あらすじ
始末
(前回からの続き)
ボイトはアントニオの銃と携帯電話を受け取り、アントニオを現場から遠ざけた。
携帯は車に忘れた事にし、アントニオは最初から現場にはいなかった事にした。
ルゼックが到着したら、犯人とボイトが殴り合いをしていて乱闘のはずみでリゾが落下した。
ボイトはそう証言するよう、ルゼックに命じたがルゼックはすぐに拒絶した。
「ダメです。ボスが葬られてしまう」
「お前の意見は聞いてない」
ボイトはアントニオを守る為、自分が身代わりになるつもりだった。
ルゼックはボイトの気迫に押され、仕方なく階下へ行き言われた通り、アントニオの携帯を車の中に投げ込んだ。
そしてリゾの遺体の横に立つ。
ところが、近づいてくるパトカーのサイレンを聞いてルゼックが慌ててしたのは、自分の銃にリゾの指紋を付けた事だった。
そして到着した巡査部長に報告した。
「銃を奪われそうになり犯人ともみ合いに」
ルゼックは、ボイトの命令に逆らい、咄嗟にアントニオの肩代わりをした。
後から来た仲間達はすぐにボイトに追い帰されていた。
「この件には一切関わるな」
アントニオは休暇を取ったと知らされた。
ルゼックは、COPA(民間審査機構)にかけられることになった。
車両強盗
そんな中、18歳の女性が車両強盗に殺害された。2人の欠員を埋める為、ボイトはプラットを現場に同行させた。
同じ手口の5件目だった。
犯人は覆面に手袋をした2人組。
防犯カメラの映像から、2人組が電車を利用していた事が分かった。
47番通り駅だと聞いたルゼックが、実家の近所のカナリ―ビルの駅だと知っていた。
カナリ―ビルは仲間意識が高く、口が堅くて厄介だという。
ルゼックの幼馴染の情報屋で、押し込み強盗に関与していたワルのマークに話を聞く事に。
ボイトとルゼック
ボイトは行動を制限されているルゼックを付き添わせて情報屋まで案内させた。その車中でボイトはルゼックに怒鳴った。
「何をしたか分かってるのか? 今後バレる事実が判明するかもしれない」
「ボスでも同じです」
「何様のつもりだ? お前を守るのが俺の仕事だ。守られる覚えはない!!
アントニオに時間をやったのは俺だ。この件に関しては今後何も話すな!」
「イエス、サー」
「1つでも誤れば全員が窮地に」
ボイトは半年前にアルを失った事で、これ以上仲間を失いたくないと思っていた。
マーク
ルゼックはマークにボイトを紹介し、嫌がる所を無理やり協力させた。マークは強盗犯を知らないと言ったが、だったらと脅してボスのパット・ケントに探りをいれさせた。
マークにつけた盗聴器のおかげで、盗難車の解体をしているのがビリーという掃除屋だと知る。
ビリーを脅し、盗難車を持ち込む人物の情報を得た。
名前は不明だが防犯カメラの映像を入手した。
フードで顔が隠れてはいたが、知る者が見ればわかるはず。
ルゼック
突然、ルゼックの担当がパウエル刑事に変更になった。鑑識結果で新しい血が発見されてしまったという。
リゾの血ではなく、ルゼックの血と一致するはずもなくルゼックは窮地に立たされる。
心配したアプトンはルゼックが1人のところを見つけ、説明を求めた。
「何を命じられたのか知らないけど、真実を話して」
「この件に関わるな」
2人の言い合いは続き、アプトンはうっかり大声で本音を語っていた。
「私はあなたを心配してるの。大切な人だから」
その声は部屋の外に響いており、ジェイが駆けつけて来た。
「階段まで声が聞こえた。何してる?」
「別に、問題ないわ」
「ここで話すことじゃない。捜査に行くぞ」
ジェイは2人の関係に気づいた。
ルゼックとマーク
ルゼックは犯人の写真をマークに見せた。マークは全く知らないというが、嘘をついているのがバレバレだった。
極悪犯だから協力して欲しい、と頼み込みやっと口を開いた。
するとよく知らないが付近で見かけるいい奴だと言う。
「出身は確かインディアナ州」
居場所はパーシングの空き家だというので、空き家を1軒1軒捜していると新たな車両強盗が発生する。
ルゼックもアプトンと一緒に応援に駆け付け、盗まれた車両を追った。
追い詰めると車から降りた犯人から発砲を受ける。
