ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン5 第21話「ローレンス・デイン・デヴリン/Lawrence Dane Devlin (No. 26)」

2018/06/20

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン5

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あらすじ

Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


2018年1月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。(全22話)
(アメリカ放送:2017年9月27日~)


登場人物はこちら


サマル


サマルは拉致されたバンの中で意識を取り戻していた。

男は一度自分の牧場に立ち寄り、複数のネズミを運び込んでいた。
そこにはネズミの他、多種類の虫や小動物などが並んでいた。


Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


バンに戻ると、そのネズミの籠の中に人間の「手」を入れた。

サマルは、背後から声を掛けた。
「あの少女はどこ?」

男は急に声を掛けられてびっくりしながら、やんわりと自分が遺体処理をしている事を話した。

車を走らせながら、運んできたネズミがヒマラヤクマネズミだと説明し始める。

前歯が際限なく一生伸び続ける為、歯をすり減らすために常に何かをかじる習性を持つ。

男は、サマルをネズミにかじらせて殺すつもりなのだ。

サマルは話しをしながら運転をする男に気づかれないよう、後部でなんとか拘束を解いていた。

そして設置してあった発煙筒を使って、男の運転を止めさせた隙にバンから逃げた。
だが、逃げ切る事は出来なかった。

もう一度バンに乗せられようとした時、隠し持っていた木の枝で男の腹を刺した。


手掛かり


その頃FBIでは、サマルを攫った男の情報を得ようとムーアと仲間に尋問をしていた。
だが、ムーア以外は詳しい情報を知らないようだった。
ムーアもなかなか口を割らない。

