あらすじ
2023年6月17日~AXNでシーズン9先行放送(1話~4話)
マケイラ誘拐(つづき)
子守は死んでいた。
隣の住民が、悲鳴を聞いたと通報している。
「男2人を見たんだ」
長身の男がマケイラを抱き、荷物用エレベーターに乗っていったという。
バージェスとルゼックは地下駐車場まで追うが、すでに建物から逃げた後だった。
防犯カメラに連れ去られる様子がしっかりと残っていた。
二人組はデリバリーを装ってドアを開けさせていた。
ボイトはこれ以上マケイラを危険にさらさないため、かん口令を敷く。
バージェスはショックを受けるが、同じように落ち込んでいるルゼックを見ると励ます心強さを見せた。
「私たちは親だけど警官よ。あの子を取り戻そう」
テオ
その日、マケイラの学校の前に不自然に長い時間立っていたテオを怪しみ、連行する。
テオは「会いたかっただけだ。誘拐などしない」の一点張りだが、ルゼックとバージェスは誘拐に絡んでいると責める気持ちを抑えきれない。
ところがテオの携帯を調べると、テオが身代金を要求されていたことがわかる。
テオも誘拐の被害者だった……。
ボイトがテオに詳細を聞くが、テオは「警察に言わないと約束している」と頑なだった。
「言えばマケイラが殺されてしまう」
時間の節約はマケイラのためだ、と説得しテオの口を渋々割らせる。
身代金は100万ドル。明日2時に連絡がくることになっている。残り14時間。
「携帯は勝手に見ろ。あんたらの命令は聞かない」
テオは株を売り、身代金を払うつもりでいた。
親
ボイトはルゼックとバージェスに灸をすえる。
「おまえらの娘だろうが俺の指示に従え。二度とあんな真似をしたら捜査から外す」
はい、と返事をしたものの、ルゼックはテオの解放にも不満だった。
身代金を払えば、マケイラの生存率が下がってしまう。
バージェスとルゼックは、身代金の受け渡しの前に自分たちでマケイラを救出することを誓い合う。
プリペイド携帯
犯人が使用したプリペイド携帯の購入先が判明した。
購入者レザの家に踏み込むが、そこにはマケイラの姿はなくクローン携帯の売買をしているだけだった。
最近の売った相手を確認すると、マケイラの誘拐犯と一致する。
使用している携帯の着信履歴から女子刑務所のナンバーを見つけた。
バージェスは以前もマケイラを連れ去ろうとしたマケイラの父親タリクの恋人、ニアだとピンときた。
そのニアを騙して終身刑にしたのはバージェスだった。
刑務所のニアに会いに行くが、当然バージェスを恨んで何も話さない。
ルゼックはまた暴れそうになるが、バージェスに止められる。
刑務所の記録から、ニアが毎日タリクに手紙を書いていることがわかった。
タリクは刑務所内で金が必要になり、自分のために娘をさらったと理由がわかった。
先日の親権争いでタリクがテオの存在を知り、ニアに伝えていた。
そしてニアに面会にきていた誘拐犯の防犯カメラの映像も発見された。
バイクのナンバーからジュリアス・アストンと判明する。
相棒はレニー・ブレイク。
揃って強盗容疑がかかっている。
住所もニアの家の近くだった。
受け渡し
容疑者の自宅に突入するが、すでにマケイラは連れ去られた後だった。
バージェスはマケイラが寝かされていたベッドに沈み込んだ。
受け渡しの時間が近づいている。
ルゼックは受け渡しを延期させようと提案するが、バージェスは受け渡しを決行させる。
そして、ボイトとテオの家に出向き、犯人が捕まえられなかったと協力を依頼した。
「親権があなたに移っても私は同じ頼みをする」
最初は頑なだったテオもマケイラを救う手段だと聞かされると、協力に承諾した。
人の多い場所を指定し、受け渡しの約束をした。
テオに犯人から電話がかかる。
その場に金を置いて、離れろという指示だった。
「離れたらマケイラを見せる」
携帯には車中で寝ているマケイラの動画が送られてきた。
それを確認したルゼックは、動画じゃだめだと不満だった。
テオには「金を置け。じゃないと子供を殺すぞ」と犯人からの要求が入る。
その時、犯人の携帯の逆探知に成功した。
