あらすじ
手入れ
特捜班は急遽、逮捕した男から仕入れた合成鎮痛剤の取り引き場所の手入れをする事になった。
鎮痛剤を手に入れようと余裕のないアントニオは仲間からの連絡を無視していた為、その計画を知らなかった。
アントニオ不在のまま手入れを始めると、バージェスが現場から逃げ出した男を追い詰める。
両手を挙げた男が振り向いた時、バージェスは驚いた。
その男はアントニオだった。
肩は問題なく、医者から鎮痛剤がもらえなくなったアントニオは、売人を利用してしていたのだった。
だが当然、仲間に本当の事を言うはずがなく、独自で潜入捜査をしていたと嘘をつく。
表向きは納得したものの、バージェスはアントニオを疑い、アントニオが持っていた鎮痛剤の事務処理を代わると引き取った。
売人
現場で売人のパトリック・カーターを逮捕した。
カーターと取引きをしていたアントニオは、カーターの口封じをする。
「手入れを知らなかった。できることはするよ」
年齢的に刑務所に戻りたくないカーターは、全面的な免責と引き換えならば仲介人を吐くと約束した。
アントニオは「何かしゃべったら殺すからな」と念を押した。
カーターの希望をボイトに報告すると、アントニオに疑いがあるせいか選挙を盾に渋った。
「逮捕歴のある売人を釈放すれば世間が騒ぐ」
それでも引き下がらないアントニオにわざとらしく聞く。
「どうしたんだ?」
「何が?」
「顔色が悪いぞ。話してみろ」
「心配ない」
アントニオが立ち去ると、ボイトはカーターの移動を電話で手配した。
「アントニオを近づけるな」
発覚
その後、鎮痛剤が手に入らなくなったアントニオは、とうとう売人からヘロインを購入してしまう。
だが監視していたボイトがすぐに声をかけ、ヘロインを取り上げた。
アントニオはもう誤魔化す事が出来ず、泣いて事実を打ち明ける。
「カーターとは顔見知りで、薬を買ってた」
ボイトは中毒の事も、カーターの件もどうにかしよう、とアントニオを安心させた。
「薬を抜くんだ。俺が面倒を見る」
エバ
ボイトはアントニオの家について行き、荷物をまとめるよう勧めた。
「不在中は俺がごまかす。秘密は守るよ」
アントニオが判断に迷っていると娘のエバからの着信を受ける。
かけなおすと電話に出ると、電話口で話すのはエバではなかった。
エバは誘拐されていたのだった。
告白
ボイトはアントニオの家にチームの仲間を集め、皆の前でアントニオに告白させた。
「誘拐犯は俺のせいだと……」
潜入はウソでカーターから鎮痛剤を買っていた事を打ち明け、謝罪した。
「本当にすまない」
関与
アントニオとカーターの関係が明確になった所で、ボイトとルゼックはゲージに入れて隔離していたカーターを脅した。
「裏切られた恨みで誰かに娘を誘拐させたな」
しかしカーターは釈放を望んでいるのにそんなことするか、と関与を否定した。
そしてそれは事実に思えた。
プラットが言うには、面会人もいなければ電話もしておらず外部との接触はしていない。
防犯カメラの記録に残っているのはアントニオだけだった。
「あの映像は"うっかり"消すべきね」
誘拐犯
エバの悲鳴を聞いていた目撃者がいた。
単なるもめ事だと思い、通報をしていなかったという。
その現場にあった防犯カメラに車に押し込まれるエバが映っていた。
男の顔は不明だが、車のナンバーから身元が判明した。
ジェイソン・リゾ。カーターのいとこでレイプの前科持ちだった。
オフィスに緊張が走った。
確認
ボイトは捜査を進める前に改めて部下達に確認した。
「非公式に動く。イヤならやめていい」
アントニオはエバの為なら何でもすると言っていたが、ボイトはアントニオの為に非公式にする事を選んでいた。
それでもエバを救う為、誰も欠けなかった。
証拠
リゾの自宅に乗り込むとガレージでエバのカバン、誘拐の道具、そして新しい血痕が見つかった。エバが連れて来られた証拠だった。
そんな中、アントニオは部屋の中でドラッグを発見し、こっそりポケットに忍ばせていた。
近所で聞き込みをしようと家を出ようとすると、アントニオの携帯が鳴る。
「カーターを釈放しないと娘の頭をぶち抜くぞ」
