【ビッグバンセオリー/ギークなボクらの恋愛法則】シーズン9　8話「デート観察の法則/The Mystery Date Observation」【The Big Bang Theory】

エイミーのデートを知って失恋したシェルドンは、その後も踏んだり蹴ったりだった。

ドクターフーの録画に失敗したり、カラスと喧嘩して追い回されたり……。



レナードは慰めようと朝食を特別に用意した。

そこへシェルドンは、ご機嫌で登場する。
新しい彼女をつくる事にしたと、明るく前向きになっていた。

エイミーを無視して仕事に集中してた事に気づいたというが、それを反省したのではなく、集中するには無視する女性が必要、という事だった。

出会い系再び

シェルドンは、エイミーと引き合わせた実績を持つ、ハワードとラージを部屋に呼んでまた彼女捜しの協力を頼む。

「エイミーとの交際はいわばフルーツガム。
最初は甘いけど、最後にのこるのはむなしさだけ」

シェルドンが上手い事言うと、そこから好きなガムの形で言い合いとなり、脱線しかけたのをシェルドンが戻す。

「新しい彼女の条件は、多くは望まない。
教養、
知性、
共通の価値観、
鋭い視点、
優しさ、
忍耐強さ、
今夜10時までにシェルドンに夢中になること」

多かった。

ハワードに無理難題だと言われると、だったら「鋭い視点」を削るからと押しつけた。

ハワードの思い付き

ハワードは、まずは出会い系サイトに登録しまくろうと提案した。
しかし、シェルドンは文句を言う。
「そういうサイトは相手がコンピューターじゃないのか？」
「君より人間らしい」
とラージに言われてムキになるシェルドン。

「エクスキューズ、ミー。
人間のふりなら誰にも負けない。
シリよりジョークが上手いし！」

何と戦っているのか。


出会い系を嫌がるならどうしようか、と相談を始めるとシェルドンは「恋人候補を知力で競わせたい」と言い出す。
「優勝者は、そのドアを開けてテレビを見てる僕の隣に座る」

ハワードはジョークが上手いと嫌味を言ったが、ラージは意外と真剣に捉える。

「人は餌に釣られるものだ。
シェルドンを餌に仕立てよう」

そう言われると、ハワードも賢いし、科学者の肩書もあると乗ってきた。

シェルドンは自画自賛をする。
「情熱的でつぶらな瞳も」
思わず見とれてしまうラージ。

そこでハワードが「シェルドン争奪杯」思いつく。

ネットで「彼に会いたければ次の問題を解いて」と「世界的な物理学者の恋人求む」と問題を出すというのだ。
最後に住所がわかるという仕組みで。

シェルドンも、難問ならバカを振るい落とせると賛同した。

僕も挑戦したい！　と言い出すラージ。

シェルドン争奪杯

準備を整えていよいよ開幕となった。

シェルドンは、今どこかで「希ガスの原子量を最古の国旗の色数で割ってる女子がいる」とワクワクする。

ラージが「問題が難しすぎたかも」と気にすると、ハワードは
「これを解けるのは、知的で粘り強くて土曜の夜に予定のない変人」と言った。
「まさに理想の女性だ」
シェルドンにとっては。

締め切り時間

ところが、締め切り時間が近づいてもドアがノックされる事はなかった。

それでも3人は食事をしながら、有意義な実験だったと雰囲気は悪くなかった。


とうとう締切り時間が来ても誰も来なかった。
残念がっているとそこにノックの音が！

シェルドンが迎えると、長身の美女ヴァネッサ（アナリー・ティプトン）が立っていた。

「原子分光学の討論会に退屈してた時、あなたの問題を見つけたの。
凄く楽しめた。
クリンゴン語をサンスクリッド語に訳すなんて」
「気を付けて癖になるよ」
ヴァネッサはクリンゴン語も達者だった。　

「こんな問題を考えた人に会いたくて来たの。
物理と古代語と旗を愛する男性は貴重よ」
「ユニコーン並みにね」
シェルドンも好感触だった。
「君は特別な女性らしい」
なのに、期限は過ぎたといって、突然会話を止めてドアを閉めてしまう。
「お疲れ様」
そして何事もなかったかのように、食事に戻った。
驚くハワードとラージに、
「原子分光学を退屈と言ったんだから、君達もお断りだろ？」
と言って更に驚かせた。

