シカゴP.D. シーズン3 2話「報復/Natural Born Storyteller」【CHICAGO P.D.】

2017/11/11

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン3 バイオレンス

t f B! P L

あらすじ

Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


2017年11月3日~AXNでシーズン3日本初放送(全23話)

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行方不明少年殺害事件


ローマンと発砲犯を追っていたバージェスが、偶然入った住宅の裏庭で8歳のジェレミー・ドーランの遺体を発見する。

ジェレミーは、冷蔵庫の中で手首と足首を紐で縛られ、死んでいた。
首が骨折しており、腹部には3か所の刺し傷があった。

36時間前に発見場所から5キロ離れた自宅のあるロジャーズ・パークで行方不明になっていた。

住宅は空き家で目撃者はなし。

遺体を見て息子だと認めて母親は泣き崩れた。

父親のリチャードは、地域への信頼が厚く近所や親類に問題はないと言った。
「もし問題があるなら皆で解決する」

ロジャーズ・パークでの聞き込みでは、誰もが「何も聞いていない」「見ていない」といい、まるで何かを隠しているようにも思えた。

その中にリチャードの幼馴染だというダミアン・ボイドも居た。
今は引っ越して住んではいないが、息子と慰めに来たという。


性犯罪者


ジェレミーに性的暴行の痕はなかったが、爪から皮膚組織が出た事で、抵抗をしたことが伺えた。

ロジャーズ・パーク付近に住む登録性犯罪者から目をつけるが、あれだけ結束の固い地域を狙うというのも考えにくかった。

そんな中、去年ユタからロジャーズ・パークに引っ越してきていたが、シカゴでは未登録になっている性犯罪者を見つけた。
ダレン・ウッドハルが、おしゃれなテラスでランチをしている所へ、アントニオとリンジーが会いに行った。

ウッドハルはすぐに少年の件だろ、と自ら切り出した。
その手の犯罪が起きる度に疑われるのには慣れているようだった。
これまでも、そのせいで9時間の取り調べを受けて自白でしか終れない事もあったようだ。

過ちは認める。治療も受けた。でも毎回疑われるのにはウンザリしているといいつつも、首に大きな絆創膏をつけており、それについて聞くと誤魔化そうとした。
追及すると、昨日ヨットに乗って岩場で転覆した時に出来た傷だと言った。

車は所有しているが、先週から修理に出しているという。

シカゴでの登録はしたのに、市のシステムが問題なんだろう、と言った。


ところが、ボートハウスに確認を取るとその日に怪我人は出ていないと言われる。
嘘を逮捕理由に、ウッドハルの自宅に押し入った。

まだ引っ越したままの状態の家の中を調べると、ウッドハルの姿はなく、潜んでいた男が扉から現れリンジーに銃を向けたが、警察だと分かると銃を下した。


ボーン・ベッシュ


ウッドハルの家に居た男はボーン・ベッシュという、ウッドハル同様の性犯罪者だった。
ベッシュが言うには、ウッドハルとはお互い理解者として必要だといって隠れて同居をしていた。

ウッドハルの首の傷は、ケンカした時に自分がつけたが、同居が知られないよう911も出来ず、ウッドハルも真実が言えなかったようだ。

ウッドハルの居場所については、危ない連中に連れて行かれたから知らないという。
その時、すぐに隠れたから顔は見ていなかった。

特捜が入ってきた時は、連中が戻ってきたと思って銃を構えたのだという。

子を持つ親としてアントニオは、性犯罪者に対して暴走してしまいベッシュが何を言っても気に入らないかのように、ボコボコにしてしまう。

するとボイトが、部屋から追い出し注意をした。
「やりすぎだ」
さすがにボイトには言われたくないと言った感じで「よく言うぜ」と返すが、今は冷静に捜査にあたるべきだと言われて納得した。


