あらすじ
2020年5月7日(木)~AXNでシーズン7日本初放送(全22話)
(アメリカ放送 2018年9月~)
アパート火災
ハーマンはアパート火災の現場で、近くの消火栓が使えずリッターに道路をまたいでホースを持たせていた。
その時、乗用車がホースの上を通過し、リッターはホースに引っ張られ倒れてしまう。
リッターに巻き込まれ一緒に倒れたケイシーは、ハーマンを怒鳴りつけた。
「危険にさらした!」
リッターは肩を負傷し、病院へ行く事になってしまった。
アパートの鎮火と救助は無事終了した。
ハーマンはケイシーを見ると、つい嫌味を言っていた。
「鎮火した」
「優秀なポンプ隊の小隊長は足を引っ張らない」
リッターの後釜も必要になってしまった。
ケイシーが言い返すとハーマンは黙って睨みながら立ち去って行った。
そんな中キッドは、アパート内を捜索していて気になるものを見ていた。
落ちていた着せ替え人形が気になり、ソファの後ろを調べるとそこには狭い隠し部屋が出来ていた。
住民はいなかったが、食べかけの皿もあり、予感がした。
鎮火後、もう一度中に行きたいと大隊長に頼んでいたが、何も知らないケイシーに撤収命令に従え、と止められていた。
ケイシーとハーマン
ハーマンの妻シンディが、インテリア・デザインの仕事再開する事になり手始めに、談話室の模様替えをする事になった。
ハーマンからの説明はなかったが、実はシカゴ・ホーム誌に「消防署の模様替え」というテーマで掲載される事が決まっており、締め切りもあった。
その直前にケイシーと揉めてしまったハーマンは、一度は断ろうとしたがシンディが残念そうにしたので、断れなくなっていた。
ケイシーのハーマンへの態度を心配して、大隊長がケイシーを呼び出した。
状況を確認すると、
「たとえ大隊長の親友でも、中隊長は時に部下に厳しく当たらねばならない」
と、ケイシーに落ち度はなかった。
ケイシーが病院から戻ったリッターと顔を合わせた。
ただの捻挫だったが、腕をつるしているのでしばらく休む事になった。
ケイシーは自分がハーマンに伝えておくからと、リッターを家に帰した。
その時、リッターはケイシーにハーマンのフォローをした。
「あの時は消火栓が車で塞がれてた。ハーマンはただ中隊長が建物に駆け込む前に援護したかったんです」
それにはケイシーもハっとしたようだった。
しかし大隊長に呼ばれたハーマンは、交代要員をケイシーがすでに決めていたと言われ腹を立ててしまう。
「交代要員を選ぶのは小隊長の仕事では?」
ケイシーはあくまでも良かれと思って代わりに決めただけだったが、選んだクリンギンピルはダメ消防士でもあった。
ハーマンは知り合いに聞いて確かめていた。
ハーマンがケイシーに文句を言っていると大隊長が通り掛かり、中断された。
だがケイシーは、ハーマンの態度は他の署なら処分されている、と大隊長にクレームをつけた。
夜になると大隊長はハーマンの家に行き、やんわりとハーマンの態度を注意した。
「消防局長でない限りミスをすれば上の者から注意を受ける。
お前が見落としているのは自分の部下の事だ。
彼らはお前の対応を見てる。
お前が自分の部下を叱責した時、怒って立ち去られたり、言い返されたりしたら?」
ハーマンは確かに、と自分の落ち度に納得した。
「ケイシーに謝罪する」
翌日からハーマンはケイシーに謝ろうとしたが、邪魔が入りなかなか話せないでいた。
そして、そのまま現場に出動する事になった。
自動車事故だったが、トラックに突っ込んだ乗用車のドライバーが缶詰になっていた。
トラックの鎮火にも時間が掛かっていた。
その時ケイシーは、トラックの積み荷の中にプロパンガスのタンクを見つけ大声を出した。
「ハーマン、全員避難だ!」
そのおかげで、爆発にも被害者を増やす事なく対処できた。
ハーマンはそんなケイシーの活躍に思わず指を指して讃えていた。
出動から戻ると、シンディの模様替えが完了していた。
だが赤いカーテンに奇抜なインテリアで、とても休めるような環境じゃなくなっていた。
ハーマンはシンディを呼び出し、言葉を選びながら元に戻すよう伝えた。
「ここは仕事場でれっきとした消防署だ。ダリの悪夢は似合わない。
君には才能がない」
するとシンディはハーマンを睨んだ。
「家具はレンタルよ。撮影のためだけなの」
実はもともと撮影用の一時的な模様替えで、それをハーマンに伝えていたのに、ハーマンが忘れていたのだった。
