LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン19 12話「情報戦争/Info Wars」

2018/06/28

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン19 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)


【登場人物】


不法集会レイプ事件


差別主義者で過激な主張をする保守派のマーサ・コッブ(レイ・シーホーン)がレイプされた。
大学で行われた不法集会の暴動に紛れての犯行だった。

最初に後ろから頭を殴られた為、犯人をはっきりと見てはいないようだった。

現場には血のついた抗議のプラカードの棒が残っていた。
散らばっていたプラカードの破片から、ハンマーと薔薇のマークだった事が分かった。
それは革新連合のものだった。

確認をすると、当日は学生ではない過激派の反ファシストが来ていたという。

Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


DNA


マーサの爪にあったDNAから、ジャスティン・ヴィシンスキーという男が浮上した。
反トランプ集会での逮捕歴もあった。

マーサの集会でも、先頭を切って抗議していた姿が残っていた。

職場のカフェに居たヴィシンスキーを、強迫行為で逮捕した。


まだはっきりとした記憶は戻っていないようだったが、マーサが面通しをした。
ヴィシンスキーの弁護士ジェド・キャリー(カート・フラー)も同席した。

マーサはヴィジンスキーが犯人だと言った。
反ファシストのグループで叫んでいるのを覚えていた。
しかし、オリビアの「レイプした?」の問いには一瞬の間を置いた。
オリビアはそれが気になった。


サイン会


マーサは本のサイン会をしていた。
レイプ後だというのに、露出の高い服を着ていた。

オリビアは裁判に向けての裏付けを取る為、マーサに詳細の確認をした。
しかしマーサは何も覚えていないという。

ロリンズがタブレットで当日の写真を見せると、ある男で指が止まった。
ランディ・プラットというマーサの支持者で、無害だと言った。

それ以外の収穫はなかった。


ランディ・プラット


プラットは母親と実家暮らしで、ネットで主張を発信していた。
それまでは視聴者は少なかったが、この事件で一躍有名人になっていた。
動画ではいかにもオタクな風貌でマーサを援護し、最後には銃を見せて威嚇していた。

オリビアには彼が「無害」とは思えなかった。

Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


ロリンズとカリシがプラットの自宅を訪ねた。
母親に家に入れてもらうと、窓から火炎瓶が投げ込まれた。

母親曰く、ネットで脅迫もされているという。
帰宅したプラットは素直にSUVの取り調べに応じた。

所属グループは、「アメリカ的愛国者」。
自分は創設者でありグランドウィザードだと言った。
マーサの演説中は、邪魔する者から彼女を守っていたという。
だが、本人は女嫌いである事が動画から分かった。

集会の後は、仲間と一緒に帰ったというが、仲間のリストは教えなかった。

これまで、マーサのデモ参加者を襲い、数回逮捕されていた。
女性からプラカードを奪って殴ってもいた。

念の為プラットも容疑者とする事に。


だが、マーサに送られてきた、当日の動画を確認するとレイプに使われたプラカードを持ったヴィシンスキーがはっきりと映っていた。
やはりヴィシンスキーが犯人だと思われ、反ファシストが犯人と言う事にカリシはがっかりした。


高位裁判所


裁判に対してマーサは余裕だった。
レイプの裁判というよりも、政治的思想の戦いのようなつもりになっていた。
バーバが心配をして戦略を伝えても、自分は変えないと明言した。
その上、バーバを「落ち着いて」と宥めた。
「私は大丈夫。
時間と場所だけ教えてくれればいい」

バーバは普通の被害者とは違う、とオリビアに洩らした。

マーサは裁判で、犯人はヴィシンスキーだと指を差した。

弁護士キャリーは、マーサの著者に「レイプの告発の99%はでっち上げ」と書かれているのを読み上げた。
マーサは「自信のない人が注目を引くためにね」と否定はしなかった。
でも、自分は1%の被害者。