それを聞いたレッドは、拷問屋のブリムリーの貸し出しを申し出た。

到着までの間、居ても立っても居られないアラムはムーアと話す許可をクーパーから得た。

アラムが顔を出すとムーアは待っていた、と身を乗り出した。
ムーアはアラムがサマルを捜す為なら何でもすると見抜いていたのだった。

サマルを攫った男の情報と引き換えに、ある条件を出した。

それは証拠品として押収された新約聖書を返す事だった。

アラムは、ルールを破りはしたが男の情報を入手した。


ハネロア


結局、アラムのお陰でブリムリーの出番はなかった。

男の名前はスティーブン・フェルトマイヤー。
偽名だが、本名は知らない。

仕事を依頼する際の連絡相手は、ハネロアだった。


ジュリアス・ハネロアはレッドの知り合いだったので、すぐにレッドが話しをする事になった。
リズも監視役として無理やり付いて行った。


レッドはハネロアを脅してすぐにフェルトマイヤーの情報を得た。

Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


ローレンス・デヴリン


遺体処理の問題を消し去る専門家、フェルトマイヤーの本名は、ローレンス・デイン・デヴリンだった。

処理方法には科学的なアプローチがあり、自らを「死生学者」と言っていた。

2005年まではテネシー大学で死生学を研究していたが、捜査対象になり辞めていた。
デヴリンの解剖した遺体の一部が、行方不明になったのだ。

立件はされたが、本人も証人も姿を消して今に至る。

デヴリンに消されたと思われる被害者は大勢いた。
未解決事件の被害者で、行方不明の人達。


そのデヴリンは今、サマルに腹を刺されたせいで運転中に気を失っていた。

木にぶつかったせいで車が横転、サマルの腹に工具が刺さってしまった。


牧場


ムーアが、聖書の中に隠していた毒薬で自殺をした。

その為、アラムが証拠品を勝手に返していた事が明るみになった。

「どんな罰でも受けますが、そのお陰で手掛かりが」

アラムは偽名の1つで契約された携帯電話の住所が、牧場である事を突き止めていた。

ホーム・ロケーション・レジスタは、携帯電話の位置情報の登録先。
それによると2日前、グラフトン郡に居た事も分かった。
それが拉致現場。

現在位置も割り出そうとしたが、電波の悪い場所にいるようでアンテナが1本しか立っていなかった。
牧場の近くではあったので、FBIは牧場に向かう。

牧場で捕えたのは、デヴリンの雇っていた家畜の世話人ハルだった。
家畜を使い、死体がどう損壊するかという実験をしていたのだった。

ラボと呼ぶその実験場所は、デヴリンの祖父の土地、テイラー郡だと分かった。


Will Hart/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


携帯


アラムはデヴリンの携帯を鳴らして、留守電にメッセージを入れていた。
「サマルを殺したら君を殺す」

サマルがその携帯を、なんとか引き寄せようとしているとは知らず。

そして、デヴリンは意識を取り戻していた。
サマルを車の中に置き去りにして、病院へ行くと車を降りた。
横転した際に、後ろのドアが開かなくなりサマルは負傷したまま、閉じ込められてしまった。


ところがデヴリンはすぐに戻ってきた。
森で熊に遭遇して追い掛けられて逃げ戻ったのだった。
しかしサマルにドアは開けられない。

熊はあっさりとデヴリンを殺していた。

サマルが、落ちているデヴリンの携帯を手を伸ばして拾った瞬間、熊がバンを押した。
バンはそのまま転がり、川に落下していた。


ラボ


アラム達はラボと呼ばれるエリアを見つけていた。

森のあちこちに遺体の入った檻が置かれていた。
ありとあらゆる実験をしていたようだ。


通話


サマルは浸水が進むバンの中から、何とか脱出を試みたが上手くいかなかった。
ふと運転席の携帯が目に止まり、引き寄せて今度こそアラムに電話を掛けた。

アラムはラボの遺体の中にサマルがいるのではないかと気が気ではなかったが、サマルの声にすぐに安心した。

だが、それはつかの間だった。
サマルはバンに閉じ込められて、水中に沈みかけている。
「川? 湖?」
サマルの居場所のヒントを得ようとアラムは聞くが、その答えはどちらでもなく「イエス」だった。
「プロポーズをしてくれていたら、答えはイエスだった」

それがサマルとの通話の最後となった。


救出


アラムは、サマルから聞いた少しの情報を元に居場所を特定した。

付近の水場といえばタイガート川。
携帯の電波をとらえた時の、アンテナの位置の周囲の流域に絞り込んだ。

するとタイヤ痕を伝って事故の後を発見した。
そこからガラスの破片などを手掛かりに川に出た。
水面にバンの屋根を見つけ、仲間を呼んで川に飛び込んだ。
すでにサマルは水中で動いていなかった。

なんとかバンの鍵を開け、サマルを救出した。

Will Hart/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC

バッグ


コスタリカに居るスモーキーからレッドに連絡が入っていた。

イアン・ガーヴェイがサンホセに到着した後、ボート製造会社に向かっていた事が分かった。

そこのトラック運転手と仲良くなって得た情報によると、オーナーが毎月オークションを開いているという。違法のものもあるらしい。
イアンは、バッグを売った可能性がある。


レッドもコスタリカに合流した。
スモーキーがオークションに入れる手配をしていたので、デンベと一緒に参加した。
だが目録にバッグはなく、「最後の品物は競りの開始直前に公開」という文字が目に入った。

レッドはボスのゴンザレスに会わせるようガードに頼むが、名乗っても通用しなかった。


仕方なく、オークションを見ていた。

おそらくISが略奪したと思われる、古代アッシリアのレリーフが出品された。
違法な美術品の売り上げは、テロリストの資金源の1つでもある。

デンベは、レリーフを見て嘆いた。
「ムスリムにとって遺物は過去と結びつく歴史。
これは文化的虐殺だよ」
でも今は何も出来ないというデンベに、レッドは動き出した。

あらかじめスモーキーがトイレに隠しておいた銃を取り出し、レッドはオークションの客に声を掛けた。
レリーフは180万ドルで落札されていた。
「テロの資金になるんだぞ」
だが、客はそんな事に構ってはいなかった。
「それなら撃ちやすい」
レッドは、客に向けて銃を2発、発砲した。

