あらすじ
Parrish Lewis/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC
2020年5月7日（木）～AXNでシーズン7日本初放送（全22話）
(アメリカ放送 2018年9月～）
ガリバー
ハーマンが留守中のモリーズで、キッドとオーチスは泥酔した客をあしらっていた。
その客がカウンターの奥にあったセントバーナードの絵が描かれたビールマグを「昔飼っていたガリバーにそっくりだ」と欲しがったので、追い払う為キッドは独断であげてしまった。
ところが翌日、署でハーマンが大騒ぎをする。
「アンティークのスタインが消えてた。セントバーナードのビアマグだよ」
ハーマン曰く、モリーズの開店時にリサイクル店で買った店のお守りで、あれのおかげで今までやってこれたらしい。
そんな事情を初めて知ったキッドとオーチスは、勝手に客に渡したとハーマンに言えず、黙ってシラを切ってその場をごまかした。
その後、ハーマンからモリーズに税務調査が入るかもしれなくなると言われ、キッドとオーチスは慌てた。
マグを渡したせいで呪われてしまったのかもしれない。
ハーマンはビラを作って大体的にマグを探し出す。
キッドは取り返さねば、とレシートを元に調べた客の住所を訪ねた。
するとマグは父親が持っているという。
必要だと説明すると、100ドルと交換という事になり51分署に持ってきてもらう事に。
受け取ったマグはハーマンにバレないよう、モリーズにこっそり戻しておくつもりだった。
だが署内でハーマンに見られそうになり、慌ててマウチのソファのクッションの下に隠した。
そして目を離した隙に、マウチがクッションの上に座ってマグを割ってしまった。
2人はモリーズで、ボンド片手にマグの復元に急いでいた。
そこへハーマンがやってきたので、正直に話そうとした。
だがハーマンは意外にも割れたマグを見て怒らなかった。
「税務調査の対象はそこのビーガン料理店だった。それに新しいドリンク、ジンジャー・ウィスキーがシカゴで一番のカクテルと投稿があった。このマグが消えたらいいことずくめだ！」
2人はとっとと破片を掃除した。
キッドとセブライド
キッドはセブライドと別れて以来、それでもセブライドが過剰気味に自分に干渉してくると思っていた。
その話を聞いたエミリーはキッドに確認をする。
「でも親友でいいのよね？」
「うん、もちろん」
その後エミリーはモリーズで、セブライドにキッドをどう思っているのか確認した。
「彼女を忘れられない。実際のところ気が合うし、一緒にいたい」
だがエミリーは厳しい表情をする。
「別れた理由がある。彼女を苦しめたわ。中途半端で何かあると遠ざけて……。
彼女に値する男になる気がないならやめて。忘れさせてあげて」
セブライドはその後、考えを改めた。
キッドを忘れる努力をする、と。
そしてキッドはモリーズでエミリーに話していた。
セブライドの干渉が過剰気味だというのは気のせいだった、と。
「今日は店に来てないし、昨日は話もしなかった。
私は彼のこととなると混乱するみたい。イヤになる」
エミリーは自分がセブライドに釘を刺した事をキッドには言わなかった。
「よくあるわ」
キッドはモリーズが終わったら街で大騒ぎをしようとエミリーを誘った。
大隊長と息子
大隊長は4歳の息子テレンスのイヤイヤ期を迎え、しつけの方針でドナと揉めていた。
ドナは、まだ小さいのだから怒る必要はないと主張していた。
そんな中、大隊長は火災現場で高校3年の時の彼女ジャスミンと再会した。
偶然の再会を2人は喜んだが、ケイシーとセブライドから気になる報告を受ける。
ジャスミンは当時ドアノブが取れて、トイレに閉じ込められてしまったと言っていた。
だが、寝室が荒らされていて、ドアノブのスピンドルは壊されたかのように外側に落ちていた。
自分で壊したのではなく、誰かに閉じ込められたはず。
念の為、ジャスミンに連絡を入れると直接51分署にやってきた。
そして何も問題ないと、説明をした。
「寝室が荒れていたのは模様替えをしていたから」
そう言われると追求できず、話題は近況になった。
ジャスミンは、半年前に離婚をして10代の息子デックスの親権を勝ち取っていた。
元夫は未だに不満を持っているという。
