あらすじ
Major Crimes: That's So Sneaky - Season 6, Ep. 5 [CLIP] | TNT
マテオ・ガーザ医師
死んだガーザ医師のデスクのパソコンを調べた所、ワードの遺書が発見された。
息子達が鎮痛剤を盗んで常用していたので、取り返そうとして自制心を失い、それを苦にした自殺だと告白されていた。
薬の為に息子を殺すなど考えられない。
医者なら薬は簡単に手に入る。
「自殺じゃなく殺人です」
まずは病院に出入りした患者とその経歴等を調べる事に。
ガーザ医師が殺人だとすると、息子との死にはどんな関連があるのか？
ミゲルとライアンに話を聞く為に、弁護士を退けようと一度釈放させた。
ライアンとジョナス神父
ライアンをジョナス神父に合わせた。
するとライアンは神父にはすべてを打ち明けた。
ライアンは誘拐犯はカルテルで、その原因は自分にあると思っていた。
だからルーカスの死にも責任を感じていた。
カルテルに狙われるのは、自分が養父ヘクターを殺したから。
ロッカーにあったブレスレットは、ヘクターとカルテルの関係を知られないよう、隠していた。
ジョナス神父はヘクターの件は事故処理されているのだから、気にするなと宥めた。
だけどカルテルは知っている。
だからライアンは次はミゲルが狙われると怯えていた。
ヘクターの件は、メキシコでミゲルを逃がす為に、ミゲルにだけは打ち明けていたという。
ミゲル
ミゲルには、プロベンザとフリオが話を聞いた。
ライアンの言うとおり、ヘクターの件を打ち明けられ「1人で逃げろ」と言われていたという。
だが、ミゲルは信じていなかった。
それが本当なら、リムジンの中でとっくに殺されていただろうから。
でも死んだのはルーカスだけ。
だから自分とライアンは無関係で、狙われたのはルーカスだけだろうと思っていた。
理由は分からないが、ルーカスの父親は薬物中毒で、母親は多分浮気してたとも言った。
浮気相手までは分からなかった。
だが、そのおかげでルーカスとガーザ医師を殺した理由には近づいた。
FBI
FBIの2人が正式な謝罪にやってきた。
身代金目当ての誘拐だと思い込んでいたが、ガーザの遺書から拉致と100万ドルに関係がない事が分かった、と。
重犯課は謝罪を受け入れたが、捜査は終わっていないとディアス一家を移民税関捜査局に渡す事を拒否した。
その上、移民税関捜査局の記録を要求した。
この2週間にアメリカへ行き来した全員の分。
3人が拉致された後で犯人が戻っているはず。
サラ
サラ・ガーザの取り調べをした。
夫は自殺ではなく、息子も自然死ではないと告げ、浮気相手の確認をした。
否定はしないものの、認めはしなかった。
だが、不倫の証拠は掴んでいた。
クレジットカードの明細には、自宅付近のホテルの利用履歴が残っていた。
それはちょうど夫がリハビリで不在の半年間に集中していた。
ジョナス神父
サラの浮気相手がジョナス神父かどうかを確かめる為、ジョナス神父にも話を聞いた。
ジョナス神父はサラとの関係は否定した。
その証拠は、自分は白人好きだと語った。
「ヒスパニック系には肉体的魅力は感じないんです」
メキシコとの行き来には死んだ兄のパスポートを利用していた事も打ち明けた。
顔が似ているから。
ジョナス神父は無関係のようだった。
ルーカスのサプライズ
カミラがルーカスのサプライズを突き止めた。
患者に、レイカーズの選手がいるらしく病院にホームゲームのコートサイド席のチケットが送られていた。
南カリフォルニア大でレイカーズが練習している事を知ったルーカスは、サインをもらいに行ったのかもしれない。
レドモンド医師
シャロンはミゲルとライアンの喉を調べる為に、レドモンド医師を呼んだ。
2人は度々喉が痛いと言っていたし、拉致した人間が胃の洗浄器で薬を流しいれた可能性があった。
実際、ルーカスとガーザ医師の喉にも炎症が残っていた。
しかし、レドモンド医師の診断は炎症はない、だった。
シャロンはモラレスを呼んだ。
「セカンドオピニオンを取らせてもらうわ」
実はもう2人の喉の検査は事前に済ませていた。
その結果、ちゃんと炎症が残っていた。
レドモンド医師は嘘をついていたのだった。