両親


ボイトは住民の妙な感じが引っかかっていた所へ、ベッシュの話しを聞いてジェレミーの両親を再び呼び出した。

すると母親だけがやってきた。
ボイトは、最初からウッドハルの事を知ってたんだろうと突きつけた。
母親は、住民が地域に住む性犯罪者を知っていた事は隠さなかった。
そして今、そのウッドハルが行方不明になっていると告げると「逃げたんでしょ」と冷静に言った。

リチャードの居場所を確認すると、逆キレし出した。
ボイトはそんな母親に顔を近づけて言った。
「旦那が関与してるならあんたも共犯者になる」
すると母親はボイトの頬をビンタして睨みつけた。
「夫はすべきことをした」


ボイラー室


母親から聞き出した住所に乗り込むと、リチャードとその幼馴染だといったダミアンが、ウッドハルを拷問していた。


ダミアンは、リチャードと立場が逆でも同じだったと言う。
かなり絆があるようだ。

小児性愛者で、学校帰りのジェレミーの後をつけていたというウッドハルを犯人だと言い張る。
「あと少しで自白しそうだったのに」
ここまでで、確実な事は何も聞けていなかった。


ダミアンを逮捕し、金網部屋に入れる。
するとそこへ、ダミアンの7歳の息子コナーが行方不明になっているという報告が入った。
今朝会ったばかりなのに、と驚くダミアン。
ウッドハルは、すでに拘束されている状態でアリバイがある。

アントニオはこれが偶然とは思えず、ダミアンに何か隠している事はないかと確かめたが、ないと言われた。


ウッドハルの車


修理工場にあるウッドハルの車を調べた所、トランクに血痕を見つけていた。
その分析結果が出ると2日前のジェレミーの血痕だと判明した。

しかし車は6日前から預けてある。
ハルステッドはその時話しを聞いてやたらとウッドハルの話しをしていた整備員、カート・ホリスターを怪しんだ。
飛び出して行く際に、ボイトは「肝心の犯行動機が不明のままだ」と念を押した。


工場へ行くと、4時間前に外出したと言われ鍵のかかったオフィスを調べた。
建物の奥の倉庫に大きなフリーザーがあるのを見つけ、中を開けると男の死体を発見した。


新たな遺体



フリーザーの遺体はレイ・マローン38歳。
マウスの調べで実家が工場の近くだと分かった。
そして、リチャードとダミアンと同じ高校の同級生だった。

コナーを連れ去ったのは、ホリスターで間違いないだろう。
だが、ホリスターの動機は?


再びダミアンに話しを聞く。
レイ・マローンの名前を出すと、彼ほど不運な男はいないと話し出した。

幼い頃からつるんでいた3人。
18年前レイとリチャードがレイの家の裏で銃を暴発させてしまう事故が起きていた。
その時、見知らぬ子供に弾が当たってしまった。
2人は、少年を家の床下に移動させてから、ダミアンに相談しに来ていた。
銃を隠したのはダミアンだった。