「才能がないって教えてくれてありがとう。あらゆるものに対する趣味を考え直す」
ハーマンはシンディを怒らせてしまった。
そしてハーマンはケイシーを捜し、やっと声をかけた。
「俺がバカだった。叱られて当然だ」
ケイシーも言い過ぎだったと謝った。
「近頃、自分を見失ってた。だが乗り越えつつある」
「誰にでもいろいろある。
俺はいつも話をよく聞かず口を出して失敗。シンディが良く知ってる。
とにかく、あんたを上司に持てることを当たり前とは思ってない。
お世辞じゃないが凄く幸運だと思ってる。あんたの仕事ぶりを見られることがね。
部下であることを誇りに思う」
「ありがとう。救われたよ」
そんな2人の様子を大隊長も少し離れた所で見て、安心していた。
キッドとセブライド
アパート火災から署に戻るとキッドは、改めて大隊長に隠し部屋の事を報告していた。
「子供が犯罪に巻き込まれてる気がする」
その様子を見たセブライドは、「勘に従え」とキッドの背中を押した。
早速、キッドの通報を受けて特捜班からアプトンがやってきた。
キッドは現場で拾った人形を渡し、状況を説明した。
そしてセブライドも同行し、アプトンを現場に案内した。
すると、火事のせいであったはずの隠し部屋は跡形がなくなっていた。
ひとまずアプトンが住民データを調べてみたが、借主マイク・ヌニューズは1ヶ月前に退去していた。
しかも、家賃は現金払いで、転居先不明、しかもその名前は偽名でデータにない。
ここで手詰まりとなってしまった。
だがセブライドがキッドに提案をした。
隠し部屋のあった106号室の隣は104号室で、その住民はまだ病院に入院中だろうから何か話が聞けるかもしれない、と。
2人は病院へ行き、104号室の住民から情報を得た。
隣人は郵便物を預かっていた為、マイクがいろんな名前で手紙を受け取っていたのを知っていた。
「玄関近くのチェストが焼けていなければ、一番上の左の引き出しに入ってる」
子供については、姉の子供を預かる時がある、と聞いていた。
「姿は見なかったけどたまに声がしたわ」
火災現場に戻り、言われた通りチェストを調べた。
すると手紙の中に、ヌエバビリェガス名義の児童福祉局からのものを見つける。
マイクが里親申請をして不正に手当てを受け取っていた証拠だった。
すぐにセブライドがアプトンの留守電に入れ、検索して知ったピルゼンにいる同名の住所に向かった。
2人は、通報がありガス漏れを調べに来たと偽ってマイクの家の中に入った。
マイクは明らかに動揺し、都合が悪いからと何とか2人を追い帰そうとした。
そしてキッドはキッチンの壁に怪しい穴が空いているのを見つける。
すると察知したのか、マイクはキッチンにあった包丁を取り出しセブライドに襲い掛かった。
セブライドとキッドが反撃していると、アプトンが間に合った。
マイクに手錠をかけた所で、キッドは壁を開けて中を調べた。
そこには、2人の子供が閉じ込められていた。
キッドは2人の子供を助けたのだった。
翌日の朝礼で大隊長はキッドの活躍を褒めたたえた。
「みんなが君のことを見習うべきだ」
キッド救済エピに思えました。
急にキッドのフォロー入ったって感じ。
と超個人的な感想もありつつ、セブライドとキッドが同僚に戻れたよ~という回でもありました。
レギュラー同士の恋愛が終わると、そんなことにエピソード裂かないといけないのかぁ、って感じ。
だいたいキッドの見つけた事件、SVU案件でサラっと流していいの? って位大事件だと思うんだけどw その分ちゃんとアプトンも登場して豪華ではあったけど。
でも基本的には素人探偵が解決したようなもんだしw
2人が危険を知ってて丸腰で家に入って行くのも、危なすぎる!! とハラハラしました。
アプトンが絡んで来た時には、セブライドとアプトンもお似合いじゃない? と思いましたが、アプトンはすでにPDでも三角関係になりかけてますからね。さすがにそこにセブライド参戦はないか。残念。
ケイシーの精神的ショックも意外と引っ張るんですね~って感じでしたけど、これで終了かな?
ハーマンについては、確かに扱いにくい部下だよな~と、大納得しました。
コミカルパートの模様替えといい、ツッコミながら楽しめるファイアらしい回ではありました。
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