レドモンド医師が、すべての犯人でレイカーズに合わせると、両親に秘密にする条件でルーカスを呼び出していたのだった。
クロロホルムや鎮痛剤は簡単に手に入る。
ルーカスの為に離婚を思いとどまったサラを取り戻すのが目的だったのだろう。
もしくは病院が欲しかったのか？
空港の監視カメラには、患者のパスポートを盗用するレドモンド医師が映っていた。
その患者本人は、ひざの手術をしたばかりで歩ける訳がなかった。
人種問題や教会まで絡めて国中を巻き込んだ騒動は、1人の男の不倫が原因だった。
ディアス一家は強制送還を免れた。
ライアンは、勾留されたままだったが、容疑は過失致死に切り替えられた。
レドモンド医師は逮捕された。
購入したリムジンも発見された。
結婚式
シャロンとフリンの結婚式直前となり、シャロンの子供達がやってきた。
世間を騒がす事件の真っ最中という事もあり、予定通りに事が運ぶか2人は心配していた。
さらに倒れたばかりの体調も気にかかる。
子供達は母親に余計なストレスを感じさせないよう、気を使っていた。
しかしそんな気遣いは逆にシャロンを悩ませていた。
リハーサル当日となるが、まだ事件は解決していなかった。
その為、シャロンはリハーサルをキャンセルした。
「練習しなくても通路は歩ける」
そして当日、無事結婚式が行われた。
教会に家族や家族同然の仲間達が集まり、2人を祝福した。
その中にはガスの顔もあった。
かんそう
5話にもわたる超大作がやっと終わりました。
正直、ファイナルの限りある話数をこんな事件で5話も消費するなんて……と終わってみてもやっぱり不満に感じました。
レドモンド医師が、「サラ」と親しげにうっかり名前を言った時点で怪しいなと思ったのですが、だからといって「よくできてるな～」な感じもなく「やっぱりね～」感もなく。
いつもなら1話で収めている事件を引き延ばす為にややこしくしたって感じで、「長くしなければ収まらない話」でもないような……。
カルテルにミスリードさせたかったんでしょうけど、そもそもライアンが生きてる時点でミゲルじゃないけど、全然カルテルに対しての恐怖心もないし。
だいたい、カルテルとルーカスに関係がないからルーカス主導のサボリにピンとこないし。
なんか事件そのものが面白くないというか魅力を感じなかったな～。
今回特に気になったのは、ルーカス達のサボリの理由を見つける為に、キャミが患者の経歴を探ればわかるかも、と言ったセリフ。
これは完全に答えが先にあっての発想で、その段階では不自然すぎる。
メジャークライムスは、たまにセリフが思わせぶりで意味不明なんですけど、ここは意味不明というのではないけど、不自然すぎて引っ掛かりました。
あと、どうしてもいつも1話で解決しているのに、5話となると引き延ばす必要がある為重犯課のダメな所が目立ってしまうのが、仕方ないけど気になっちゃう。
シャロンが、墓掘り起こそうとしたこととか完全なミスだし。
そしてその騒ぎはどうなった？ｗ
てか、2人の言うことを疑って、リムジンもちゃんと探してないし。
結局医師が買った証拠が出てくるなら、最初から探してればすぐ見つかったような……。
そして何より気に入らないのは、せっかくの結婚式という祝いネタなのに、5話まで使ってほとんど描写なし。
しかもシャロンは病人扱い。
せっかくなんだから、シャロンも元気でドレス選びとかキラキラしたエピソードに時間費やして欲しかったな。
事件は何度も見てるけど、結婚式なんて早々ないんだから。
それにファイナルシーズンなのに！！（何度もしつこいけどｗ
結婚式そのものも、教会歩いて終わってしまったけど、次回に続くのかな。
リハーサルなしでも歩けるわ！ なんていうからまさかまた倒れちゃうの？ ってハラハラしちゃったよ。
お祝い事は純粋に楽しみたいのに～！！
ファイナルのほぼ半分が、これでもう終わっただなんて。
登場人物はこちら
前回：シーズン6 4話 「聖域都市 パート3/Sanctuary City: Part 4」へ
(文：ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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