LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン19 11話「男性社会/Flight Risk」

2018/06/21

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン19 クライム リーガルドラマ

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あらすじ

David Giesbrecht/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)


【登場人物】


副操縦士墜落未遂事件


オプティマム航空の42便が、突然航路を外れるという事件が起きた。

操縦していたのはアラブ系の女性、タラ・シドナナ副操縦士。
機長が席を外していた隙の出来事で、ニュースでは墜落を狙ったテロと報道された。

機長のローガン・カーターは、タラを捕り抑えた後に無事着陸させた事から、英雄と報じられていた。

SVUでもそのニュースを見ていると、3週間の休暇を終らせたオリビアが正式に復帰してきた。

そこへ早速、事件が舞い込む。
墜落未遂の副操縦士がレイプを訴えているというのだった。


タラ

David Giesbrecht/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


オリビアとロリンズがタラに会いに行った。

タラがテロリストだとすれば、レイプは嘘の可能性がある。
だが今のところテロだという証拠は出ていなかった。

タラは旅客機の乗っ取りを否定した。

すぐに飛行機を降りたくなり、NYへ引き返していたのだという。
その飛行機にレイプ犯が乗っていたから。

レイプがあったのは半年前。
乗り継ぎで宿泊したホテルで、飲み過ぎた時だった。

翌日は仕事を休み、サニーサイドに居る姉の家に逃げていた。
通報してレイプ検査をするべきだったけど、会社に止められていたのだった。
通報せずにいれば、早く機長に昇格させる上、その相手とは勤務をさせないという約束で。

それが今朝破られていた事で、騒ぎを起こしていたのだった。

オリビア達はその相手の名前を聞いて驚いた。
レイプ犯は今や英雄扱いをされているカーター機長だったのだ。


カーター機長


カーター機長は勤続15年のベテラン。
イラク戦争でも活躍していた。
セクハラの前科もなければ、駐車違反すらしていなかった。


タラの話の裏付けは、ホテルの記録で確認が取れた。
7月10日にクルーが宿泊していた。

その後レンタカーで姉の家に行っていた。
タラは勤続5年で、予定外の欠勤は初めてだった。

そこからカーターとの同乗もなくなっていた。


オプティマム航空本社


オリビアがオプティマム航空のCEOカール・フレミングに会った。

雇用機会均等委員会の基準を満たす為にタラを雇っていた。
女性にパイロットは無理だと思っているようだった。

また、タラがイスラム過激派のような言動を見せた事はなかったと言った。


人事部長のケビンとも会った。
ケビンの証言は、タラの発言とは大分矛盾していた。

タラの方が、嫌がるどころかカーターとの同乗を希望していたと驚いていた。
彼のフライトは平日が多く、人気があったという。

7月11日以降の同乗がなくなっている事には、タラが点検をミスして訓練に戻っていたからだと言った。

その課程修了後に、もう一度タラにチャンスを与えたのはカーターだった。

また、タラには飲酒についてのクレームが、クルー達から届いていた。
タラは無理をする性格で、乗務前8時間は飲酒禁止なのに7月10日にバーへ行き、翌日飲み過ぎで病欠の連絡を入れていたという。
そのせいで離陸が遅れてクルーの怒りを買っていた。

