDを引き起こす。
車が故障したせいで翌日カップルセラピーに行けなかった。その空いた時間で、元夫はカフェに行きそこでバリスタと恋に落ちた。
そして私は離婚し、イカれたガキとデートしてる!!」
イタズラをした家はジャニスの家だった。
ルークは店を出て行こうとするジャニスを引き留める。
「ジャニス、こんな時に悪いんだけど……駐車代がないんだ」
ジャニスは迷いなく出て行った。
ルークがジャニスを目で追うと、その視線の先には同じように1人になったアレックスがいた。
アレックスは手をあげてルークをテーブルに誘い、2人はお互いを慰め合った。
プリチェット家のハロウィン
今年はジョーが出かけ、夫婦水入らずのハロウインという事でグロリアははりきってアナ雪のエルサになっていた。
だがジェイは”いつものままで”と、コスプレをせず出かけようとしなかった。グロリアはだったらミッチェル達と合流する、と1人で出かける事に。
マニーのコスプレは、1人舞台「フロイト、ほらまたエゴだ」のリハーサルで老人になりきったままだった。
今年のジェイの楽しみはジョーが帰ってきたら、特別なお菓子を食べさせる事。
1年半前に老舗メーカーが生産中止にした幻のお菓子「ファジー・ダディー」で、ジョーの為にネットで捜してやっと1つ見つけていた。
ところがそれを知らないマニーは、お菓子をもらいに来た近所の子供に渡してしまう。
ジェイはマニーをつき合わせ、ハロウィンの街へお菓子の行方を捜しに出る。
リリーの初ハロウィン・パーティー
ミッチェルとキャメロン達は、これまではリリーと一緒のハロウィンだったが、リリーも自立する年頃だからと、同年代の友達とのパーティーに参加する事を許可した。
久しぶりの2人きりのハロウィンで、ゲイのカーニバルに行くのが楽しみだった。
ミッチェルがハロウィン用に裁判官の衣装を裁判所から盗んで調達し2人で着替えた。
ところがいざ街へ繰り出すと、リリーが遊びに行った家の両親と遭遇する。
「年上の男の子が来たから任せたよ」
その両親はお気楽にハロウィンの夜を楽しんでいた。
2人はリリーが大人の監視なしでパーティーをしていると分かると、途端に不安でたまらなくなる。
そこへ2人を捜していたグロリアがやってきて合流した。
リリーのパーティーが心配だと知らせると、グロリアはすぐにリリーのインスタをチェックし出し、2人は驚く。
「リリーがインスタを?」
「グロリアも?」
インスタによると、リリーがチャラい男の子と楽しんでいて、ビールが見切れていた。
2人はもうハロウィンどころではなくなり、リリーに電話をしなくちゃとグロリアに気を掛ける余裕もなくその場を離れた。
電話は通じなかったが、GPSでリリーが家に戻っている事は確認した。
男を連れ込んでいるに決まってる、と慌てて家に向かう。
家に到着すると2人は一度は落ち着いて、言葉に気を付けてリリーを傷つけないようにしよう、と約束した。
そして意を決して部屋に入るとリリーは1人でベッドに横たわっていた。
「何かあったの?」
「別に。出てって」
何かされたのかと心配したがそうではないようだった。
「一人っ子だからって干渉しないで!」
なんとか探りを入れると、リリーに言い寄った男の子はケリーが目当てだったという。
リリーは失恋していたのだった。
「悪いけど今は何も聞きたくないの。パパは12歳の女の子じゃない。片思いの惨めさが分かる?」
お呼びじゃない、と退散しかけたが理由が分かると2人は態度を変えた。
「今アイスを」
「大丈夫だからおいで」
失恋には慣れていた。
恐れていた事
ミッチェル達に置いて行かれたグロリアは、ボーイスカウトに声を掛けられていた。
「迷子になりました?」
そう言われて気付けば2人がいないので、友達とはぐれた、とそのまま答えた。
すると一緒に探しますと腕を差し出され、流れで手を組むがハッと気づく。
インスタを見る為にかけた眼鏡、寒いからとストールを肩に羽織り、エルサの白髪。
グロリアは年寄り扱いされている事に気づき、慌てて拒絶した。
「放して!」
実は最近、グロリアがジェイの妻だと言っても驚かれなくなっている事に気づいていた。
「この日が来ることを恐れていた……」
そこへお菓子捜索中のマニーがグロリアを見つけて声を掛けて来た。
「ママ!」
「歳よりの格好でママと呼ぶなと言ったでしょ!」
「初めて言われた」
「ごめん、八つ当たりしたの。ボーイスカウトに老人扱いされたから」
そこへ通りがかりのドラァグクイーンが反応した。
「老人? とても素敵よ」
そして一緒に踊りに行こうと誘われたのでグロリアはついて行った。
ジェイのお菓子
グロリアとマニーが別れた直後、ジェイは道に落ちていたお菓子の空き袋を見つけ、落ち込んだ。もう誰かに食べられてしまっていた。
ジェイにはただのお菓子ではなかった。
「古い物は捨てられ、新しいものが流行する。レコード店もない。ジョーも6歳になると父親とは出かけない。ポケベルもない」
マニーがジョーはすぐ戻ってくると慰める。
「一度距離が生まれるともう元には戻れない」
「来年は自分のパパと過ごすはずだ。根拠は、子は親の元へ帰る。変な言い訳はするけど」
納得したのかジェイはマニーにハッピーハロウィンと言った。
気を取り直し、2人はグロリアを捜す事にした。
するとグロリアは「ドラァグクイーンコンテスト」と書かれた看板のかかったステージで優勝していた。
喜んでいるグロリアに、客席からジェイが声を掛けた。
「私の妻だ!」
グロリアを誘ったクイーンが身の程知らずね、と応えるとグロリアはさらに喜んで、本当に私の夫よ、と訂正した。
2人には分かっていた。グロリアがドラァグクイーンだと思われていると気づいていない事を。
グロリアがジェイと釣り合うような年齢になってきたというのには、見ている側も11年の月日を感じ複雑な気持ちになりましたw
10歳で見始めても21歳ですもんね。カンガエタクナイ。
そしてフィルとクレアは相変わらず子供以上にハロウィン全力で楽しんでてウケるw
フィルの仕込みは異常。そしてそれを楽しむクレアもヤバイ。どっちも誉め言葉ですw
リリーの成長がスピーディーで、失恋にはドキドキしました。
ファイナル・シーズンじゃなければ、この先はどんどん大人エピソードが増えていくんだろうな、と思うといいことばかりじゃないだろうから見たくないような。
リリー的にはいい頃合いなのかも、とポジティブに捉えてみました。
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