レジデント 型破りな天才研修医/The Resident　シーズン3　6話「 ナース感謝の日/Nurses' Day」

2020年6月17日～　FOX　日本初放送　
（第1話先行放送　2020年5月27日）

(アメリカ放送：2019年9月～)　全20話

早速母親に対面する気になったオースティンは、母ボニー・ブルームの勤める病院に向かっていた。

父親も同席し、オフィスで初顔合わせとなったが最初は他人行儀だった。

3人でレストランに移動すると、オカフォーから連絡が入る。

「診療所に雑心音のする子どもが来ています。実のお母さまと一緒に来ませんか？」

一度は断るも、食事の席での会話に耐えきれず結局オカフォーの頼みを聞く事に。
父親を置いて、2人だけで診療所に向かった。

その少女はある日を境に判断能力を失っていた。
原因不明だったが、オースティンの母親の冷静な診断でライム病だと判明した。

母の仕事っぷりを目の当たりにしたオースティンは、良い医者だと認めざるを得なかった。
母親も、産んだ当時は若く、医師になる事を選んでしまったがそれ以来後悔をし、ずっと捜し続けていた事をやっとオースティンに伝えられた。

2人は始まりのハグをした。

ケインとヴォス

ケインはベルを含めた医師仲間と賭けポーカーをして、高額保険を持つ患者ホレス・ダドリーを勝ち取っていた。

ところがホレスは元々はヴォスの患者で、日頃から無断で別の医師の手術を受けていたのだった。
今度はケインにとられた、とヴォスはベルにクレームをつける。
「人を賭けるなんてどうかしてる」
理事会に報告してやる、と言うとベルは理事会はケインの味方だからそんなことをしたらヴォスが潰されてしまう、と止めた。

納得できないヴォスは、ホレス本人に賭けの対象だったことを暴露した。
するとホレスはケインに近いノリの人物だったようで、意にも介さず笑い話にした。

ケインは自分なら完治できると、4か所の人工椎間板差し替え手術をする。
全米初の手術で前例のないものだったが、いつものように自信があり迷いはなかった。

ところが術後、ホレスの容体が急変する。
手術の影響でノドが閉じて息が出来なくなってしまったのだった。

ケインを呼ぶも連絡が取れず、ニックが応急で気管切開をし、ヴォスが緊急手術をする事に。
すると、ベルも応援で参加したオペで、インプラントが不良品だった事が分かった。

手術は成功し、ホレスの命は救われた。
ヴォスは最初から人工椎間板なんて不要だった、と自分の治療方針に間違いがなかった事を改めて認識した。

だが術後、冷静になりケインと全面的に争う事は得策でないと考えを改めていた。
でも患者を救う為、別の方法で戦う。

無断で患者を手術したと怒るケインにヴォスは下手に出て、歩み寄った。
「私達は治療の方針が違う。
だったらお互いの手術を支え合うのはどう？　そして莫大な利益を上げる」
ヴォスはケインに手を組もうと、提案した。

具体的には、総合的な頸椎治療の外科センターを作り、脳神経外科手術と整形手術、理学療法を行う。
「上質な患者を一手に担うの」
それを聞いたケインは険しい表情を和らげ、ヴォスに手を出していた。
「乗った」

ヴォスの計画が始まった。

コンラッドと父親

コンラッドは、結局無断でカルテのデータを見ていなかった。
その為、正攻法でヘモプリアチンの情報を入手するには時間がかかっていた。

だが機密扱いのカルテリストの中に、自分の父親マーシャルの名前を見つける。
慢性貧血でヘモプリアチンを処方されていたのだった。

早速父親をチャスティンに呼び、薬の影響による異変がないか検査をした。
検査の結果問題はなかったが、父親は急に呼び出された理由を知りたがった。

コンラッドは隠さず、ヘモプリアチンがジェシーの死因かもしれないと言う事を打ち明けた。
さらにそれを探る為に知りたいデータも簡単に手に入らない、と愚痴ると父親が任せろ、と協力する事に。

すぐに父親の手配で、コンラッドはスーツに着替えプライベートジェットでDCに飛んだ。
連れていかれたのは、全米の腎臓病患者の5割を扱う透析事業をしているダイアキュア社の株主総会だった。

CEOのジム・デローチはド派手にバイクで登場し、決算報告はハヤブサに運ばせて発表した。
「税引き前純利益は12億ドル！」
会場は大声を出して大盛り上がりしていた。
これがイケイケの医療系企業のノリだと、父親はコンラッドに説明した。

会が終わると、父親はCEOをコンラッドに紹介した。
2人は旧知の仲のようで、親しく話していた。
父親はすぐにデータが欲しいと切り出す。
デローチは、拍子抜けする程あっさりと承諾したが、1つだけ条件をつけた。

コンラッドがチャスティンの医師だと知って、将来性のあるチャスティンと独占契約を結びたい、というものだった。
コンラッドには即答できなかった。

アーヴィンとジェシカ