エイミーのデート

ペニーの家に女子3人で集まり、エイミーのデートの準備をチェックしていた。

ペニーのクローゼットを借りて着替えて「冒険しすぎたかも」と言う声が聞こえてきたので、期待して待っているといつもの延長線上の冒険心のかけらもない、父兄参観みたいなワンピースを着て出てきた。

バーナデットは、「3度目のデートならセクシーに」アドバイスをする。
「体で一番セクシーなのは脳よ」というエイミ―。
ペニーは、「脳のチラ見せで男は釣れない」と言った。


2人は、エイミーのデート相手デイヴの情報を欲しがる。
もうキスしたと聞けば悲鳴を上げて盛り上がる。
英国人と聞けば、ソファを叩いて喜んだ。

エイミーがクローゼットに戻ると、バーナデットはその隙にペニーにデートを覗かないかと誘った。

店はわかっても時間がわからないというと、バーナデットはエイミーのふりをして店に予約時間を聞くという。
「あなた怖い女ね」
「小さいから許される」
バーナデットは得意げだった。

監視

ペニーはレナードとの映画デートの前に、バーナデットと合流してエイミーのデートを監視した。

行く前は、そんなの嫌だと文句を言っていたレナードも、現場に着くと双眼鏡を覗きたがった。


停めた車の中からレストランの窓を見るが、遠くて双眼鏡があればよかったとペニーが言う。
「あるわよ」
バーナデットは元カレを良く監視していたから、とマイ双眼鏡を渡した。
レナードに「ストーカー？」と聞かれると、
「私は変態じゃない。
軍事スパイ用具を持つただの女子よ」と言った。


デートの様子が見えると会話も聞きたくなるという、欲求をペニーが訴える。
バーナデットはさらりと、集音器を忘れたのと言った。


バーナデットは、キャップを被ってサングラスをし、ちょっと変装っぽくしてレストランの前を往復して、スマホで動画の隠し撮りをした。

デート

デートの出だしは悪くはなかった。
デイブは離婚歴があったが、理由は妻の浮気だった。

その流れでエイミーの過去を聞かれ、シェルドンの名を伏せて彼氏がいた事を伝えたが、職業を聞かれて工科大の理論物理学者と答えた後に、うっかりシェルドンと名前を出すと、それがシェルドン・クーパーだと気づかれてしまう。

なんとデイブはシェルドンの大ファンだったのだ。
そこからは、せっかくのデートがシェルドンの話し一色になってしまう。

デイブがシェルドンの話題でエイミーに被りつく様子を双眼鏡で見ていたペニーが、「エイミーにぞっこんなのね」と誤解をする程に。


動画を撮って車に戻ってきたバーナデットは、久々にワクワクすると大興奮。
そこをレナードが水を差す。
「そろそろ映画へ」
「なぜいるの？」
「ごめん　私の夫なの」
バーナデットは舌打ちする勢いで言った。
「そうだった」

レナードがトイレにいきたいというとバーナデットは、シビン型の携帯用トイレを渡した。
トイレに行っている間に、すっかりデート気分を失くしたエイミーがレストランから出ようとしていた。

それに気づいて、バーナデットはレナードを置いて車を出そうとする。
「頻尿男にはバスがお似合い」
ところが、慌てたせいか車を後ろの車にぶつけてしまう。

それはデイブの車だった。
慌てて走り寄るデイブの後に続くエイミーにあっさり見つかるペニーとバーナデット。
わざとらしく挨拶をしていると、そこへ携帯用トイレを片手にしたレナードが戻ってくる。
「OMG！　レナード・ホフスタッター？」
デイブはレナードのファンでもあった。
大興奮してエイミーにも信じられないと、レナードの存在を教えてあげた。
そして、トイレから戻ったばかりとは知らず握手を求めた。
「もう手は洗わない」
「洗ってくれ」


エイミーは自分の車でデイブを送ってあげた。
別れ際、次のデートに誘われるがはっきりと交際は無理だと断った。

それでもデイブは、憧れのシェルドンとエイミーにフラれたという共通点ができたと喜ぶKYっぷりを見せ、終いには、間接キスだと言い出したので車から追い出した。


つづく

だいたい、バーナデットの素が垣間見えるエピソードは面白いんですよねｗ

そのブラックぶりにｗ

そして漏れなく、レナードが虐げられるｗ