翌朝、少年の事で近所中が沈んでた。
それがホリスターの息子だった。

それからホリスターは荒れて酒浸りになり、妻は出て行っていた。

そしてレイも完全に壊れてしまった。
仕事にも就けず俺が援助できなくなると盗みを始めたという。
さらに、最近リンパ腫で余命2ヶ月だと宣告を受けていた。

銃の件は、3人だけの秘密だった。
ホリスターが知れば間違いなく殺されると思った。
そういう男だ。


アントニオは、おそらく余命を知ったレイがホリスターに打ち明けた事から、始まった復讐なんだろうと言った。

ダミアンはコナーの安否が気になった。


ホリスター


捜索していたホリスターの車が港で発見された。

Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


その近くでコナーを連れて歩くホリスターも発見し、特捜が追い込む。
ホリスターはコナーを抱きかかえて頭に銃を突きつけた。

交渉人の到着を待てずにアントニオが志願して説得した。

Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


ボイトは銃の事故の現場には居なかった事を伝え、コナーが無関係である事を伝える。

ホリスターは、子を失った悲しみを訴えながらもコナーを地面に下した。
コナーをアントニオの元まで走らせると、すぐにホリスターに背を向けて抱きかかえる。

アントニオの背中にホリスターが銃を向けた瞬間、ホリスターは銃弾に倒れた。


ローマン


バージェスは、ローマンの注射器についてルゼックに頼みごとをしていた。
調べたいからローマンのロッカーをこじ開けてくれ、と。

ルゼックは、そんな事をするより、本当にドラッグなら彼には助けが必要だ。
手遅れになる前に直接話しをしたほうがいいとアドバイスをする。

バージェスは、面と向かってローマンに注射器を見てしまった事を告げると、きちんと説明を受けると約束してもらう。

そして夜、連れてこられたのは病院だった。

ローマンは事件で出会ったアンドリューという急性骨髄性白血病の子供に、骨髄移植をする事になっていたのだった。
その準備段階の注射の為の注射器で、弱っているのもそのせいだった。

「個人的なことだから黙ってた
上に知られて移植を止められても困る。

あの子は末期患者だ。
力になってあげたかった」

そう言って、感動で泣きそうになっているバージェスにアンドリューを紹介した。


バーニー


Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


約束通り、ボイトの家に住み始めたリンジー。
だが、母親のバーニーと縁を切るというのは相手もいる事なのですぐに完璧にするのは難しかった。

それを分かっているボイトは、ハルステッドに2人の関係はどうでもいいと前置きしてから、リンジーから目を離さないよう頼んでいた。


リンジーは母親に、距離を置きたいと言いに行く。
自分の判断だと言っても、ボイトの差し金だと決めつけ、いつかナディアのようにあの男に殺されると言った。


後日、バーニーはボイトへの反撃に出る。
シカゴ警察本部へ行き、ボイトを2001年5月6日にある男を殺人犯に仕立て上げる為に偽証したと言って通報した。
「彼のバッジを取り上げて刑務所にいれてちょうだい」



かんそう


ボイト、主婦にビンタされるの巻。
今回も面白かったです。

最初は発砲犯が何かの始まりかと思ったら、そこから全く別の「子供の遺体発見」となり、更にそれは単なる児童虐待等ではなく、過去の事件からの因縁だったという。

細かい設定でウッドハルにミスリードさせていたのも、気づくとなるほどな~と思います。(首の傷をごまかした理由等)

そして面白かったといえば、アントニオの暴走を「やりすぎ」って止めるボイトw
私もアントニオ同様、ボイトに言われたくはないわ! と突っ込んでいましたw

あらすじからは省いていますが、犠牲者となった少年の幼いお姉さんが自分の溜めたおこづかいをボイトに「報奨金にして」と渡すシーンがありました。
もちろんボイトは受け取らずに「必ず犯人は捕まえるから、大事にしなさい」って返すんですけど、少女とボイトというこれまたボイトの良い人キャンペーンが組み込まれていました。
今週はボイトは大人しめでしたね~。


ローマンの件もどうなる事かと思ったら、あっさり解決してホっとしました。
ローマンのキャラわかんね~って思ってましたけど、そんな事はなかった!
ちゃんと? 真面目キャラを貫いていました。

今回もそうですけど、バージェスが特捜に来てからルゼック株が上がっています。
ルゼックって最初の印象が「生意気」「女好き」と、低い所から始まったのでちょっと良い事するだけで効果がある……だけなのかもしれませんがw

バージェスと一緒に居たり、バージェスを想うルゼックは、頼り甲斐があっていいじゃーん、って思えますw

そして!!
いよいよリンジーの母親バーニーの反撃が~~。

ほんと、どこまでも嫌な女!
だけどボイト達がどんな風にバーニーの攻撃を受けて、やり返すかを見せてもらうのが楽しみだったり!w


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(文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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