1人は逃走したが、もう1人はアプトンが命中させ殺した。
ジョン・クロフォード、写真の男だった。
そのIDを見てルゼックは気づいた。
マークの情報が嘘だったことを。
クロフォードは地元の人間で、以前マークと一緒に逮捕もされていたのだった。
アプトンとボイト
耐えきれなくなったアプトンは、オフィスにいるボイトに詰め寄っていた。「彼を止めて。オリンスキーは……」
「やめろ、話を聞く気はない。俺への怒りや意見の相違、恋人への感情をぶちまける気なら部屋から出て行け」
「その全部よ。私だって恋人の為にキャリアを棒に振りたくない。
でもムリなの。
大切な彼を私は救えない。だから頼んでる」
ボイトは黙って静かに首を横に振った。
「あらゆる手を尽くしてはいる。そうは言っても、最終的に決めるのは奴だ。
俺じゃない。お前でもない」
アプトンは黙ってオフィスを出た。
パウエル刑事
パウエル刑事は、実はプラットの根回しで担当になっていた味方だった。ボイトにも改めて紹介され、進捗情報をもらった。
今のところ目撃者や映像もなく問題は見つかった血痕のみ。
ルゼックと一致しなければさらにCOPAに追求される。
パウエルは責任者として話の修正を持ち掛けた。
「君とアダムと私の3人ですり合わせを。真実を話してくれ。記録を変更する。
COPAは管轄外だからこれが精一杯だ」
頼み
ボイトはすぐにルゼックに証言を変えるよう命じた。最初に指示した通りにリゾを殺したのは俺にしろ、と。
だがルゼックは納得できなかった。
ボイトが終わればチームも終わってしまう。
「そうはさせん」
「ムリだ」
「アダム。COPAからお前を守れる自信はない。
義理を通せば代償を伴う。よく知ってるだろ。俺はお前を助けたい。アダム、そうさせてくれ。頼む」
マークの嘘
マークを連行し、嘘を追求した。ジョンの携帯の最後の着信履歴はマークだった。
しかしマークは口を閉ざしていた。
そこへマークの兄の存在が浮上した。
ジョンと話した1分後に兄にも電話をしていたのだった。
トミー・ローリンズ。この10年服役を繰り返していて、ジョンとは幼馴染だった。
マークはジョンの写真を見て兄の関与に気づいたのだろう。
それで電話で警告した。
携帯でトミーの居場所を追跡し、トミーを追い詰めた。
トミーはルゼックを見て「アダム坊や」と呼んだ。
降参しながらも背後に銃を隠しており、ルゼックですら撃つつもりだった。
マークも逮捕された。
ルゼックとプラット
夜、ルゼックはプラットの自宅を訪ねていた。気になるのはパウエルだった。
「信用できます?」
「彼はウソは言わない」
「ボイトがリゾを殺したと言ったら?」
「それが真実なの?」
「だったらどうなると?」
「まずCOPAは現場の血痕とボイトの血を調べる。でも一致しないんでしょ?
ボイトの評判を考えると、COPAはとことん彼を調べるでしょうね。
でもあのボイトなら何とかして切り抜けられるかもしれない。
あなたたちを守る為にね」
「ですね」
翌日
ボイトは1人、アントニオの様子を見に行っていた。
自分がリゾを殺したという内容で。
このところルゼックの存在感が増していますが、アントニオのエピソードかと思いきや、いつの間にかアントニオは施設? で出番もなくw ルゼックのエピソードにすり替わりましたw
まあダメダメなアントニオが出続けても面白くはないので、アリだと思います。
にしても、すっかりルゼックが主要メンバーになってるな~と思いました。
それに伴い、アプトンとの関係も芋ずる式にw ほぼ公になりつつあります。
ジェイは、結局知ってしまったけど関係ないって感じでアプトンとのパートナー関係は変わらず。
ボイトは知ったけどチーム内恋愛黙認するのかな?
まあ今の時点ではそれどころじゃないからスルーだろうけどw
まずはルゼックがどうなるか……。
って、多分血がアントニオのだってバレて、ちゃんとアントニオが処分を受ける事になるんだろうけど。
何気にフィクサーなプラットがかっこいい!
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