しかしそのリストを教えろというと、ケビンは話しを逸らした。
「タラはいずれ問題を起こすと思っていた。
この数か月、問題続きだった」

ケビンはタラに地上勤務を薦めていたという。
だが上層部が「唯一の女性副操縦士の配置換えは印象が悪い」とそれを許さなかった。


クルー


7月10日に同じホテルに泊まっていた女性クルーに話しを聞いた。

タラは点検ミスをした上に、携帯の使用が厳禁である操縦室でセルフィーを撮ってSNSに社名入りで投稿していた。

それをカーターが会社に報告していた。

クルーは、タラの事は悪く言ってもカーターの事は、あくまでも仲間達の命の恩人だと言った。


また、ホテルのバーテンは、タラがカーターに最後の1杯を薦めていたのを覚えていた。



病院で働くタラの姉にも話しを聞いた。

タラは、7月に突然訪ねて来た。
休暇だと言ったが、嘘だと気づいていた。

ゲスト用の寝室に、半日以上こもって泣いていた。
様子を見に行ったら、首と手首にアザが。
タラは強盗に遭ったとウソを言った。

職業上、レイプ被害者の特徴があるとわかったので、アザの写真を撮っておいた。
だが、写真を撮ったら怒って出て行っていた。


真偽


David Giesbrecht/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


オリビアはドッズに呼び出されて、事件をFBIに引き渡すように言われた。

タラがテロリストではなかったとしても、英雄になっているカーターと戦うのは難しい。
司法省も捜査を望んでいない。

だがオリビアは、タラの話しを信じていた。

「1人の女性の為に、135人の乗客の気持ちを踏みにじるのか?
カーターを見た時点で降りればよかったのに」

そう言われても引かないオリビアに、ドッズは折れた。
「進めるなら相当な覚悟が必要だぞ。
FBIは徹底的に妨害してくるはずだ」
「ご心配なく」


そのやりとりを見ていたフィンが、オリビアに声を掛けた。
「あいつをやり込めようか?」

オリビアはそれには何も答えず、タラと話しをして供述の矛盾点を潰す事にした。


確認


タラをSVUに呼び出し、矛盾点の確認をした。

カーターはずる賢い。
いきなり迫ったりはしない。
パイロットは男社会だから下ネタが好き。
拒めば働きづらくなるから少しは我慢していた。
でもカーターにお尻を触られたので抗議をしたらSNSを理由に訓練に戻された。

操縦室に戻る為にカーターの機嫌を取らなくてはならなくなった。

バーテンの話しは、SNSの件の謝罪を受けた時の事だった。
家庭の悩みを話し始めたから、お酒の注文をした。

もちろん性行為に同意などはしていない。


自白


タラがレイプされたのは本当だとしても、タラの証言だけでは信頼性が薄い、とバーバは言った。

カーターのような男には余罪はあるはずだとオリビアは思ったが、会社が協力するはずはない。

確かな証拠を得る為に、タラに電話を掛けさせて自白を録音する事に成功した。

休暇が終わり、NYへ戻ってきたカーターをJFK空港で逮捕した。


高位裁判所


タラが証言台に座った。

レイプの報告記録は会社にはなく、告白が墜落未遂の逮捕時だった事をつかれた。

「墜落させるつもりではなく、レイプ犯から離れたかっただけです」
「なぜすぐ降りなかったのか?」
「経歴に傷がつくから。
パイロットの適正に反する弱さを見せたくなかった」

だが墜落未遂事件を起こしてしまった事は「弱かった」と認めた。
「強かったらレイプされなかったし、会社にも騙されなかった。
あの会社は女を人材として認めていない」


不安


バーバとオリビアは、バーに居た。
バーバは、タラの発言をマイナスに感じていた。
陪審員は気の強い女性を嫌う。
女性陪審員はカーターに好感を持つだろう。

その時、バーのTVでオプティマム航空のCEOの会見が流れた。
会社の責任を認めれば賠償を求められるから、すべてをタラの責任にしようとしていた。

オリビアは思い出した。
これまで、オプティマム航空の女性パイロットで機長になったのは1人だけ。
去年退職して、警察の聴取に応じない。
恐らく買収されているのだろう。


ジーン・ハウエル

David Giesbrecht/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


唯一女性機長になっていたジーン・ハウエルは、昇進の2週間後にオプティマム航空を辞めていた。

今ではミリオン航空で自家用機のパイロットをしていた。

勤続10年でその間の昇進は一度もなし。

タラのレイプを伝えると、ジーンも同じ目に遭っていた事を告白した。

ジーンはレイプの証拠を保存していた。
破かれた服や体の傷の写真。レイプ後のメールのやりとり。

そしてカーターはレイプを友人に話してもいた。

もう逃げられなかった。

第2級レイプ罪、2件で10年で手続きをする事に。


不満


だがバーバはまだ不満だった。
カーターのセクハラを見逃してきた会社が残っている。
「企業の体質を変えさせたい。
カーターを許した奴らも裁く」

起訴するかどうかを大陪審に問う事に。


大陪審1


被告はオプティマム航空。

ジーン・ハウエルが、パイロットが男社会である事を訴える。
セクハラは日常的だが、男性優位の業界で女性パイロットの立場は弱く、会社には何も言えなかった。
男性に溶け込むよう努力していた。