すぐに警備が駆けつけると素直に手を挙げた。
「来い」
「やっと言ってくれた」
レッドはわざと騒ぎを起こしたのだった。

Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC


ゴンザレスの前に連れて行かれたレッドとデンベは、殺さなければレリーフを400万で買うと取り引きを持ちかけた。
競りの最高額の2倍以上だったが、レッドは商売人ならもっと釣り上げろとゴンザレスを煽った。
そして600万ドルで決定した時、レッドは更なる条件をつけた。
「1つ、金はテロリストに渡すな。
2つ目は、バッグをもらう」

しかし、ゴンザレスはバッグの存在を知らなかった。
最後の品は、次世代アンドロイド携帯の回路図だったのだ。

その上、イアンの事も知らなかった。

慌てて3つ目の条件を追加した。
「防犯カメラの映像を」


防犯カメラ


レッドは防犯カメラに映るイアンを見つけた。
確かにバッグを持って、誰かに渡していた。

その相手マックス・バーミンガムは、レッドの知る男、死んだはずのサットン・ロスだった。

イアンが証人保護プログラムを使い、ロスを死んだように見せていたのだろう。

結局、コスタリカまで来て分かったのはバッグが別の敵の手に渡ったと言う事だった。
そして、その敵もまだ中身を公にしていない。


リズも独自の調査で、コスタリカまでレッドの後を追いかけていた。
バーミンガムの情報を入手し、FBIに送っていた。

レッドは、いい顔をしなかった。
「嫌な事ばかりしてくるな。
君にはがっかりだ。
しかし同時に大したものだと感心もする。
しぶといな」
「家系でしょ?」
「こうなるのは必然か」

もうすぐバッグに手が届く。
どちらが手にするのか?

リズは「私よ」と自信満々に言った。

レッドは帰り道にリズを誘わなかった。
「さよなら。
ゴールラインで待ってるよ」


サマルとアラム


サマルは病院に入院した。
命は取り留めたものの、溺れている時間が長く腹に刺し傷もあった為、人工呼吸器に繋がれていた。
今のところ外せる見込みもなかった。

それでもアラムは献身的に、側につきっきりになっていた。
サマルが好きなプレイリストを用意し、聴かせた。

そしてサマルへの想いを告げる。
祖母の指輪を捧げて、プロポーズをした。
サマルにその声は届いているのだろうか……。





かんそう


いよいよシーズン5、ファイナル直前となりました。
なんだかあっという間に感じます。

結局、謎(骨?)がシーズン5の軸という感じのようですね。
ファイナルのドッキリは、サマルの危機という……。

サマル、好感のもてるキャラだったのでこれでお別れなのかと思うと、悲しいです。
まだはっきりはわかりませんが、なんとなく覚悟はしています。

かなりチームとして慣れてきて、愛着も沸いていましたが、そんな頃だからこそ入れ替えがありそうなのがブラックリストとも思えて……。

サマルっていうチョイスがリアリティ感じるし。
て、まだ決まった訳ではないんですけどね!

もちろん残ってくれたら嬉しいですけど、ドラマ的には今回のプロポーズ以上のサブ・ストーリーはもうないような気もしました。


今回は基本的にレッドとリズが別行動だったので、ストレスなく楽しめました。
最後もいつもなら一緒に帰る所を、レッドがそうはしなかったという健やかさ!

いつもちゃっかり利用できる所は利用しているリズを見て、イライライライラってしていたのでw

ぶっちゃけコスタリカに現れた時には、「もう撃てばいいのに」と思ってしまいましたw


さてシーズン・ファイナルはまるで「レッドVSリズ」が待っているかのような終わり方をしていましたが、どうなるのか~。

サマルの安否はもちろん、シーズン5のテーマとも言えるレッドの守る「真実」もちゃんと明かされて終わるのかな~。

真実絡みのクリフハンガーだけは、勘弁して欲しい……。


22話「サットン・ロス/Sutton Ross (No. 17)」へつづく

登場人物はこちら


(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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