あらすじ
Matt Dinerstein/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
少年売人殺害事件
特捜班は、ケニーという元締めを追う為、手下の売人で15歳のマリクに近づいていた。
だがある日、大量の取引きを約束した場にマリクは現れなかった。
マリクを見つけた時は銃で撃たれて瀕死で、その場で息耐えた。
恐らく、大量発注でケニーに目をつけられたのだろう。
現場から逃走したと思われるマリクの相棒のネイサンを捜す為、おばの家へ行く。
ネイサンは留守だったが、家の前の防犯カメラに女性の運転している車に乗り込むネイサンが映っていた。
協力者
顔認識システムで運転手を突き止め、アトウォーターとルゼックが家を訪ねた。
レイラという女性は、警戒し2人にいきなり銃を向ける程気が強かった。
レイラを追求していると、隠れていたネイサン自身が現れ事情を説明した。
「レイラはただ助けてくれただけだ」
ネイサンは、次は自分がケニーに狙われると思い逃げていたのだった。
そして何も見ていない、と口を閉ざした。
レイラも聴取すると、9年前にケニーと付き合っていた元彼女だったが、今では更生して無関係だと言った。
誰の仲間でもなく、ただネイサンを助けただけ。
ボイトはレイラに交渉をし、ネイサンを保護し、シカゴから出して助ける事を条件に捜査に協力させる事にした。
潜入捜査
アトウォーターはレイラと偽のカップルを装い、ケニーの母親の誕生日会に潜入した。
そして隙を見て地下室に隠しカメラを仕掛ける作戦だったが、地下室で物色している所を監視カメラで気づいたケニーに見つかってしまう。
ケニーの隣にいて気づいたレイラは、すぐにアトウォーターにメールしてカメラの事を伝えた。
ケニーに銃を突き付けられたアトウォーターは咄嗟に、レイラに聞いたNBAのボールが見たかったと嘘をついて誤魔化した。
そこへレイラもやってきて、その話に合わせアトウォーターを庇った。
するとケニーはボールを手に入れたのは先週だから知っているのはおかしい、と2人が嘘をついていると見破った。
だがレイラは落ち着き、おばさんから聞いたのよ、と更にケニーを納得させる嘘をついてその場を収めた。
レイラに命を助けられたアトウォーターは、任務終了後レイラを褒めた。
2人は飲みに行き、そのまま一晩一緒に過ごした。
朝になると離れがたく、また夜会う約束をして別れた。
手掛かり
アトウォーターの仕掛けたカメラのお陰で、ケニー達がネイサンを捜している事がはっきりと分かった。
「見つけたらすぐにEPに連れてこい」
捜索令状を取り、EPというバーの手入れをすると大量の銃を発見した。
27丁すべてを分析すると、マリク殺しの銃はなかったが10年前の未解決事件の凶器が発見された。
その銃に残る指紋の持ち主を見てアトウォーターは言葉を詰まらせた。
レイラだった。
レイラ
アトウォーターは約束通り夜、レイラの家を訪ねた。
そこではっきりと10年前のコンビニ強盗事件の銃にレイラの指紋があったことを伝えた。
だがレイラは撃ってはいなかった。
当時、車で待たされていただけで、指紋はケニーに装填しろと言われて何も考えずにしたからだった。
「まだ17歳だったし、殺すとは思っていなかった」
「だが君は犯行に関わった事になる。君の考えがどうであれ重罪謀殺だ」
アトウォーターは警官として苦渋の決断を迫られる。
レイラは9年前の過ちを認め、それでも今は更生し若い子達がギャングに加わらないよう相談に乗っている、と訴える。
「なのに若い頃の過ちを理由に私を捕まえるの?」
作戦
アトウォーターはレイラの事をボイトに打ち明けた。
するとボイトは、指紋を理由にレイラに盗聴器をつけて協力させる、と言い出した。
それではレイラも有罪になってしまうが、ボイトの狙いはあくまでもケニーだった。
10年前の話でも、遺族はそれだけ苦しんできている。
ボイトは他にレイラの件で隠している事はないのか? とアトウォーターに確認した。
アトウォーターは親密になったことを隠さず伝えると、その場で捜査を外され、レイラとの接触も禁止された。
アトウォーターは黙って従うしかなかった。
レイラはアトウォーターに利用されたと思いながら、ボイトと取引きして協力要請を受けるしかなかった。
ネイサン
その頃、アトウォーターは保護しているネイサンに会っていた。
シカゴを出る準備が出来たと伝えるが、ネイサンはどうせケニーからは逃げられない、とシカゴを出たくないと言い張った。
「残っておばさんを助けないと」
昨夜、ケニー達がおばさんの家をめちゃくちゃにしていたという。
それでも若いんだからやり直せと勧めたが、ネイサンは頑なだった。
「俺はガキじゃない。ここに残る」
アトウォーターはレイラの件での苛立ちもあったのか、好きにしろ、とそのままネイサンを自由にした。
ケニー
盗聴器をつけたレイラがケニーとの待ち合わせた店に行くと、ケニーは裏で撃たれて死んでいた。
事件は殺人課に引き継がれるが、ボイトはアトウォーターだけその場に残し、耳打ちをした。アトウォーターの顔にはショックが表われていた。
その後、少し離れたパトカーの横で待つレイラの側へ行った。
「ケニーが死んで裁判もなくなった。州検事補は寛大な措置を望んでいない」
レイラは何の考慮の余地もなく、3年の刑期になってしまった。
「それが精一杯だと。すまない」
レイラはアトウォーターの見てる前でパトカーに連行されていった。
犯人
アトウォーターはネイサンの叔母の家に行った。
そこにはアトウォーターの思った通り、怪我をしたネイサンがいた。
「奴はマリクを殺した。俺も殺す気だった。やるしかなかった」
凶器の銃を受け取ったアトウォーターは、その銃を人知れず川に捨てた。
かんそう
アトウォーターの回でした。
アト回は、ハズレがないというかアトウォーターのキャラのお陰で安定している気がします。
悲しくて切ない、なんとも言えないストーリーでした。
それにしても、アトウォーターはバージェス狙いなのかな? と思っていましたが、そうじゃなかったんですね~。
でも失恋しちゃった(はず)からバージェス狙いになる可能性もまだあるか。
って社内恋愛は歓迎しない派だけど、今回のアトウォーターを見てて可哀想になってしまったので、相手は誰でもいいから幸せになって欲しいな~と思ってしまった。
と、恋愛絡みではありましたけど、今回のようなアトウォーターの優等生な行動だと硬派な特捜班的イメージからは外れないので、見ていて安心できました。
やっぱりちゃんとボイトに報告して勝手な行動をしないのが、チームに迷惑かけなくていいね。
反面、レイラは犠牲になったというか災難だったけど。本当に切ない!!
今回はSVU的な余韻のある、私的にはこれぞディック・ウルフって感じのストーリーでした。
物事が簡単には上手く行かない感じ。ある意味おとぎ話じゃない、リアルさを感じました。
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