【最終回】アトランタ:略奪の季節/Atlanta Robbin' Season シーズン2 10話、11話

2018/10/01

アトランタ アトランタ 略奪の季節 シーズン2 コメディ ジェーン洞

t f B! P L
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あらすじ

Atlanta 2x10 Promo "FUBU" (HD)


2018年9月17日(月) FOX 日本初一挙放送
(アメリカ放送:2018年3月~) 全11話

アトランタ:略奪の季節/Atlanta Robbin' Season シーズン2 7話~9話


10話 FUBU


★タイトルロゴ:スーパーの壁の店内案内
★アーンとアルが中学生の時の話。

中学生のアーンは、母親と買い物をしていてセールコーナーにあった「FUBU」のTシャツをねだって買ってもらった。
FUBUは流行りのブランドで、前から欲しいと思ってた。

翌日ドヤ顔で登校すると、案の定クラスで声を掛けられた。
「すげえ! フブのシャツだ!」
「かっこいいな」
「羨ましい」
「クール」

気になっている女子、エリカにも声を掛けられテンションが上がった。

ところが、その直後にもう1人同じシャツを着たクラスメイト、デヴィンが登校して来て、雲行きが怪しくなった。
「お前らセールで買ったのか?」
しかもよく見ると、ワッペンの有無などの違いがあり、どちらかが偽物だと騒ぎになってしまう。

子供達は犯人捜しのようにどちらが偽物か探り出すが、所詮子供なのでよく分からなかった。
アーンは本物だ、と言い張った。


アルも同じ学校に居た。
アルはこの頃から肝が据わっていて、学校内で盗品売買等をしては呼び出されていたが動じなかった。


アーンは、せっかく人気者気分を味わっていたのに、偽物騒ぎでビクビクする羽目になってしまった。
偽物だと確定したら一生からかわれてしまう。

授業が終わる頃、脇の糸がほつれてきているのに気づき、アーンはパーカーを着てTシャツを隠した。

偽物騒動は上級生にも伝わっていた。
食堂でデヴィンが上級生に絡まれていた。
するとデヴィンは、自分のが本物だと主張していた。
「アーンはいつも安物を着ている」

アーンは、アルを探して相談をした。
服にこだわったアーンをバカな奴だと言い、セールで買った事も否定した。
「セールで買うな、金を稼げよ」
そして脇の穴を見せると笑った。

「僕はクールじゃない。
上級生にいじめられる」
「だろうな」
デヴィンはアーンからしたらいつもクールに見えた。

アルは、ビクビクせずに何を言われても堂々と否定しろ、とアドバイスした。

下校時刻になると、アーンはロッカーの前で囲まれてからかわれた。
側にはデヴィンもいた。
だがそこにアルが通りかかった。

アルはアーンのタグを見て、バングラディッシュ製ってあるからこっちが本物だ、と言い切った。
デヴィンは俺のが本物だと主張したが、皆アルを信用してしまった。
そこからデヴィンは偽物を着ている、と広まっていった。

アーンの本物が確定すると、さっそくエリカが電話番号を渡してきた。
デヴィンは上級生達の餌食になった。


翌日、登校するとデヴィンは自殺していた。

11話 Crabs in a Barrel(シーズン2最終回)


アーンはアルと弁護士クリスチャンとの打ち合わせに、娘のロッティを連れて遅刻して現れた。
2人は弁護士を探していた。

アーンは評判がいいと言うが、アルは気に入らなかった。
顧客がF級ラッパーにリアリティ・タレントといまいちだったから。
「一流の弁護士を探せ。ユダヤ系がいい」
2ヶ月間の欧州ツアーを前にして、レベルアップを狙っていた。
「今までとは違うんだ」
ルーカスが頑張った成果のようだった。


今日が出国当日だった。
アルの家では荷造りが始まっていた。
アーンは業者も呼んだ。

そんな中、ダリウスのパスポートが切れている事が発覚した。
アーンが申請に付き合うことになった。

アーンは国際線なんだから早めに着かないと、とのんびりしているアルに注意をして、一時外出をした。

アーンはヴァンと揃って、ロッティの幼稚園に呼ばれていたのだった。
何事かと思ったら、ロッティは知能が高く、天才かも、と言われホリーオーク・アカデミーを推薦された。
南東部の代表的な優秀校で、来年なら幼児プログラムに空きがあるという。

だが2人に私立に通わせる余裕はなく、おおっぴらに喜べなかった。
とはいえ、このままの幼稚園に居てもロッティの才能の妨げになる、と言われてしまう。
アーンは正直に言った。
「安い方法があれば……」
しばらく黙って言われた。
「両親との幸せな家庭環境です」
それもあるとは言えなかった。
2人は笑って面談を終わらせた。


