グッド・プレイス/THE GOOD PLACE　シーズン4　9話「答え」【Netflix】

Colleen Hayes/NBC | 2019 NBCUniversal Media, LLC

チディの記憶

いよいよマイケルがチディの記憶を入れなおした。


その作業の中でチディは産まれ、8歳の時にはすでに哲学に夢中で、両親の離婚を独自の理論で回避させていた。
「どんな問題にも答えは必ず見つかる」という事を実感していた。

でもチディの人生は、人間関係に問題を抱え続けるものになった。

感情ではなく理論ばかりを優先させるチディは恋人と長続きしなかった。
提出した分厚い論文にも心がない、と押し返された。
友人には優柔不断だと見放され、悩みすぎが死のきっかけにもなっていた。

そして、死後の世界に来てからのエレノア達との出会い。
何度も何度も実験をやり直す中、いつもエレノアとソウルメイトであった訳でもなかった。
でも、最後には何故かエレノアと惹かれ合う。

チディは、これらの記憶をすべて消すと決めた直前、ジャネットにペンと紙を用意させ何かを書き残していた。
「もしまた会う事があったら、いつかどこかで僕に渡してくれ」

チディの目覚め

チディは300年分の記憶を持って目覚めた。

気分は最高に良かった。
仲間との再会を喜び、皆に今までの礼を言っているとエレノアが遮った。
「それはいいとして、新しい死後の世界を1時間で作って！　そんで全人類を救わなきゃならないのよ。だからチディらしさをフルに発揮して答えを見つけてくれない？」

チディは答えは1つとは限らないといいつつ、その前にジャネットを呼んだ。
「僕のメモをくれる？」
「書いた覚えがあるなら中身も覚えているのでは？」
「覚えてる。でももう一度自分の目で見たい。あれは僕の最高の言葉だから」

メモを開くとそこに書いてあった言葉は、『答えなんてものはない』だった。
さらに続きがあった。
『でもエレノアこそが答えだ』

チディはそのメモを見て笑った。


シーズン4　10話「お前、変わったな」へつづく