ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン7  11話「ヴィクトリア・フェンバーグ/VICTORIA FENBERG (NO. 137)」

2020/07/08

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン7

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC


2020年4月28日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。(全19話)
(アメリカ放送:2019年10月~)


登場人物はこちら


贋作

レッドの所有する12世紀東ローマ帝国の入れ子の手箱に買い手がついたとの連絡を受け、レッドとデンベは急遽ウクライナの倉庫まで取りに行った。
6個セットのうちの1つを仲間と分けていた。

分離主義者に狙われる中、敵の目をくらまして無事帰国し、鑑定士のシンシアに箱を見てもらう。
するとこれは贋作だ、と言われレッドはショックを受ける。

倉庫に盗みの形跡はなかったので、恐らく最初から贋作だったのだろう。

だがレッドはすぐに視点を変え、さらなる儲け話を思い付く。
「これを作った職人を見つければ、本物のセットすべてが手に入るかもしれないぞ」
そうすればレッドの倉庫のものすべてを合わせるよりも稼げる。

レッドはアートの贋作や盗品は大金が動く巨大犯罪だとして、リズに次のブラックリストとして報告した。

容疑者

リズ達がレッドから教えられた疑いのある自画像を調べると確かに贋作だった。
だが入手時の鑑定では間違いなく本物で、途中ですり替えられていた事が分かった。

怪しいのは美術館で爆発騒ぎで警備システムがダウンした時だけ。
当時の防犯カメラに爆発した車が映っていた。
ナンバーから持ち主はリチャード・ヴィターリスだと判明。

ヴィターリスの自宅を調べると、複数の美術館や個人宅の図面等が発見され、すり替えに関わっている事は確かだった。
またヴィターリスは、フェンバーグ家の製薬会社を訴えた原告団の代表者でもあった。
製薬会社が鎮痛剤の依存性を隠蔽していた為、息子が犠牲になっていたのだった。

そして、自画像も手箱もフェンバーグ家の所有品だった。
すぐにフェンバーグ家に「狙われている」と連絡を入れた。
「容疑者は判明しましたが、おそらく共犯者がいるはず」

フェンバーグのコレクションは娘のヴィクトリアが管理をしていた。
贋作なんてあり得ないというが、念の為全コレクションを再鑑定する事に。
また父親は、ヴィターリスを早く捕まえろと息巻いていたが、ヴィクトリアはヴィターリスも被害者だと父とは意見を対立していた。

共犯者

ヴィターリスの共犯者で贋作作家は、実はヴィクトリアだった。
会社の犠牲になったヴィターリスに同情をし、贋作とすり替えた盗品を売る事で裁判費用にあてていたのだった。

持ち主の娘という立場を利用して、自作した贋作とのすり替えを繰り返していた。
だがFBIに嗅ぎつかれた今となっては、ヴィターリスに作戦の中止を伝えるしかなかった。

しかしヴィターリスは諦めきれなかった。

ホーホストラーテン

FBIはこれまでの贋作品から、贋作師の専門が19世紀かそれ以前の作品である事を突き止めた。
その時代に合致するもので、フェンバーグのコレクションからまだ贋作が見つかっていないのはホーホストラーテンの「部屋履き」だった。

屋敷内に飾ってあり、今まさにヴィクトリアが贋作を用意した所だった。

すり替え

ヴィクトリア達は、自宅の作品が再鑑定で持ち出される騒ぎの中ですり替えを計画した。
ところがヴィターリスが個人的に恨みを持っている事から、報復を未然に防ぐ為リズ達も急遽駆け付ける事になった。

ヴィクトリアはこっそり作業員に紛れ込んでいたヴィターリスに連絡を入れ、もう一度中止を告げた。
「早く逃げて」
「まだやれる。あの絵は僕らの未来だ」
ヴィターリスはあえて自分が囮になってFBIに捕まり、その騒ぎの間にビクトリアにすり替えをさせた。

逮捕後、ヴィターリスは自分1人の犯行だと自供しており、共犯者の手掛かりは何も見つかっていなかった。

贋作師

一方、レッドもFBIとは別に贋作師を追っていた。
盗品も扱うコレクターに接触をし、盗品バイヤーがイーグルトンである事を吐かせた。
イーグルトンを脅して贋作師を呼び出させ、その正体がヴィクトリアだとFBIよりも先に突き止めた。

