【最終回】シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン9 第22話「守れぬ約束」You and Me【シーズン・ファイナル】

2023/11/18

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン9 バイオレンス

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あらすじ

©2023 NBCUniversal Media, LLC

2023年6月17日~AXNでシーズン9先行放送(1話~4話)
6月23日(金)~日本初放送(全22話)
(アメリカ放送2021年9月~)

登場人物はこちら

発覚

爆破に巻き込まれ倒れていたヘイリーはジェイの呼びかけに意識を取り戻す。
病院で手当てを受けるとすぐ現場に戻った。

トラックの運転手が死亡したことから、全てを知ったハビの証拠隠滅に違いない。
アナの正体もバレているだろう。
その報告を受けたボイトは、一目散にアナを救出し署に連れ戻った。

すべてバレたと知ったアナは息子の安全が気になり、取り乱す。
署内にいると視線を感じ、自分のプロファイルが犯罪者たちと一緒にホワイトボードに並んでいて、ただでさえ落ち着かない。
アナはボイトに「私は死ぬ」と漏らす。
ボイトはうそつきと言われながらも、「今は違う。ハビを逮捕しお前を守る」と改めて約束した。

ハビ逮捕

ハビを逮捕するため、アナは州検事補の聴取を受ける。
だが、側にいてもハビが法を犯す瞬間を目にしたり聞いたことはなかった。
隠している大金も、怪しいのは確かだがそれが麻薬で稼いだ金かどうかを証明するものはない。
ハビに隙はない。

それでもボイトは逮捕令状を手にする自信があった。
複雑訴訟部門のトップに就任した女検事チャップマンに、野心家で気が強いはずだと目をつける。
「最年少ボスのあんたに大手柄をやる。必ずハビを捕まえて、組織を差し出す。あんたがダメならFBIと手を組んでハビを捕まえた暁にはあんたを協力を拒んだ税金泥棒だと本部に言う」
噂通りだと呆れながらもチャップマンはボイトの申し出を断れず、逮捕令状は無理だが捜索令状を出した。

そして金庫の家、店をそれぞれ捜索すると、店の奥に血まみれのハビが倒れているのをボイトが発見する。
数か所の刺し傷と股間にも切られた痕が。その様子でボイトはピンときた。
犯人はアナだと。
そして死に際にハビがはっきりと言う。
「アナに刺された」
プラットに確認をすると、アナはその後保護されていた隠れ家から消えていた。
ボイトは人払いをし、居合わせたジェイ以外の仲間にもアナが容疑者であることを伏せた。

ボイトとジェイとアプトン

アナにやられたというハビの言葉はジェイも聞いていた。
ジェイは改めてボイトの意思を確認する。
「一線を越えてチームの仲間を危険にさらす前に俺が助けるから頼ってくれと、何か月か前に言ったよな」
ジェイは正当防衛にするつもりだったが、ボイトはそれは無理だと思っていた。
「ハビを去勢しようとしていたんだぞ。そして今も逃げてる」
ボスを助けたいというジェイにボイトは、俺を助けるならアナを救ってくれ、と頼んだ。
「証拠を消してアナを救い出す」

だがアナが消えた状況から、犯人がアナだろうと推測するのは容易かった。
手がかりは現場近くのカメラに映っていた一台の車だった。
アナが乗っているはず。
ボイトはジェイとアプトンだけを連れて、目的情報を頼りにアナを捜す。

そして乗り捨てられた車を発見し、証拠になり得るものを川に捨てているところへアプトンがやってきた。
アプトンはボイトが何をしているのかを察し、それを止める。
「またやるの? 私は二度と証拠を隠したり殺人を葬る気はない」
だがボイトにとって今回は違った。
アナはチームや自分のために命がけで協力をしてくれた。ハビを殺すほどまともな状態ではない。そのアナを守り続けないという選択肢はない。
言い合いをしているとジェイがやってきて、誰かに聞かれたらどうするんだ、と止める。
アプトンはその様子から、ジェイがすべてを知ってボイトに手を貸していることに憤慨し、意見を対立させた。

アナ

ボイトの元に、アナの息子の子守から連絡が入り、アナの居場所を突き止めた。

アナはボイトに気づくと車を発進させ、そのまま他の車に追突してしまう。
相手に怪我はないが、その場で通報される。

ボイトはアナを説得して何とか車の外に出すがアナは銃を持ち、道の真ん中でボイトに銃口を向けた。
「私はハビを殺した。シカゴを出たい」
ボイトは望みを叶えるから銃を置けと説得をするが、アナはもう話を聞く精神状態ではなかった。
「お願い行かせて。ハビが人を傷つけたり、ハビに怯えて生きるのはいやだった」
「俺を信じてくれ。必ず助ける」
俺と一緒に来い、そう言うボイトの言葉はもうアナには届かないようでただ拒絶をするだけで、アナはボイトの肩に発砲した。
その瞬間、後から到着したアプトンがアナを撃つ。
お互い地面に倒れ込みながら、ボイトは手を伸ばしてアナの手を握る。
「しっかりしろ。俺がついている。俺とお前の2人だ。2人だ……」

搬送される救急車の中で、アナはやっと正気に戻ったのかボイトに謝った。
「ごめんね」
「謝るのは俺の方だ。すまない」
ボイトはずっと側に居る、俺とお前の2人だと言い続けた。

アナは救急車の中で心停止になり、病院についてからも蘇生を受けたものの二度と目を開けることはなかった。
ボイトは自身も負傷しながら、アナの側を離れなかった。



重い! でもこの重さがいい!!
アナの死は、登場時から予測できていたもののまさかこんな? という驚きの展開でした。
何よりびっくりなのがハビの最後。

アナはギャングへの復讐を誓って、もともと個人的に動いていたところにボイトと出会い、同じ目的を持ついわば仲間となり、自らも望む形で潜入したはずなのですが、やっぱり結局は情報屋といっても素人で、どんどん重責に耐えられなくなっていく……というのが、終わってみると凄くリアリティがありました。

そしてアナの死から見えるボイトが持つ情の厚さ?
急に2人、2人って言いだした感じも正直ありますけど、でも端折られているだけで実際の潜入の長さを考えれば凄いことですもんね。ボイトのアナへの感謝の気持ちがそうさせたんだと解釈しました。
加えて、ボイトに近づく人間は不幸にしかならないというこれまでの教訓もまた証明されてしまいました。
でもその厳しさがいい。

個人的には決してバッドエンドではないと思っています。
アナは自分の手でハビに復讐できたのだから悔いはないんじゃないかな。
もちろん、ハビのいない世界で新しい人生を息子とやり直したかっただろうけど、ただハビに命を奪われることなく、これまでの恨みをぶつけられたのだから。
あとボイトを撃ったことで少しはスッキリしたのでは?w

シーズン・ファイナルとしてはテミドスのアジトは押さえ、大量のドラッグも押収できたのでこのハビの件はキレイに終わりました。
アプトンとジェイの対立も、アナが死んでしまったことで消滅したでしょうし。
もちろんこの先も同じような展開は繰り返されるのでしょうが、また次のシーズンから始まる新たなPDのストーリーが楽しみです!


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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