アントニオはエバが助けを求める声を聞き、苦しむ。
リゾが与えた猶予は4時間だった。
カーター
ボイトは再びカーターを力づくで脅し、リゾの事を吐かせた。
リゾがアントニオの存在を知っているのは、薬の宅配を頼んでいたからだった。
「俺との取引きも知ってる。
リゾは依存症のバカだから、薬欲しさに俺を釈放させたいんだろう」
あくまでも誘拐への関与は否定しつつ、リゾなら本当に殺しもやる、と要求を呑むよう言った。
ボイトは1度はカーターの釈放に動いた。
担当州検事補のサムに掛け合い、「部下の為に」と釈放を約束してもらうがすぐにブレナンに呼び出され無理だと言われてしまう。
手立てを失ったボイトは、カーターを殺すと脅してリゾ発見の為の情報を吐かせた。
「今すぐ言わないと絞め殺すぞ」
カーターは苦しみながら、廃車置き場のゲリーと仲が良いと教えた。
「解決したら俺は釈放?」
「命は続くかもな」
その頃アントニオは、エバの失踪を知った元妻が署に来て引っ叩たかれていた。
「ディエゴが誘拐された時、刑事を辞めてと頼んだ。家族より仕事を選んだことを後悔しないで!」
救出
ゲリーの廃車場を調べるとリゾの車を発見した。
何も知らないというゲリーを脅し、リゾに渡した新しい車の情報を入手した。
車から居場所を発見すると、アントニオはボイトの待機命令を聞かず、いの一番に踏み込んだ。
すると拘束されたまま1人で横たわるエバを発見した。
アントニオは身体にある傷が気になったがエバには聞けなかった。
救急車に運び込まれると、アントニオはエバに手がかりになる事がないか探った。
「薬物を欲しがってた。負け犬ね。依存症よ」
アントニオはエバの言葉にはっとした。
リゾ
エバがカードの暗証番号を教えていた事から、リゾが利用したATMを探して突き止めた。
店主から近くの古い工場に常習者が溜まっている事を教えてもらう。
すぐにその工場でリゾを発見する。
リゾは廃墟となった工場内の階段を駆け上がり逃げたが、ルゼックとボイトが追い詰めた。
そこへアントニオも追いつき、5分だけ欲しいとボイトに頼み込む。
最初は許可しなかったものの、アントニオが引かないので銃を預かって許可した。
アントニオはリゾをボコボコに殴った。
見かねたボイトが止めると、リゾはアントニオを挑発した。
「エバは何歳だ? 18か? 気持ちよかった」
アントニオは思わずリゾに向かって突進した。
リゾは木枠だけになっていた壁を突き抜け、地面に落下し即死した。
ボイトもルゼックも驚く中、アントニオは死んで当然と言い放ち、さらに2人を驚かす。
「シラフか? 俺を見ろ! 遊んでるヒマはない」
アントニオは数時間前に薬を飲んだ事を打ち明ける。
「力が必要だった」
「どうしますか?」
目撃者はボイトとルゼックだけ。
ボイトは現場を見ながら何かを考えていた……。
かんそう
いきなりのシーズンファイナル並みの「つづく……」にビックリしましたが、年末の中休みがあったようです。
アントニオの中毒からの事件発生は、海外ドラマには結構あるある展開で最後の落下して死んじゃったパターンも、どこかであったな~といろんなドラマの記憶が混ざります。
どれで見たんだろう~~?w
そもそも鎮痛剤中毒はシカゴ・ファイアでセブライドがやってるし、アントニオも初回じゃないような気になるくらいw
初回じゃないといえば、アントニオが子供を誘拐されるのは2回目でした。
全く忘れてましたけどw
アントニオにその役目が任される程、鎮痛剤中毒は深刻な問題って事だと思いますが、それにしてもアントニオってそんなキャラだっけ? って感じも……。
ボイトにほぼブレがない分、アントニオのブレが目立つ~。
とりあえず見え見えのウソをつくダサトニオはシルビー(シカゴ・ファイア)に見せられないわ。
ボイトは久々のバイオレンスでしたけど、一応そうなってしまう流れを丁寧に見せていて気遣いを感じました。
アントニオ(部下)を守ろうとする姿勢も格好良かった!
続きが楽しみ!
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