アーンがアルの家に戻ると、業者の子供が入り込んでゲームをして遊んでいた。
業者はランチを食べていた。

ダリウスは引っ越しの準備はできたが、ツアーの荷造りはまだだった。
脱線ばかりしているダリウスをパスポート申請に引っ張っていった。

当日発行には350ドルかかった。

ヴァンからメールで、「娘と実家に帰ろうかな」と連絡が入った。
アーンは、いろんな事が上手くいかない不安を感じダリウスに愚痴った。
「僕はクビに?」
「さあな。そうかも」
「君は常に穏やかだが僕の人生は最悪だ」
「よく聞け。
確かにアルの生活は猛スピードで変化してる。
でも養うべき奴を見捨てたりはしない」
「施しは不要だ。
それに僕は仕事の腕を上げてる」
「ああ、分かってる。
お前は学んでるよ。
でも学ぶには失敗が不可欠だ。
奴はお前を失敗させたくないのさ。
黒人は一度しくじると後がないからな。
旅の直前に解雇はしないさ。世界を見せてくれる。
アルはそういう奴さ」


アルの家に戻ると、アーンはアルに話があると伝えた。
「着陸後に話そう」
外に置いたソファに久しぶりに、3人が並んだ。


空港で、クラークとルーカスと合流した。
アルはルーカスと弁護士について話していた。
アーンの知らぬ間に、アルはルーカスに相談していたのだった。


セキュリティチェックを受けた。
アーンはリュックの中に金の銃を入れていたが、直前で取り出したようで難なく通過した。

飛行機の中で、アーンとアルは1つ空けた横並びの席に座った。
アルはアーンに話しかけた。
「さっき見たぞ。セキュリティで」
「何も言うな」
「お前は俺の望みに応えた。
他人を気にする必要はない。
俺たちにはあまり選択肢がないが、生き残らないとな。
お前は家族だよ。
俺の唯一の理解者でもある。
大事にするし、俺に必要だ。分かるだろ?」
アーンは小さくうなずいた。
「よかった」

アルは通路を挟んで座っているダリウスにも声を掛けた。
「一緒に稼ごうぜ」
2人は手を合わせて笑った。

遅れてクラークがやってくると、アルは驚いてルーカスの事を聞いた。
「ルーカスは、トラブって警察に連行されたよ」
ルーカスの荷物に金の銃が入っていたという。

ピカピカで格好良かった、とクラークははしゃいだ。

アーンが銃を仕込んだのはクラークの荷物のはずだった。
クラークが上手なのか、それともアーンが勘違いしていたのか……。


その頃アルの家にはトレイシーが女を連れて戻っていた。
ツアーに出た事は知らないようで、誰もいない部屋の前で開けろ、と大騒ぎをしていた。

外のソファはそのまま置いてあった。


シーズン3につづく(アメリカ放送:2019年予定)

かんそう


いよいよ欧州ツアーに出るぞ、という所でシーズン2が終わりました。
シーズン3も順調に更新されたようなので、まだ先の話にはなりますが楽しみ!!

まず、10話は過去バナでアーンとアルの少年時代を垣間見ることが出来ました。

もう昔から今の関係性が出来上がっていて、ミニアーンとミニアルは微笑ましく笑えるのですが、語られているドラマのテーマはまったく笑えないという。
これもまたいつものアトランタらしい、シニカルさに加えて残酷さが目立ちました。
そして「リアル」って事なんでしょうね。

と同時に、シーズン1、そしてシーズン2と視聴者が見続けたアーンとアルの関係性が、今に始まったものではないと念を押してもらえました。

これを踏まえての11話。
アルに見切りをつけられるかもしれないと危機感を持ったアーンが、一発逆転を仕掛けます。
アーンはキレたら怖いんですね~。
1話目に入手した金色の銃がここで活躍!

クラークの荷物に入れて、ツアー前に陥れてやろう!!

でもアーンならではで、見事失敗。
捕まったのはルーカスで終わってしまいました。

ヘラヘラしているクラークが実は上手で入れ替えたのか、それともアーンがミスったのかは、はっきり分かっていません。

アルは、その気になったらライバルを蹴落とす事に手段を選ばないアーンを評価していましたが……。

どうしても見事タッチダウン! とはいかないのがアーンなんですね~。
やっぱり「やれやれ」って感じに。
でもアーンの本気はアルに伝わりましたし、アルの気持ちも聞けたから出国前程の不安はなくなって良かった!


10話では、アルからしたらくだらないアーンの見栄のせいで、1人のクラスメイトを自殺に追い込んでしまいました。

あれはアーンの一生背負う過去の一大事のように見えますが、そんなアーンをアルも一生背負う事になっているんですよね。

アーンを守る為に、アルがした事が大きな引き金になっているからその責任を感じているのか。
それとも、漠然とアーンを守らないといけない家族だと思っているのかまでは分かりません。

個人的には、この一件の前からアーンはアルを頼っている様子だったので、アルにとっては(頼られれば)生まれた時からの使命になっているのかもしれません。

アーンが何もしていなかったら、着陸後に話す内容はどんなんだったのか、それは今となっては分かりませんが、決してアルはアーンを突き放すような決断はしないというのは、10話を見れば自然と分かるようになっていたんですよね。

ロッティを慣れた様子でだっこして面倒見ているアルも見どころでしたw


さて、シーズン3では素直にクラークとペーパーボーイの欧州ツアーのドタバタを見せてもらえるのかな?
LIVEシーンはまたいいところで割愛されると思うけどw

めっちゃ楽しみ!!



アトランタ:略奪の季節/Atlanta Robbin' Season シーズン2 7話~9話


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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