ヴィシンスキー


ヴィシンスキーは証言台で、プラカードはプラットに奪われていたと言った。


ランディ・プラット


キャリーがプラットを証人として呼んだ。

プラットはキャリーの質問で、陪審員に対しても、差別主義を発揮して「浄化が必要な人」を選んでいった。
当然選ばれた陪審員は怒った。

キャリーは、事件前日にプラットがホテルでマーサに言い寄っていたが恥を掻いて終わっていた事を確認した。
「憧れの人に蔑まれ、さぞ腹が立ったのでは?」

バーバは反対尋問を翌日に延期した。


最後の確認


オリビアはプラットとの出来事を黙っていた事でマーサを責めた。
マーサにとっては無関係で、バーバは役立たずだと言った。
オリビアははっきりと言った。
「私はあなたを支持してない。
性的暴行に対する見解は言語道断。でも被害者のあなたに正義を与えたい」

本音で話したいと訴え、ヴィシンスキーの識別でのためらいをもう一度確認する。
「ヴィシンスキーが怒鳴るのを覚えている。
彼の怒りに燃える瞳が記憶に焼きついていた。
でも頭を殴られ、あとはあいまい」
でも彼だと思う、とあくまでヴィシンスキーだと言い張った。


反対尋問


翌日、オリビアはバーバに闘わなくていい、と言っていた。
陪審員に任せるつもりだった。
「倫理基準が失われた状態でどうしろと?」

バーバのプラットへの尋問が始まった。

バーバはプラットが犯行を否定するのを聞いて、辺りを見回した。
そして次には1つの結果を出した。
「検察は合理的疑いを超える証明が出来ません。
よって告訴を取り下げます」
弁護側も同意した。
「この事件の犯人は法的に確実な立証ができません」
率直さが勇気ある決断だと認められ、不起訴となった。


オリビアはマーサに証言をさせるべきだった、と取り下げには納得していなかった。
「真実の追及ではなく、政治的立場を試される場になった」
とバーバはオリビアに言った。


結末


オリビアはマーサとの待ち合わせで、カフェに行った。
驚いたのは何より、そこにはヴィシンスキーが働いていたからだ。

「私は敵の目を見て股間を踏み潰してやるの」
そう言った後、もちろん比ゆ的表現よ、とヴィシンスキーに目配せをした。
ヴィシンスキーも慣れた様子で返していた。

オリビアはマーサに犯人を捕まえられない事を謝った。
「謝る必要はないわ。
レイプされ正義を得られない人は他にもいる」
まったく気にしていないようだった。

マーサは今回の体験が新刊だから、オリビアにも読んで、と言った。
「読書の時間はないの」
はっきりと断り、オリビアは元気で、と言って席を立った。



かんそう


真相はわからないまま、というこれまた後を引く終わり方でした。

見ながらに、自作自演? と思える節はあったのですが、それ以上に最後のヴィシンスキーとの繋がり? が不気味に思えました。

また、本当にレイプはなかったのか? というのも、マーサの性格のせいで思わされがちですが、実はあったんじゃないかな、とも思えますし。

マーサの、ただでは転ばない、という態度が事件を余計に複雑にしていたようにも思えます。

ちゃんとした「被害者」でいたら、もっとシンプルな事件となっていたはず。

強がり、被害者である前に偏った思想を持つ活動家という顔を、持ち続けた。
この事件でさえも、活動のために利用しすぐに本の企画まで。

どうにも胡散臭さが匂いまくっていますが、それこそがマーサの強がりというか、レイプに負けないという意志の表れだったのかな、とも思います。

でも、それが強すぎて最後まで同情できなかったのも確か。

オリビアは終始、仕事として私情を無視してマーサを助ける事だけを考えていましたが。

真相については気になりますが、今回の軸はそこではなく、性犯罪に政治が絡むとどうなるのか?
という1つの最悪なパターンを見せていたんじゃないかな、と思います。

あったはずのレイプが、立証できずに終わってしまった。

それはマーサ自信が招いた結果でもあって、自分を軽んじて生きている感じ。
マーサの主張はもちろん、生き方そのものが誰にも共感を得られないように感じました。


そんな嫌な女を演じたのは、何処かで見たな~と思ったらベター・コール・ソールのキム役レイ・シーホーンでした。

キムとは大違いの嫌な奴で全然繋がらなかったw

敵対する弁護士、キャリーはグッドワイフのピーター・ダナウェイ判事でした。

他の番組で判事や弁護士をしている顔ぶれが、法廷で違う立場で集まっているというのも、面白かったです。


13話「バーバの決意/The Undiscovered Country」へつづく

【登場人物】


(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

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