気になった大隊長は、自宅に帰るとドナにジャスミンの話をした。
するとドナはジャスミンが元夫とトラブルを抱えているのではないかと心配し、力になるよう大隊長に念を押した。
夜になると大隊長は早速ジャスミンの家を訪ねた。
だがジャスミンは疲れた表情で、何も問題ないとドアの隙間から顔を出しただけで大隊長を追い帰した。
確実に何かに怯えている事は分かったが、助けを拒まれた以上やれることはない。
大隊長が気になっているとジャスミンから助けを求める電話を受ける。
慌てて家に向かうと、助けに入った大隊長に銃を向けるのは息子のデックスだった。
ジャスミンを閉じ込め、火をつけたのは息子だったのだ。
大隊長は軽くデックスを抑え込み、持っていた銃をはじきとばした。
「助けたいんだ。俺も昔お母さんに助けられた。
君はクスリで荒れ果ててる。このままではダメだ」
大隊長は今夜から変えると、デックスに警察か更生施設を選択させた。
行きたくないと泣いたが、その選択は与えられず、結局更生施設に連れて行った。
大隊長が帰宅をすると、テレンスとドナがままごとをして遊んでいた。
テレンスは、父親を見て嬉しそうに抱き着いた。
クルースとセブライド
クルースは先日の潜入捜査が認められ、シカゴ警察から表彰される事になった。
警察だけではなく行政機関にいて、犯罪防止に貢献した人がもらう賞だという。
ボイトの推薦だった。
大隊長から事前に聞いた途端、クルースは浮かれ出し現場でセブライドの命令を無視して勝手な行動をしてしまう。
そしてそんな自分がデキると更に浮かれていた。
ところが後からセブライドに勝手な行動をして救助できなかった場合の展開を考えろ、と調子に乗るなと注意される。
セブライドの命令には、ちゃんとリスクが見越されていたのだった。
身に覚えのあったクルースはそれから落ち込み、ジェイから直接表彰の話を聞いても喜べず、事前に伝えていたシルビー以外は誰にも言わないで隠しておく事にした。
調子に乗っていると思われそうだから、特にセブライドに表彰を知られたくない。
そして表彰式の日になった。
1名だけ招待できるという席にはシルビーが座っていた。
勲章の授与役が紹介されると、クルースは固まった。
セブライドだった。
注意されて以来、クルースはセブライドに怒られまいとほぼ避けるようにしていた。
だがセブライドは壇上でクルースを讃えた。
「長く指導してきたが、彼から教わる事も多々あります」
クルースはやっと喜びを隠さずにいられそうだった。
今週も比較的リアルな日常エピソードの詰め合わせで、これくらいがファイアぽくて私的にはベストでした！
特にモリーズのビアマグとかほんとどーでもいいんだけど、そういうどーでもいいドラマこそがファイアのほのぼのした良さだと思う。
救助現場での緊張感と緩和のバランス。
ほんと、緊張感は出動現場だけで充分なんだよね～。（それも私にはエグイ時があって早送りしちゃうけどｗ）
なのに消防関係ないプライベートでも殺人まがいの事件とか、病気、別れ等、重いのが続くのは勘弁です。
……なのに、セブライドとキッドはまだずるずるくすぶってんの！？ とビックリしたんですけど、エミリーの出しゃばりのおかげでなんとかなりそうです。
何とかなった展開自体はありがたいのですが、エミリーの出しゃばりについてはスッキリはしなかった。
キッドに頼まれたわけでもなく、完全におせっかいだし、むしろエミリーがセブライドを狙ってるのか？ （もしくはキッド？） と勘ぐりたくなる位。
それと本当にキッドと絡むとセブライドにいい事ない。
今回のセブライド、完全にダサダサだったもん。
エミリーの言う通り、付き合ってる時は平気でキッドを遠ざけて軽んじていたのに、別れた途端未練？ まだまとわりついてるって（感じで）。
で別れて気づく大切さがあったのならそれはそれでヨシとして、貫くならまだしもエミリーに釘を刺されてあっさり引き下がるってね。
なんでセブライドこんなに格好悪くなっちゃったの？？
しかも未練があるのはセブライドだけで、またしても謎のキッドあげ？ だし。
とにかくこれでやっと、この2人のストーリーは終わりよね？？
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