レッドは、ヴィクトリアがすり替えたばかりのホーホストラーテンをイーグルトンに売りに来る所を待ち構えていた。
手箱を見せ確認すると、贋作はレッドの1つだけで、ヴィクトリアの小手調べの作品だったという。
「望みは何?」
「オリジナルの手箱だ。誰が持ってる?」
「望みは名前だけ?」
「君の父親はドラッグディーラーだ。合法とはいえ被害者を生んでいる。物語の悪役だ。
娘の君が正義をもたらすのは実にエディプス的だ。
君を止める気はない。
将来的に手を組むこともあるだろう。芸術の庇護者でありたい」

レッドは持ち主を聞き、その家を訪ねた。

正体

その後、レスラーはヴィクトリアがヴィターリスに面会をしているのを見て、正体に気づいた。
ホーホストラーテンは偽物だという鑑定結果も出ていた。

「最初は分からなかった。全員を調べたが誰も絵を盗んでない。
そして気づいた。3人調べてない」

犯人を見に来ただけというヴィクトリアは話を終わらせた。
「話は終わり刑事さん」
「特別捜査官です。確かに終わりだ。今はね。
家族を困らせた犯人を見るなら、ただ鏡を見ればいい」

アラム

アラムはエロディーと付き合ううちに、旦那の存在が気になっていた。

ある日、旦那が心臓発作を起こしてしまう。
アラムは心のどこかで旦那の死を望む自分に気づき、悩みを増す。

そして別れを決心し、エロディーに告げに行った。
しかし旦那は人工呼吸器に繋がれていると聞き、気持ちを揺らがせまた泊ってしまった。

偽者?

事件解決後、リズはレッドに贋作師を見つけたのに隠しているだろう、とつっこんでいた。
「贋作の出来は完璧でなくても十分なんだ。
本物であって欲しいと願う気持ちが、欠点を覆い隠す。君と同じ。
パリの女が母親だと信じたくて、”違う”という事実を見ずにいる」
「私の願いじゃない。本人が名乗った」
「わたしも手箱を信じてたよ。贋作とはとても信じられなかった。だが偽物だし、彼女もそうだ」

リズの秘密

レスラーはリズに、カタリーナの死には少なからず自分にも責任がある、と謝っていた。
「彼女を追ったから……」
するとリズは、あっさりとカタリーナに口止めされているはずの生存をレスラーに打ち明けていた。
「母は死んでない。母の偽装よ。レッドを騙した。母が生きていることは秘密にして」


デンベの誕生日会からスタートでした。
レッドはデンベがカタールで目をつけていたストールをプレゼントしてましたw
とても喜んでいました。

ひとまずカタリーナエピが落ち着いて、単発のブラックリストメインが続くのかな?
リズがでしゃばらなくてレッドが中心になっている方が、やっぱり面白く安心して見れる。

そんな中でもリズはイラっとさせる天才ぶりを発揮していましたけどw
なんであっさりレスラーに言うのかな~ww
あれはもしかしたらそれだけレスラーを信頼している、という事を伝える為なのかもしれないけど、逆に言えば口軽くてリズが一番信用できないですw

サマルがいなくなった影響があるのかどうかは分かりませんけど、最近レスラーはかなりFBIよりもレッド寄りになっているのも気になる。
いずれリズとレッドの間で迷う時が来るのかな?

あと、贋作というテーマからカタリーナも偽者だと言うレッドの匂わせがありました。
これはいよいよ??
でも死んでいる体にはなっていますね。
ただ本当に死んだのなら、実は……とレッドが知っている事をリズに教えてあげてもいいはず。(もう死んでるんだから問題ないはず)
でも多くを語らないのは、レッドもまだ生きていると思ってるけど騙された振りをして相手の出方を待っている、ってやつかな~と増々考えられそうです。
リズがカタリーナに上手く使われかけているのも分かるから、カタリーナに騙されている事が伝わるのも計算の上で。

アラムの今の恋愛は、状況的にやっぱり応援出来ないし、悪趣味な感じがしてどーでもよーになってます。

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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