カーターからレイプされた事を会社に報告した時、タラと同様に昇進を条件にレイプはもみ消された。


タラの話しを聞いた女性クルーも証言台に上がった。

警察には言えなかったが、男性パイロットは絡んでくる乗客よりも性質が悪い。
会社に苦情を言ったら配置換えになり、勤務時間と給料が減らされた。
それから何をされても無視するようになっていた。


オプティマム航空は、大陪審召集の取り消しを申し立てた。
起訴理由は拡大解釈だという主張で。

それは焦っている証拠で、良い傾向だった。


さらに強い味方がやってきた。
社長秘書のエレンが、大陪審での証言を申し出たのだった。

従業員に関する記録の他、社長に処分を頼まれた書類も持ってきていた。
「女性蔑視がひどい会社よ。
もう黙ってられない」


エレンは陪審員の前で、5年前に社長が書いたメモを読み上げた。
「私の考えを裏付ける科学的データを見つけた。
女は訓練を受けても精神と感情がもろく、機長は務まらない。女向きの仕事じゃない。
不安のあまり判断を誤り、人命を危険にさらしかねない。
女にはパイロットよりも客室乗務員が合っている」


大陪審2


バーバは陪審員に否定的な言葉を投げかけ、これがオプティマム航空の社内の空気だと訴えた。

「法律では他人の財産を奪う事は罪とされています。
私は今日この場ではっきり申し上げます。
オプティマム航空は女性社員たちから尊厳、自信、自尊心を奪い取りました。
それらは財産だと思うでしょう?
オプティマム航空を重窃盗罪で正式に起訴する事を認めてください」


バーバは棄却と言う結果になっても、上訴するつもりだった。
やや不利かもしれないが、それでもわずかに前進したと自負していた。

オリビアは笑顔で、新聞の一面を見せた。
「女性蔑視の航空会社」とオプティマム航空が取り上げられていた。
大陪審の内容は極秘のはずだったが、どこからか漏れていたのだった。

「オプティマム航空は週末には倒産だ」

バーバーは祝いにステーキに誘うが、オリビアにはノアが待っていた。


フィンとドッズ


フィンはドッズに声を掛けた。

ドッズがオリビアの休暇中に、後任の面接をしていた事に気づいていたのだった。
「2週間前は復帰できるか分からなかった」
オリビアの代わりはいない、とフィンは念を押し、今はもう問題がない事を確認した。

そしてもう1つ。
何かの書類をドッズに見せた。

ドッズはすぐに顔色を変えた。
「これをどこで?」
「言えません。コピーもある。
理解してもらえましたか?」
「ああ。安心してくれ」

フィンはドッズの何を掴んだのか……?


12話「情報戦争/Info Wars」へつづく


かんそう


オリビアのシーラ問題は決して解決した訳ではなく、まだ葛藤を残したままではありますが、ストーリー上はもう終了と言う事なのかな?
今度はフィンVSドッズ? のストーリーが始まりそうな感じで終りました。

それにしてもフィンの、オリビアの用心棒っぷりが本当に頼もしい!

大分ドッズを警戒しているというか、敵対視しているようで。

フィンは大好きなので、今後フィンの出番が増えるのなら嬉しいな!
ドッズもイケオジだから、2人がフィーチャーされるのは私にとってお得w


メインの事件は、レイプが軸にありつつ、性差別を取り上げていました。
これまた難しい問題。

男性、女性それぞれに合う仕事がある、という視点ではなく個人に適正があるかないか、で見る姿勢があれば結果的に男女比に差が出たとしても、それは仕方ないのかな、と思ったり。


今回は、オプティマム航空という大々的に女性を軽んじている会社をコテンパンにしようと燃えたのが、女性であるオリビアではなくて男性のバーバだったというのが、面白い所でした。

バーバの大活躍でした!


12話「情報戦争/Info Wars」へつづく

【登場人物】


(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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