そしてルゼックはテオに「中止だ。金を置くな」と勝手に命令してしまう。
「アダム、動くな。このまま続行する」
ボイトは待機しろ、とルゼックを制した。
戸惑いながらもテオはその場に金の入ったバッグを置いた。言われるままにさせると、男がバッグに近寄って来る。レニーだった。
だが手ぶらでマイケイラの姿はない。
金を持ったレニーはしばらくはゆっくり歩いていたが、ルゼックの視線に気づくと走り出す。ルゼックはレニーを追い、発砲を受けると打ち返し、心臓を貫いてしまう。
「なんでだよ……」
マケイラの居場所の手がかりを失ってしまった。
バージェスはルゼックを責めた。
「止めたのに。奴を尾行できた」
だがルゼックも叫ぶ。
「そんなの無駄だ! マケイラを返す気なんかなかったんだ。言ったのに!!」
到着したボイトに一括され、二人は黙った。
「希望を捨てるな。今この瞬間に集中するんだ!!」
レニーの携帯には「受け取ったか?」という確認のメッセージが届いている。
「まだ可能性はある」
返信をせず、送信先の調査をする。
そして携帯の位置情報から、ジュリアスの車を発見した。
バージェスとルゼックが駆け付けると、自動車処理場の中で電話をかけているジュリアスを見つける。
ルゼックはジュリアスを地面に張り倒し、こめかみに銃をつきつけた。
「抵抗しろ。撃たせろ」
バージェスは急いで車の中のマケイラを探す。
姿はない。焦っていると一番後ろの荷物置きに寝かされているのを見つける。
「イヤよ。目をあけて!!」
しばらくするとマケイラが目を開けた。
「ママ?」
バージェスが「この子は無事よ」と叫んでルゼックに知らせた。
ジュリアスは逮捕された。
現場に駆け付けたテオをバージェスが病院に誘うと、テオは嬉しそうに承諾した。
かんそう
↑マケイラ初登場回
あっさり1話でマケイラが無事戻って来たんですが、見てる感じは全然あっさりじゃなくハラハラしました。
親権争いに負けてすぐに誘拐って、さすがにないだろうと思いましたが、特捜班であっても疑うものなんですねw
だいたい引き取りたかったからって、誘拐してどうするんだっていう、ね。
ただ「危険な目に遭うから親としてふさわしくない」っていう仕込みだったら、凄いな~と思いましたがそんなこともなくって、テオがいい人みたいで良かったです。
そもそもマケイラを想いあう大人同士がいがみ合う? ってなんだか意味不明なんですよね。
ともあれ、一気に仲良くなれそうで良かったです。
相変わらずルゼックが暴れん坊ポジションをまっとうしてて、思った通りの展開で清々しかったですw
反面、バージェスが2人の子持ちみたいに見えてきて、だけどそんなバージェスもボイトには叱られて……っていう構図が面白かったですw
にしても「親だけど警官だから自分たちで助けよう!!」っていうバージェスがかっこよかった!!
これでマケイラの周辺はしばらくは平和になりそう。(子守殺されてますけどw
2 件のコメント:
子どもがいなくなった時の焦燥感、絶望感がよく表されていましたね。
なす術がなく、全く落ち着けず、走って街を探そうとした二人が印象的でした。
特捜班の存在が頼もしかった。ボイトも指揮をとりながら、必死だったから、誘拐事件の時間との闘い、身代金の受け渡しなど、限られた時間で動くことの難しさがわかりました。
アダムの無鉄砲さもすごかった。全員が「やめれ」と言うのに、犯人と対峙して、なんと殺してしまう。
相変わらずでしたね。
マケイラ、すごく愛されているなぁ。
で、テオは今後、お金持ちのおじさん、という存在になるんでしょうか。
それもアリですね。
殺されたギャビーが、とにかくかわいそうでした。
感想ありがとうございます!
子守の殺人が、(ドラマの視点的に)わりと軽い扱いになっているのがシカゴの怖さを表しているようになっているな、と思いました!
ルゼックがそのつもりがなくても殺してしまうところも、ドラマならではで緊迫感が増しましたよね!
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